2025年05月16日

この調子では漢方業界も悪い時代の波に流されかねない

 統計では、調剤薬局やドラッグストアの倒産、過去10年で最多とのことだが、漢方業界も今後はその流れに乗りかねない。

 というのも、昨今、希望小売価格は据え置いたままで、仕入れ価格のみを上げるというメーカーがやや目立ち始めている。

 ひどいのになると、割引券を勝手に発行して、その煩わしい手続きと実費を販売店に押し付けるという、まったくもって「貧すれば鈍する」と、そのような悪態をつきたくなる老舗の漢方メーカーまで出てきたのだから、開いた口が塞がらない。
応援したくないアンチの人が多いですね

2012年05月16日の茶トラのボクチン(8歳)
2012年05月16日の茶トラのボクチン(8歳) posted by (C)ヒゲジジイ
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2025年05月14日

3度目ではなく4度目の正直だった!!!

 20日前の我がブログ 
オオカミ少年のようでも同情する余地大いにある某漢方メーカー
で取り上げた某漢方製剤(第3類医薬品)は、いよいよ本当に再開が始まった。

 一時は完全廃止と諦めていた時期もあったが、出来る出来ないの繰り返しで、ようやく3度目の正直と思っていたら、担当者に「いえいえ4度目なんですよっ!」と訂正されて驚いた。

 再開を心待ちにしている愛用者が大変多いだけに、とても喜ばしいことながら、大幅な価格改定もさることながら、仕入れ価格も以前と異なって極めて薄利の設定となっているので、仕入れる当方のみならず、購入される方も負担がやや大きくなるのは必定。

 それもそのはず、以前とは異なり製造販売元が同じではなくなってしまい、元々の販売元が他社に製造を委託せざるを得ないやむを得ない事情あってのこと。

 それゆえ、その会社間の中間マージン分の負担が、末端の我々のような漢方薬局などの仕入れ額に上乗せされてしまうことは明らか。

 とはいえ、この製品の在庫が皆無となった時点で、愛用者の皆さんには、開気丸やオルスビー錠のいずれかに切り替えてもらっていたのだから、それらよりも販売価格はまだまだ低いので、以前から上記の両者を愛用されていた人達には、なんとか理解してもらえるかもしれない。

 ともあれ、実際の製品は今週末には入手できるので、実際の販売は来週の月曜日から可能となるはずである。
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2011年05月14日の茶トラのボクチン(7歳)
2011年05月14日の茶トラのボクチン(7歳) posted by (C)ヒゲジジイ
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2025年05月12日

本日今朝の五苓散の興味深い反応⇒数年ぶりに本物の「こむら返り」

 昨夜というより、今回は本日になったばかりの0時半頃に、いつもよりも3時間遅れて五苓散エキス細粒を服用。

 すると今朝の明け方には、いつものやや前側の太い骨に付随する「筋」の引き攣りは皆無だったかわりに、起床するつもりで足を動かしたとたん、何年振りかにふくらはぎの引き攣り、すなわち「こむら返り」が生じて驚いた!

 これこそ芍薬甘草湯が適応すべき、ふくらはぎの痙攣である。

 こむら返りなんて、本当に何年振りかのこと!!!

 いつも明け方に苦しんでいたのは、前述のとおり、両足ともやや前側の太い骨に沿った筋なのである。

 起床してトイレまで歩くうちに自然に治てしまったが、面白い経験ではあった。
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2012年05月12日の茶トラのボクチン8歳と1歳のクロちゃん
2012年05月12日の茶トラのボクチン8歳と1歳のクロちゃん posted by (C)ヒゲジジイ
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2025年05月11日

その後の五苓散

 引き続き就寝前に五苓散を続けているが、日によっては明け方に軽度の筋の引き攣りを生じることがままあるものの、以前とは明らかに軽減している。

 体質的には本来なら茵蔯五苓散の方が、より向いているように思うので、いずれは切り替えて比較してみたいと思っている。

 ところで、五苓散と茵蔯蒿湯、猪苓湯の愛用者はとても多く、中には皮膚に湿疹が生じた時に、茵蔯蒿湯を使用することで快癒するものの、配合中の大黄が災いして下痢便になるという人もあり、そのような人こそ茵陳五苓散に切り替えるのが無難な場合もある。

 もともとアトピー体質で、手の水疱などに五苓散が長年フィットしていた人が、突然、背中に得体の知れない湿疹が勃発したとき、五苓散を茵陳五苓散に切り替えて快癒した例が、実際に昨年あった。

 また下半身に原因不明の浮腫が生じた例では、やや排尿に軽度の膀胱炎的な不快感を生じるという皮膚に湿疹の出来やすい高齢の女性には、茵陳五苓散+猪苓湯で即効で解消した例も先々月にあったばかり。

 ところが、五苓散の愛用者が、ためしに茵陳五苓散切り替えてみたところ、皮膚の水疱や浮腫など明らかに効果が激減したとて、急ぎ通常の五苓散に戻した女性も昨年実際にあった。

 いずれにせよ、これらの切り替えテストの微妙なところは、常連さんやお馴染みさん達ばかりの相談であるから、しっかり中医学的な微妙なところを説明して、深刻に考えずに、むしろ楽しみながら試してもらうようにアドバイスしている。
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2012年05月11日の茶トラのボクチン(8歳)
2012年05月11日の茶トラのボクチン(8歳) posted by (C)ボクチンの母
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2025年05月06日

せっかくの連休中だから落ち着いてしっかり確かめてみた!

 昨今、連休前から仕事と雑事に忙殺されて、就寝前の漢方薬の服用を怠っていたら、睡眠中の多くは明け方に突然、足のふくらはぎではなく、やや前側の筋が激しく引き攣って耐えられないほどの疼痛に見舞われることが、日々続いていた。

 そこでせっかくの連休中だから、就寝前に芍薬甘草湯エキスを服用したが、高齢の常連さん達では明らかに有効なのに、やや唐変木な拙者にはやはり無効だった。

 それゆえ、以前にもこのブログで報告したように就寝前に五苓散を服用してみたところ、二日連続著効を奏してぐっすり眠れて筋の痙攣は皆無となった。

 今夜も必ず五苓散を服用して床に就くつもりだが、五苓散や茵蔯五苓散ほど応用範囲が広大な方剤も珍しい。

 それにしても、あと知恵で中医学的になんとでも解読できようとも、やや不思議な感を否めない。

 追記:6日の7日になる2時間前にも五苓散を服用したが、明け方になってもまったく症状は皆無だった!
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2011年05月06日の茶トラのボクチン(7歳)
2011年05月06日の茶トラのボクチン(7歳) posted by (C)ヒゲジジイ
ラベル:五苓散
posted by ヒゲジジイ at 20:56| 山口 ☁| 近況報告 | 更新情報をチェックする