上咽頭癌がかなり脳に近い奥の方まで浸潤していた初老の男性。
とうぜん手術不能ゆえ、病院では抗癌剤投与と放射線治療。
こちらでは、やや高価な物も含む多種類の中医学・中薬学で抗癌中草薬とされている様々な組み合わせのサポートも熱心に続けられ、基本的に患部は消滅して、今後の検査は一年に1回でよいということになっていた。
ということで、ほんの数年音信不通になっていたのだが、しばらくして脳梗塞に見舞われ、かなり回復したものの、手の痺れが気になるという新たな相談。
そこで、補陽還五湯エキス製剤を飲んでもらうことにしたものの、日本の製剤は黄耆の配合量があまりにも少なすぎるので、いずれは衛益顆粒などで黄耆の量を増やすべきことを伝えている。
この脳梗塞の原因は、ご本人の考えによれば、頭部にも放射線をかなり照射されているので、これが原因ではないかと言われる。
思い出してみれば、放射線だけの問題に限らず、抗がん剤を使用されたのち、癌が根治したとされる状況下で、軽度の脳梗塞が生じた人が何名かあった。
西洋医学治療においては、多少の副作用は止むを得ないのかもしれない。
とはいえ、一難去ってまた一難とはよくあるもので、いったん最初の癌が根治したつもりであっても、しばしば新たな再発をみたり、まったく別の癌が出てきたりということもあるので、音信不通になっていた人が、また新たな相談ということも珍しくない。
ただし、いちおうの根治とされたあとも、予防的に漢方サポートを継続している人では、継続している種類と数にもよるものの、新たな癌はもとより、脳梗塞などの問題が生じたケースは、ほとんど思い出せない。
応援したくないアンチの人が多いですね⇒
2008年10月19日の茶トラのボクちん(4歳) posted by (C)ヒゲジジイ
2023年09月19日
癌治療による必要悪というべき副作用なのだろうか
posted by ヒゲジジイ at 22:21| 山口 ☁| 上咽頭癌・下咽頭癌・中咽頭癌
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