2019年06月08日

せっかく紹介されて来られても・・・

 かなり劇的に効いている人が、親しい友人を連れて来られた。

 某転移癌で余命を過ぎても体調良好で、とうぶん余命なんて考える必要がなくなっている女性が、一般的な慢性疾患をかかえる友人も、当方の漢方薬を利用されたいというので、同伴されたという。

 ところが、10日毎に通う約束が、6日も飲み切らない間に、電話がかかって、効いているような、効いてないような・・・という、何をおっしゃりたいのか意味不明で、あれほど1回目は試運転だから、必要最小限の配合で様子を見て、さらに必要な漢方薬など、2回目から微調整を行う方法を縷々説明したはず。

 薬局内には、相談者や常連さんが順番を待っているタイミングの悪い時間帯の電話だったので、しばらくは、せっかくの紹介者の手前、何をおっしゃりたいのか、意味を把握するために、かなり長い間、お話を聞いていたが、結局は結論がわからないままなので、もしかして続けるのを躊躇されておられるなら、無理されなくてもよい旨を伝えて、店頭に待たれている人がおられること伝えて、長電話を打ち切らせてもらった。

 昨今、ステージ4の転移癌で経過が良い人達が、友人や親戚などを紹介されるケースが多いが、悪性腫瘍類の相談者の場合は、ほとんどが真剣で、長続きしやすいものの、それがありきたりな慢性疾患の場合は、却って本気になれない人が目立つ。

 多少とも命にかかわるか、ほとんど関わらない疾患であるかの違いが大きいのかもしれない。

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 2009年6月8日の茶トラのボクチン(5歳)
2009年6月8日の茶トラのボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母
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posted by ヒゲジジイ at 00:02| 山口 ☁| 近況報告 | 更新情報をチェックする

2019年06月06日

明らかに逆効果だった転移癌に対する姑息手術

 「姑息手術」とは、症状の緩和を目的に行われるもので、疾病の根治が不可能なケースでよく行われるものであるが、こと転移癌における姑息手術では、往々にして逆効果となることも珍しくない。

 最近相談を受けた事例でも、腰痛で通院治療を重ねること1年以上、ようやく原因が分かったときには、骨転移が各所に見られ、このままでは早晩歩けなくなるからと、姑息治療が行われたところ、却って疼痛が増し、完全に歩行困難どころか、急転直下、寝たっきりの状態に追い込まれた。

 手術前は、腰痛だけの問題で、歩行も自由にできて、食欲も衰えなかったのに、こんなことなら手術を受けなければよかったと、とても後悔されている。

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2009年6月6日の茶トラのボクチン(5歳)
2009年6月6日の茶トラのボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母

ラベル:転移癌 姑息手術
posted by ヒゲジジイ at 10:36| 山口 | 悪性腫瘍・癌・ステージ4の進行癌や転移癌 | 更新情報をチェックする

2019年05月31日

生薬製剤二号方の実際的な使用上の注意!

 前回のブログで取り上げたウチダの生薬製剤二号方の実際的な使用上の注意を、我が薬局のHPに掲載した「生薬製剤二号方」より、以下に引用するものの、イスクラ製の冠元顆粒もまったく同様の注意が必要である。
 生薬製剤二号方における中医学的な使用上の注意を述べます。

 肝腎陰虚の人や火盛の体質などでは慎重に用いるべきで、弁証論治の基本原則を怠り、売らんかな主義で販売することばかりに熱中して安易に投与すると、本方の温燥の性質により、ますます傷陰して肝陽偏亢を助長したり、あるいは肝陽化火を誘発し、実熱証では熱毒を助長してしまうので、適切な弁証分析に基づいて滋陰剤や清熱解毒剤などを併用して、必ず配合のバランスを取る必要ががあります。

 また、気滞血瘀証に間違いなく、しかも明らかな陰虚や実熱が認められないようでも、本方を服用すると熱感などを生じて不快な場合は、五臓六腑のどこかに陰陽バランスが極めてデリケートな部分がある証拠です。温燥の本方では傷陰の影響が出たり、あるいは化火してしまうタイプですので、適切な滋陰剤や清熱剤を加えるべきです。あるいは血府逐瘀湯に変方してみるのも、一つの方法です。

 明らかな気血不足の人には、補気剤や補血剤、あるいは気血双補剤を併用します。このような正虚に対する配慮が欠けた使い方をすると、たとえ即効があったにせよ、次第に正気を支えられなくなり、いずれは治療効果も失って、生薬製剤二号方の本来の役割を十分に果たせなくなります。

 脾胃に問題があり、単方の投与で胃腸にさわるような体質の人でも適切な方剤と併用すれば、胃腸を丈夫にしながら本方の効能を十分に発揮させることも可能です。
     ━「生薬製剤二号方」より
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2010年05月31日の茶トラのボクチン(6歳)
2010年05月31日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母
ラベル:生薬製剤二号
posted by ヒゲジジイ at 15:33| 山口 ☁| ウチダの生薬製剤二号方と丹心方 | 更新情報をチェックする

2019年05月29日

生薬製剤二号方を加えて『低血圧』を改善

 前回のブログ 介護疲れでダウンする人達 で書いた血圧が60まで下がっていた女性。

 「人参+麝香+牛黄の3種類が豊富に含まれる数種類の製剤」に加えて、生薬製剤二号方を規定量通り1回1包を加えたところ、直ぐに120近くまで上昇。

 それでとどめておけばよいものを、自主的に1回2包に増やしたところ、150近くまで上昇したという。1回1包で適量という証明にはなったが・・・。

 ともあれ、生薬製剤二号方や冠元顆粒などは、効能・効果は、高血圧の傾向のある人に伴う諸症状に効果があるように記載されているが、血行障害を伴う低血圧にも劇的な効果を発揮する。

 逆に考えれば、高血圧の傾向がある人が使用するときには、体質によっては、逆にさらに血圧を上昇させることがあるので、細心の注意が必要である。

 実際には、正確な弁証論治を行って、適切な方剤を併用すれば、昇圧にも働けば、降圧にも働かすことが可能であるが、使ってはいけない体質の人もあるので、素人療法は怪我の元。

 なお、ウチダの生薬製剤二号方や、イスクラの冠元顆粒の使用上の実際的な注意は、次回のブログ 生薬製剤二号方の実際的な使用上の注意! に掲載!

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2012年05月29日の茶トラのボクチン(8歳)
2012年05月29日の茶トラのボクチン(8歳) posted by (C)ヒゲジジイ
posted by ヒゲジジイ at 08:36| 山口 ☁| ウチダの生薬製剤二号方と丹心方 | 更新情報をチェックする

2019年05月26日

介護疲れでダウンする人達

 年々、介護疲れてダウンされる人達の漢方相談が続いている。

 このまま続けば、共倒れどころか、介護されるご家族の方が危ない!

 ヒゲジジイも過去、母親の長期間の介護経験があるが、もっとも負担が大きいのは、どうしても女性の方である。

 愚妻などは、介護疲れからか、虹彩炎と診断されるほどの眼科疾患にかかり、病院治療ではステロイドの点眼薬以外には打つ手がないのだが、炎症が激しいときには有用でも、連用すると副作用が激しく、眼圧が激しく上昇してどうにもならなかった。

 そこで、ステロイドは二度と使用することなく、様々な漢方薬や中草薬類を駆使して、結局は完全寛解。

 すでに10年以上は無症状だが、最近の介護疲れでダウンされた人の中には、血圧が60に下がるほど、極端な体力低下を来した女性もあった。

 さいわい、やや高価ではあるが、人参+麝香+牛黄の3種類が豊富に含まれる数種類の製剤を併用してもらったところ、翌日には100近くまで血圧が上がって、かなり元気を回復されたが、体調を完全に元に戻すには、まだしばらく時間がかかるかもしれない。

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2012年5月26日のボクチン(8歳)
2012年5月26日のボクチン(8歳) posted by (C)ボクチンの母
ラベル:虹彩炎
posted by ヒゲジジイ at 09:46| 山口 | 日本残酷物語 | 更新情報をチェックする