2023年03月22日

お陰様で

 野球のお陰で薬局が暇になってホッと一息。

 サッカーと違って、世界の中ではややローカルなスポーツの野球であるが、日本全国狂ったようにお祭り騒ぎ。

 朝から薬局は暇なので、台所のテレビをつけっぱなしにしていたが、サッカーのW杯の一つ一つの勝利ほどの感激はないので、試合が終わった瞬間にテレビを消した。

 勝つことはよいことなので、いちおうオメデトウ。

 ウクライナも早く戦争に勝利して欲しいが、西側諸国で野球やサッカーに浮かれている間にも、戦死者は増え続けている。

 いつ日本に火の粉がかかるか分かったものじゃないが、ロスケが核兵器搭載可能な爆撃機2機、7時間も日本近辺を脅し飛行を続けたというから、狂気のプーチンは何をしでかすか分かったものじゃない。

 浮かれる日本も、この平和ボケが長続きするとは限らない。

 核戦争が始まると日本は両陣営の真只中に置かれるというから、いまさら何を講じても無駄である。

 「軍事より話し合いの平和外交を」なんてきれいごとを叫んでも、狂気の独裁者たちには絶対に通用しない。

 日本も緊急に核武装する以外に生き残る道は皆無。
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2012年03月22日の茶トラのボクチン(7歳)
2012年03月22日の茶トラのボクチン(7歳) posted by (C)ヒゲジジイ
ラベル:平和ボケ
posted by ヒゲジジイ at 15:23| 山口 ☁| 日本残酷物語 | 更新情報をチェックする

2023年03月19日

こんな時代が青春だった!

 個人的な好みの例外は、プレスリーとビートルズだけは雑音にしか聞こえなかった唐変木な青春時代。



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2009年03月19日の茶トラのボクチン(4歳)
2009年03月19日の茶トラのボクチン(4歳) posted by (C)ボクチンの母
ラベル:青春時代

2023年03月18日

寿命を確実に減らす現代社会の3大害悪

 酒とタバコと体温を上げる間違った健康法の3大害悪。

 まずはお酒だが、たとえ少量の飲酒でも、最初の代謝産物として毒性の強いアセトアルデヒドが生じるので、酒が百薬の長というのはまったくの嘘!!!

 アルコールを摂ればとるほど、様々な重大な疾患を誘発して寿命を縮めることは常識中の常識であるが、この事実を広めると、各地で無数に存在する酒造会社が立ち行かなくなり、それ以上に、世界中の飲兵衛が欲望に勝てないばかりか、国家の税収にまで大きく損失を被るので、永遠に秘匿し続けることだろう。

 タバコの害については、いまさら述べることもないだろうが、唯一、哲学の煙であるという素晴らしい利点を忘れてはならない(苦笑。

 最後に、体温を上昇させようとする様々な健康法の害悪であるが、そもそも低体温の方が長生きしやすいことを忘れてはならない。

 どこのどいつが体温上昇させるのが健康によいと唱えだしたのか知らないが、身体を温めることばかりを心掛け、度が過ぎると、不必要に熱性炎症を誘発して、各種の炎症性疾患の発病を促す。

 とりわけ大きな問題は、体温を上げようと長風呂する人などは入浴熱中症などのリスクが高まり、溺死の危険性も大きい。

 以上のことが納得できない人は、縁なき衆生としか言いようがない。
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2011年03月18日の茶トラのボクチン(6歳)
2011年03月18日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ヒゲジジイ
ラベル:健康法
posted by ヒゲジジイ at 15:12| 山口 ☁| 日本残酷物語 | 更新情報をチェックする

2023年03月17日

猪苓湯エキス製剤における各社の効能格差の問題点

 猪苓湯のエキス製剤における各社の効能において、人によって優劣やフィット感の違いに大きな問題を感じることが多い。

 これについては、このブログでは何年も前に繰り返し訴えたこともあったが、久しぶりに、やや具体的に昨今の状況を報告するものである。

 たとえばお馴染みさんの中には、自費の漢方に費やす経費に余裕が出せないといつも嘆きつつも、膀胱炎でクリニックに受診しても、投与されるT社の猪苓湯ではまったく効果がなく、やむを得ず我が薬局を訪れる。

 購入されるのは、ネットで派手な安売り競争が盛んなS社の猪苓湯で、これで即効を得るのは毎度のことである。

 ところが、このS社の安売り猪苓湯では、常連さんの中にはアトピーで大事な配合の一角を占めるというのに、このS社の猪苓湯では逆に悪化するが、K社の猪苓湯であれば、間違いなくよくフィットしているのだから、猪苓湯の各社使用方法には、それぞれの体質や病状に応じて、いつも熟慮が必要である。

 このような格差・優劣が生じるのは、エキス製造時の阿膠の投入方法に各社の違いが大きくものをいい、それぞれの優劣、あるいはそれぞれの特徴および特長が生じるのではないかと怪しんでいる。

 どこかにヒントがあるとすれば、過去、尿路結石に苦しんだ私自身も愚妻の時も、煎じ薬で「猪苓湯+連銭草・裏白樫(石流茶)」として、阿膠が邪魔して利尿作用が阻害されるので、実際には「猪苓湯去阿膠+連銭草・裏白樫(石流茶)」で対処したのだった。
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2011年03月17日の茶トラのボクチン(6歳)
2011年03月17日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母
ラベル:猪苓湯
posted by ヒゲジジイ at 15:13| 山口 ☁| とんでもない話や、信じられない困った話 | 更新情報をチェックする

2023年03月14日

風熱の花粉症とは言うけれど・・・

 昨日のブログで、マスクで虫歯の口元を隠せる唯一の利点について、やや年上の開業医の先生から同感だとのファンレター?を頂いて、孤独な寂寥感をやや慰めることができました(苦笑。

 ところで、県外の各地から「本題の花粉症」がひどい人達の相談が続いている。

 こちらに相談される前に中国地方の中年男性は、目と鼻がかゆく、くしゃみと鼻水がたらたら出て、夜、お風呂上りにキシュ錠6錠、桔梗石膏半量飲むと、上半身と頭に汗をかき、もっと症状がひどくなり止まらなくなったといわれる。

 そこで以下のアドバイス。

 風寒に応じる葛根湯で悪化するのは明らかに風熱だから、銀翹散系の金羚感冒錠をT回8錠を試すべきで、もしも熱感が強ければ地竜を加えると痒みに効果的だが、まずは金羚感冒錠だけで様子をみてからのこと。(これらでも効果がないときは茵蔯蒿湯だが、多くは金羚感冒錠がフィットするはず。)

 ということで、翌日出勤後に症状がひどく出始めたところで金羚感冒錠を服用するとかなりな即効で治まりつつあるとの報告あり。

 関西地方の中年女性は、マスク&鼻の粘膜にワセリンを塗る、ゴーグルなどで予防しているにもかかわらず悲惨な状態とのこと。

 症状のキツい順番でいうと・目の痒み・喉の奥の痒み・くしゃみ、鼻水、鼻詰まり・顔面の痒み、湿疹などで。

 喉の痒みに関しては板藍あめを舐めると和らぐとのことだが、この女性もあきらかに風熱の花粉症には違いないだろうが、銀翹散系の金羚感冒錠には甘草が多く含まれ、常用されている加味逍遥散にも適量とはいえ、甘草が含まれるので、敢えて金羚感冒錠は勧めなかった。

 どうしたかというと、明らかな黄膩苔を認めることから、茵蔯蒿湯を飲んでもらったところ、かなりな即効で、「お陰さまで茵蔯蒿湯で症状が緩和され、悲惨な状態から脱出でき嬉しい限りです!」とのことだった。

 このお二人は、一般的な中医学では風熱の花粉症というところだろうが、風熱とは無関係の肝胆系の湿熱に対応する茵蔯蒿湯でも症状を緩和することができるということは、中医学的には何を意味するのだろうか。

 恐らく、上記の男性とて、金羚感冒錠でなくとも茵蔯蒿湯で症状を緩和できたであろうし、後者の女性にしても、茵蔯蒿湯でなくとも、風熱用の金羚感冒錠でも症状を緩和することができたことだろう。

 結果がすべてとはいえ、いつも考えさせられる問題でもある。
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2012年03月14日の茶トラのボクチン(7歳)
2012年03月14日の茶トラのボクチン(7歳) posted by (C)ヒゲジジイ
ラベル:風熱の花粉症