2024年02月29日

過去の経験則で言えることは・・・

 先日、十数年前まで記憶のある当時のお馴染みさんから、久しぶりに電話があり、再開しようかどうしようかと迷っているが・・・という相談だったから、女性薬剤師は、当然のことながら、迷っているくらいでしたらお止めなさいと鄭重に断っていた。

 過去の経験則で言えば、迷っている人を説得して勧めても、のちのちロクなことがない。

 ましてや大した内容の問題でもない、老化に備えての話だから、重大問題でもないはなし。

 もともと迷っている人には、説得してまで漢方を利用してもらおうなどと考えなくなったのは、過去の不愉快な経験則から、長年それを貫いてきた。

 本当に漢方を必要と考える人たちは、西洋医学だけでは心もとなかったり、あるいは最も多いのが、西洋医学治療で効果がほとんどなかったり、副作用などで却って悪化した人達である。

 悪性腫瘍類では、西洋医学治療と漢方サポートの併用で、ステージ4でさえ、根治した例はそれほど珍しくもなく、なかには抗癌剤がまったくの逆効果で、漢方薬類に頼らざるを得ず、ステージ4のスキルス胃がんが根治した生き証人が地元で20年近く健在で、現在も引き続き服用中である。

 いずれにせよ、漢方を再開するかどうか迷っている人は、たとえ過去のお馴染みさんだったとしても、勧めるつもりは毛頭ない。

 それでなくとも昨今貴重な漢方薬類は、いつなんどき品切れや、製造中止となる不測の事態が絶対にないとは言えないシンクロニシティの時代。

 シンクロニシティといえば、ビルマの内乱やウクライナへのロシアの侵略、イスラエルによるバレスチナへの過度の制裁など、世界中で殺戮に対する閾値がますます低くなり、今後もますます思いがけない紛争や侵略が同時多発する恐れなしとしない。

 蛇足ながら、少なくとも断言できることは、ウクライナが過去、核を放棄しなかったら、ロシアによる侵略は絶対になかったというのが現代社会の常識である。
応援したくないアンチの人が多いですね


2009年2月28日の茶トラのボクチン4歳 posted by (C)ボクチンの母
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2022年05月27日

サイコパスの国家元首が蔓延する世界と同様に

 サイコパスの国家元首が蔓延する世界と同様に、人類の一定数はサイコパスやそれに近い人達がかなりな割合で存在するということでもある。

 ということは、日本人の中にも、プーチンほどの異常者でなくとも、自分勝手なエゴイストは五万と存在しても何の不思議もない。

 コロナ禍が2年半近く続く中、仕事上ではお馴染みさんや常連さんだけに限定した仕事に専念して、新規の相談を一切お断りするようになって(といっても気心の知れたお馴染みさんや常連さんのご家族の場合は例外もあり得るものの)、昨今あらためて感じることがある。

 すなわち、新規相談者の中には、かなりな割合で性格のあまり良くないエゴイストがかなり混じっていたこと。
 さいわいなことに、あらかじめ察知できることが多かったので、あらゆる理由を並べて、相談をお断りしていたものだったが、いったん相談に応じて、後々に気が付くこともあったが、理不尽なワガママを断固として受け付けなかったので、必然的に無音となるものだった。

 昨今でも、新規相談の問い合わせ電話や、突然店頭に訪れる人達が続いているが、必ずコロナ禍という事情を話してお断りするので、まことに申し訳ないとは思いつつも、その何割かは、横柄な態度や口上での問い合わせや申し出にウンザリ。

 性格の悪い世界中の独裁国家などの為政者の割合と同じくらいだな〜と変なところに納得するのだった。
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2012年05月27日の茶トラのボクチン(8歳)
2012年05月27日の茶トラのボクチン(8歳) posted by (C)ヒゲジジイ
ラベル:サイコパス
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2021年10月23日

あらずもがなのプライド━武士は食わねど高楊枝

 思い返せば、漢方入門当初から直ぐに専門薬局を開設し、漢方の素晴らしさを皆に知ってもらおうと地元の人達の要求に応じて、せせっと相談販売を行っていたが、中には病院に行くのが面倒だからと来局する人は、おおかた態度がデカい。

 こちらも生活がかかっているので我慢して付き合っていたが、たいした病気でもないか、あるいはもしかして重大な疾患が隠れていた場合に、発見が遅れた場合、病院では「薬局で漢方薬を飲まされていたので!」と悪口を言われ兼ねない、と想像力を逞しくするようになったのだった(苦笑。

 というのも、たとえば高血圧くらいで、病院に行くのが面倒だから、かわりに何か効く漢方を出してくれ、というレベルの要求には、高血圧に即効があるのは、明らかに西洋薬であることに間違いないし、そもそも多くの高血圧患者は、減塩の食事に切り替えれば自然に正常化するものを、日本人はあまりに塩分の接種量が多過ぎる。

 そのことを伝えても、態度がデカいばかりで、親切なアドバイスでも、減塩を守る人は僅少だから、とうとういつの間にか、病院やクリニックなど、西洋医学治療で治る病気の人は、漢方を出さずに、まずは病院やクリニックで診てもらうようにと方針を転換するようになったのだった。

 のみならず、怪しい症状をかかえながら、病院での受診を恐れたり面倒がるなどの理由から、漢方薬を求めて来られる深刻な状況の人達こそ、本当に重大な疾患が隠れていた場合は困るので、まずは病院でしっかり診察してもらって、治療をしてもらい、それでも治らない場合には、必ず相談に乗るからと言って、説得することは、漢方薬局だからこその義務だと思っている。

 それゆえ、必然的に比較的若い頃から、西洋医学治療や、病院やクリニックなどで治らないばかりか、様々な副作用でコリゴリとなった人達や、あるいは投与される漢方でも治らない人達だけを受け入れるのが自然の流れとなって今日までに至ったのだが、コロナのお陰で、ここ2年近くは、新規相談はすべてお断り状態ながら、常連さんやお馴染みさんを多く抱えているので、日々仕事は尽きることが無い。
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2010年10月23日の茶トラのボクチン(6歳)
2010年10月23日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ヒゲジジイ
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2021年08月23日

関西の医療従事者のお馴染みさんから、ご親戚の新規相談依頼にお返事した内容

 コロナは当分終息する見込みはなさそうですね。

 医療従事者のワクチン効果も薄れて、日本全国各地の医療機関など、スタッフの感染からクラスターが多発しています。ワクチン頼みの対策は愚策の最たるもので、悪玉抗体も増やしているので、ワクチン接種者が増えれば増えるほど、感染爆発は止まりません。

 mRNAワクチンの唯一の利点は接種した人達が感染しても、重症化や死亡する可能性が低くなるだけです。
 (実際にはワクチン接種者の死亡や重大な副作用の後遺症で苦しんでいる人も多発しています。)

 幸か不幸か、常連さんやお馴染みさんの仕事だけでも、主としてメールや電話で、対面では短時間の補充購入者だけですが、それで十分体力的には仕事量として無理がなく、以前のご縁のあった体質がよく分かっている人の久しぶりの相談では、メールや電話だけで対応できる人達だけを受け付けています。

 以上の事情から、残念ながら、一定期間頻繁に直接通う必要のあるアトピーなどで、まったくの新規のご相談は、コロナが完璧に終息するときまで、というからには現実的にはいつ完全に終息するともしれないので、事実上は新規のご相談は半永久的にお断りの状況になりそうに思います。
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2010年8月23日の茶トラのボクチン(6歳)
2010年8月23日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母
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2020年08月16日

漢方相談が必要な場合は、マスクのみならずフェイスシールド着用が必須!

 明日17日(月曜日)より、通常に戻るものの、こうまでコロナが日本中に蔓延すると、村田漢方堂薬局の直接の訪問者で、漢方相談が必要な場合は、マスクのみならずフェイスシールド着用が必須!

 補充購入だけの場合は、マスクのみでもやむを得ないものの、多少とも相談がある場合は、フェイスシールド装着がなければ、漢方相談には乗ることができない。

 薬局の義務としても、用心に越したことはないので、敢えて念には念を入れて、再度書いておきたい。

 遠方の人達や、地元近辺でも用心深い人達は、電話やメールで相談の上、通信販売を利用される人が、とても多いのは幸いである。

 それでも直接来られて多少とも相談がある人達は、昨今ではマスクのみならず、しっかりフェイスシールドも装着して来られる人が続いている。

 感染予防を本気でやれば、皆がみな、マスクのみならず、フェイスシールドも、必要に応じて使用できるように、常々準備しておくべきだろう。

 先日、1週間に1回、食料を運搬してもらっている某組合の配達員が、毎回たくさんの注文品があるのに、いつもマスクを外しており、愚妻が注意しても、言うことを聞いてくれないと嘆いていたので、ヒゲジジイみずから出向いて、ケンモホロロにきつく注意して、マスクをかけさせた。

 若造というものは、年寄りを逆なでする行為という自覚がない者が多いので、遠慮なく、きつく注意すべきで、それでも逆らうようなら、合法的な逆襲も、しっかり考えておくべきだろう。
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2012年8月15日の体調を壊して二ヶ月半の茶トラのボクチン(8歳)
2012年8月15日の体調を壊して二ヶ月半の茶トラのボクチン(8歳) posted by (C)ボクチンの母
posted by ヒゲジジイ at 13:09| 山口 ☀| 徹底したポリシー | 更新情報をチェックする

2019年10月02日

新たな疾患や、昔の症状の再発で、久しぶりに来局される人達

 昨日のように、まったくの新規相談者ばかりでなく、以前、他の疾患で治っていた人が、久しぶりに他の疾患の相談で再来されたり、あるいは10年以上ぶりに再発したという当時と同じ疾患の相談で来られる人もおられる。

 たとえば、鼠径ヘルニア(脱腸) で中年頃には、当方の桂枝加芍薬湯の長期の連用で、しっかり軽減していたのが、数十年ぶりに再来されて、高齢になってまたつらい症状の再発の相談。
 さいわい同じ桂枝加芍薬湯で即効を得ている。

また、12年以上前だったか、熱証の強いアトピーの女性が、黄連解毒湯+茵蔯蒿湯+猪苓湯+六味丸+地竜などを8年近く使ってすっかり治って、数年前には漢方薬を止めても再発はないまま、ここ最近は音信不通だった。

 ところが最近、久しぶりに来られたところでは、アトピーはすっかりよくなったが、今年になって関節リウマチを発症したといわれる。

 できるだけ病院の強い薬を使いたくないので、何とか漢方薬で治したいという。直接やって来られただけに、冷房が苦手という情報や、詳細な舌証の分析を経て、運よく一発でピントがあい、衛益顆粒(玉屏風散エキス製剤)+心龍(疎経活血湯が土台の加減エキス製剤)+茵蔯蒿湯で比較的即効を得ている。(関節に熱感を覚えるときのみ適量の地竜)

 こうして、以前治っていた人が、他の疾患や、再発などで、遠路はるばる再来される人は珍しくないが、以前、他の疾患でしっかり治っていた人が、まったく別の疾患に罹患してメールで相談されるばかりせ、直接来られようとしない人もいて、困った話し。

 たとえば、消化器疾患に罹患してすでに1年半、時折メールで質問されるばかりで、直接来られないことには、以前の皮膚疾患とは異なるのだから、関東地方は漢方薬局は五万とあるのだから、地元で相談するように伝えておいたところ、最近になってもまだ治らず、有名な漢方薬局で考えられるあらゆる方剤で効果がなく、挙句の果ては効きもしない六君子湯を勧められるまま2ヶ月続けていたら、治っていたはずの以前の皮膚疾患が再発してしまった!と、またまたメールでの相談である。

 何年も直接来られない人で、しかも当時とはまったく異なる疾患が絡んだ再発だけに、こちらに僅か1度でも来るつもりのない人には、地元で相談して下さい、とアドバイスする以外には、どうしようもないのである。

 そもそも我が「中医漢方薬学」という芸術?は、病気の内容によっては、西洋医学治療はおろか、地元近辺の有名漢方薬局などで治らない疾患に対処するには、直接来局されて、詳細な弁証論治のあれかこれかの詳細な思案が必須であることは、言うまでもないはずである。

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2012年10月2日の体調を崩して4ヶ月になり痩せ細った茶トラのボクチン(8歳)
2012年10月2日の体調を崩して4ヶ月になり痩せ細った茶トラのボクチン(8歳) posted by (C)ボクチンの母

posted by ヒゲジジイ at 21:25| 山口 ☔| 徹底したポリシー | 更新情報をチェックする

2018年08月31日

予約制にしない最大の理由は

2009年8月31日病み上がりの茶トラのボクチン(5歳)
2009年8月31日病み上がりの茶トラのボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母

 予約制にしない理由は、すでに何年か前に縷々書いているので、最大の理由だけを書いておくと、あらかじめ予告されるよりも、突然来られた方が、直観力が最大限に発揮できるように思うからである。

 もともと体質的なものか、性格的なものか、猫好きの寅年と関係があるのかどうか?
 つくづく変な人間だと、自他ともに認めるところである(苦笑。

 かといって、弁証論治の時間は、多くのことを出来るだけ綿密・詳細に確認するために、じっくりと時間を取って、念には念を入れたい。

 それゆえ、時間の余裕がないのに、軽い気持ちで物見遊山的に来られた安易な相談者は、すべてお断りしている。

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2009年9月3日の病み上がりでまだスッキリしない茶トラのボクチン(5歳)
2009年9月3日の病み上がりでまだスッキリしない茶トラのボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母
posted by ヒゲジジイ at 23:40| 山口 ☁| 徹底したポリシー | 更新情報をチェックする

2018年02月28日

ご高齢者で付き添いが必要な場合は、できるだけ地元近辺の漢方薬局に通うべきでしょう

2009年02月28日の茶トラのボクチン(4歳)
2009年02月28日の茶トラのボクチン(4歳) posted by (C)ボクチンの母

【 ブログへ掲載の可否 】:転載応諾(ブログへ転載させて頂く場合があります。)
【 年 代 】:80歳以上の女性
【 地 域 】:近畿地方
【 お問い合せ内容 】:はじめまして。

 家族など代理による質問の返事は不可ということですが、長年苦しんでおります8?歳の母(上記氏名)の持病軽減の模索に藁にもすがる思いでネット検索中、貴店様のHPを見つけ、メールいたしました。
 よって上記の名前・年齢・職業は我が母で、私は娘です

 あまり長くなりませんように詳細はできるだけ省き、端的にお話するつもりですが…何卒どうぞ宜しくお願いいたします。

(以下長文ゆえ、省略)

2011年02月28日の茶トラのボクチン(6歳)
2011年02月28日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

お返事メール:

 失礼ながら、これだけの長文を書く暇がおありなら、近畿地方には漢方薬局がたんさんあるはずですので、直接母上様を連れていかれればよいのではないでしょうか?

 メールでいくら詳細に説明されたところで、ご高齢者でかなり老化が進んでおられる状況では、なんのアドバイスもできませんし、内容からも、容易に改善できるものとも思えません。

 ましてや クリック!⇒当方では直接通える状況下で、しかもご本人がしっかり互いの意思の疎通が可能な人のみ漢方相談を受け入れている徹底した方針の漢方薬局です。(編集後の補注:但し、例外は常連さんやお馴染みさんのご家族)

 そちらでは、たとえば●●町には〇〇〇〇〇薬局のような、とても研究熱心な漢方薬局があります。あくまでたとえばですが・・・。

 いずれにせよ、メールを書く暇がおありでしたら、地元の漢方薬局に直接出向いて相談されるべきかと存じます。

 取り急ぎ、お返事まで。

2011年02月28日の茶トラのボクチン(6歳)
2011年02月28日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

折り返し頂いたメール:

 暇と言われましたことは少々心外ですが、忌憚なきお返事をお忙しい中、有難う御座いました。

 今まで、医者のみならず漢方薬局・鍼灸なども多少試してきた結果、高い治療費や薬代が消えてゆくばかりで症状は軽減もせず、ましてや大阪となるとかなりの数の漢方薬局がありますので(もちろん今まで何度も調べております)再度思案していたところ、貴店様の力強い文章に何か光を見つけられるかなと思い、遠くとも少しでも軽減するのなら通う気持ちもありました。

 いずれにせよ徹底した方針のようで高齢者は無理のようですね。
 有難う御座いました。

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2011年02月28日の茶トラのボクチン(6歳)
2011年02月28日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

posted by ヒゲジジイ at 10:58| 山口 ☁| 徹底したポリシー | 更新情報をチェックする

2017年09月10日

最近の新規相談者の半数以上は、まだ機が熟してないので、お断りせざるを得ない

2009年9月10日の茶トラのボクチン(5歳)
2009年9月10日の茶トラのボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母

 今年は明らかな傾向として、突然遠方から来られる人の中にも、あるいは県内の新規相談者の中にも、あるいはメールや電話で問い合わせる人の中にも、まだ機が熟してない人達が多い。

 遠来者の中には、複雑な症状を抱えながらも一度来られただけで、ピントがしっかり合うまで通うつもりがなかった人達には、話が違うので、こちらでネットで調べて、適当と思われる漢方薬局を紹介して、逃げを打っている。

 以前から折々にあることだが、地元近辺?の見知らぬ鍼灸師からの紹介で来たという人達は、決まって明らかに、気が熟してない人達である。まだ数ヶ月の病歴で、十分に病院治療で可能な内容であったり、地元でありながら、通うつもりがない人など、お話にならない。

 今年の傾向として、常連さんやお馴染みさんたちのご家族や親せき、あるいはお友達などが紹介されて来られる人達が多く、それらの真摯な人達の応対で目一杯である。
 のみならず、10年ぶりに別の病気の問題や、あるいは久しぶりに再発したという昔のお馴染みさん達が再来されたり、ご家族を連れて来られたり。

 さいわいにも、そのような真摯な人達に限って、1〜3回目以内で、かなりピントが合っている。当方の漢方薬の効果を実感している人達による紹介や、あるいは以前のお馴染みさんの久しぶりの再来だけに、早期から通信販売に切り替えることが可能になっていることが多い。最初から紹介者による信頼感が強いから、こちらも余計なことを考えずに、集中力が発揮できるからに違いない。

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2011年9月10日の茶トラのボクチン(7歳)
2011年9月10日の茶トラのボクチン(7歳) posted by (C)ボクチンの母

2012年9月10日の体調を崩して3ヶ月が過ぎた茶トラのボクチン(8歳)
2012年9月10日の体調を崩して3ヶ月が過ぎた茶トラのボクチン(8歳) posted by (C)ボクチンの母
posted by ヒゲジジイ at 09:04| 山口 ☁| 徹底したポリシー | 更新情報をチェックする

2017年08月02日

病歴が短く、病院治療数ヶ月でよくなりつつある人達の漢方相談をお断りする日々

2010年8月3日の茶トラのボクチン(6歳)
2010年8月3日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ヒゲジジイ

 よくある疾患で、ここ数ヶ月、病院に通ってだいぶ軽くはなっているのだが、と言ってやって来られた新規相談者は、いずれも漢方相談をお断りした。
 病院治療で治りそうなものなら、敢えて自費の漢方を頼る必要もないからである。

 そのようなことは一昨日の多忙な日と、本日のように多忙を極めて、午前中には県外から5年通っている人や、県外や地元の新規相談者2人と、発送依頼の伝票発行を7件済ませて昼食後、荷造りに奔走している途中、小休止中のタイミングで、超地元の新規相談が来訪。

 案の定(というのも40数年来の経験から雰囲気で分かる)一昨日と同様に、数ヶ月病院に通って、だいぶ軽くなっているというので、病院で治りそうであれば、いまさら自費の漢方に頼ることもないでしょうとお断りした。

 まだ日が浅い疾患で、病院で治りつつあるというのに、自費の漢方薬を求めてこられる人達の深層心理は、病院に通うのが面倒になって、揉み手で迎えてくれてワガママを言える漢方薬局に、と考えているのだとしたら、村田漢方堂薬局に限っては、大きなお門違いである。

 病院治療で充分な可能性が高い人達まで受け入れていたら、身体がいくつあっても足りない。

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2010年8月3日のボクチン(6歳)
2010年8月3日のボクチン(6歳) posted by (C)ヒゲジジイ

 
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2017年07月21日

常連さんのご家族でもない限りは、ご高齢者の紹介はお断りする理由

2010年7月21日のボクチン(6歳)
2010年7月21日のボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

 重度のいわゆる胃神経症で、一年以上の服用でほとんど完全治癒を得られた人が、ご近所の90歳前後のご高齢者が、病院に長くかかっているものの、同じく神経質でしばしば動悸に悩まれているので、連れて行くので漢方薬を出してもらえないかと電話で相談された。

 貴女の親切は分かるものの、ご家族でもないのに年齢的な問題もあり、意思の疎通がはかれるとは限らないので、効かなかった場合に、貴女か板挟みにあってロクなことはないので・・・としっかりお断りしていた。

 そしてこのことを忘れかけていた先日、連用中の補充購入に来られた折の報告では、電話をかけた3日後に、残念ながら急死されてしまったとのこと。

 自身の胃神経症と同様の、心臓神経症だと思い込んでいたけど・・・と、やや遠いところを無理して連れて来なくてよかったと述懐されていたが、こちらもまったく同じ思いで、親切が仇になることも多く、紹介される方のみならず、紹介されるこちらの方も、ありがた迷惑なことも多い。

 強く紹介を依頼されるわけでもなければ、他人さんを紹介されるには、ほんとうに注意が必要で、ましてやご家族でもないご高齢者ともなると、本当の病気がご近所だからといっても、他人に打ち明けられているとは限らない。

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2010年7月21日の茶トラのボクチン(6歳)
2010年7月21日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

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2017年05月01日

漢方薬の指名買いは

2010年05月01日の茶トラのボクチン(ほとんど6歳)
2010年05月01日の茶トラのボクチン(ほとんど6歳) posted by (C)ボクチンの母

 どうせネットで調べたり、テレビ放送などで、いい加減な漢方知識を振りかざす、おめでたい医師が推奨した漢方薬の指名である。

 しばしば電話での問い合わせがあるが、当然、すべてお断り。
 素人療法による指名買いでは、効かなかったといって、苦情が来るのがオチだからである。

 「商売人のクセにっ!」などと暴言を吐かれれば、こちらも豹変して「クレーマーお断り!」となる。

 昨今、直ぐにキレる馬鹿者が多過ぎる。

 素人療法は怪我の元だし、テレビで紹介される漢方薬の大半は、かなりいい加減で、アテにならない。
 アテにならないというよりも、安易に症状だけでフィットできる漢方薬はそれほど多くない。

 こむら返りに芍薬甘草湯くらいが関の山。

 だから漢方薬の指名買いはすべてお断り。
 直ぐにキレる奴は、なおさらお断り。
 
 ほとんどすべての漢方処方は、第2類の医薬品に該当するだけに、素人療法で指名買いされてフィットするケースは極めて少ない。

 但し、第3類医薬品に該当する漢方の生薬製剤は、指名買いでも無難なものが多い。

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2011年05月01日の茶トラのボクチン(ほとんど7歳)
2011年05月01日の茶トラのボクチン(ほとんど7歳) posted by (C)ボクチンの母

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2017年03月02日

歳を取ると頑固で短気になりやすい原因の一つは

2011年03月02日の茶トラのボクチン(6歳)
2011年03月02日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

 若いころには「どうして年寄りはあんなに頑固な人や短気な人が多いのだろう」と怪訝だったが、自身がこの歳になってみると、わからないでもない。

 相対的な体力の衰えにより、その気はあっても身体がついて来ない。

 仕事上では長年の経験から、人間はそれほど善良な人ばかりではなく、中には病気をダシに、医療関係者に八つ当たりするクレーマー予備軍が意外に多いことを知り尽くしてしまい、ますます警戒心が強くなる。

 老い先はそれほど長くはないのだから、無駄な仕事をますます避けようとする。

 必然的に真剣で本気で漢方薬を求めている人で、しかも理解力のある人でなければ、漢方相談をお断りするのは、若いころからの方針とはいえ、ますますそれを徹底して、より頑固になっている。

 それとは裏腹に、本当に真剣に漢方に賭けてみようという人達には、じっくりと相談時間をたっぷりかける傾向はますます強まっている。

 そのような新規相談者に対して、こちらがあまりに真剣熱心に相談にのめり込んでいると、一時的に血圧が上昇して一瞬頭がクラっと来ることがあるのは、これが若い頃との大きな違いでもある(苦笑。

 漢方薬局の薬剤師による漢方相談は、漢方薬類の使い方を理解してもらい、その人にフィットする漢方薬類を正しく使用する方法をアドバイスする仕事であるから、正しく漢方薬を使ってもらえそうにないと予測される人は、必然的に漢方薬の販売はお断りして、病院に再度受診されるなど、適切と思われる他の方法をアドバイスすることになる。

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2012年03月02日の茶トラのボクチン(7歳)
2012年03月02日の茶トラのボクチン(7歳) posted by (C)ボクチンの母
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2016年05月29日

直接来られても、人によっては病院での受診を勧めて漢方薬を販売しないことも

2009年05月29日の茶トラのボクチン(5歳)
2009年05月29日の茶トラのボクチン(5歳) posted by (C)ヒゲジジイ

 初めての人が少々変わった胃症状に対する薬を求めて来られた。

 一度も病院で受診されてないと言われるのだから、先ずは病院で受診して治療を受けるべきことを伝えて、女性薬剤師がお断りしていた。

 帰り際に「クッソー!」という捨て台詞が聞こえたが、やはりお断りして当然だった相手であった。

 そのような本性の人達とは、永遠にお付き合いしたくないので、常日頃から徹底した防衛策をとって油断できない。

 それはともかく、一度も病院で受診されない人をお断りするのは、過去にも常々このブログで繰り返し書いているように、もしも重大な疾患が隠されていたり、それが直接の原因だった場合の問題である。

 また、その時になって主治医から「どうして早く来なかったのかっ!?」と問い詰められた患者さんは、「薬局で市販薬を飲まされていたので」という、その薬局に責任を負わせるような発言も、しばしば耳にして来た。

 年を経て、いよいよ名実共にジジババ薬局となってしまった村田漢方堂薬局では、西洋医学治療で治らなかったり不十分であったりなど、漢方薬を求めるに尤もな理由がある人達だけをお受けしている

 といっても、この方針は、以前からほとんど不変の方針でもあるのだが・・・

 常に真剣で真面目な人達の新規相談者が途切れないので、ますますそれ以外の人達まで受け入れる時間的にも体力的にも不可能な現実もある。

 ところで、以前このブログでも書いたことがあったが、電話で男性が彼女の生理についての問合せに、本人でもないのにお断りしていたら「客を選ぶのかっ!?」と凄んだ野郎がいたが、その威圧的な言葉だけで、千百パーセント、万事休す。

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2009年05月29日の茶トラのボクチン(5歳)
2009年05月29日の茶トラのボクチン(5歳) posted by (C)ヒゲジジイ

2010年05月29日の茶トラのボクチン(6歳)
2010年05月29日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ヒゲジジイ

2010年05月29日の茶トラのボクチン(6歳)
2010年05月29日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ヒゲジジイ

2010年05月29日の茶トラのボクチン(6歳)
2010年05月29日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ヒゲジジイ

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2016年05月03日

相手によってはスパルタ漢方相談をやらざるを得ないこともある(苦笑

2012年05月03日の茶トラのボクチン(ほとんど8歳)
2012年05月03日の茶トラのボクチン(ほとんど8歳) posted by (C)ボクチンの母

 休日のブログだから、漢方相談にまつわる一寸面白かった話。

 某疾患の相談で遠方からはるばるやって来られたといっても、滅多に通って来ないので、中心になる1種類の方剤が見つかったレベルで、なんとかやり過ごしていた男性。

 読書家でもある、いわゆる超エリート。

 足らない方剤を何とか見つけないとならないが、こんなペースでは直ぐに見つかるとは限らない。候補があと4種類あるのだが・・・。

 滅多に通わない人に、頑固な慢性疾患にそうやすやすと適切な配合を見つけるのは容易ではない。

 そこで、我が薬局の方針に反する不真面目さには、それなりのスパルタ教育が必要と考えて、

「頭が良い人なんだから、この4種類のうち、いずれが必要か、順列組み合わせなど数学的に割り出して、自分で見つけるように」

と、既に見つかっている主方剤とともに、可能性のある4種類の漢方薬類を渡すことにした。

 流石に超エリート、4種類のうちの2種類がしっかりと噛み合い、合計3種類の配合でフィットしているようだとの報告。
 やすやすと必要な2種類を直ぐに見つけたのは、流石である。

 だから、その後はまた数ヶ月やって来ない。

 もちろん、調子がよいなら通信販売で構わないし、むしろ奨励するくらいだが、こういう人ほど、次第に好い加減な服用方法になり、再発したときには諦めが早いか、大慌てするかのいずれかだろう。

 ところで、超エリートと書いたものの、他の疾患も含めて、一体に超エリートの人達ほど、理屈が多過ぎて、効果があっても、何かと揚げ足を取って屁理屈の論理でケチを付けようとする。

 素直さが足りないのである。

 きっと頭が良すぎて無意識に理屈を言ってケチをつけたくなるのだろうが、だからあいつらは本当はバカじゃないかと怪しんでいる(呵呵。

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2012年05月03日の茶トラのボクチン(ほとんど8歳)
2012年05月03日の茶トラのボクチン(ほとんど8歳) posted by (C)ボクチンの母

2012年05月03日の茶トラのボクチン(ほとんど8歳)
2012年05月03日の茶トラのボクチン(ほとんど8歳) posted by (C)ボクチンの母

posted by ヒゲジジイ at 17:18| 山口 ☔| 徹底したポリシー | 更新情報をチェックする

2016年03月13日

頑固一徹、偏屈オヤジ

2010年03月13日の茶トラのボクチン(5歳)
2010年03月13日の茶トラのボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母

【 ブログへ掲載の可否 】:転載応諾(ブログへ転載させて頂く場合があります。)
【 年 代 】:30〜39歳の男性
【 具体的なご職業 】:自営業(インド料理)
【 おたより 】:

 先生とは畑は違いますが、当方も接客業のハシクレ、クレーマーに対する先生の噴飯たる想いは大いに同感します。

 しかし先生は、クレーマーに対して相当な予防線を敷いてらっしゃるように見えて、ネットのみの気軽な相談投稿にも、丁寧に答えてらっしゃる…優しいんですね(笑)

 そこに、所謂頑固一徹、偏屈オヤジ(当方の業界は大変多い)とは違う、患者に対する愛を感じます。

 患者が真摯に向き合う「覚悟」の確認と、先生の漢方への「本気」の裏返しが、日々の御ブログのストレートな?表現と感じ、毎日愛読させて頂いております。

 どうぞ御自愛なされ、悩める多くの患者の救済と、痛快なブログの掲載を続けて下さい(^-^)

2010年03月13日の茶トラのボクチン(5歳)
2010年03月13日の茶トラのボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母

お返事メール:

 おたより、ありがとうございます。
 その道(インド料理)のプロの方からのおたより、偏屈オヤジのプライド、とても興味深く感じました。
ところで、

>ネットのみの気軽な相談投稿にも、丁寧に答えてらっしゃる

とおっしゃるのは、そうとも言えません(苦笑。

 単に病名だけを書いて、何を飲んだら良いでしょうか?というような、あまりにも安易な質問には、お返事はまったくしていません。

 それに類似した下らない質問もしばしば受けていますが、無視せざるを得ないものも多い訳です。

 ともあれ、ブログにご協力、ありがとうございます(笑。

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2011年03月13日の茶トラのボクチン(6歳)
2011年03月13日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

2011年03月13日の茶トラのボクチン(6歳)
2011年03月13日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

2012年03月13日の茶トラのボクチン(7歳)
2012年03月13日の茶トラのボクチン(7歳) posted by (C)ボクチンの母

2012年03月13日の茶トラのボクチン(7歳)
2012年03月13日の茶トラのボクチン(7歳) posted by (C)ボクチンの母

posted by ヒゲジジイ at 08:09| 山口 ☀| 徹底したポリシー | 更新情報をチェックする

2016年02月22日

長続きする人が多い理由は

2009年02月22日の茶トラのボクチン(4歳)
2009年02月22日の茶トラのボクチン(4歳) posted by (C)ボクチンの母

 寄せては返す波の音。

 村田漢方堂薬局で新規相談者の多くが、長続きする理由は、ほかでもない、クレーマー予備軍のような言動のいかがわしい人は、あらゆる手段をとってお断りするのは当然としても、とても軽い気持ちで来られる人や、新規の人がシロウト療法でピント外れの漢方薬を指名して来られる場合も、お断りしているからにほかならない。

 まだまだ迷っていて電話で問い合わせる人はもとより、たとえ遠方から来られても、まだ迷っている段階の人は、必ず全員お断りして、説得することは絶対にあり得ない。
 しっかりお断りして、迷いを断ち切って差し上げている。

 これらを徹底していれば、本当に漢方薬を真剣に求めている人のために、かなり十分な相談時間を確保できる。

 そもそも真剣に漢方薬を求めて来られる人は、眼を見ればほとんど瞬時に判明するものである。

 まれに見損なう場合もあるけれど(苦笑。

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2009年02月22日の茶トラのボクチン(4歳)
2009年02月22日の茶トラのボクチン(4歳) posted by (C)ボクチンの母

2010年02月22日の茶トラのボクチン(5歳)
2010年02月22日の茶トラのボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母

2011年02月22日の茶トラのボクチン(6歳)
2011年02月22日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

2011年02月22日の茶トラのボクチン(6歳)
2011年02月22日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

posted by ヒゲジジイ at 22:25| 山口 ☁| 徹底したポリシー | 更新情報をチェックする

2016年02月21日

村田漢方堂薬局では煎じ薬を販売しなくなった大きな理由

2009年02月21日の茶トラのボクチン(4歳)
2009年02月21日の茶トラのボクチン(4歳) posted by (C)ヒゲジジイ

 煎じ薬は数日毎に何種類もの方剤を組み合わせたり一部を半量に減らしたり間引いたりというのは、とてもじゃないが現実的ではないので極めて非能率。

 漢方薬や中草薬類の中には、もともと煎じるべきではない牛黄や麝香や田七などがあるから、という理由だけではない。

 どんな頑固な慢性疾患でも、適切な漢方薬の配合を見つけるのに、最初から1ヶ月分単位の煎じ薬を出して効果を待っていてるというのは、いかにももどかしく、のんびりと待っておれない。

 最初の数ヶ月が大事な勝負時で、どんなに頑固な慢性疾患であっても、短期間で明らかな反応が出るので、7〜10日以内の配合の微調整が必須であり、アトピー性皮膚炎などの皮膚疾患では、初期の段階では数日単位で頻繁に微調整を行う必要があることも珍しくない。

 病気の種類によっては、各種の方剤を足したり引いたり、その頻繁な微調整が必要な人は、新規相談者の半数以上である。

 その頻繁な微調整をやるとなると、煎じ薬では不便極まりないので、必然的に直ぐに対処しやすい各種エキス製剤で臨機応変の配合変化を行うことになる。

 幸いにも、以前なら存在しなかったかなり特殊な方剤も多くがエキス製剤が出揃っており、また方意をしっかり把握しておれば、たとえば托裏消毒飲のような特殊な方剤でも、これと同等以上の効果を、エキス製剤の組み合わせで工夫することすら容易である。

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2010年02月21日の茶トラのボクチン(5歳)
2010年02月21日の茶トラのボクチン(5歳) posted by (C)ヒゲジジイ

2010年02月21日の茶トラのボクチン(5歳)
2010年02月21日の茶トラのボクチン(5歳) posted by (C)ヒゲジジイ

2010年02月21日の茶トラのボクチン(5歳)
2010年02月21日の茶トラのボクチン(5歳) posted by (C)ヒゲジジイ

2011年02月21日の茶トラのボクチン(6歳)
2011年02月21日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ヒゲジジイ
posted by ヒゲジジイ at 19:33| 山口 ☀| 徹底したポリシー | 更新情報をチェックする

2015年12月24日

年末と正月前後の新規漢方相談の受付可能な日は、限られています

2010年12月25日の茶トラのボクちん(6歳)
2010年12月25日の茶トラのボクちん(6歳) posted by (C)ボクチンの母

 新規漢方相談のお問い合わせ電話が多いので、受付可能な日を書いておきます。

 土曜日や月曜日の新規相談のご希望が多いようですが、日曜日や祭日の前後に該当する日は、新規相談はお受けできません。これは一年間を通じた原則です。
 2回目からはその制限は一切ありません。

 予約のご希望者も多いのですが、予約制ではありません。
 予約制をすると、数十年来の常連さんが、気軽に来られなくなってしまいます。

 カレンダーにも明記していますように、正月前後の新規漢方相談の受付は、かなり限られています。

 本年は明日25日(金曜日)のみです。

 26日(土)と28日(月)、最終日の29日(火)は、日曜日や休業日前後に該当するため、新規相談は不可能です。

 新年1月は、4日(月)が仕事始めですが、休み明けゆえ、新規相談は不可能です。

 5日(火)〜8日(金)までの4日間であれば、受付可能です。

 但し、効果的な配合の方向性が明らかになるまで、7〜14日毎に通える必要があります。直接来られる予定が1回限りの予定の場合は、お受けできません。

 方向性が定まった後は、通信販売に切り替えることが可能です。

 なお、直接通うには体力的に大きな不安がある場合、無理をされては本末転倒で、却って病状が悪化しては困りますので、お受けできません。

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2010年12月25日の茶トラのボクちん(6歳)
2010年12月25日の茶トラのボクちん(6歳) posted by (C)ボクチンの母

2010年12月25日の茶トラのボクちん(6歳)
2010年12月25日の茶トラのボクちん(6歳) posted by (C)ボクチンの母

2010年12月25日の茶トラのボクちん(6歳)
2010年12月25日の茶トラのボクちん(6歳) posted by (C)ボクチンの母

2011年12月25日の茶トラのボクちん(7歳)
2011年12月25日の茶トラのボクちん(7歳) posted by (C)ボクチンの母

posted by ヒゲジジイ at 19:34| 山口 ☀| 徹底したポリシー | 更新情報をチェックする

2015年11月26日

初期の数回が肝腎なのに、ハナから1ヶ月に1度しか来れないという

2008年11月26日の茶トラのボクちん(4歳)
2008年11月26日の茶トラのボクちん(4歳) posted by (C)ヒゲジジイ

 そういう人に限って、かなりお気楽で、病状も極めて軽症。

 地元で苦労もせずに、安易に遠方を目指してやって来る。遊び半分としか思えない。
 なるほど、「実家が下関なので〜」というお気楽さが却って真剣さが欠如している証拠としか思えない。

 そのような有利な状況にあっても、1ヶ月に1度しか来れないというなら、7〜14日毎の微調整は不可能。

 ヒゲジジイの遅い昼食時に、上記のような新規相談者が店頭に訪れたそうだが、残念ながらお断りとなった。

 最初から一発で選んだ方剤類が確実にフィットするとは限らない。
 運よく最初から適切な方剤の配合が見つかれば、2回目の確認後には、通信販売に切り替えることも可能だが、そうはなかなか問屋が卸さないのが弁証論治の難しいところである。

 短期間に弁証論治を繰り返し、必要に応じて方剤を追加したり入れ替えたりという配合変化や微調整を行うのが、中医漢方薬学世界の常識中の常識である。

 時には、1回来られただけで、物凄くよく効いたから、同じものを送ってもらえないかとメールや電話で問い合わせる人がおられるが、各種の疼痛関連疾患に多い現象で、そのようなケースでは、2回目の来局はないまま、通信販売に切り替えて、順調に治っていったケースもあるが、これなどはあくまで結果論のことである。

 同じ論法で、2回目の来局後の微調整がずばり的中して、その後は通信販売に切り替えることが出来たというケースこそ意外に多いが、これなどもあくまで結果論のことで、アトピーなどの極めてデリケートな疾患では、ほとんどあり得ない。

 実際には10年近く前までは、アトピー性皮膚炎のようなとてもデリケートな疾患でも、1度来られただけで、あとは通信販売に切り替えて、メールや電話の報告によって微調整を繰り返し、苦労の果てにしっかり改善が得られたケースも多かったが、現実には1度だけの来局では、あまりにもこちらの苦労が大き過ぎるので、そんな不正確で無理な頭脳労働はやらないことにしている。

 いずれにせよ、せめて最初の数ヶ月は、7〜14日毎に通える意欲と熱意があるに越したことはない。
 
 通える体力がまったく無いという人の場合、無理して却って病状を悪化さては本末転倒であるから、当方の漢方相談は残念ながら問題外と言わざるを得ない。

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2008年11月26日の茶トラのボクちん(4歳)
2008年11月26日の茶トラのボクちん(4歳) posted by (C)ヒゲジジイ

2008年11月26日の茶トラのボクちん(4歳)
2008年11月26日の茶トラのボクちん(4歳) posted by (C)ヒゲジジイ

2009年11月26日の茶トラのボクちん(5歳)
2009年11月26日の茶トラのボクちん(5歳) posted by (C)ヒゲジジイ

2009年11月26日の茶トラのボクちん(5歳)
2009年11月26日の茶トラのボクちん(5歳) posted by (C)ヒゲジジイ

posted by ヒゲジジイ at 20:15| 山口 ☔| 徹底したポリシー | 更新情報をチェックする