2009年05月30日

「薬事法施行規則等の一部を改正する省令の一部を改正する省令」という迷文

曇天の空を鳩も飛んでいました
曇天の空を鳩も飛んでいました posted by (C)ヒゲジジイ

年齢 : 30歳〜39歳の男性
ご職業 : 医療・福祉関係
簡単なご住所 : 北海道
お問い合わせ内容 : 村田先生

拝啓 はじめてメール出させて頂きます。

 北海道在住の●●と申します。医薬品のインターネットや郵送を使った販売について、先日村田先生は厚生労働省に良識が残っていたという記事を書かれていましたが良識のかけらもないものとなってしまいましたね。

 同一店舗はいいとしても同一医薬品に限定されるというとんでもない限定事項がついてしまいました。これでは「証」が変わったら対応できません。村田先生はどう対応されていくのでしょうか。                               敬具


お返事メール:ブログへの転載の可否の項目にチェックが無い場合は、原則的にお返事は遠慮させて頂くことになっていますが、あまりにも愚問なので、敢えて御返事させて頂きます。

 厚生労働省の愚官たちの作文力は、厚生労働省の官僚さんたちの作文力 この程度の人達です。
 だから良識も常識のかけらもないことは先刻承知のことです。

 ところで、このたびの二年間の経過措置の問題等も含めて、早速、東京地裁に提訴された人達もおられるわけで、おそらく今回も薬局の距離制限訴訟と同様、違憲判決が出され、厚生労働省の連敗記録が増えることでしょう。

 おっと、証が変わった時はどうされますか?という愚問でしたね。

 証が変わるような大事な節目では直接来局願うのが常識でしょう。

 ネット通販専門の薬局と同類に置かないで頂きたいものです。

お庭の仲間達
お庭の仲間達 posted by (C)ヒゲジジイ
posted by ヒゲジジイ at 05:52| 山口 ☀| 漢方と漢方薬関連の御質問 | 更新情報をチェックする

2009年05月04日

医師・薬剤師に推薦する中医学入門書籍類

2009年05月01日日本漢方の将来の続き

おり返し頂いたメール:御返事ありがとうございました。
 この度は身勝手なご相談にご丁寧にお答えいただき誠にありがとうございました。

 最後にもう一つお聞きしたいのですが、先生のお薦めする日本で入手可能な中医学の基本的なテキスト・・・のようなものをご存知でしたらお教えいただけませんでしょうか?

 独学で学ぶのは容易ではなく安易な処方は危険だと承知しておりますが、先生との今回のやり取りとネット上で垣間見させて頂いた先生の奥深い見識に、いたく感銘いたしました。よろしくお願いいたします。

 なお、何か変化やお尋ねしたいことがありましたらまたメールを送らせていただいてもよろしいでしょうか?勝手ばかり言って申し訳ありません。

かろうじてピントがあったアオサギ
かろうじてピントがあったアオサギ posted by (C)ヒゲジジイ

お返事メール:日本漢方出身の小生ですが、自身の拙さを棚に上げて、あまりにも日本漢方のレベルの低さに日本人の一人として許しがたいことだと、数十年前から若気の至りで専門誌に執筆して来た当時の駄文を適当に利用して、HP制作が面白くて、実に本末転倒したネット上の遊び半分でした。

 推薦図書ですが、
中医学を学習中の薬剤師さんからのお問い合わせ
 これを書いた当初は、ブログ更新が面白くてやる気満々でしたが、昨今は厭きあきして来たところです(苦笑。

 上記のブログに書いている張龍英先生の諸著作が入門編には便利と思うのですが、すべて絶版のようです。でも、ネットで調べればどこかで入手できそうです。

 中級レベルでは、中医病機治法学、つまり
中医学:病機と治法
で、これ一冊で、中医学の基本的教科書として、右に出るものはないと思います。

 但し、実際の臨床には直ぐすぐ使用できるとは限りませんが、中医学の真の基礎が学べる書籍です。

> なお、何か変化やお尋ねしたいことがありましたらまたメールを送らせていただいてもよろしいでしょうか?

 につきましては、ブログの存続にご協力頂けるか、つまり、先日のお互いの往復メールも含めて、ブログに利用させて頂けるという条件であれば、お返事可能なレベルで、少しはヒントを差し上げることができるかもしれません。(但し、写真類はよほど特別な事情がない限りは転載することはほとんどあり得ません。)

 以上、取り急ぎお返事まで。

西郷さんによく似たカワラヒワ
西郷さんによく似たカワラヒワ posted by (C)ヒゲジジイ


posted by ヒゲジジイ at 22:10| 山口 ☔| 漢方と漢方薬関連の御質問 | 更新情報をチェックする

2009年04月22日

冷え性と便秘

ブログへの転載の可否 : ブログへ転載を許可します
年齢 : 20歳〜29歳の女性
ご職業 : 医療・福祉関係
お問い合わせ内容 : こんばんは。メールにて失礼いたします。

 冷え性と便秘に悩んでおります。便秘に関しては、お通じは週に一回あるかないか、あったとしても少量ですっきりした感じは全くありません。

 冷えは時期もあるのか末端が冷たく、そのことが影響しているのか寝つきが悪く、寝不足になることもよくあります。

 食生活、日々の運動不足が大きな原因だとは思いますが、知り合いから先ずは便秘解消の為に、漢方を試してみてはどうかとアドバイスを受け、今回ご相談に至りました。

 少しアレルギーがあるのか、市販の薬で極稀に蕁麻疹が出ることがあります。
 私の父が、家の常備薬から漢方を選んで服用していることもあり、きちんとした指導の下での漢方服薬は、市販のものより断然安心できると思っております。

 冷えや便秘に関しての相談は受けて頂けますでしょうか。

いずれがアヤメかカキツバタ?
いずれがアヤメかカキツバタ? posted by (C)ヒゲジジイ

お返事メール:今年は例年になく貴女と同様の症状で来られる人が多いようです。

 当方はもともと、どちらかといえば、西洋医学的に病名診断はなされても、西洋医学治療はおろか、一般漢方治療でも思わしくない人が集まるところですが、時代の傾向があるのか、ありきたりの冷え症や便秘症で来られ人が断然増えています。

 効果は、多くの場合、10日以内に著効が得られるのが通例です。それには当然、直接来られて十分な時間をかけた漢方相談が必要です。

 時代の傾向として、冷え症といっても身体の芯から冷えているのではなく、体内に蔓延する湿熱が血行をブロックする為に、末梢に温かい血が流れてくれないケースが断然多いようです。
 舌の奥に僅かにでも黄色味がかった苔があれば、その可能性はますます大です。

 もしも内膜症などがあって腹部に強烈な冷えを蓄えている場合は、それなりの速効性のある漢方薬も豊富です。

 体質によって様々なバリエーションがあるということですが、一週間に一度の排便というのは便秘としては重症ですので、無理のない体質に応じた一定の配合テクニックが必要だと思われます。
 といっても、漢方的に見ると意外に単純な体質だったということも多いのですが・・・笑。

 いずれにせよ、多くは短期間で効果が出ますが、漢方薬を中止すれば、直ぐに再発します。効果が早めに出ても、体質を改善するには一定期間、服用し続ける必要がありますので、服用者のやる気次第です。

ベニシジミ
ベニシジミ posted by (C)ヒゲジジイ
ラベル:冷え性 便秘
posted by ヒゲジジイ at 19:30| 山口 ☀| 漢方と漢方薬関連の御質問 | 更新情報をチェックする

2009年04月19日

暑がりで、やや乾燥肌なのですが、衛益顆粒を飲むことは出来るでしょうか?

ブログへの転載の可否 : ブログへ転載を許可します
年齢: 30歳〜39歳の男性
ご職業 : 会社員
簡単なご住所 : 関東地方
ごくろうさんっ!
ごくろうさんっ! posted by (C)ヒゲジジイ

お問い合わせ内容: 衛益顆粒について、ご質問があります。

 暑がりで、やや乾燥肌なのですが、衛益顆粒を飲むことは出来るでしょうか?

 衛益顆粒は、温めたり、乾かす効果は強い漢方薬なのでしょうか?

 朝鮮人参の入っている漢方薬を飲んだ時に、皮膚の赤味やニキビが悪化した経験があるのですが、同じ補気薬の黄耆や白朮を飲む事で、朝鮮人参と同様に、皮膚の炎症やニキビが悪化する事はあるでしょうか?
 お願い致します。

ごくろうさんっ!
ごくろうさんっ! posted by (C)ヒゲジジイ

お返事メール:熱証体質の人が、衛益顆粒を単独で服用した場合、皮膚の炎症やニキビが悪化することは当然あり得ることです。

 朝鮮人参ほどではないにせよ、衛益顆粒は温性の生薬が主体に配合された方剤ですので、当然のことです。

 たとえば、ステロイド外用剤の副作用で、滲出液がひどく流れ出ている情況では、しばしば衛益顆粒が適応する場合も多いのですが、熱証が重度の人に単独で使用した場合は、たとえ滲出液が止まっても、強烈な乾燥と熱感を伴う激しい痒みに襲われる可能性が大です。

 現実に、村田漢方堂薬局では強烈な熱証タイプのアトピー性皮膚炎の人に、強力な清熱剤を複数重ねて、衛益顆粒とのバランスを取って使用することで順調に経過した例は、ザラにあるケースです。(←追記:  ステロイド外用剤乱用により、滲出液が多量に噴出する副作用を伴っている場合の話。

 しかしながら、このようなテクニックは、専門家でも毎日神経をすり減らすほどで、臨機応変の微調整を行える体勢を取り、しばらくは毎日連絡してもらいつつ、7〜10日ごとに直接通ってもらう方法を取っているから成功する話で、専門家でも苦労する配合バランスですから、素人療法が行えるテクニックではないと思います。

 あくまで重症者の話ですが・・・。


お役目ご苦労さんっ(笑
お役目ご苦労さんっ(笑 posted by (C)ヒゲジジイ

posted by ヒゲジジイ at 22:43| 山口 | 漢方と漢方薬関連の御質問 | 更新情報をチェックする

2009年04月15日

猪苓湯や五苓散が、時に常習便秘に効果が出ることがあるのはなぜか?

我が家の君子蘭
我が家の君子蘭 posted by (C)ヒゲジジイ

ご質問者:東海地方の内科医師

 本日は膀胱炎の患者さんの経験からおたずねします。

 30台の女性です。普段からストレスが多いかたで、ご本人も過食でメタボもありそうなかたです。4月上旬にあきらかな膀胱炎症状(頻尿、血尿)で受診されました。あまり考えることもなく、猪苓湯を3包と一応抗生物質を処方しました。

 数日あとに再診され、膀胱炎は著効したそうです。あまり考えなくても効果があってよかった(苦笑)、と思っていましたところ、ご本人が次のようにおっしゃいました。「このまえのおくすりは下剤ですか。大変心地よく排便があっておなかのなかが掃除されたみたいでした。便秘ぎみなのでまた処方してください」

 その場を適当に説明して処方したのですが、排便にも効果があることは一般的に知られているのでしょうか。村田さんから、「中医ではよく知られています」と言われそうですが。お教えください。

アシナガバチの巣作りの途中で一休み
アシナガバチの巣作りの途中で一休み posted by (C)ヒゲジジイ

お返事メール: 五苓散や猪苓湯により、しばしば常習便秘が改善される思いがけない効果に遭遇することがあります。

 それぞれに中医学なメカニズムは微妙に異なるようで、五苓散の場合は腎の気化機能が失調したために水精が満遍なく体内を流通出来なくなっているところに、腎陽を温めて化気行水する五苓散によって全身に隈なく分布する少陽三焦のルートを通じて腸管内に水精が十分に行き渡るようになった結果、便秘が解消するというもののようです。

 一方、猪苓湯の方は、滋陰利水の効能がありますように、全身に隈なく分布する少陽三焦をルートとして、陰津が欠乏しているところは潤し、水湿が停滞しているところは利水し、同時に水精を隈なく全身に行き渡るように働くので、その結果、腸管が適度に潤って常習便秘が改善されることがあるようです。

 蛇足ながら、五苓散にしても、とりわけ猪苓湯などは、適応証があれば、アトピー性皮膚炎の乾燥肌を、これら滲湿利水作用のある方剤類によって皮膚表面が潤い、乾燥肌が改善されることがあるのは、上記のように少陽三焦をルートとして水精が隈なく行き渡る結果生じる効能のように思われます。

 ところが六味丸や四物湯など強力な滋陰薬である地黄などが配合された方剤が、却ってアトピー性皮膚炎患者さんの肌を強く乾燥させてしまうことがあるのは、強力な滋陰薬はバランスの悪い配合を行っていると、時には気津の通り道である少陽三焦の流通経路を阻害してしまう結果、却って肌をよけいに乾燥させてしまうケースがあるようです。

 つまり臨床の実際においては、一般的な「教科書中医学的な効能」とは真っ逆さまの現象がしばしば生じるのは、上記のような理由からであると一人愚考し納得しているところです(苦笑。

 ところで、その患者さんは抗生物質も使用されておられるので、もしかして抗生物質による軽度の副作用による下剤効果が常習便秘を改善したということもあり得るのではないでしょうか?
 これもあり得ることだと思いますが・・・はたして???


折返し頂いたメール: 五苓散と猪苓湯のメカニズムについて興味深く拝見しました。

 抗生剤ですが、クラビットを処方しました。可能性は否定しきれないと思いますが、経験的にはセフェム系のものと違って下痢の頻度は少ない印象です。そして、以前にもこの患者さんは同薬を使用したことがありますが下痢はありませんでした。

 漢方薬の興味深い一面を体験できてよかったです。

アシナガバチの巣作り
アシナガバチの巣作り posted by (C)ヒゲジジイ

ラベル:五苓散 猪苓湯
posted by ヒゲジジイ at 09:27| 山口 ☀| 漢方と漢方薬関連の御質問 | 更新情報をチェックする

2009年03月26日

他者の質問の応答集はとても参考になったと書かれながら、自分の質疑応答はブログに転載を許可しない、という得て勝手な要求

 昨今、メールフォームを利用したご質問やおたよりが続いているが、いずれも「ブログへ転載しないで下さい」を選択される人や、明確な可否のチェックがないケースばかり。

 したがって注意書きに記載している通り(ギブ・アンド・テイクが成立し得ないので)いずれも、こちらからのお返事は御遠慮させて頂いている。
 だからせっかく面白い質問があっても、ブログで利用できない。更新が滞っている理由の一つがこれである。

 他者の質問の応答集はとても参考になったと書かれながら、ご自分の質疑応答はブログに転載を許可しない、という得て勝手な要求に同調することはできない。

 貴重な時間を潰してまで、このようなエゴに付き合ういわれはあるはずがないですからね〜っ。


漢方と漢方薬(医薬品)に関連したご質問フォーム


posted by ヒゲジジイ at 23:50| 山口 ☀| 漢方と漢方薬関連の御質問 | 更新情報をチェックする

2009年03月16日

半夏が沢山入っている星火温胆湯も直接に皮膚を乾燥させる作用はあるでしょうか?

年齢: 30歳〜39歳の男性
ご職業 : 会社員
簡単なご住所: 関東地方
お問い合わせ内容 : 過去の質問の中で、藿香正気散(カッコウショウキサン)や桂皮が入っている漢方薬などは、直接に皮膚を乾燥させる作用があると書いてあるのですが、半夏が沢山入っている星火温胆湯も直接に皮膚を乾燥させる作用はあるでしょうか?
 お願い致します。


御返事メール:あり得ることです。
 たとえば陰津虧損(陰液欠乏)の体質者が間違って温胆湯系統の方剤を服用すれば、大いにあり得る反応ですし、たとえ痰熱が存在する適応者が服用する場合でも、他方で痰熱が陰津を虧損する悪循環を繰り返すような病態では、温胆湯系列の方剤に、その人にとって適切な滋陰剤も併用しなければ、バランスの取れた配合にならず、滋陰剤のバックアップが不足するために、皮膚が乾燥してしまうこともあり得ることです。

 要するに単方(一種類の方剤)だけを長期間続けることは素人さんのすることで、往々にしてバランスが悪いことが多いわけです。


折り返し頂いたメール:ありがとうございます。

 杞菊地黄丸などを、星火温胆湯と併用する事は、乾燥肌の防止になるでしょうか?


御返事メール:杞菊地黄丸が適応する肝腎陰虚が並存することが間違いなければ、併用することでバランスが取れやすく、乾燥防止になり得ます。

 それ以前にもまた星火温胆湯が貴方に適応することに間違いない、という条件も必要です。


posted by ヒゲジジイ at 19:28| 山口 ☀| 漢方と漢方薬関連の御質問 | 更新情報をチェックする

2009年03月04日

メールが届かないのはすべてアナタの携帯の設定ミスっ!

お問い合わせ:2日程前に先生にメールを送ったのですが、返事を頂けなかった様なのですが…ずっと気になってたのですが、昨年の12月位から商品注文など何度かメールをしてますが、何の返信もないのですが(返信を頂く内容でもなかったですが…)もしかして、何か気分を害される様な失礼を私がしたのでしょうか…?気になりますので何らかのお返事頂けると幸いです。


お返事メール:一昨日直ぐにお返事を送っていますが届いてないのでしょうか?
 また、メールを頂いたら必ずお返事をお送りしていますが、そちらは携帯でしょうか?
 携帯では受け取りを拒否される場合があるようですっ!


折返し頂いたメール:すみません、届きました。もしかしたらと思ってましたが、変なメールが沢山来た時期があってのでメールフィルターしてました。ずっと気になってたのでホッとしました、お騒がせしてすみませんでした。


追記: 最近、このような問題が続いている。といっても数例しかないものの、携帯のアドレスを変えてからおかしくなったりしている。こちらはNTT系のgooメールで受信しているが、当方のアドレスまで拒否されているので、受け取れないのは当然である。
 問題は受け取り側のご自身の携帯にあることを自覚して欲しいっ!
posted by ヒゲジジイ at 14:02| 山口 ☁| 漢方と漢方薬関連の御質問 | 更新情報をチェックする

2009年03月03日

脾気虚がメインと考えるには、あまりにも矛盾する自他覚症状

年齢: 30歳〜39歳の男性
ご職業: 会社員
簡単なご住所 :関東地方
お問い合わせ内容: はじめて。○○○○と申します。

 西洋人参の帰経と脾気虚について、ご質問があるのですが、体質はとても暑がり、汗っかきで舌は赤く、黄色い舌苔もあります。

 風邪をひきやすいなどや疲労感、下痢などの症状は全く無いのですが、漢方の先生からは、脈診の診断で気虚や脾気虚があると言われました。
 下痢などの症状が全くなくても、漢方の症状では脾気虚がある場合はあるのでしょうか?

 暑がりで、のぼせがある脾気虚の体質改善には、西洋人参は適しているでしょうか?
 インターネットで調べたのですが、西洋人参の帰経は心肺腎になっており、脾には帰経してないと読んだのですが、西洋人参は脾を強くする効果はあるのでしょうか?

 また、イスクラ製薬から販売している香西洋参と西洋人参ではどちらが効果が高いのでしょうか?よろしくお願い致します。


御返事メール:脈診は医師や鍼灸師が行う範疇ですが、主観がとても入りやすく習熟度によってかなり診断能力に差が出やすいようです。ですから脈診ばかりでなく、舌診のほうこそ客観的に把握し、誰もが納得しやすい面があるようです。

 ご報告の様子では、舌が赤いということから、臓腑経絡系統の一部に熱証が存在する可能性が高いと思います。あるいは陰虚も存在するのかもしれません。
 また、黄色苔がある場合は、いずれかの臓腑経絡系統の一部に湿熱が存在する可能性が高いと思われます。

 それなのに、敢えて脈診から脾気虚を強調されるからには舌が大きく嬌嫩(きょうどん)であったり、歯型がくっきりとあるなどの現象が伴っているはずです。これらの状況が伴わなければ、脾気虚の診断もやや怪しくなります。

 もしもこれらの状況が並存するようであれば、上記の熱証あるいは陰虚証に加えてさらに脾肺の気虚が並存するやや複雑な体質ということになります。
 かなりバランスの取れた、上手な漢方処方を組み合わせる必要があることでしょう。

 自覚症状としては、とても暑がりで汗っかきということからは、脾気虚よりも熱証の存在や陰虚の存在の方がより重要だと思われます。

 なお、西洋人参は、中医学的には養陰、清熱、生津であり、また、ご指摘のとおり脾気虚とは無関係です。貴方に適切だとは言い切れませんが、あくまで部分的には当たらずといえども遠からずの部分もあのかもしれません???
 日本では食品扱いですので、効果云々についてはこれ以上書くことはできません。日本は恐ろしいほどの漢方後進国ですのでっ!・・・(苦笑


折り返し頂いたメール:お答えしていただきありがとうございます。

 乾燥肌と二の腕の角化症の治療で、白虎加人参油と少量の黄連解毒湯を飲んだ事があるのですが、ある程度、皮膚病には効果があったのですが、冷やす効果の高い白虎加人参湯や黄連解毒湯は、下痢などの症状がでなければ長期間のんでも大丈夫でしょうか?

 脾虚についてなのですが黄色の舌苔が厚いのですが、舌苔が付着するにはどんな原因があるのでしょうか?
 脾気虚がなくても胃熱や肝胆湿熱でも舌苔が厚くなると読んだ事があるのですが。

 舌苔があるからというだけでは、脾気虚が必ずあるとは限らないのでしょうか?

 また、西洋人参には補気の効果は無いのでしょうか?

 お願い致します。


御返事メール:実際に効果がある方剤こそ正解です。継続服用すべきかどうかは、身近に直接漢方相談を受けられている専門家と相談しながら、他の方剤との配合も絡めて臨機応変に専門家と直接ご相談しながら考えるべきです。

 それ以下の舌のご質問は、基礎理論をご存知ない方に説明するのは不可能ですので、あしからずっ(苔に関する質問のやや支離滅裂なご質問内容から、これ以上のコメントは無理だと判断しました。)


追記:苔の状態で脾気虚を判断するのではなく、主として舌体から判断されるものである。

 気虚があるとすれば、汗かきのことから、むしろ疑われるのは肺気虚の並存である。
 つまりアトピー患者でもしばしば遭遇する玉屏風散証である。黄連解毒湯などの清熱剤に肺脾の気虚に適応する玉屏風散の併用が必要な症例は決して珍しくない。

 なお、常々書いているように、五臓六腑それぞれの各臓腑経絡系統は一人の身体において、寒熱虚実が異なる現象が往々にして生じているので、想像以上に複雑なケースも多々見られるので、厳密に分析すれば、それほど単純に多少の脾虚証があるからといって、それだけをクローズアップすれば、往々にして逆効果の処方が出されるケースも多い。

 最近も、遠来者のアトピー性皮膚炎に、脾虚があるからといって人参湯を投与されて急激に悪化した経験を持つ女性が相談に来られたが、当方で初回に試験的に服用してもらっているのが茵蔯蒿湯(インチンコウトウ)や猪苓湯や地竜などで、脾虚に対する薬物は猪苓湯に含まれる茯苓と猪苓くらいのものである。



posted by ヒゲジジイ at 19:22| 山口 ☔| 漢方と漢方薬関連の御質問 | 更新情報をチェックする

2009年03月02日

漢方薬のピントがなかなか合わない場合

前回の続き

折り返し頂いたメール:早急なお返事ありがとうございます。

 仰せの通り、素人療法は禁物だと思いますので、地元の専門家に見てもらうことにいたします。

 一言申し上げさせていただくならば、私の探し方が甘いのかもしれませんが、中医学派の腕の良い先生は、東京でも探すのが難しいのです。
 高い薬や水を売りつける悪徳な先生はいますが・・・

 2週間ほど前、●●●●先生(たぶん先生もご存じかと思いますが)のお弟子さんから診断を受け、処方してもらいましたが、初回でもあったのか全く薬が合わず、逆に症状が悪化してしまいました。  それで、自分で処方を考えてみようと思った次第です。

 まさに本日そちらに再訪し、前回の処方は、全く合いませんでしたと言ったところ、この処方で再度試してくださいとなりました。

 薬が1回でぴったり合うことは期待すべきでもないので、何度か試行錯誤をしないといけないのでしょうが、今まで、いくつかの漢方家にみてもらい最低3回以上は通っても症状がほとんど改善しないことばかりで、正直うんざりというか諦めの境地なのです。

 本当なら、実家が●●でもあり、○○にも住んでいたこともあるので、先生のところに行ってみたい気持ちが強いのですが、実家にも何年も帰省しておらず、そのついでにというわけにも行かないのが現状です。

 今通っている漢方家でしばらく試してみようと考えておりますが、もし症状の回復が芳しくないようでしたら、意を決して先生のところにご相談にお伺いいたしますので、その時はよろしくお願い申し上げます。

 以上 長々と愚痴を申し上げて申し訳ございませんでした。


御返事メール:
> 今まで、いくつかの漢方家にみてもらい最低3回以上は通っても
> 症状がほとんど改善しないことばかりで、

とありますが、
 当方とて初回から効果がある人ばかりではなく、予想外に数回通ってもらった程度では無反応のまま四苦八苦する場合があります。

 ところが難病系も含めた一定レベル以上のかなり重い疾患では、多くは初回から効果が出始め、遅くとも数回以内に歴然とした効果が出やすい傾向がとても強いようです。

 メールのニュアンスから想像するに、きっと当方に来られても同様に直ぐに効果は出ないだろうと思います。

 当方とて漢方相談の皆さんが常にスムーズに効果を発揮出来ているわけでなく、半年通い詰めてもらってようやくまともに効果が出だしたというケースも折々に生じています。それ以上かかったケースもあり、その多くは神経症や不定愁訴的な要素が強い場合のようです。

 また、既にご存知と思いますが、当方では病気の内容と過去の漢方歴の内容によってはお断りするケースが多く、たとえば短期間で転々とされる「渡り鳥」さんは、すべてお断りさせています。
 メールのニュアンスからは渡り鳥さんのようにお見受けしますので、当方に来られるのは残念ながらご遠慮願いたいところです。申し訳ありません。

 一度くらいは長期間、同じ場所に通い詰めることをお奨めします。うんざりするほど通い詰めれば、ようやく体質的な問題点の本質をつかんでもらえることと思います。



posted by ヒゲジジイ at 20:57| 山口 ☁| 漢方と漢方薬関連の御質問 | 更新情報をチェックする

2009年03月01日

素人療法は禁物です

年齢: 40歳〜49歳の男性
ご職業 : 会社員
簡単なご住所: 関東地方
お問い合わせ内容: 先生のブログを拝見させていただいております●●在住のものです。

 2007年05月12日の高血圧と肝風内動(肝陽化風)も参考にさせていただき天麻鈎藤飲を処方してもらおうと近くの漢方薬局に相談したところ、生薬が揃わないので処方出来ないと言われ、大きな漢方薬局に行くと、桑寄生がどうしても入手できませんと言われました。

 桑寄生の代替になる生薬を入れて処方してほしいとお願いするも、日本漢方の方なのか良く分からない様子でした。そこで、厚かましいお願いですが、桑寄生の代替になる生薬は何が適切なのかを教えていただけないでしょうか?

 ご多忙とは存じますが、ご回答いただければ幸いです。


御返事メール:お問い合わせの件ですが、素人療法は禁物です。

 あの当時のブログ2007年05月12日のご相談者は、中医学理論を一定レベルご存知の鍼灸師の男性だったので、突っ込んだアドバイスを行ったもので、専門化向けの内容です。

 常々書いていますように、適切な漢方薬を得るには、中医学に習熟した医師や薬剤師にジックリと相談して適切な方剤を求めるべきです。

 こんなことを書くのもなんですが、そもそも中医学は、西洋医学的にマニュアル化できるほど単純ではありません。専門的な弁証論治にもとづいて、微調整を繰り返しながら適切な配合を求めるべきです。

 これまでもネットなどで齧った中医学知識や日本漢方知識を振り回す男女が何人も訪れましたが、ピンとはずれのことがとても多く、こちらの冷静な判断を狂わせる素人知識にばかばかしくて付き合ってられず、相談をお断りしたことすらあるほどです。
そういう人に限って、細菌とウイルスの区別もつかず、病院で出される医薬品はすべて抗生物質だと信じ込んでいる人など、一般教養レベルさえ疑われるケースばかりでした。

 ともあれ、結局、当時アドバイスした鍼灸師の先生は直接下関に二泊三日の旅程で来られ、三日連続の漢方相談を行っております。
 現在も折々にメール相談を行いながら、複雑な配合方剤を継続服用中で、一定の成果を得ています。

 基礎理論は共通でも、漢方薬と鍼灸とそれぞれ異なる分野だけに、むしろ同じ東洋医学の専門家の方のほうが謙虚になれるものかもしれません。

 関東地方には日本流の先生が多いらしいですが、中医学派も沢山おられるはずですので、地元の専門家を見つけられて詳細な漢方相談を求めるべきです。

 以上、意に添えないお返事で恐縮です。


posted by ヒゲジジイ at 00:35| 山口 | 漢方と漢方薬関連の御質問 | 更新情報をチェックする

2009年02月28日

相手に届かない返信メール(当方とは無関係の人たちばかりから受ける同類の愚問)

年齢 : 40歳〜49歳の男性
ご職業: 医療・福祉関係
簡単なご住所: 九州地方
お問い合わせ内容: 今度の薬事法で、郵便による販売も禁止になるようですが、本当に毎回そちらに行かなければ購入はできないのでしょうか?


お返事メール:同様の質問を受けるのは、決まって貴方のように当方とは無関係な人達ばかり からです。

 (新人さんの一人の例外を除いて)常連さんやお馴染みさんからは同様の質問を受けることがまったくありません。

 きっと深い信頼関係がお互いにあるからに違いありません。


追記:お返事メールは相手に届かない。メールアドレスを誤記しているものと思われる。


posted by ヒゲジジイ at 20:12| 山口 | 漢方と漢方薬関連の御質問 | 更新情報をチェックする

2009年02月15日

メール相談だけでネット通販に頼る漢方薬購入の大きな問題点

年齢: 30歳〜39歳(女性)
ご職業 : 会社員
お問い合わせ内容 : はじめまして。

 2006年に出産後、風邪・蓄膿症(年1回程度)を繰り返し困っています。最近では去年12月に風邪から蓄膿症になり現在も抗生物質他の薬を飲み続けています。

 蓄膿症にならなくとも、2ヶ月に一度は咳・だるさのみの風邪を2週間ほどひきます。症状は以下の通りです・喉がイガイガしてくる→近所の耳鼻科へ→「たいしたことありません」と言われ薬ももらわず帰ってくる→その後1週間くらいで咳が止まらない風邪をひく(この間にベンザブロック喉用を1週間くらい飲むと効くこともまれにある)・咳がひどく、職場でも心配され、家庭では家事もままらなない状態が2週間ほど続く→完治、または蓄膿症へ・その他気になる症状としては、げっぷが非常に頻繁にでる(リラックスしていると出やすい)・外耳が常に痒くかきこわすことが多い・冷え性ちなみに耳鼻科専門の病院にもかかりましたが、手術が必要な状態でもなく、アレルギー検査も陰性でした。

 現在は2児の母でありフルタイムでの仕事も持っているため、何かよい薬がないかと思っています。
 経済的にあまり余裕はないため、できるだけ安価で現在の症状を緩和できる薬を紹介いただけないでしょうか?

 お忙しいところ恐れ入りますがよろしくお願いいたします。


追伸:先ほど相談した●●です。直接伺えないと駄目だと知らずにメールしてしまいました。失礼しました。
 もちろん先ほどの相談は忘れてください。以上、お詫びまで


御返事メール:
匿名でブログに利用させてもらえるのですから、簡単なお返事くらいはできますよ。
 その程度のことはギブ・アンド・テイクです(笑。

 貴女の様な呼吸器系の虚弱な人が、三十五年間に体質改善を求めて、随分多くの人の相談に乗ってきましたが(もちろん直接来られる人ばかりですが)、一つ一つの漢方薬は安価でも、実際に効果のある配合は、僅か一処方や二処方ではほとんど不可能に近いものです。

 長年の経験上からお返事しているのですが、根気とほどほどの経費は継続的に必要なものですが、それらの多くの人が、1〜2年以上の長期間かかって8割がた改善できたものですが、それによって漢方薬の本質を体験して嵌ってしまった人が数多くおられます。

 またとても重要なことですが、メールだけの相談くらいではピントの合った処方はなかなか微妙なところが見つからないものです。
 しばしば、ネット通販ばかりに頼って転々と購入場所を変えながら治らず、当方にも電話やメールだけで薬を送って欲しいという依頼が多いのですが、安易な方法に頼ってもなかなかうまくいくものではありませんので、当方では一度は必ず直接来られない人には漢方薬は販売していないことは、お気づきの通りです。

 本当に身体を丈夫にしたいと思われるのでしたら、地元近辺の漢方専門薬局に直接出向いて定期的に通い詰めるのが最も近道です。
 但し、一定の経費は免れないものと思います。

 具体的な処方名のヒントは差し上げることは不可能で、メールだけでのタナボタは、なかなかないものと思います。


折り返し頂いたメール:お忙しいところ返信いただき、ありがとうございました。
 返事がいただけると思っていなかったのでびっくりしました。

 いただいたアドバイス、良くわかりました。
 教えて頂いたとおり、近所の漢方薬局を訪ねてみたいと思います。
 アドバイスをいただいていなければ、ネットで自分で選んだ漢方薬を服用しただけだったでしょう。

 ある程度の経費をかけて気長に進めていきます。

 ありがとうございました。


posted by ヒゲジジイ at 00:14| 山口 ☀| 漢方と漢方薬関連の御質問 | 更新情報をチェックする

2008年12月23日

一度だけでも直接来られないことには漢方相談は不可能

性別 : 男性
年齢 : 40歳〜49歳
具体的な御職業: 医師
お問い合わせ内容 : この度はお世話になります。

 7年前に激務と精神的ストレスから「抑うつ状態」となり、心療内科に通院中ですが、完治しません。漢方で治療経験が豊富な御様子ですが、遠方のため受診できません。

 メールもしくは手紙で詳細な病状を報告しますので、漢方の処方をお願いできますでしょうか。よろしくお願いいたします。


お返事メール: 激務によるストレス反応、察して余りあります。
 真面目系の人達が陥る「鬱症状」には、適切な漢方薬によってよく奏功するように実感します。

 時に理解に苦しむ不定愁訴症候群や自律神経失調症とは異なり、真面目系の人達が陥る「鬱症状」には漢方薬はよく奏功するようで、その代表的な方剤が四逆散です。
 適応があれば重症でない限りはかなり有効です。但し、各社製剤による優劣は想像以上に大きいことも実感しています。

 四逆散だけでは効果不十分なケースも多く、弁証論治に基く適切な方剤の配合を駆使する必要があります。その場合は、ご本人に直接お会いして舌象など観察する必要があります。

 愚娘は神経内科医ですが、研修医時代に抗鬱作用のある四逆散や牛黄製剤あるいは麝香製剤などを常用して凌いでいましたが、うっかり四逆散の服用を忘れていたら落ち込んでしまい、いかに四逆散が有効に作用していたかを実感したといいます。

 体質にもよりますが肝気鬱結があきらかであれば、質のよい四逆散を常用するだけでも少しは違ったかもしれません。

 ともあれ、すでに四逆散などは利用されているかもしれませんが、一度も直接来られない方には(常連さんやお馴染みさんのご家族でもない限りは)漢方相談は不可能です。
 悪しからずご了承下さいませ。


【編集後記】
必ず一度だけでも来局して頂く理由⇒http://www.canpo.biz/sisei.html
posted by ヒゲジジイ at 18:06| 山口 ☁| 漢方と漢方薬関連の御質問 | 更新情報をチェックする

2008年11月26日

初回から速効があった漢方薬が次第に効力を失うことがあるのはなぜか???

IMGP0305aaa.JPG

 タイトルの回答は極めて明白である。
(但し、頑固に続く慢性疾患の場合の話であり、急性疾患や変化の激しいアトピー性皮膚炎などは除外っ!)

 服用開始初期には驚くほどの速効があって、あれほど喜んでいたのに、次第に効力が減退して10日も経たずして半分以下に下落することも珍しくない。

 ぬか喜びに終わって、ひどく落胆し、薬に慣れたから効かなくなったと嘆く短絡的な人もいるので、事前に警告しておく必要がある。
 漢方入門当初にもしばしば経験したことで、服用者のみならず当方も何故か理由が分からずに五里霧中に陥ったことも再々であった。

 ところが事実は何のことはない、併用処方が不足していることがもっとも多く、次には濃度不足かのいずれかであり、両者が原因であることもザラである。
 この厳然たる事実を事前に伝えておかないと、世の中には短絡的な人達が多い世の中だから、漢方薬の信用を落しかねない。

 蛇足ながら、短絡的といえば真面目な同業者に強くアドバイスしておきたいことは、この世には得て勝手で短絡的なエゴイストが蔓延しているので、客面(キャクヅラ)する不遜な人達や、あるいは逆に慇懃無礼な連中の漢方相談はなるべく避けることである。

 これらの人達をひとたび扱うと、後々まで祟られることがあるので、君子危うきに近寄らずっ!である。

 それらのクレーマー予備軍に無駄な時間を奪われていると、他の真面目な御相談者に結局は迷惑が及ぶのである。

参考文献:イヤな客には売るな!

posted by ヒゲジジイ at 23:44| 山口 ☀| 漢方と漢方薬関連の御質問 | 更新情報をチェックする

2008年11月25日

「本人を連れて来ないと駄目ですかっ?」という訪問者が同時に2名

IMG_0724aaa.JPG

 同時に二人、男性と女性が来局した。だからてっきり同伴者と思い込んでいた。

 中年男性いわく「帯状疱疹でよかったという人に紹介されたが、本人(母)を連れて来ないと駄目ですかっ?」といわれる。
 言下に「モチンロンっ」と、その理由を言いかけたらサッサと出て行かれたので、てっきり同伴者とおぼしき女性に、帯状疱疹ならまずは病院治療が先でしょうっ、ご高齢者の場合、難しい時代ですので以前来られたことのある人でなければ、ましてや急性期に・・・と縷々説明してお断りしようとしていると、先ほどの男性とはまったくの他人さんとのこと。

 こちらの女性の場合も、母親のご相談とかで、足が冷えるので・・・やはりご本人を連れて来ないと駄目でしょうかっ?とのことで、足が冷えるのならカイロでもしてあげて下さい、ご本人を連れてこられたところで、漢方薬を服用されるよりもカイロやアンカででも温めた方が効果的ですっとお断りした。

 足が冷えるだけの問題で、ご高齢者を連れて来られても困るのであった。

 なにせ、村田漢方堂薬局の方針は、みずからの意志で積極的な人だけが対象であり、ご家族を連れて来る来ないの相談なら、正直言ってありがた迷惑なのであった。

 もちろん常連さんには80歳を超えられたご高齢者は多いが、そのような特別な常連さんたちとは異なって、80歳を超えてはじめて当方の漢方を求められるのは、十分な意思の疎通がはかれないのでなかなか難しい。

 若い頃からたまにでも何度か来られたことのあるご高齢者であれば、当方の流儀を心得ておられるので可能なことが多いが、まったくはじめてのご高齢者は苦手であり、ほとんどお断りせざるを得ない。

 但し、常連さんやお馴染みさんのご家族の場合はまったくの例外で、義理人情としても当然のことながら御相談に乗っている。

posted by ヒゲジジイ at 22:32| 山口 ☀| 漢方と漢方薬関連の御質問 | 更新情報をチェックする

2008年11月15日

病状に適した漢方薬の配合を手に入れるには・・・

性別 : 女性
年齢 : 30歳〜39歳
簡単なご住所 : 関西地方
お問い合わせ内容 : はじめまして。
 お忙しいところ申し訳ありません。私の症状が漢方で治るものかご判断をお願いしてもよろしいでしょうか?

 今現在、とある薬局から送ってもらって漢方を飲んでいます。一応、肝欝化火症ということで四逆散と強平胃食傷散を飲んでいます。8月末から飲み始めて殆ど切らすことなく飲んでいますが、体調がよくなったような面もあるような新たな症状が出てきたような感じでよくわからず不安な状態です。
 その不安を薬局に言いますと負荷(ストレス)がかかってるからではと言われています。

 最近東洋医学の名医を読みまして村田先生にみてもらいたい気持ちがあります。
 体調は4年程前から崩して1年程前よりさらに体調を崩しました。8月に退職をしていまは無職の状態です。

 8月末から漢方を飲み始めました。ためいきや感情の乱れや生理痛が酷く(チョコレート膿腫)胃痛、下痢があるということでその漢方だというなのですが、最近でも身体の冷えが部分的に強く、背中がこり、だるくしんどい時が多いのですが、微熱と目がショボショボする感じが不快な症状として加わった感じがしているのですが、このような症状も漢方で治すことも出来るのでしょうか?

 まずは、村田漢方堂薬局さんに行けばいいのかもしれませんが、遠く今の体調では不安もあります。お忙しいところ申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。


お返事メール:服用されている漢方薬は肝気鬱結に対する四逆散と寒湿困脾に対する平胃散ですので、肝欝化火に対する方剤ではありません。

 それはともかく、その薬局には直接足を運んだことが何度かあって、その後の通信販売で購入されておられるのなら不自然ではありませんが、もしも一度も足を運ばずにメール相談や電話相談だけで購入されているとしたら、適切な方剤が得られないのは当然です。

 一定のレベルに達した疾患を漢方薬で治そうとされる場合、正確な弁証論治にもとずいた適切な方剤を選ぶことが必須ですので、一定の時間をかけた綿密詳細な漢方相談を必要とします。

 子宮内膜症による生理痛も激しいようですので、当然、婦人科系統の適切な方剤も必須となります。そのような配合の配慮がなされているわけではありませんので、四逆散と平胃散の併用くらいでは治らないのは当然だと思われます。

 いずれにせよ、足を運ぶことなく漢方薬を求められたのなら、滅多なことで適切な漢方薬を手に入れることは出来ないことでしょう。
 慢性疾患を克服するには、その方面が得意分野の漢方薬といえども、個別性にフィットした方剤が必要であるだけに、何度か足を運ぶ苦労無しには、そうそう簡単にはゆかないものです。
posted by ヒゲジジイ at 01:36| 山口 ☀| 漢方と漢方薬関連の御質問 | 更新情報をチェックする

2008年11月08日

昨日の参苓白朮散の質問者の続き(素人さんの誤解)

折り返し頂いたメール:
 なにか意地悪っぽくなりましたね(汗)
 確かに「効果は出ない」とは一言も書いてありませんね(汗)
 でもあの書き方はそんな風に言ってるように受け取れますが…。

 参苓白朮散はレベルの低い漢方薬なんですか!
 いきなり強い薬を処方されるよりはいいですよね…?
 う〜ん…私のニキビは重症で苦しんでる人から見れば軽症になるかもしれません(汗)
 思春期からずっと続いていて、本人とってはかなりの悩みなんですけどね。

 ミルサーを注文したことだし、とりあえず散剤試してみますね。
 散剤で服用する場合は、煎じ薬の量の1/6くらいでよろしいでしょうか?
 あと、処方では党参になってたんですが、人参に変えてみます。
 いい香りで食べると甘くて好きだったんですけどね党参…。
 勝手に散剤に変えるとか生薬変えるとかとんでもないシロウトですね(笑)


御返事メール:
> でもあの書き方はそんな風に言ってるように受け取れますが…。

 素人にみせる文章ではなかったということでしょうっ。

> 参苓白朮散はレベルの低い漢方薬なんですか!

 なんだか、親切にお返事をしてあげても、逆撫でされているような気分になりますねっ。
 これだから中医学の基礎理論を知らない人には、教えるのにも一苦労するので、説明するのが嫌になるんですよっ。
 ニキビが重度になれば、多くは熱性炎症となるので、参苓白朮散では適応外になりがちである・・・これ以上説明しても基礎が無い人には無理かもしれませんね。

 そもそも参苓白朮散がニキビに応用できるのは脾虚気弱の条件下であることは承知とは思いますが、⇒ http://www.cyuikanpo.com/jinrei.html
 気弱の割には意外に気の強さがメールには現れているではないですかっ?

 正式な粉末薬を入手して、正しい使用分量を知りたければ、

http://murata-kanpo.seesaa.net/article/109202460.html

 ここに貴方の文面と共に、「追記」の欄に記しています。

 ネットで調べれば、杉原達二商店で製造販売されていることくらいは直ぐに知れることでしょう。
 書いた本人が忘れるような文面を拾い出せる能力がありながら、これくらいのことも調べがつかないはずは無いと思うのですが・・・

 なお、念のため、お問い合わせフォームに書いていたことですが、

ご質問の内容および当方からのお返事の内容をブログ
「漢方と漢方薬の質疑応答集と村田漢方堂薬局の近況報告」
または、「漢方と漢方薬の真実」サイト
で掲載する場合があることをご承知下さい。

 掲載にあたっては、当然のことながら、お名前やご住所・E-mailなどは全くの対象外であり、ご質問の内容だけを利用させて頂くものですから、ご安心下さい。
 御質問に対する応答が何度か繰り返される場合、その往復メールに関しましても上記のブログやサイトで、あくまで必要に応じて再録させて頂く場合がありますので、悪しからず御了承下さい。
 ブログ類への掲載をご承認出来ない場合は、その旨お申し出下されば、当方からのお返事も差し控えさせて頂きますので、悪しからず御了承下さいませ。 


 と記していますので、この往復メールも匿名のまま、転載させて頂く場合があります。

posted by ヒゲジジイ at 19:33| 山口 ☁| 漢方と漢方薬関連の御質問 | 更新情報をチェックする

2008年06月11日

活字の重複

性別 : 男性
年齢 : 70歳〜79歳
簡単なご住所 : 四国地方
具体的な御職業 : 医師
お問い合わせ内容 : サイト・ブログ管理日誌かっこうしょうきさんを見ると字が重なっている部分があります。


お返事メール:拝復
 ご指摘のページは、http://mkanpo.exblog.jp/3531673/ だと存じますが、Windows Internet Explorer6 で見る限りは文字の重なりは確認できません。

 あるいは先生が利用されておられる機種のOSがアップル社など異なるためにCSS(スタイルシート)によるデザインのズレを生じているのかもしれません。

 こころみに先ほど標準的だと思われるCSSを指定してデザインしてみましたが、もしもまだ重なりが見つかるようでしたら、ご面倒でも具体的な場所をお知らせ下さいませ。
 先生が使用されているパソコンのメーカーをお知らせ下されば幸いです。


折り返し頂いたメール:その後VISTA32 IE7.0 の方をプリントアウトしたところ、最初の書棚の写真はプリントされませんでしたが、ディスプレーMACでは重なっている部分は正常に印字されました。

 小生も以前HPをだしていたときにこのようなことが起こりましたのでMACとWIN両方を使っていました。
 MACでは時々おかしくなりましたが、WINでアップロードすると間違いがありませんでした。


ヒゲジジイのお返事:具体的なご報告、ありがとうございます。

 先生のご指摘がきっかけで少し心配になり、IE6とIE7違いを比較してみましたところ、ご指摘のブログでは大丈夫だったのですが、他のブログやサイトで、IE7になると明らかにデザインが崩れているものが見つかりました。同じ舞頃ソフト社のものでもブラウザによって、こうもデザインが崩れるものかと驚いています。

 なおさら、MACのブラウザではデザインの崩れが出るのも頷けます。でも、残念ながら小生はMACは所持していません。
 
 プロのWebデザイナーであれば、ブラウザ毎の問題はうまく調整できるのでしょうが、なにせ素人ゆえ、すべて基準はIE6のブラウザで制作していますので、あしからずご了承下さいませ。(IE7にもなるべく対処できるように注意するつもりです。)


折り返し頂いたメール:ファックス番号をお知らせ戴ければ、プリントアウトしたものをファックス致しますので参考にして下さい。


 【追記】 同じIE6のブラウザでありながら、http://mkanpo.exblog.jp/3531673/ の部分、当方での視認においても印刷においても⇒ http://www.mkdy.net/ka1.html のようにすべてすっきりと字の重なりはみられないが、ご指摘下さった先生のブラウザで見える画像は⇒ http://www.mkdy.net/ka.html であるとファックスで送って頂いたもの。
posted by ヒゲジジイ at 23:57| 山口 ☔| 漢方と漢方薬関連の御質問 | 更新情報をチェックする

2008年06月01日

今年の春から目立つ急性皮膚炎の御相談

性別 : 女性
年齢 : 40歳〜49歳
ご職業 : 主婦
簡単なご住所 : 西日本地方
お問い合わせ内容 : はじめまして。お忙しいと思いますが、よろしくお願いします。

 顔の湿疹についてお伺いします。4月半ば頃、急に瞼から頬にかけてかゆみと赤い湿疹がでました。
 毎年季節の変わり目には顔に何らかの皮膚トラブルがあり、困っています。

 もともと、20年前に主婦湿疹が出来たときに病院処方のステロイドを常用して7年、ステロイドが効かなくなり思い切って止めたら、顔・手・腕に膿や汁が出始め入院。
 しかし、病院の処方はやはりステロイドで、怖くて使えなかったので、出来たばかりの近所の漢方薬局にお世話になり始め、見た目はきれいになるまでに回復しました。そうなるまでに数年かかりました。

 その信頼感より、10年近くお付き合いしてきましたが、この数年患者さんが急速に増え、雇われている方(薬剤師?)が処方されるので、専門の知識があるのかもわかりませんし、処方された漢方を飲んでも一向に改善されないことや、私の症状に関係あるのか分からない薬を勧められるというような事が頻繁に続いたので、薬局を替える決心をしました。

 私は、首・背中・肩の痛みが酷く、右手足のしびれもあるため夜も寝られないといった日々が3年くらい続いています。もちろん整形外科にも、産婦人科にも、内科にも行ってみましたが全く改善されず・・・病院でもツムラの漢方薬はいただきました。

 ツムラではしびれは改善されたのですが、その他は全く改善が見られず5ヵ月が経った頃に今回の顔の湿疹です・・・が、その時、丁度県外の実家に行くことが決まっていましたから、かゆみが治まればという気持ちだけで実家の近辺の漢方薬局に駆け込んだわけですが、今のところ背中の痛みが回復した以外変わりません。

 一週間程度で治ると言われた湿疹もかゆみも一進一退です。ツムラの服用は効いていないから止める様に言われたので服用していませんが、最近また右手足のしびれが出てきました。症状は告げるのですが。あれこれ替える私が悪いのでしょうが、今までなら回復しているであろう日数を過ぎても回復の兆しが見られないので、何が原因でどうしていいのかわからないのです。

 化粧品も、17年間変えていません。紫外線には弱いので、ヘルペスがでたり顔がすぐ赤くなり痒くなります。今回も単純に紫外線のせいかなと思っていたのですが・・・


お返事メール:光化学スモッグ注意報がしばしば出されているという話を聞きます。
 春先から黄砂も混じって未だにひどい状況が続いているように聞いていますが、もともとアレルギー体質の人で皮膚の敏感な人は覿面やられているようです。

 アナタの場合、もともと皮膚が弱い体質のようですから、その当時できたばかりの漢方薬局で数年かかって治してもらっているのなら、同じ先生にご相談された方が、体質をよくご存知なはずだけに、もっとも能率的だと思います。

 今回はその先生ではなく雇われている人が出される漢方薬類では無効とのことですが、遠慮されずに以前、治してくれた先生を指名されるべきです。

 ときどき漢方薬局をハシゴされるかたに遭遇しますが、諦めも早く直ぐに去っていかれます。

 以前、治してくれた実績を頼りに、もとの薬局にもどられた方が無難なように感じるのですが、アトピー性皮膚炎と異なって、一般の湿疹類では、時に掴みどころがないために、しばらく治療薬を見つけるのに難航する場合も現実にはあります。

 文面からお困りの様子がヒシヒシと伝わって来るのですが、やはりあまり転々と薬局を変えない方が無難なように思います。通える範囲で頑張るのが一番能率がよいものです。是非、同じ先生を指名されて再度、お願いしてみられてはどうでしょうか?
以前の体質をよくご存知な分、早く適切な漢方薬を見つけてくれるように思います。

 村田漢方堂薬局でも、以前他の病気で治った人が、新らたな病気に罹患し、漢方薬ならどこも同じと思ったらしく、保険漢方や漢方薬局の無表示医薬品(漢方薬)など、転々として、結局治らず、その間に拗れ回して久しぶりにやって来られたケースでも、こちらは以前の体質を知っているので、現在の状況と比較検討した結果、早い段階で適切な漢方薬の配合をお出し出来たケースはザラにあります。

 きっと同様なことが実現するのではないかと推察します。


折り返し頂いたメール: お忙しい中、早いお返事有難うございます。

 光化学スモッグが原因かもしれないのですね。長時間外出すると、痒みを伴う発疹が現れるので、紫外線の事しか思いつきませんでした。

 私自身も先生のおっしゃる通り、本来なら近所でもありますし長年診ていただいた薬局で・・・とは思いますが、相談しようにも相談の予約が一杯との事で、直接お話すら受け付けてもらえない状況です。

 以前は、必ず薬局の専門の先生に問診なり触診なり間を縫って直接の診断で処方していただけていたのですが、手が足りないらしく、今回のような急な事ですと他の薬剤師さんがカウンターで状況を聞いて処方するという形しかとってもらえなくなりました。

 もちろん、予約を取ればいいのですが、相談予約もどうやら待ち状態のようです(針もされているので、漢方の相談と掛け持ちで一人がなさってます)。

 慢性病の処方ならどなたでも処方してくださればいいのですが、急な事の時には、やはり直接診ていただきたいのです。
 それを頼んだのですが、専門の先生に診ていただくのは無理だと言われて、やっと見つけた行き場を失ってしまったようで困ってしまったのです。
 
 先生の文面から察しますと、やんわりと先生の薬局に行っても長続きしないだろう・・・とおっしゃっているのではないかと思います(違っていたらすみません)。

 先生も真剣にお答えくださっているのはよく分かりますし、私も皮膚だけでなくこの数年思わしくない体調を正常に近づけたいと真剣に思っていますので、そちらに伺って続けられるのかよく考えます。

 その時の状態をみながら薬を替えるため、初めは極力頻繁に伺う方がいい事も十分わかっているつもりですので・・・
 お伺いしました時には宜しくお願いします。
 有難うございます。


お返事メール:
その薬局は、●●●薬局さんのことでしょうか?
だとしたら随分、発展されたということですね。
鍼灸もやっておられるから予約者が本当に詰まっているようですね。
 ところで、

> 先生の文面から察しますと、やんわりと先生の薬局に行っても長続きしないだろう・・・とおっしゃっているのではないかと思います

と書かれておられるのは、そのとおりです。

 これがお電話なら、もっときつい表現をしていることも再々です。
 電話では今日もお問い合わせが数本かかっていましたが、すべてお断り口調でお返事しています。

 そもそもお問い合わせされる段階というのは迷われている証拠だから、迷いをなるべく早く断ち切って差し上げる老婆親切です。
 親切めかして勧誘するのは、趣味に反します(苦笑。

 予告なしに一大決心で来られる人たちにこそ意気に感じて仕事が出来るという、ぐうたら老人なので、皆さんには申し訳ないことです。


 【編集後記】  上記のような常連さん?やお馴染みさんを優先的に大事にされない薬局さんというのも、やや怪訝であるが、その点では、村田漢方堂薬局では全面的に常連さんやお馴染みさんを優先的に御相談に乗っている。
 ところが、この常連さんやお馴染みさんこそ、慎ましく遠慮深い人が多いので、新しい人に時間を譲る傾向が強い。
 過去の長患いの苦しみを熟知されている人達だからこそではあろうが、村田漢方堂薬局では常連さんやお馴染みさんこそ優先しなければ罰が当たる。

 それはともかく、良い意味での確信犯の御相談メールは以下のようである。
 通常ならブログに取り上げることはあり得ないシンプルな交信であり、このようなお問い合わせばかりだったら「問答集」ブログが成立し得ないが、ヒゲジジイの漢方に賭けてみようという気迫が感じられる。(こういうケースでは寛解率が高い。)


性別: 女性
年齢 : 30歳〜39歳
ご職業 : 無職
簡単なご住所 : 西日本地方
お問い合わせ内容 : はじめまして、喘息の事でご相談がしたいので、薬局の方へお伺いしたいのですが、比較的すいてる曜日があればおしえていただけないかと思ってメールしました。お返事お待ちしています。


お返事メール:
 月曜日と土曜日以外は、多くはのんびりやってますが、思いがけないときに混雑するときがあります。


折り返し頂いたメール:
 お返事ありがとうございました。とても参考になりました。そのうち伺うと思うので、よろしくお願いいたします。


後日談(平成24年記):記憶に間違いなければ、この女性は肺熱肺陰虚に痰熱が合体した病証で、辛夷清肺湯に小陥胸湯加味製剤に天津感冒片などの併用で、速効を得てしばらく服用されていたが半年もしないうちにほとんど根治されてしまった模様。
 平成23年暮れには風邪で病院に行ったら抗生物質が出され、うっかりそれを飲んだら激しい下痢が生じて止まらなくなり、病院治療でも止まらないので下痢を治して欲しいとやって来られていた。(真武湯とイオン化カルシウムで治癒。)
posted by ヒゲジジイ at 10:02| 山口 ☁| 漢方と漢方薬関連の御質問 | 更新情報をチェックする