2018年07月06日

分子標的薬による重度の皮疹や肝機能・腎機能障害の副作用に対する漢方薬は

2009年7月7日の茶トラのボクチン(5歳)
2009年7月7日の茶トラのボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母

 分子標的薬による副作用の中でも、重度の皮疹や肝機能や腎機能の障害に対して、舌の奥に僅かでも黄膩苔(おうじたい)を認める場合、多かれ少なかれ茵蔯蒿湯(インチンコウトウ)が有効である。

 重度の皮疹の場合は、高濃度の茵蔯蒿湯を必要とする場合もあるが、肝機能や腎機能の障害が軽度の場合は、通常量によって正常値に戻った人では、分子標的薬を中断せずに継続できたケースもある。

 皮疹と肝機能障害の度が過ぎる場合は、分子標的薬を中止されるのは当然であるが、その後遺症を軽減・解消するにも、多くは舌の奥に黄膩苔を認めるので、やはりこの安価な茵蔯蒿湯が極めて有用である。

 僅か3味の配合ながら、茵蔯蒿湯の解毒力には、いつも脱帽するばかりである。

 古方の本領発揮の場は、様々な副作用を伴う、極めて歴史の浅い医薬品が氾濫する現代社会でこそ、不可欠である。

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2009年7月7日の茶トラのボクチン(5歳)
2009年7月7日の茶トラのボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母

ラベル:分子標的薬
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2018年07月04日

6月30日の相談者から、丁寧なお礼のメールが届いた

2009年7月4日の茶トラのボクチン(5歳)
2009年7月4日の茶トラのボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母

先日のブログ⇒2018年06月30日 目の下や唇の痙攣に対する漢方薬は、病因・病機によって異なるので、他の疾患と同様、頻繁に漢方薬局に通う必要あり に対する相談者から本日頂いたメール

 先日目のしたの痙攣の悩みでメールさせていただいたものです。
 突然のぶしつけな質問に対して丁寧にお返事いただき感謝しています。
 ありがとうございました。

 予定通り目の下にボトックスの注射をうけ、注射して3日たち、今朝、目の下の痙攣が落ち着きました。
 口元は注射してもらえなかったのでまだ少しぴくぴくしていますが、目の痙攣が落ち着いただけでもだいぶ気が楽になりました。

 漢方も柴胡加竜骨牡蛎湯を近くの専門の薬局で処方していただいたので、飲み続けて様子をみたいと思っています。

 ありがとうございました。

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2009年7月4日の茶トラのボクチン(5歳)
2009年7月4日の茶トラのボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母
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2018年07月02日

個人的に昨今、釣藤散+双料杞菊顆粒が重宝しているわけ

2009年7月2日の茶トラのボクチン(5歳)
2009年7月2日の茶トラのボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母

 毎晩、遅くまでサッカーW杯を観戦していると日々睡眠不足と眼精疲労で、頭がぼんやりどころか、ときにふらつきさえ感じる。

 そこでタイトルの通り、釣藤散プラス、杞菊地黄丸と同じ成分の高濃度エキス製剤の双料杞菊顆粒を併用してみると、みごとに生き返る活き返る!

 いかにも老人向けの組合わせとはいえ、漢方薬がフィットすれば、合成医薬品ではとてもじゃないが味わえない嫌みのない即効が得られるのだから、ほんとうに素晴らしいものだと、あらためて実感したことである。

 このおかげで3日(火曜日)午前3時キックオフの日本対ベルギー戦を気分よく観戦できそうだが、勝っても負けても、いくら上記の素晴らしい漢方薬があっても、3日はまともな仕事ができないことだろう。

 というのも、台風が下関へ直撃しそうで、暴風の心配以上に豪雨の可能性が極めて高い予報を見ていると、明日が思いやられる。

 本日2日(月曜日)のお昼現在は、曇り空ながら、風もなく、とても穏やかなのに、明日の予報が信じられないくらいである。

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2018年06月30日

目の下や唇の痙攣に対する漢方薬は、病因・病機によって異なるので、他の疾患と同様、頻繁に漢方薬局に通う必要あり

2009年6月30日の茶トラのボクチン(5歳)
2009年6月30日の茶トラのボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母

【 ブログへ掲載の可否 】:転載応諾(ブログへ転載させて頂く場合があります。)
【 年 代 】:40〜49歳の女性
【 地 域 】:関東地方
【 お問い合せ内容 】:

 こんにちは。いつも興味深くブログを拝見させていただいてます。

 今年の春に母が脳出血で倒れ膠原病であることもわかり、私は今関東在住ですが両親の住んでる九州の●●に戻ったり、特定疾患の認定や介護認定について色々調べたりと息付く暇もないほどに日々考え事をしていました。

 そんな折、ふと目元が気になり鏡を見ると目の下が痙攣をしていました。そのうちになおるかと思っておりましたが、朝起きた瞬間から寝るまでずっとひっきりなしに痙攣はつづいています。そのうちに唇も痙攣を微弱ですが起きるようになってしまいました。

 受診している心療内科では様子をみましょうとのことで、近くの眼科に行くと漢方の抑肝散陳皮半夏を2週間処方されましたが、まったく症状は変わりません。

 結局来週の月曜日に、ボトックス注射を目の周りに打つことになってます。

 でも、ボトックスは不安もあり他に選択肢はないのか色々調べましたが、あとは手術とかになりそうで、それしかないのかなと、、、と思っているところです。

 漢方はこの1種類しか処方されませんでしたが、ほかに痙攣にきく漢方はないのでしょうか?

 ぶしつけな質問で申し訳ありません。

2009年6月30日の茶トラのボクチン(5歳)
2009年6月30日の茶トラのボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母

お返事メール:

 メールで容易に推測できる症状ではありませんが、しばしばみられる肉瞤筋タ(筋肉の間代性痙攣で ピクピク動くこと)であれば、茯苓の配合された適切な方剤(たとえばたちくらみがあれば苓桂朮甘湯や、咽喉の詰まり感があれば半夏厚朴湯など)が考えられますが、それらで無効であれば、中医学的には、多くは「外風」よりも、「内風」が原因になっていると思われますので、それ以上の細かな詮索は不可能ですので、頻繁に通える範囲の漢方専門薬局に通い詰めるべきです。

 いずれにせよ、漢方薬で治したい場合は、このようなメールに頼るべきではなく、地元近辺の専門家のところへ通い詰めて、適切な漢方薬を求めるべきです。(その人の病因・病機を詮索して、適切な方剤を考えるのが中医学の基本原則。)

 もしもそれができないのであれば、医師の提案通り、ボトックス注射を受けるべきかと存じます。
 ボトックス注射は、医師の中でも専門的な資格が必要と聞いています。

 蛇足ながら、私の娘が神経内科の専門医で、またボトックス注射の専門資格によって、数年前まで、毎年、適応する患者さんたちにボトックス注射をやっていたように聞いていますが、的確に作用するとかなり長期間、有効性が保てるようです。

 以上、取り急ぎ、お返事まで。

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2009年6月30日の茶トラのボクチン(5歳)
2009年6月30日の茶トラのボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母
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2018年06月29日

総じて医師任せにするのは危険な時代

2012年6月29日の体調をひどく崩した茶トラのボクチン(8歳)
2012年6月29日の体調をひどく崩した茶トラのボクチン(8歳) posted by (C)ボクチンの母

患者さん自身の提案によって中止された血糖降下剤。

 しばしば遭遇するケースで、病院で投与される血糖降下剤だけでは、もうひとつ下がり切れなかった人達。

 漢方薬類を併用することで、漢方薬類だけでは決して血糖を下げ過ぎることはないものの、従来続けていた血糖降下薬は一方的に下げ過ぎてしまうので、HbA1c(ヘモグロビンA1c)が6以下になりそうな時点で、主治医に休薬の相談をするように強くアドバイスしている。

 最近も転移癌を合併している人で、定期検査で5.8→5.4に下がってきた人は、それでも医師が従来通に血糖降下薬を投与されようとするので、患者さんみずから、そろそろ中止したほうがよいのではないか?と相談したところ、それでは今回は出さないでおこうということなった。

 このまま医師にまかせて血糖降下剤を続けていたら、早晩低血糖発作を引き起こして、救急車で運ばれかねない危険性があった。

 いつの時代もそうであるはずだが、患者さんも賢く立ち回らなければ、自身の命を守れない。

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2012年6月29日体調を崩した茶トラのボクチン(8歳)
2012年6月29日体調を崩した茶トラのボクチン(8歳) posted by (C)ボクチンの母
posted by ヒゲジジイ at 11:38| 山口 ☔| 糖尿病 | 更新情報をチェックする