2024年04月04日

新型コロナパンデミック後、極端に目立って販売量が増えた漢方薬は

 いつの間にか気が付いてみると、といっても耄碌ジジイの繰り言、今年1月にも同様なことを書いていた!

 書きかけてしまったので、同じことだが、極端に推奨・販売する機会が増えた方剤。

 目立って極端だから、新型コロナと関係がありそうでも、金羚感冒錠や板藍茶がやや増えたというのは当然だが、それ以上に極端に目立つ方剤は、五苓散である。

 よくよく考えると、もしかして遺伝子ワクチン接種と関連があるのかもしれない。

 五苓散が必要になった人達は、全員がワクチン接種済みという訳ではなく、中には未接種ながら、医療関係者と接触が極端に多い職業の人の中には、ご本人がシェデイングではないかと危惧する症状で、五苓散+板藍茶で寛解している。

 ただ、水疱を形成しやすい帯状疱疹など各種ヘルペス類のみならず、各種の頭痛や浮腫など、五苓散の応用範囲は多岐にわたるとはいえ、ここ数年、極端に五苓散証が増えたというのは、遺伝子ワクチンの長期的な副作用の一つではないかと考えるのは、思い過ごしだろうか。
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2012年4月5日の茶トラのボクチン7歳半 posted by (C)ヒゲジジイ
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2024年03月04日

重すぎるので取り扱いを止めようと何度思ったことか

 老人には次第に応える重さのササヘルス。

 これまで疲労回復や口内炎・消化管の粘膜保護のみならず、各種アレルギーや悪性腫瘍・糖尿病のサポートなどでも喜ばれていたとはいえ、こうも重いとウンザリする毎日だった。

 ところが、以前、軽症のアトピーの受験生たちにササヘルスを飲んでもらうと、きまって朝の目覚めがよくなり、疲れ知らずになって勉強がはかどると喜ばれていたのを、神の啓示のごとく突然思い出したのだった(苦笑。

 そこで我が薬局では127ml入ばかりが売れて、まったく人気のない20ml入りの小瓶が売れ残っていたので、何十年ぶりかで本格的に飲んでみたところ、老化による慢性疲労だとあきらめていたのが、すっきりと疲労が取れる毎日。

 1回20mlを1日3回、疲労が取れただけでなく、昨今読書の能率が落ちていたのが、以前のように熱中して読書に専念できるように回復した。

 重いササヘルスを運ぶために、繰り返す腰痛にも困っていたが、こちらの方はなんとか心龍の継続服用で、ギリギリのところで耐えている。

 体質にもよるとはいえ、ササヘルスの人気が落ちないのも、自身で体験して分かるような気がする。

 だから取り扱いを止めないことにしたのだった。

 というより、取り扱いを止めると困るだろう人達に、安易に不義理はできないですしね。
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2011年3月4日の茶トラのボクチン6歳 posted by (C)ボクチンの母
ラベル:ササヘルス
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2024年02月19日

平日の今後は夕方5時に閉店!(付録:芍薬甘草湯が自身にも著効)

 昨今、夕方5時以降に来店する人はほぼ皆無となっているので、特別に集荷が遅れる日以外は、本日より17時の閉店にします。

 先週の金曜日などは、集荷前に大きな荷物7個が長椅子やテーブルに鎮座して、それでなくとも狭くなっているところへ、午後3時頃に店頭に直接訪れる人が重なり、お互いに譲り合うなど奥ゆかしい人達だが、お一人は二回目の相談を受けながら、追加方剤を加えたり、慌ただしくもあったが、この日も夕方5時を過ぎると、何事もなくなった。

 だから愚妻は経理に専念したり、吾輩は疲れを癒しに庭で哲学の煙で瞑想にふけったり・・・こんなことなら17時に閉店して疲れを癒した方がなんぼか生産的ではないかと決心した次第。

 あと15年はこの仕事を続ける義務があると思うので、あるいは寿命さえあれば30年は続けるかもと思っても、常連さん達と寿命の競争になるから、それ以上のことは考えるべきではないだろう(苦笑。

 あるいは愚息や長女が跡を継いでくれればと思わないでもないが、保険漢方では大したことはできそうもないので、男3人の孫のだれかが・・・といっても、いくら身内でも、本音はぜんぜん期待していない

 というのも、漢方や中医学、すなわち中医漢方薬学は、よほどの情熱と興味がなければ、大学の受験勉強ほどは、決して容易なものではないからである。

 事実、東大の医学部出身の医師でも、何年経っても習熟できない人を知っているからである。(といっても、今頃は上達しているかもしれないが・・・)

 ところで、昨日の芍薬甘草湯では、久しぶりに関東の内科医の先生からおたよりを頂いたが、「こむら返りには、寝る前に1包、にて大体有効のようですね。」と書かれていたので、思い出したことがあった。

 というのも自身の問題で、早朝に左右の足の表側の筋が強烈に突っ張って目覚める日々で、我慢してやや遠いトイレに行くことで、なんとか解消する日々。

 このツッパリが起床を促すシグナルと思って、芍薬甘草湯をほとんど利用することなく過ごしていた。

 上記の先生のお便りメールがきっかけで自身も試す気になって、就寝前に1包を服用したところ、熟睡とともに、早朝の目覚めが一度もなく、いつもより1時間遅い7時前の起床。そのとき軽く右足の表側の筋がつったものの、直ぐに解消。

 その翌日である今朝は、就寝前の1包が明らかな著効を奏して、日々の悪循環が断たれてしまった。

 人にも勧めていたというのに、こんなことなら自身こそ早くから就寝前に利用しておくべきだった。

 燈台下暗し、とはこのことである。
参考ブログ:2015年10月07日 筋肉疲労による倦怠感と不眠に芍薬甘草湯 (但し高血圧患者や浮腫みやすい人には慎重に!)
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2010年2月19日の茶トラのボクチン posted by (C)ヒゲジジイ
ラベル:芍薬甘草湯
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2024年02月17日

想像以上に各種疼痛疾患に偉効を奏する芍薬甘草湯ではあるが・・・

 昨日の店頭では、お馴染みさんのご主人が、某悪性腫瘍でステージ4と診断され、手術不能ゆえ漢方サポートを求めらて1ヶ月、病院治療と相俟って、腫瘍マーカーも正常値となり、配合中の六味地黄丸料エキス細粒の効果もあってか、排尿も正常化して喜ばれていた。

 それはともかく本題である。

 芍薬甘草湯は、こむら返りに著効を奏するのは常識だが、それ以外でも各種疼痛にしばしば偉効を奏するので、乱用には注意が必要である。

 以前、某社の芍薬甘草湯は濃度が低く、低い割にはよく効くので、甘草の過剰服用の心配はほとんどないので、安心して販売できていたが、某社のエキス剤が軒並み製造中止となったことがあり、昨今はその2倍濃度の他社の芍薬甘草湯エキス細粒に切り替えていた。

 各種疼痛に折々に利用されていた常連さんに、ますます好評で、好評なだけに乱用すると浮腫や血圧上昇を見る場合があるので、注意を怠れない。

 効果があったら直ぐに中止して、再度疼痛を感じたら頓服的な使用にすべきで、この注意を怠らなければ、一生涯役立つ漢方薬だからと口が酸っぱくなるほど折々にアドバイスしている。

 万一、連用し過ぎて浮腫などが生じたら、即中止して五苓散エキスを服用すれば短期間で解消する。

 ともあれ、現実にはよくあるこむら返りのみならず、様々な疼痛に効果があるので、他の方剤で効果がみられない場合に、一度試してみる価値は大いにあり得ることで、それは想像以上である。

 極端な例でも、45年以上前、我が父親が食道癌で、気が付いた時には肝臓と脳に転移していたのだが、その食道癌の疼痛に用いて、超即効を得て、その煎じ薬を毎回、拝みながら服用していたのを思い出す。

 昨今では90代の一人暮らしながら、そんじゅそこいらの若者よりも頭が冴え、しかも漢方薬類の運用にもかなり習熟された常連さんは、牛黄製剤と麝香製剤の長きにわたる愛用者ながら、こむら返りどころか、昨今では手指や肩・腕などの疼痛に悩まされるようになり、さすがの心龍や疎経活血湯では効果が判然としない。

 そこで、こむら返りの時に使用して常備している芍薬甘草湯エキスを試したところ、あらゆる個所の疼痛に即効を得て大喜びの電話があった。

 もう一人の60代の常連さんは、日頃から右背中などに疼痛を発し、本人は胆石や胆嚢炎ではないかと心配されるので、その筋の漢方を使用しても一向に効果がない。

 重いものを持つことが多いので、筋肉痛ではないかと、だから試しに芍薬甘草湯エキスを勧めておいたのだが・・・。

 そこで近所の生まれる前から親しい内科クリニックでも診てもらったところ、内臓には全く異常はみられないという。

 ということで芍薬甘草湯エキスを試したところ、やはり即効を得たという報告があったが、その後どうなったことかまだ不明であるが、上記の90代の女性は、日々上手に服用されて、その後も経過良好とのことで、ますます漢方薬の信頼が深まるばかりとなっている。

 エキス濃度が2倍の製剤は、明らかに効果が優れている。

 蛇足ながら、含有量が多いから効果が必ず上がるとは限らない。
 
 配合中の生薬それぞれの品質の優劣については、想像以上に効果の影響が大きい。

 品質の優劣問題は絶対に看過できないことで、最近も以下のような報告があったので、ややショックを受けている。

 昨年、某社の杞菊地黄丸が廃止となったのに変えて、含有量が4%少ない他社の製品に切り替えてもらったところ、愛用されているベテラン薬剤師の女性の報告では、眼精疲労には明らかに新たな他社製の方が効果がよいと、一昨日メール報告を得たばかり。
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2012年2月17日の茶トラのボクチン7歳とクロちゃん1歳未満 posted by (C)ヒゲジジイ
ラベル:芍薬甘草湯
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2024年02月14日

偶然発見した過去の残骸

 偶然発見した過去の残骸に遭遇して驚いている。

漢方と漢方薬の正しい意味

 2008年4月17日が最後のブログだから、16年もひっそりとウエッブ上に残っていたので驚いている。

 過去、アトピー専門のブログなどは、これをご覧になって、これ以上相談者が増えては体力的には限界なので、当時、敢えて自身の手で消滅させたものだったが、それに引き換え、上記のブログを読んでも集客には影響しない内容だから、今の今まで完全に忘れていた。

 その他にもまだ集客とは無関係なブログの残骸がウエッブ上に残っているかもしれないが、だからといってアトピー専門のブログのように、敢えて消滅させる必要もないので、どうでもよいと思っている。

 実際、高齢者の仲間入りをして以後は、新型コロナの流行をきっかけに、「まったくの新規相談者」を受け付けなくなって、仕事量がちょうどよい具合に折り合っている。

 でも、時折、廃業して老後の残された時間を読書と磯釣りや、サッカー観戦をと思わないでもないが、常連さんやお馴染みさんたちの顔を思い浮かべると、長年の約束を破る裏切りとなるので、トンデモナイ。
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2012年2月13日の茶トラのボクチン7歳 posted by (C)ヒゲジジイ
ラベル:過去の残骸
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2024年02月07日

明日の午前中は荷物の受け取りと発送荷造りが重なる日で・・・

 明日の午前中は、荷物を様々受け取る予定で、同時に発送荷造りが重なるので慌ただしくなるだろう。

 それゆえ、午前中に品切れ解消のエキス製剤を直接購入に来られるという電話の申し出の常連さんには、事情を話して午後2時以降に来訪されるように依頼した。

 というのも品切れ中だった例の漢方エキス製剤が、予定より製造が若干早まって明日の午前中の配達予定とはいえ、昼12時前になることが多い配達業者さんだからである。

 さらには、午前中に受け取っても、他にも複数の搬入があるだけでなく、発送依頼の荷造りが複数ある中にはご一家中の補充購入依頼の大量の荷造りもあり、のみならず上記のエキス製剤を心待ちにされていた常連さんに、他の常用薬とともに発送準備もあり、午前中は相当に慌ただしくなりそう。

 ところで、本日水曜日は1週間1回の食料品や日用品の大量配達がある日とて、水曜日だけは10時開店のところ、いつもと同じ9時開店にした。

 というのも偶然、先週の水曜日も、午前中の早い時間に薬の仕入れ荷物の搬入が予定されていたので、店頭で受け取らざるを得ないので、特別に9時に開店したところ、開店したと同時に、常用薬類の補充購入に直接来られた人があったので、偶然とはいえ、まことにさいわいだった。

 上記の食料や日用品の配達日を、さいわいなことに業者の方から木曜日の12時前にしてもらえないかという依頼があったので、できれば昼12時を少し過ぎてからにしてもらるよう依頼しているが、それが実現すれば、昼12〜14時の昼休みに重なるので、仕事上の支障がなくなる。

 でも、まだしばらくは水曜日のみ、変則的に10時開店が続くかもしれない。
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2011年2月7日の茶トラのボクチン6歳 posted by (C)ボクチンの母

posted by ヒゲジジイ at 18:00| 山口 ☁| 近況報告 | 更新情報をチェックする

2024年02月02日

今後はこのような謝罪事例が増えなければよいが・・・

 今月の中旬にならないと品切れが解消しない某メーカーさんの某エキス製剤。

 絶大な効果に喜んで愛用される40年来の常連さんから、あと5日分で切れるから、送ってほしいと電話による依頼があった。

 ところが在庫は皆無で、メーカーさんこそ品切れ中で製造が中旬まで間に合わない。

 叱られこそしなかったが、大いに残念がられ、妥協案としてしばらく1日1〜2包に服用量を減らして、中旬に送付できるまで我慢して欲しいと平謝り。

 この方剤を愛用している人達は、いつも一定量をまとめて購入されているので、在庫管理をしっかりしているつもりで、直ぐに補充仕入れに余念がなかったはずが、製造元が品切れとなっては補充が不可能。

 世間的にも繫用方剤であっても、あるいは繫用方剤であるからこそ、メーカーさんも販売好調で品切れというならよいのだが、現実は他社のトラブル続きで優良メーカーさんに各方剤の注文が殺到するため、製造が間に合わなくなるシワ寄せということも往々にしてあるらしい。

 先日、久しぶりに直接店頭に訪れて各種補充購入されたベテランの看護師さんも、将来私達が高齢になるころには、ますます以前のような豊富で優れた漢方薬を飲めなくなる時代が、もうそこまで来ているのでしょうか、と慨嘆されていたが、たしかに昨今の漢方業界をみていると、あながち杞憂とはいえないことだろう。
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2011年2月2日の茶トラのボクチン6歳 posted by (C)ボクチンの母
ラベル:品切れ
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2024年01月25日

昨日、寒波に釣られて補充購入依頼が殺到という不思議

 昨日は道路一面雪が積もって朝方は路面の凍結もあり、ガラスが割れるような音を出しながら何台も車が通った。

 薬局の方は昨夜からの複数の補充依頼メールのみならず、朝から電話注文も続いて荷造りに追われる。

 寒波に皆が引き寄せられたかのように、それでも配送荷物の遅延覚悟だという人達が多いとはいえ、荷造りに奔走して昼休み前からダウン気味。

 昼食を終えて仮眠する間もなく、数十年前に遠方に引っ越された常連さん(地元では超々美人で突出)から「お食事中だったらゴメンねっ!」と言われながらも深刻な声で相談があるという。

 即効のあった某社のエキス製剤の添付文書に「1ヵ月位服用しても症状がよくならない場合は服用を中止し,この文書を持って医師,薬剤師または登録販売者に相談してください」と書かれているが、どういう意味か?不安になったという。

 おーっなんたること、即効があった人とは無関係な話でしょっ、効かない薬を延々と飲まずに、他に適切な漢方があるかもしれないので、しっかり相談しなおすようにという言外の意味は、考えるでもなく、容易にわかるでしょっ!

 本人曰く、なるほど・・・後期高齢者ともなると、ここまでボケるかと反省しきり。

 なんでもいつでも疑問に思ったら、直ぐに電話するように・・・しっかり叱ってあげるから、ということで電話は終了。

 いっぺんで目が覚めてしまった。

 常連さんというからには、病院では手に負えなかった様々な領域の疾患の多くを解決してきた四十数年以上の長いお付き合い。

 ということで、現在後期高齢者たちが泣いて喜ぶほど、超即効を得ているこの漢方エキス製剤。

 うっかり在庫が尽きてゼロとなったので急遽まとめて注文したところ、2月中旬まで品切れ中とのこと!

 上記の女性は2月初旬に薬切れを生じるのは必定、実に困った話で、次回の電話ではこちらが叱られる立場となるではないかっ!
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2012年1月25日の茶トラのボクチン7歳 posted by (C)ボクチンの母
posted by ヒゲジジイ at 14:29| 山口 ☁| 近況報告 | 更新情報をチェックする

2024年01月20日

日本の企業の劣化が激しい!

 ダイハツ工業やビッグモーターなど、あまりにも目に余る違反行為が横行し過ぎる。

 これは医薬品業界も同様で、ジェネリック医薬品で賦形剤の改変や製造方法の改変などで製造禁止に追い込まれたり。

 漢方業界も同様で、多くは賦形剤の改変で、自主回収が頻繁である。

 漢方薬エキス製剤の賦形剤の改変くらいでは効能や安全性にそれほど問題は生じないとはいえ、違反は違反に間違いないから、過去、某メーカーでは数年以上、製造を禁止されたところもあるし、昨今では廃業に追い込まれたメーカーすらある。

 このような問題の煽りを受けたのかどうか、無関係とは思うが、身内の医師が風邪や気管支関連の保険漢方の処方箋を発行したところ、調剤薬局では品切ればかりで驚いていた。

 漢方専門薬局で扱われる多品目の漢方薬でも、その煽りをかなり受けているようだが、その問題も含めて、突然製造廃止となる製剤が頻繁なので困惑するばかり。

 地竜エキスの錠剤は早くに製造廃止され、昨今では繫用方剤の天津感冒片や杞菊地黄丸にジメイ丸・槐角丸・柏子養心丸・大黄錠などなどが製造廃止。

 製造機械が老朽化とのことで(実際は牛黄の高騰問題も絡むのか?)、大人気だった人参牛黄散カプセルの製造も廃止となった。

 紅豆杉は、抗癌成分が含まれているということで医薬品許可が得られない限り販売禁止。

 牛黄はまったく問題なくとも、あまりにも価格が暴騰して、品質優良品は一部の人しか購入できないほど暴騰したまま。

 漢方の愛用者の中には、業界の事情をおもんぱかって、愛用される(世間では)非繁用方剤だけに、もしも製造中止や品切れされると絶対に困るからと、常に多めの確保に心掛けられている人もおられる。

 今回のブログの内容は、皆さんに不安を覚えさせる結果になると申し訳ないが、多くの医療関係者および薬局関係者は、先刻承知のことで、直接の関係者こそ、一時的な品切れになるくらいならまだしも、永久に廃止になるものがまた出て来ないか? あるいはどの製剤が自主回収になるのか? 皆さん多かれ少なかれ、戦々恐々であることは間違いない。

 それほど薬業界においても、劣化が激しい現実がある。

 おまけに天然生薬を輸入に頼っているだけに、過度な円安のお陰で、日々値上げ製品も増え続け、のみならず輸入相手の不安から、原料確保もおぼつかない問題もチラホラ。

 現実には、手に入るだけマシと思わなければならない、情けない時代に突入していることだけは間違いない。

 それゆえ新規のご相談を受け入れない理由の一半はここにもある。
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2011年01月20日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ヒゲジジイ
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2024年01月16日

2年連続、うっかり締め切り日を忘れていた

 一昨年も、昨年も、例年に続いて東亜医学協会さんから「新年のことば」の寄稿を依頼されていたのに、以前より締め切りが早まったお陰で、うっかり忘れて、気が付いた時には締切日をはるかに過ぎ去ってしまっていた。

 2年連続のことである。

 こうして老兵は次第に去っていくのかもしれない、ムㇺッ。

 明日は17日は水曜日、この毎週水曜日だけは大量の荷物受け取りのため10時開店で、10時以降になるまで、店頭はもちろん、電話も受け取ることができません。
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2011年1月16日の茶トラのボクチン6歳 posted by (C)ボクチンの母
ラベル:新年のことば
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2024年01月14日

コロナワクチン接種が続いた後の目立つ疾患の相談の中には重大なものが・・・

 昨今、頻繁に著名人のターボ癌発症の報道が目につく。

 我が薬局でも、常連さんやお馴染みさんのご家族が、いずれもコロナワクチン接種回数の多い人のようで、中にはほとんど無症状ながらステージ4と診断され、当然手術不能とて、漢方相談を受けることがやや目立つ。

 昨日も、過去何年も通って当方の流儀をしっかり心得られているお馴染みさんだった人が、ご家族の上記の問題で相談があった。

同じように過去、通われたことがあるという人のご家族が同じく急に癌が見つかり、漢方相談のお申し出はとても多いものの、記憶に残らない人たちが多いために、その多くを残念ながらお断りしている。それらを加えると昨今の悪性腫瘍の罹患者は驚くほど多いのではないかと疑っている。

 まったくの新規の相談とは異なり、ご本人もササヘルスなどを常用されていた過去があったので、まずは基本的な3種類のサポート薬類を続けてもらい、反応を見ながら追々薬味を追加することになった。

 昨日から溜まっていた発送依頼と当日の駆け込み依頼もあって多忙を極めた土曜日の半ドンだったが、さらに閉店間際の新規の相談だった。

 閉店後、昼食が終わると爆睡数時間。

 寝起きの気分はスッキリせず、国内外の不穏な出来事ばかりの重い空気に汚染されているのかもしれない。
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2011年1月14日の茶トラのボクチン6歳 posted by (C)ボクチンの母
ラベル:ターボ癌
posted by ヒゲジジイ at 09:56| 山口 ☀| 近況報告 | 更新情報をチェックする

2024年01月12日

コロナワクチン接種が始まって以後、極端に販売量が増えた方剤は・・・

 一般的なものでは、当然ながら板藍茶(板藍根)や金羚感冒錠、あるいは柴葛解肌湯であるのは当然ながら、それらよりもはるかに目立って販売量が増加しているのは、五苓散である。

 その多くは各種ヘルペス。

 帯状疱疹が最も多いものの、水疱を形成する前から、前兆(皮膚がピリピリするなど)がある段階で、必ず板藍茶と併用すると即効が得られやすい。

 板藍茶(板藍根)は、ウイルスを弱体化させるというのが中草薬の常識であるから当然の組み合わせである。

 おまけに清熱作用もあるので、患部に熱感を伴っていても、茵蔯五苓散や茵蔯蒿湯を頼る必要はない。五苓散+板藍茶で充分である。

 水疱を伴っていればなおさら、この配合はほとんど必須で、口唇ヘルペスや陰部ヘルペスにも即効を得られることが多い。

 ヘルペス以外にも、各種ウイルス性胃腸炎(ノロウイルスやロタウイルスなど)にはもちろんのことだが、五苓散単独では頭痛などにも重宝されている。

 そうそう、頭痛の治療に愛用されている人もかなり多い。

 昨年末に在庫は60箱以上準備していたのに、本日のみならず明日の購入予定者もあるので、在庫が10個にまで減っている。

 来週は、直ぐにでも大量仕入れが必要である。

 蛇足ながら、昨今国内外で不安な出来事が続く世の中、シギロンなどの各種四逆散製剤のみならず、気付け薬でもある麝香製剤こそ、多くの人が愛用されて不安な世の中を何とか切り抜けられている。

 とはいえ、老人にとっては日々の仕事で疲れが蓄積して、明日土曜日の半ドンから日曜日にかけての休息日が、とても嬉しい!
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2011年1月12日 posted by (C)ボクチンの母
ラベル:五苓散
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2024年01月09日

孫たちの成長、恐るべし

 ようやく終わりなき日常が戻ってきた。

 正月は、4年ぶりに子供たちが孫を連れて帰省したが、4年会わないうちに、孫たちの成長ぶりに驚いた。

 大学生になったばかりの孫は、なんと1m85cmの身長!
 高校生になったばかりの孫は180cm前後か!?
 中学生の孫は170cm代ではあるが、今後、どれだけ伸びるか見ものである。

 幸か不幸か、孫たちは全員男ばかりで、その点だけは鮮やかな華がない(苦笑。

 といっても、昨今は男も女も区別してはいけない時代らしいので、興覚めという他はない。
 
 ともあれ、明日は恒例の水曜日とて、大量?の荷物の搬入日ゆえ、開店は10時になる。
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2012年01月09日の茶トラのボクチン(7歳) posted by (C)ヒゲジジイ
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2023年12月30日

年末年始の休業日は30日(土曜日)〜新年4日(木曜日)まで

DSC_6195cmc.jpg








年末年始の休業日は30日(土曜日)〜新年4日(木曜日)まで
但し土曜は午前中のみ
平日は9:00時〜18:00時まで
(水曜日のみ10:00時開店)
昼休みは12:00〜14:00

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2011年12月30日の茶トラのボクチン7歳 posted by (C)ヒゲジジイ
posted by ヒゲジジイ at 09:44| 山口 ☀| 近況報告 | 更新情報をチェックする

2023年12月28日

ようやく今年の仕事は実質上おわったも同然

 本日より、急速に仕事量が減った。

 お陰で昼休みの2時間、昼食後に爆睡できた。

 明日、最後の営業日は、1人のお馴染みさんが補充購入に来られる予定のみ。

 昨年の12月よりもはるかに忙しく、在庫管理で品切れが出ないように細心の注意をしていたが、唯一、ヨクイニンエキスが使用期限切れで、注文に応じることができなかった。

 というのも、コロナ前には恐ろしいほどの勢いで売れていたものが、コロナが始まったとたん、購入する人がびっくりするほど激減して、大量に売れ残っていたのだった。

 ところが、ごく最近になって、購入希望者が、わずか2名ながら申し出があったものの、時すでに遅し。廃棄せざるを得ない使用期限切れの製品が大量に売れ残ったという次第。

 含有エキス量や効能の強弱の違いはあれ、ヨクイニン製剤は雨後の筍のように製造会社が増えていたので、コロナ禍のせいで、製造元が違えど、どこにでも売っているだけに、売れなくなったものと思われる。

 実際のところ、当方で販売していたものは、最高濃度を含有する効能も確かな製品だったのだが、いざ仕入れようと思っても、当時よりもかなり値上がりしていた。

 確かな常連さんやお馴染みさんの中で、このヨクイニンエキス製剤を常々愛用されていた人は皆無!!!だったので、もしかして、今後二度と取り扱わないかもしれない。

 このヨクイニンエキス製剤以外で品切れを出したものは皆無だったのは幸いだった。

 とはいえ、杞菊地黄丸など、製造中止となったものあったが、同一成分の代替品に切り替えてもらっている。
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2010年12月29日の茶トラのボクチン6歳 posted by (C)ボクチンの母
ラベル:ヨクイニン
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2023年12月17日

在庫管理がたいへん

 12月は例月よりも出ていく(販売)量が増えるので、在庫管理の油断がならない。

 思いがけない漢方薬類が、とんでもないスピードで在庫がみるみる減っていくことも珍しくない。

 中には繁用製剤が製造中止になったものも複数あり、その代替品を紹介して切り替えてもらうなどで、神経を消耗すること、なきにしもあらず。

 品切れさせないように戦々恐々の毎日だから、お休みとなる土曜日の午後から日曜日にかけて、しっかり落ち着いて調べておけばよいのに、結局は1週間の疲れがドッと出て昼寝に多くを費やしてしまう。

 のみならず、読書や海外のボクシングやサッカーの観戦で、結局は主な仕事は平日になってしまうのも、やむを得ない。

 休日こそ、明日の英気を養うための、お休み期間であるべきだから。
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2011年12月17日の茶トラのボクチン7歳 posted by (C)ボクチンの母
ラベル:在庫管理
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2023年12月15日

ようやくホッと一息だが・・・

 昨日今日はようやく一息つけたが、週末近くになって疲労が溜まるので、悪知恵を思いだした。

 というか前々から実行したいと思いながら、以前から昼食時間にやって来られる新規相談者の受け入れのために、長年断念していたことをようやく実行に移すこととなった。

 考えるまでもなく、コロナをきっかけに「まったくの新規相談」は受け入れなくなって4年、もっと早く実行すべきだったというのは、昼休みの設定である。

 今週より12:00〜14:00まで昼休みで、その時間だけ閉店するものの、電話やメールは当然、休息ナシ。

 これで落ち着いて昼食と昼寝も可能となった。

 ところで。奇妙なお馴染みさんがいるもので、数日前のその時間帯だったか、電話で名を名乗らず、「奥さんは?」というので「私ではダメなのか!?」と憮然とこたえると、いつも奥さんに注文しているからと、実に不愉快な返事。

 「4時すぎないと帰らない」とやや多めに告げると、その時間にまたかけ直すとのことだったが、結局その時間以降もかかってこなかった。

 集荷も終えたので、ちょうど車のガソリンや銀行に行った時だったか、孫の家に行った時だったか思い出さないが、すくなくとも上記の電話の「やや高齢の男性」は、毎年1年に1回だけ、年末に風邪薬や胃薬などの常備薬の発送依頼をされるご老人で、ヒゲジジイを嫌がる不快な老人なので、名をなのらずとも直ぐにわかる。

 ところが、本日の午前中も「注文したいが奥さんは?」と、お名前はと聞いても名のらないので、「午後4時にならないと帰らない」といって、こちらから直ぐに電話を切ってやった。

 せっかく荷造りを終えて用足しに行ったばかりなので、先日と同じ「4時以降」とこたえたのだった。

 ともあれ、我々も各メーカーさんに仕入れ注文を電話するとき、ベテランの女の事務員さんなら大いに安心して注文を出せるが、男性社員であれば、たとえそれが所長さんであっても、ほんのわずかながら大丈夫か?と一瞬だけ不安がよぎることがある。

 上記の男性も同じ心理かもしれないが、毎度まいど私ではダメだとぶっきらぼうに言われれば、こちらとて唐変木の本性が出て来るというもの。

 正直言って、そのような不遜な態度の人には、貴重な漢方薬類を購入して頂きたくない、というのが本音である。
応援したくないアンチの人が多いですね


2010年12月15日の茶トラのボクチン6歳 posted by (C)ボクチンの母
ラベル:昼休み
posted by ヒゲジジイ at 14:37| 山口 ☀| 近況報告 | 更新情報をチェックする

2023年12月11日

薬屋はそれほど馬鹿にされるのか!?

 大学生時代、大阪の「高見の里」から兵庫県の「西ノ宮」の自宅(といっても父の会社の社宅)に帰る道中、「天王寺」の国鉄・環状線に乗り換える前に、しばしば「阿倍野」の古書店に通ったものだった。

 その一軒を訪れるたび、河出書房のグリーン版でバルザックの『幻滅』の上下2巻が棚に憮然と鎮座しているのが、どうにも気になってならなかった。

 といっても気になるばかりで、購入する気にはどうしてもならなかったのは、当時の小遣いの多くをパチンコという博打に消費していたから。

 不思議なほど気になっていたその『幻滅』だったが、昨日の日曜日、偶然WOWOWのオンデマンドの2時間半の映画で鑑賞することができた。

 大学生時代にあれほど気になっていた『幻滅』だったからというわけでもないが、その後、グリー版の全巻を古書店で入手し、バルザック全集も新刊ですべて入手し、『ふくろう党』『Z・マルカス』や『ゴリオ爺さん』など、人間喜劇を愛読したものだが、あれほど気になっていたのに、読んで幻滅したくないという無意識が働いていたのか、不思議と『幻滅』だけは読まないまま今日まで来てしまったのだった。

 ところが、50年近くもなって、偶然にも昨夜、映画で鑑賞する機会を得たというわけ。

 千八百年代のフランスの雰囲気が大変興味深かったものの、貴族社会では主人公の父親が「薬屋」であったことをひどく軽蔑するので、実に不愉快やら可笑しいやら、やや複雑な思い(苦笑。

 以上、極めて個人的な備忘録に過ぎない。
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2010年12月11日の茶トラのボクチン6歳 posted by (C)ボクチンの母
posted by ヒゲジジイ at 17:33| 山口 ☔| 近況報告 | 更新情報をチェックする

2023年12月08日

ブログを更新するエネルギーが残らない日々

 数ヶ月に一度や半年に一度、あるいは一年に一度、常備薬類を購入する人達が、年末近くの11月末頃から、集中しているので、一昨日の水曜日以外は(10時開店のこの日は空白の閑古鳥が鳴いた)昨日も、ブログを更新する気力も失せていた。

 本日は9時開店前に、これを書いているが、昨今インフルエンザ感染の人はもちろんだが、相変わらず帯状疱疹の感染者の相談が目立つ。

 中には12歳の元気な子供さんも罹って、さいわいなことに五苓散+板藍茶で即効を得ている。

 また、頭の皮膚がピリピリして痛いという成人男性は、皮膚科では一般の皮膚炎という診断だったから治らない。

 どう考えても帯状疱疹としか思えないので、五苓散+板藍茶でやはり、即効とはいかないまでも、しっかり改善しつつある。

 まだまだ例年、常備薬類の補充を依頼される人達が今後も続きそうだから、しばらくブログはお留守になるかもしれない。
応援したくないアンチの人が多いですね


2009年12月9日の茶トラのボクチン5歳 posted by (C)ボクチンの母
ラベル:補充購入 常備薬
posted by ヒゲジジイ at 08:15| 山口 | 近況報告 | 更新情報をチェックする

2023年12月02日

今月から毎「水曜日」のみ、開店時間は朝10時!

 平日は9時〜18時まで。
 土曜日のみ9〜12時の半ドン。
 日曜日と祭日は休業。

 というのは変わらないものの、
 今月からは、水曜日だけは10〜18時というもの。

 特に水曜日の9〜10時の間だけは、電話がかかっても受話器を取れないかもしれない。

 水曜日だけ変則的に開店を10時にするのは、1週間分の半端ない食糧や日用品の配達があるから!

 新鮮な野菜や冷凍食品、冷蔵食品のみならず、テッシュペーパーなど様々な日用品を受け取る品々が半端じゃない。

 新型コロナのパンデミック以降、エタノール消毒を綿密にやる関係上、店は女性薬剤師にまかせて、ここ4年間、すべて一人でやってきたが、もはや限界なので、10時まで開店を遅らせることで、無理はしないことにした。

 それでなくとも、毎週このおかげで、腰痛が再発することがあるので、ひとりで無理をしないことにした、という次第。

 世間では相変わらずインフルエンザが猛威を振るっているので、エタノール消毒は欠かせない毎日。

 のみならず、店頭では、奥の調剤室に超強力な換気扇が一つあるだけなので、開店時は真冬でもフル回転で、同時に店内の動力のエアコンと電気ストーブで暖房を続けている。

 それゆえ、せっかくの温かい空気を、換気扇で強烈に外に排出し続けるので、店内は20〜22度止まりだから歯痒い限り。

 それもこれも、インフルエンザや新型コロナの感染予防のためにはやむを得ない。
応援したくないアンチの人が多いですね


2011年12月2日の茶トラのボクチン7歳 posted by (C)ヒゲジジイ
ラベル:開店時間
posted by ヒゲジジイ at 22:32| 山口 ☁| 近況報告 | 更新情報をチェックする