2017年04月02日

中医学派が日本古方派に学ぶべきこと:同病異治と異病同治

2010年04月02日の茶トラのボクチン(5歳半)
2010年04月02日の茶トラのボクチン(5歳半) posted by (C)ヒゲジジイ

 中医学は「同病異治」の医学であり、日本の古方派漢方は「異病同治」の医学である。すなわち、中医学は『金匱要略』を発展させたものであり、古方派漢方は『傷寒論』を日本独自の発想で応用・発展させたものである。
 
 張仲景は『傷寒論』において、外感疾患の伝変法則を検討する形式を取りながら、「臓腑経絡を綱領として病機分析を進める方法」の道を開き、世に知らしめた。

 一方、『金匱要略』においては、『傷寒論』と同様に臓腑の生理・病理を根拠としているものの、病の種類別に病機を検討する形式を取っている。

 したがって、『金匱要略』においては『傷寒論』では存在しなかった「病名分類」が重要な位置を占めている。

 このようにして仲景は『傷寒論』を経とし、『金匱要略』を緯として、二書を縦横に連繋させ、以後の中国伝統医学における道標(みちしるべ)となる模範を示した。

 ところが、金元時代からは学科の分科が始まり、それ以後は病名別に病理を探究する方式が中心となり、『金匱要略』を基礎とした「同病異治」の理論研究が主体となったまま現在に至り、そしてそれがそのまま現代中医学の基本的な特徴とさえなった観を呈している。

 つまりは「それぞれ異なった病機に同一の症状が出現する」ことに対する治療方法の研究という同病異治の研究が、現在に至っても中心的な研究対象となっている。

 現実には「同一の病機においても多種類の症状が出現する」ものであるが、中医学世界では、この「異病同治」に対する明確な概念の追究は明らかに遅れを取っているとは、陳潮祖先生の指摘されるところである。

 仲景が示した模範を十分に発展させて来たとは言い難く、一面的な発展方向にあった過去から現在までの状況を打破するには、日本古方派に学ぶべきことが多いのである。

 そこで、手前味噌の中医漢方薬学と言いたいところだが、日々の仕事に追われて疲労困憊の日々、学問的な考察と執筆を怠って久しく、来世における研究課題としておきたい(苦笑。

1日1回、今日も応援のクリックをお願いします

2012年04月02日の茶トラのボクチン(7歳半)
2012年04月02日の茶トラのボクチン(7歳半) posted by (C)ヒゲジジイ

【関連する記事】
posted by ヒゲジジイ at 16:59| 山口 ☁| 中医漢方薬学 | 更新情報をチェックする

2017年04月01日

諸行無常、人間様の交通事故死をゼロにするには、猫の家飼いを見習うべし

2016年10月9日のクロちゃん(オス5歳)
2016年10月9日のクロちゃん(オス5歳) posted by (C)ボクチンの母

 我が家の5歳のクロちゃんは、飼い猫4匹のうち、最も元気で体重も多く、このクロちゃんだけは、捨て猫を飼ったという事情から、夜間だけは外に出る習慣だったが、昨日突然、交通事故にあって他界した。

 火葬場で「外に出すからだ」と余計なお世話を言われたというが、車社会のお陰で、交通事故死は、毎年、日本の人間様たちだけでも莫大な人数のぼる。

 だったら人間も猫と同様に「外に出すな!」と、文句を言うか!?

 ほかの3匹は、家飼いだから、交通事故の心配は皆無だが、人間も同様に「家飼い」にしてしまえば、交通事故死ゼロ、となることだろうよ。

1日1回、今日も応援のクリックをお願いします

2012年04月01日の茶トラのボクチン(7歳半)
2012年04月01日の茶トラのボクチン(7歳半) posted by (C)ボクチンの母
posted by ヒゲジジイ at 00:09| 山口 ☁| 日本残酷物語 | 更新情報をチェックする

2017年03月30日

腹膜播種の漢方サポート

2011年03月30日の茶トラのボクチン(6歳半)
2011年03月30日の茶トラのボクチン(6歳半) posted by (C)ボクチンの母

 腹膜播種を伴った各種転移癌の漢方サポートでは、たとえ腹水が顕著でない場合でも、補気建中湯や分消湯のいずれかを主体に、適切な中草薬類をできるだけ多種類併用してもらうことが多い。

 あるいは状況によっては、補気建中湯と分消湯を共に併用したほうが、より効果的な場合もある。

 こうすることによって、食欲と元気が回復したり、疼痛が軽減することも多いので、煎じる必要のないエキス製剤は、ほんとうに重宝。

1日1回、今日も応援のクリックをお願いします

2011年03月30日の茶トラのボクチン(6歳半)
2011年03月30日の茶トラのボクチン(6歳半) posted by (C)ボクチンの母

2017年03月29日

常連さんたちの多くは、自身の漢方運用はプロ並みに

2017年3月28日のシロちゃん(もうすぐ4歳)
2017年3月28日のシロちゃん(もうすぐ4歳) posted by (C)ヒゲジジイ

 漢方薬局の常連さんになる人達は、もともと虚弱体質や、難治性疾患などで、西洋医学治療が無効だった人達。

 そこで、病院のツムラ漢方に期待しても、それでも全然ダメで、結局は自費の漢方薬局に辿り着いた人たちがとても多い。

 だから必然的に医療関係者も年々増加するばかりだが、それはともかく、先日、某常連さんからの漢方薬類の補充購入依頼時のメールに、

>彼岸もすぎ、やっと春めいてきました。少し暖かくなりましたが、今度は、花粉とか黄砂とかいろいろと飛んでいるようで、今日はどの組み合わせでのりきろうかと、漢方薬とともに暮らしています。

 とあった。
 もちろん、解決がつかない場合は、直接来られて相談されるか、あるいは来られない場合は、メールや電話で相談があるが、常連さんになるまでには、何年間も直接通い続けた人がとても多い。

 本命の難治性疾患が根治した後でも、いつの間にか漢方薬に嵌まってしまい、様々な領域に利用されるようになった人達が、いつの間にか数十年来の常連さんとなっている。

 今日のブログの内容は、最近の我が家の天使たちの写真を貼るための口実に過ぎない(笑。

1日1回、今日も応援のクリックをお願いします

2017年3月28日のシロちゃん(もうすぐ4歳)
2017年3月28日のシロちゃん(もうすぐ4歳) posted by (C)ヒゲジジイ

2017年3月29日の茶トラのトラちゃんとシロちゃん(雌3歳)
2017年3月29日の茶トラのトラちゃんとシロちゃん(雌3歳) posted by (C)ヒゲジジイ

2011年03月29日の茶トラのボクチン(6歳半)
2011年03月29日の茶トラのボクチン(6歳半) posted by (C)ヒゲジジイ

posted by ヒゲジジイ at 19:54| 山口 ☁| 村田漢方堂薬局の近況 | 更新情報をチェックする

2017年03月28日

ちょっと贅沢な悩みかも

2012年03月28日の茶トラのボクチン(7歳半)
2012年03月28日の茶トラのボクチン(7歳半) posted by (C)ボクチンの母

 大腸がん手術後、数ヶ月もしないうちに多発転移を生じて腹膜播種を伴い、各部に疼痛も発生していて、抗がん剤は効くとも限らないので、してもしなくてもよいと、本人の意思にまかせられた人。

 補気建中湯を主体に、これに中草薬類を3種類を加えた併用のみで、数日で食欲が回復し、疼痛も軽減したので、抗がん剤はお断りしたという。

 そこで、これに自信を得て、効果を増強すべく、中草薬類のさらなる追加を希望されると思いきや、意外にも、この4種類でさえ飲むのが難儀なので、もっと減らすことはできないか?という、まったく予想外の相談。

 通常ならもっともっと多種類の併用をしなければ、そこまでの効果は出せないこともあるのに、人の思いはサマザマなので、その人のペースに合わせるのに苦労する。

 といっても、病期の重大性を知らないというよりも、将来の覚悟ができていて、泰然自若とされているのかもしれない。

1日1回、今日も応援のクリックをお願いします健康・ダイエットランキング
 こちらも一緒にお願いします

2012年03月28日の茶トラのボクチン(7歳半)
2012年03月28日の茶トラのボクチン(7歳半) posted by (C)ボクチンの母

posted by ヒゲジジイ at 13:22| 山口 ☀| 大腸癌・直腸癌・虫垂癌による転移・ステージ4など | 更新情報をチェックする