2016年10月17日

クリニックの漢方では悪化するばかりだった呼吸器疾患に対する即効漢方に対する嬉しいおたより

2008年10月17日茶トラのボクちん(4歳)
2008年10月17日茶トラのボクちん(4歳) posted by (C)ヒゲジジイ

【 ブログへ掲載の可否 】:転載応諾(ブログへ転載させて頂く場合があります。)
【 年 代 】:40〜49歳の女性
【 地 域 】:中国地方
【 具体的なご職業 】:看護師
【 嬉しいおたより】:
 お忙しいところすみません。問い合わせではありません。
 いつもお世話になっております。

 この度、いつも一緒にお邪魔させて頂いている3歳の長男が高熱で入院し(もうすぐ退院です)、実家の母に預けていた下の長女も、自分の存在をアピールするかのように(笑)熱を出しました。

 実家の母も風邪をひいてしまい、付き添いの私が今絶対に体調を崩すわけにはいかないのに、季節の変わり目の気温の変化からか、予定通り風邪を貰い胸の様子がおかしくなりかけましたが、頂いているお薬(注記:竹葉石膏湯・小陥胸湯加味製剤・辛夷清肺湯の3種類)を慌てて飲んで、いつものようにガッチリ抑え込むことができています。

 3年前のようにあのままクリニックで不適なお薬(注記:柴朴湯など数種類のツムラ漢方)を出されていたらどうなっていたかと思うととても恐ろしいです。

 村田先生、まつ子先生、本当にありがとうございます。

 先生方がいらっしゃることが有難くて、とにかくお礼をと思いメールで失礼しました。

 因みに喉でいつも高熱を出す夫も慌てて、頂いたお薬(注記:天津感冒片)を舐めているようです。

 ここで熱を出したら一生私から小言を言われかねないと思ったのでしょう(笑)

 お忙しい中失礼致しました。返信は不要です。今後ともよろしくお願い致します。

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2016年10月12日のシロちゃん(メス3歳)
2016年10月12日のシロちゃん(メス3歳) posted by (C)ボクチンの母

2009年10月17日の茶トラのボクチン(5歳)
2009年10月17日の茶トラのボクチン(5歳) posted by (C)ヒゲジジイ

2015年08月08日

少し高齢になると、人によっては、だけど・・・

2015年08月08日のシロちゃん(メス2歳)
2015年08月08日のシロちゃん(メス2歳) posted by (C)ヒゲジジイ

 ヒゲジジイと同年代の人で、以前から折々に生じる軽度の乾燥咳に、麦門冬湯を短期間使用して、長年それで問題なく過ごされていた。

 最近、また軽度の乾燥咳が続くのだが、いつもと違って軽度の微熱が伴っているという。
 昔からのお馴染みさんだから、遠方ゆえに電話相談である。

 病院で検査してもはっきりした原因も見つからないという。
 常備薬の麦門冬湯でも一定の効果があるものの、以前のように完治が得られず、微熱も僅かならが続いているという。

 それは明らかに竹葉石膏湯証になっているようだから、それに切り替えるようにアドバイスしても、どうしても従来どおりの麦門冬湯の送付を依頼される。
 長年の付き合いだから、逆にこちらが根負けして、いつもの御家族全員で折々に愛用されている牛黄製剤とともに麦門冬湯をお送りした。

 今回は牛黄製剤もしっかり併用されるということなので、麦門冬湯+牛黄製剤によって、多少は竹葉石膏湯証にもフィットすることだろうと妥協し、竹葉石膏湯の送付を諦めざるを得なかったが、何とか昨今では上記の症状もほとんど治って来たようでホッとしている。

 せっかく優れた竹葉石膏湯のエキス製剤があるのだから、これを使ったらもっとシャープな即効が得られていたことだろう。

 ともあれ、長年の常連さんとは異なって、お馴染みさん程度のお付き合いでは、ヒゲジジイと同年代前後(60代)の人でも、いつの間にか頭が硬直して、融通の利かない人に豹変していることもあって、愕然とさせられることもある。

 といっても、30〜50代の年齢層でも、新規に相談に来られる人では、もっとひどい⇒ 2015年08月06日 話し合えば理解されるとは限らず、永遠に平行線の場合が多いもの というような人も散見されるのだが、若い頃に聡明だった人でも、いつの間にか、これらの人と同レベルに陥った人も出て来るので、情けなくなってくる。

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2010年8月8日の茶トラのボクチン(6歳)
2010年8月8日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ヒゲジジイ

2015年08月08日のシロちゃん(メス2歳)とトラちゃん(2歳前)
2015年08月08日のシロちゃん(メス2歳)とトラちゃん(2歳前) posted by (C)ヒゲジジイ

タグ:竹葉石膏湯

2014年07月24日

五臓六腑はみな人をして咳せしむ、独り肺のみにあらざるなり

2010年7月24日のボクチン(6歳)
2010年7月24日のボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

 『素問』咳論に「五臓六腑はみな人をして咳せしむ。独り肺のみにあらざるなり」とあるが、関東のお馴染みさんから、次の様な興味深いメールを頂いた。

 結果よければすべてよし、である(笑。

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こんばんは
 こんなことを書いたら先生にチョット叱られるかと思ったのですが…
 私のいとこが更年期で熱くて暑くて火照って夜も眠れない
 頭の中が熱くてどうにもならない
 しかも咳が3ヶ月も続いて検査しても結局は気管支炎で済まされ
 薬を飲んでもいっこうに良くならないと言ってきたので
 試しにオウゲイン(黄連解毒湯エキスの錠剤)を一回3錠一日三回飲んでみてとすすめたところ
 2日目で夜も眠れない位の咳がピタリと止まり、熱くて仕方なかった熱感も取れ熟睡できたというのです

 肌荒れもすごかったのですが毛穴も小さくなりツヤツヤしているんです
 チョット私も驚きました
 でも、これはキチンとした処方でないので近いうちに信頼できる漢方薬局に行くように言いました

 先生にいつもいわれているようにコレで安心してはいけないのですが
 こんなこともありましたので
 ご報告まで
 本人はとても喜んで
 漢方の凄さが実感できたと言っています。

2010年7月24日のボクチン(6歳)
2010年7月24日のボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

お返事メール:

 でも、これが漢方のとんでもなく面白い作用で、オウゲインを続ければ、そのまま治ってしまう可能性が大です!

 変な薬局に行って、却って病気を再発させかねない間違った漢方薬を出されたら、
 以前の●●さんのように大変なことになってもいけないので
、そのままオウゲインを続けて、治しきればよいと思いますよ。

 止めるべきときは、体感でなんとなく不要になったと分かるはずですから・・・・

 まぐれあたりの偶然でも、結果がよければすべてよしですよっ!

 ところでやや難しい専門的な話ですが・・・
『素問』咳論に「五臓六腑はみな人をして咳せしむ。独り肺のみにあらざるなり」と述べられているように,五臓の機能が失調すると少陽三焦を運行する気機の逆乱を誘発し,いずれも肺の宣降を失調させて咳嗽が出現し得ることを指摘している
  ━脾肺病としてのアトピー性皮膚炎

拙論 脾肺病としてのアトピー性皮膚炎

 に書いている通り、なにも肺の漢方薬を使わなくても、証にフィトしていれば、オウゲインでも咳を治す事が可能です。

ところで、面白い内容なので、明日のブログにそのまま使わせて下さい!!!

2010年7月24日のボクチン(6歳)
2010年7月24日のボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

折り返し頂いたメール:

 お返事ありがとうございます

 思い返せばわたしも当時風邪を引きやすく咳が止まらず大変な思いばかりしていましたが今は嘘のように咳など出ないし風も引かなくなりました。

 どうぞブログにのせてください
 私もチョット驚いてるので

2010年7月24日のボクチン(6歳)
2010年7月24日のボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

お返事メール:

ありがとうございます。
 お陰さまで、とっても気に入ったブログを掲載できました!!!
 ともあれ、
 オウゲインをしばらく続けて、それでも再発するようなことがあれば、そのときになってはじめて、信頼の置けそうな漢方薬局に行かれるのが無難だと思います。

 オウゲインが効果が出ている段階で、うっかり漢方薬局に相談すると、知識のない石頭の先生だったら、漢方の法則に反するなどと(無知をさらけ出して)、オウゲインを中止しろなどと理不尽な話になりかねないので、オウゲインで治せるところまで続けてみたほうが無難だと思います。

 でも、おそらくオウゲインだけで治ってしまうタイプのように思います。断定はできませんが・・・。

2010年7月24日のボクチン(6歳)
2010年7月24日のボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

折り返し頂いたメール:

ありがとうございます
 安心して続けられるとよろこんでいます

  原因不明の鼻炎もあり匂いが感じられなくなっていたそうですが、それも改善しつつあるそうです

2010年7月24日のボクチン(6歳)
2010年7月24日のボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

お返事メール:

> 原因不明の鼻炎もあり匂いが感じられなくなっていたそうですが、それも改善しつつあるそうです

 これに関しては通常なら熱証の人では辛夷清肺湯が適応しそうですが、オウゲインも同じ熱証用の漢方薬なので、 オウゲインでそのまま改善できれば素晴らしいことで、大いにあり得ることです。

2010年7月24日のボクチン(6歳)
2010年7月24日のボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母



2012年7月24日のボクチン(8歳)
2012年7月24日のボクチン(8歳) posted by (C)ボクチンの母


タグ:黄連解毒湯

2014年03月21日

気管支炎悪化の原因は倦怠期特有のご主人に対するアレルギー(苦笑

2008年8月15日のボクチン(4歳)
2008年8月15日のボクチン(4歳) posted by (C)ボクチンの母

 もともと気管支が弱かった中年の女性。
 最近、顕著に悪化して咳嗽に伴って激しい胸痛まで伴うようになった。
 病院で諸検査を受けたが、何の異常も見つからなかったと言われる。

 数種類の漢方薬でかなり軽減するも、ご主人が仕事が休みの時に限って症状が再発する。

 それゆえ、原因は明らか。
 倦怠期特有のご主人に対するアレルギーであった。
 いや、もっと詳細に記載すればご主人の吸われるタバコによる煙害なのである。

 家で吸うなら、ヒゲジジイのように庭に出て吸うなど、あるいは少なくとも換気扇の下で吸うなどの配慮が必須である。
 ところがそんな配慮など絶対にしてもらえないという。

 家の中はタバコの煙がもうもうと立ち込め、テレビを見にも視界が悪いそうである。

 この問題が解決しない限りは根治することは不可能だからと、懇々と説諭することでようやく意を決してご主人にお願いする気になった。
 それほど恐ろしいご主人様であるらしい(苦笑。

 換気扇の下で吸うようにしてもらった途端、超速効で、翌日にはめでたく急速に軽減したのだった。

 なんだか、こんな内容のブログ、ヒゲジジイも肩身が狭いな〜〜っ。

IMGP6933
IMGP6933 posted by (C)ボクチンの母


2013年06月14日

漢方薬を中止すると症状が再発する気管支拡張症

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美人のシロちゃん posted by (C)ボクチンの母

 気管支拡張症は不可逆的な疾患であるとはいえ、予後は比較的良好というためか、病院から投薬が無い場合も多い。
 しかしながら、頻繁な咳嗽や血痰に困しむ人が多いので漢方相談に来られる人も珍しくない。

 漢方薬は体質と症状によって様々な方剤が用いられるが、弁証論治にもとづいて八仙丸を主体に咳嗽が顕著な夜間だけ麦門冬湯を服用することで咳嗽も血痰もまったく消失していた人が、夜間に1回だけ服用すべき麦門冬湯はもはや不要であると中止していたところ、しばらくすると再発した。

 根治する疾患ではなくても漢方薬を適切に用いれば無症状にすることは可能なので、一生涯のみ続けてはどうかとアドバイスすると、根治しないのですか?!と唖然とした表情をされる。
 
 六十歳をかなり超えた人だから、一生漢方薬を飲むことになってもどれだけ楽に生活できるか計り知れないと思うのだが、考え方も人サマザマである。

2006年1月16日のボクチン(1歳半)
2006年1月16日のボクチン(1歳半) posted by (C)ボクチンの母

2013年05月17日

気管支拡張症に緑膿菌感染症を合併しているご高齢者に大建中湯が長期間投与されているやや困った事例

2005年10月5日のボクチン(1歳)
2005年10月5日のボクチン(1歳) posted by (C)ボクチンの母

 気管支拡張症で昨年、中国からPM2.5の飛来が顕著になるころから病院治療だけでは効果が得られなくなり、当方の漢方薬(柴朴湯と麦味地黄丸製剤の併用)で急速に改善が得られていたものの、風邪を引いて以来、以前から続いていた緑色の痰が再度目立ち始めた。
 医師からは緑膿菌感染で常在菌であるだけに治療方法はないように言われている。

 10数年前から病院で投与されている強烈な温性の大建中湯が肺熱と肺陰虚を誘発しているのは明らかだから、主治医に相談して中止することを考えたらどうかと何度か進言するも、大建中湯を服用することで長年快便が得られているので、いまさら中止したくはないとのことで、実に痛し痒しの問題である。

 そこで抗菌中草薬を加えると、緑色の痰が次第になくなり、わずかに黄色い少量の痰に変わって来た。明らかに日和見感染である緑膿菌感染症に効果を発揮している。

 しかしながら、大建中湯をそのまま継続される場合は、せっかく気管支拡張症による諸症状によく効果を発揮している柴朴湯と麦味地黄丸を廃止して、清肺湯エキス製剤+抗菌中草薬に切りかえるべきかと思案している。
《顧氏医鏡》で指摘されているように、肺は嬌臓(脆弱な臓器)であり、寒に対しても熱に対しても抵抗力に乏しく、さらには湿に対しても、また燥に対しても抵抗力に乏しい
     ━注意が必要な漢方薬
ので、大建中湯に配合される山椒や飴色になるまで蒸して煨姜や炮姜もどきの日本国内独断の乾姜により、温熱過剰となってデリケートな臓器である肺系統を損傷して実熱や虚熱を誘発していることは明らかである。

 常連さんに紹介されて来られるようになったご高齢者だけに、若い人達のように委曲を尽くして説明・説得したところで、十数年来に亘って大建中湯を信頼されているご高齢者に、これ以上強く説得できない。

 それゆえ、こちらで上記のような配合の智恵を絞って大建中湯の肺に対する悪影響を最小限に軽減してあげる必要があるのであった。

2005年10月5日のボクチン(1歳)
2005年10月5日のボクチン(1歳) posted by (C)ボクチンの母

2013年01月30日

慢性気管支炎や気管支拡張症の漢方相談が多発中

IMGP8090
IMGP8090 posted by (C)ボクチンの母

 昨年来、慢性気管支炎や気管支拡張症の漢方相談が多発中。
 いずれも西洋医学治療では効果が少ないか、ありいはまったく無効。
 さらには都会の有名漢方薬局で長期間続けてもまったく効果がなく、遠路はるばるやって来られ、幸いにも即効的に順調に経過している例も目立つ。

 配合は内容はそれほど多彩というほどでもなく、
 柴朴湯と適宜小陥胸湯製剤の併用者1名。
 柴朴湯と麦味地気丸製剤の併用者2名。
 半夏厚朴湯と麦味地気丸製剤の併用者1名。
 滋陰降下湯と小陥胸湯製剤の併用者3名。
 麦門冬湯と麦味地気丸製剤者1名。
 辛夷清肺湯と小陥胸湯製剤の併用者2名。

 但し、多くの人は板藍茶や白花蛇舌草のいずれか、あるいは両者を併用している人もある。
 ざっと思い出しただけでも、ほんの数ヶ月の間に続いており、さいわいにもいずれも十分な効果を発揮している。
 
 ブログに書くほどでもないが、あまり更新を怠っていると、ますますサボり癖が常習化しそうなので、敢えて昨今、相談が目立つ慢性気管支炎や気管支拡張症の漢方相談事例の使用方剤を記載してみた。

 もしかして、中国の公害の影響もあるのだろうか?!

IMGP8397
IMGP8397 posted by (C)ボクチンの母

2012年07月08日

咳喘息と診断されてステロイド吸入でも効果が希薄なケースでも漢方薬が著効

IMGP1357
IMGP1357 posted by (C)ボクチンの母

 冷気に遭うと途端に気管支が乾燥刺激感を伴って咳嗽が続く。そんな特徴を持つ慢性気管支炎、というよりも呼吸器科では咳喘息と診断されている。
 ステロイド吸入を続けているが、それでも治らないので人に紹介されて自費の漢方薬を求めてやって来られた。

 胃が弱いとの訴えもあり、問いただすと咽喉のつまり感を伴っている。
 やや憂鬱で神経質そうな気配は柴朴湯証の典型のように見える。日本古方派時代の習慣で、一瞬にして思い浮かぶのがこの柴朴湯である。

 舌の白膩苔があり、それが薄らいでいる部分の舌質に亀裂が見られるところを見れば肺陰虚を伴っていることが推察される。

 それゆえ初回は柴朴湯エキス製剤に極少量の麦門冬湯を錠剤で併用してもらう。
 これで咳嗽は激減したが、軽度の浮腫と頭痛が生じる。もともと浮腫に伴う頭痛もちであったが、久しぶりにこれが再発したといわれる。

 何とも複雑な体質ながら、あきらかに咳喘息が改善しているので、さらに五苓散を追加すると的確にバランスがとれて、浮腫も頭痛も完全に消滅したまま引き続き咳嗽は激減したまま。

 ステロイド吸入を長期間していて効果がなかったのだから、様子を見ながらステロイド吸入を減量し中止する方向に持って行くべきであろう。

参考ブログ:2012年06月26日:柴朴湯証と思われても多くは適量の麦門冬を加える必要があること

IMGP1349
IMGP1349 posted by (C)ボクチンの母

2012年06月26日

柴朴湯証と思われても多くは適量の麦門冬を加える必要があること

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BSC_8106 posted by (C)ヒゲジジイ

 当時は子供さんの病気で病院で治してもらえない呼吸器系疾患やアトピー性皮膚炎、虚弱体質など、わけ隔てなく漢方相談に乗り、その後根治された人が成人して、他の病気の相談に来られるケースに遭遇する機会が増えている。

 ところが一部の人達は、当時の病状がかなり重症だったために、長期間の体質改善を目指して成人になっても現在に至るまで続けられている人もおられる。

 そのお一人が最近、補充に見えられたのが柴朴湯(サイボクトウ)と八仙丸(麦味地黄丸製剤)の併用である(イオン化カルシウムなども併用)。
 すでに十数年以上、愛用されている配合方剤であるが、当時は重度の小児喘息であったが、この方剤で次第に体質改善が行われ、極めて頑丈な体格・体質に成長され、既に社会人である。

 また、最近も病院治療で治らない慢性気管支炎の中年女性が、柴朴湯に少量の麦門冬湯を加えてやや速効が得られている。

 柴朴湯は日本漢方で繁用方剤となっているが、三十数年前、慢性気管支炎の女性に煎じ薬で飲んでもらいながらも一向に効果がはっきりしないところへ、思案の末、僅か麦門冬3gを加えたところ、著効を奏し、二度と大発作を起こさなくなった。⇒中草薬万段13:麦門冬(麦門冬3gの威力)拙著:「求道と創造の漢方」より

 当時はまだ日本古方派的な考えからようやく少しずつ脱皮しかけたころとて、中医学的な麦門冬の配合意義を定かに言えるほどの知識はなかったが、これらをきっかけにますます中医学理論に傾倒して行くことになった。

 それはともかく、燥性の強い柴朴湯に麦門冬を配合する必要があった所以は、注意が必要な漢方薬の中に書いている通りで、
《顧氏医鏡》で指摘されているように、肺は嬌臓(脆弱な臓器)であり、寒に対しても熱に対しても抵抗力に乏しく、さらには湿に対しても、また燥に対しても抵抗力に乏しいので、麦門冬一味によって大量の温燥薬の行き過ぎによる肺陰の損傷を未然に防止し、肺陰を保護するのである。
 この機微を会得すれば、柴朴湯証のほとんどの人が、麦門冬一味を適量加える必要があり、エキス製剤を使用するケースでは、柴朴湯製剤に多くは八仙丸(麦味地黄丸製剤)や少量の麦門冬湯を加えるなどの配慮が必要となるであろうことは想像に難くないはずである。

 蛇足ながら、補気建中湯中の麦門冬の配合意義を中医学的に研究されると東洋医学の深遠さをますます感じることができるだろう。

 これらの考察は日本漢方ばかりを信奉する限りは永遠に分析不可能な世界であり、それゆえ日本漢方に中医学を取り入れることが必須であると確信し、新たに中医漢方薬学を提唱するに至ったのであった

BSC_8087
BSC_8087 posted by (C)ヒゲジジイ

2010年05月23日

アレルギー性肺炎

歯肉炎が悪化して危篤状態からようやく脱したボクチン
歯肉炎が悪化して危篤状態からようやく脱したボクチン posted by (C)ボクチンの母

 常連さんのご家族が十年以上溺愛しているまさかの愛猫のアレルギーで肺炎を起こした。
 アレルギー反応は思いがけなく突然にやって来たので、ご本人にとっては信じられない急病だった。

 アトピー性皮膚炎では飼っている猫や犬のアレルギーでますます悪化させている事例は珍しくない。
 アトピーの連中と来たら動物アレルギーの可能性を指摘しても、「これまで大丈夫だったから」と主張して頑として認めたがらない。
 この大丈夫だったものが次第に、あるいは突然にアレルギー反応を起こし出すのだから始末に負えない。

 大丈夫だったはずのものがいつの間にか大丈夫でなくなる現実があるのだから、その可能性を僅かでも考えようとしない無知とは恐いものである。
 
 今回の常連さんのご家族のアレルギー性肺炎に至っては、明らかな激しい症状と確実な検査で証明された為に認めざるを得なかった。幸いにも予定されていた入院も、漢方薬のバックアップもあって免れた。

 話は一転、最愛のわが愛猫のボクチンは、歯肉炎が急に激しく再発して今回ばかりはもう助からないかもしれない。
 毎年何度も病気で臥せっては回復した虚弱児のボクチンは6〜7年目にして、一生のうちでも最初で最後の最愛の命、既に旦夕に迫っている。

 非情な天を恨む。

歯肉炎が悪化して危篤状態からようやく脱したボクチン
歯肉炎が悪化して危篤状態からようやく脱したボクチン posted by (C)ボクチンの母

2008年07月20日

熱証タイプの気管支喘息患者さんが3名連続すれば慢性疾患の温暖化が著しい証拠のように思える

 同じアレルギーでも気管支喘息で来られる人よりも、成人のアトピー性皮膚炎患者さんに遭遇する機会の方が多いが、ここ数ヶ月の間に続けて三名の気管支喘息患者さんが御相談に見えていずれも明らかに熱証タイプの人ばかり。
 二名は小陥胸湯加味製剤合辛夷清肺湯が主方剤で明らかに有効、もうお一人は地竜を主体に体質改善三点セットの併用で明らかに有効である。

 やっぱり温暖化は人体にも及んでいても当然であろう。
 にもかかわらず三名とも多かれ少なかれ、各種の間違った温め療法で被害を蒙っていた。

 しかしながら、ここで注意を強く喚起しておかねばならかいことは、熱証に偏った持病を持たれていても、強い寒邪に遇えば一時的に寒証に陥ることはあり得る事で、やや熱証に傾くアトピーがある人でも、折々に葛根湯証の頭痛を呈する人も珍しくない。
 一時的な風寒束表である。

 先日も、典型的な実熱証と陰虚火旺証が合併していたアトピー性皮膚炎の男性が、20度のクーラーでひどく寝冷えして強烈な悪寒とともに頭痛・吐き気でどうしようというメールが舞い込んだ。
 地元だから来れない距離ではないが、動けないからメールが来たのである。

 全面的に現在服用中の漢方薬は一時中止するように厳命し、かわりに藿香正気散(カッコウショウキサン)だけを服用するように指示。(バッファリンも併用したとのこと)
 結果は二回の服用で完全に治ったので、従来の清熱解毒剤を主体にした多種類のアトピー治療方剤類を直ぐに再開している。

 このように熱証や陰虚証体質であっても、気象条件や生活環境条件によっては一時的な外感風寒の症候を呈するので、臨機応変な配合変化がここでも必要になるのである。

 しかしながら、上記の気管支喘息の患者さんたちに限っては、過去の病歴を詳細に検討してみたところ、風寒束表に見舞われても直ぐに温病に転化しており、二名の人は明らかに葛根湯を代表とする麻黄や桂枝など辛温発散の薬物が配合された方剤は、どのような時にも使ってはならない体質者のようである。
 つまり発作を誘発する風邪症状はいずれも外感風熱の症候を呈していたということである。

 ところで、とても重要なことは四季を通じてお腹だけは保温に注意すべきで、お腹が冷え過ぎるのはよくないことである。

2008年07月15日

顔が思い出せなくなった漢方薬のお馴染みさんも多い

 当初はなかなかしっかりしたピントが合わずに右往左往して、ようやく1〜2年近くなって安定した効果が出始めて以後は電話注文による送りに切り替わった人が、いつの間にか十年以上のお付き合いになっている人達が相当な人数にのぼる。

 たとえば皮膚炎に慢性気管支炎が合併していた人など、皮膚炎の漢方薬は直ぐに見つかったものの気管支炎の方がなかなかピントが合わなかったことを覚えている。タバコを止めないのも問題だった。
 
 そうこうする内に、いつしか気管支炎の方は治って、シャープに効いたはずの皮膚炎に対する漢方薬は常に注文がある。気管支炎治療のためにステロイドの内服が長かったらしく、その副作用だと言われていたように思う。
 その後遺症がいまだに続いているのか(あるいはもしかしてまたステロイドの内服が続いているのか?)十五年以上、思い出したように注文が入る。1〜2年は熱心に通われた人であっても、もう顔が思い出せない。

 同様な人が何人もおられる。三十五年もこの仕事をしていると、常連さんとまでは言えないが、いつの間にか電話相談から電話注文に切り替わって細々と長い付き合いになっている人がとても多い。
 いずれの人も、会えば直ぐに顔が分かるだろうが、会わずに思い出すには些か無理がある。

 しっかりした効果が出せる漢方薬の配合を見つけるのに苦労した人達に多いが、それらの慢性疾患はいずれも9割以上の寛解を得ていても、根治までに至ってない証拠に、思い出したように注文が入るのである。

 常連さんのように徹底的に服用されれば、あるいは根治もあり得るのだろうが、電話注文に切り替わって以後の服用ペースでは、そうは行かないようだ。
 しかしながら、各種治療に失敗して来られた人達だけに、奇特にもへたな中医漢方薬学に賭けて下さり、苦労の末に8割以上の寛解を得て後、途切れ途切れでも長期間継続されているからこそ、ひどく再燃することもない。安定した状態を持続されているのだから、結果的には正解と言えるはずである。

 長年苦労された慢性疾患が、そうそう簡単に根治するはずもないが、8割以上の寛解を得て、それが持続出来れば文句はないはずだ。
 時に神経質な人が、百パーセントの根治を望まれ、残りの1〜2割を焦り、不満を漏らす人がおられるが、常連さんのように徹底して漢方薬に嵌らないことにはなかなか百パーセントなんて有り得ない。

 単なる膀胱炎や風邪を治すのとは訳が違う。

 宿痾がそうそう百パーセント根治していたら、人間様は永久に死なないことになる理屈ではないかと、他のブログでも書いたばかりであった。⇒<保険適用外で豊富に存在する優れた漢方製剤(医薬品):漢方薬局経営薬剤師の一喜一憂/a>

2008年06月05日

遠方だから…っ? 遠方だからこそ…っ!!!

性別 : 男性
年齢 : 50歳〜59歳
御職業 : 会社員
簡単なご住所 : 中部地方
お問合せ・ご連絡内容 : 初めてのメールです。
 ホームページを拝見し、また村田薬局様の方針を理解しました上で、●月◎◎日(○) 午後1:30〜2:00に伺いたいと存じます。

 遠方ですのでできれば1回のご相談で処方して頂ければ幸いですが、翌日の(◎)も必要であれば2日連続でも結構です。

 病院の診断は慢性閉塞疾患です。6月4日夜まで待ちメールの無い場合は翌日電話します。


お返事メール:拝復

>遠方ですのでできれば1回のご相談で処方して頂ければ幸いですが

とありますが、遠方だからこそ何日もあったほうが望ましいのです。

 現在も関東地方から4泊5日の日程で来られている人がいます。
 これまでの最高は、やはり関東地方から10泊11日という人もおられます。
 このように熱心な人は、経過も順調です。

 ところで、慢性閉塞疾患という病名はありませんが、きっと慢性閉塞性肺疾患のことなのでしょう。昔で言う肺気種や慢性気管支炎のことですね。

後日談:上記のように、せっかくこちらからお返事しても、そのまま無音のまま来られなかったと記憶する。
 案の定といったところで、最初のメールのニュアンスから、大歓迎の言辞でも弄さない限りは、そのまま無音となって来ないだろうと予感していた通りであった。
 同様に、行くぞ行くぞと前宣伝をされる人の実に7割以上の人が、こちらの返事が少しでも気に入らなければそのまま無音となって実際には永遠に来訪されることがない。
 だからこのような前宣伝の人は、こちらでは内心「またかっ」と思っているだけである。
 前宣伝の多い人は迷っている証拠だから、ちょっとでもこちらの返事が無愛想であれば、影響に無音となるのが通例である(苦笑。

2007年07月23日

麻黄剤=麻杏甘石湯の継続使用の問題について

おたより:東海地方の内科医師

 最近この東海地方は急に蒸し暑くなってきせいか、アトピーの新規の患者さん(児童が多い)が受診されます。
 村田流の中医漢方薬学的治療ですこしでも改善していただければと思い、暑さゆえに思考力の低下してきた(笑)脳にカツを入れております。でも、着実に改善してゆかれる様子を見ることが多く胸を撫で下ろしています。

 近況報告でしたが、本日のご助言いただきたいことは、漢方薬を投与して改善し症状が全く消失してしまったあとの投薬の継続あるいは中止についてです。

 具体的には喘息の患者さんです。78歳の男性と16歳の女性です。いづれも炙甘草湯合麻杏甘石湯と補中益気湯合六味丸で症状は完全にコントロールされています。両名とも冬に増悪するようですが、現在は夏ということもあってか落ち着いています。
 78歳のかたはともかく、16歳のかたはできれば中止したいとの意向をお持ちです。

 継続にあたって注意することはどうでしょうか。とくに、麻杏甘石湯の場合、石膏がちょっと気になります。

 それから以前ご相談いただいた子宮筋腫の女性ですが、定期的に処方してフォローさせていただいています。触診の範囲では、治療開始当初観察されていた下腹部の腫隆はあきらかに縮小しているようです。婦人科でもホルモン療法を受けておられますが。現時点では正と邪を指向した治療(中医漢方薬学的治療合ホルモン療法)が効果を現している模様です。


ヒゲジジイのお返事メール: 最近、同年代の友人や注目していた学者さんが倒れられたことを知る機会が続き、人生の短さについて考えさせられています。
 チヌ釣り場での友人、同年の男性が3年音沙汰が無いので心配していましたら、3年前にたおれて再起不能であるとのお手紙を代筆の奥様から頂いて落ち込んでいます。昨日のことです。

 もう一つは、戦争続きの大長編で・・・・・・・・・サンスクリット原典語訳の「マーハーバーラタ」をちくま文庫が完結しないので不思議に思いっていたところ、遅れて入手した8巻目の巻末で、訳者の上村勝彦氏が58歳の若さで4年前に急逝されていたことを知り、身近?なところで五十代でたおれる人の話が続くと、明日は我が身かと覚悟を決めているところです。
 先生も既に五十代?、診療には無理をなさらぬよう・・・と、ちょっと暗い話で恐縮です。

 本題に入りまして、喘息体質は短期間で根治できるはずもありませんので、16歳の方も更に長期間、たとえ断続的にでも継続すべきだと思います。

 但し、ご指摘のとおり麻杏甘石湯のみ、寛解期には休薬しておくべきだと思います。理由は石膏の問題よりも、麻黄の問題です。エフェドリンを主成分とする麻黄は、長期連用によって効果が激減すると言われています。それゆえ、寛解期には中止しておくべきだと中医学でも指摘されています。
 そしてその寛解期には本治法として、麻杏甘石湯以外の方剤を継続使用されるべきです。

 中医学的には、喘息の場合は六味丸のところをさらに五味子と麦門冬を加えた肺腎陰虚を治療する味麦腎気丸(製剤では八仙丸)を使用するのが通常ですが、もちろん六味丸でも充分体質改善が可能です。併用されておられる炙甘草湯にも麦門冬が配合されていますので、杓子定規に味麦腎気丸を使用する必要も無いと思います。アトピー性皮膚炎の場合も同様です。

 麻杏甘石湯は、標治法の方剤ですので、まったく発作が起こらなくなっているのでしたら、麻杏甘石湯だけを一時休止し、運悪く発作が再発するようでしたら、その時にはすかさず再開されるというのが、一般的な公式見解だと思います。

 麻黄剤については以上が中医学の教科書的な公式見解なのですが、小生も標本同治法が好みですので、小生自身のやり方(中医漢方薬学流)では、麻杏甘石湯の配合分量を少量に落として継続使用してもらった方が安心であり、体質改善もスムーズに行えるように感じています。


折り返し頂いたメール:早速のお返事、いつも感謝しております。昨日メールをしたところですが、今朝、78歳のかたから。冷房が良く効いた部屋のなかで調子を崩していまった、と連絡がありました。結果として麻杏甘石湯を逆に増量しました。
 16歳のかたは標治薬を次第に減量してゆきたいと思います。
ありがとうございました。

2007年04月20日

哲学の煙を再開しても気管支喘息が再発しない極めて特殊なケース



 常連さんの中には、病気の治り方が極めて珍しいパターンがある。
 成人になって発症した気管支喘息で、苦しい呼吸困難発作の為に、しばらくは病院でステロイドなどを用いて発作を止めてもらっていたのが、漢方薬はストレス除去のバックアップ程度で、四逆散と体質改善三点セットを常用している内に、一年もしないうちに発作が皆無となった。
 だから病院治療が、まったく必要なくなってしまった。

 その後3年間、現在に到るまで発作も起こらず、図々しい(笑)ことに発作が起こらなくなった3年前からタバコも再開しても再発の兆候すらない。

 歯槽膿漏や頚椎症など、折々に漢方薬を利用されているので、
「やっぱり哲学の煙(タバコ)はやってるの〜〜〜?」
 と自分のことは棚に上げてこんな質問も些か気が引けるのだが・・・・・・頭をかきながら、申し訳なさそうに大きな身体を小さく縮めるのであった。
  こんな会話を交わした後、共通の趣味である釣りの話に花が咲く。

 トマス・ハーディの世界の如く、お互いに厭きもせず同じ会話を繰り返している。

2007年02月21日

病院で投与されている30年来の慢性気管支炎に対する漢方薬

性別 : 女性
年齢 : 60歳〜69歳
ご職業 : 主婦
簡単なご住所 : 近畿地方
お問い合わせ内容 : 5ヶ月程医院で漢方薬を処方して頂いています。
 30年来慢性気管支炎があり2,3年まえからエアコンの風が当たると痛みを伴うようになり、一般病院では異常なしと診断され、本で紹介されていた病院(漢方薬を処方されます)で受診しております。
 頻尿もあり薬もそのように処方して頂いているはずです。
 小青竜湯、八味丸料、処方されています。改善されれば中断すべきでしょうか。


ヒゲジジイのお返事メール:拝復
 こういう御質問のお返事が最も困難です。まったく雲を掴むような内容です。

 五ヶ月間、漢方薬の小青竜湯、八味丸を服用されて、調子は良いのか悪いのか、効いているのか効いていないのか? これらについての記載がないわけですから、ドウ判断してよいやら困惑するのみです。

 わずかな手がかりが「30年来慢性気管支炎があり2,3年まえからエアコンの風が当たると痛みを伴うようになり」ということですが、この疼痛を伴う気管支炎が中医学的に熱証や肺陰虚であった場合は、小青竜湯や八味丸など、とんでもないピンとはずれであり、却って悪化しても不思議ではない配合となります。

 ところが、それとは逆に中医学で言う「肺寒停飲」による気管支炎や気管支喘息であれば、大正解ということになります。(エアコンがこたえているところもみると、かなりフィットしている可能性も高い。)
 もしも大正解でピントが合っており、次第に調子が良いのであれば、三十年も続いていた気管支炎なら、今後も状況に応じたピントの合った適切な漢方薬を一生涯続けるべきだと思います。ご年齢のことを考えますと・・・ということです。

 つまり、三十年も続いた慢性疾患が真の意味で根治することは殆んどあり得ないからです。

 以上、簡単ながら取り急ぎお返事まで。


折り返し頂いたメール:早速お返事頂き有難うございます。本当は医者に相談すべき事なのですが、じっくり話がし難く困っておりました。貴重な助言を頂き感謝いたします。


【編集後記】 一般病院で異常無しと診断されても、呼吸器専門病院で診断してもらうと気管支喘息や気管支炎と診断された例は、数限りない。病気の受診はかならず専門医に見て貰っておくべきである。それから漢方治療を始めても遅くはない。
 お問い合わせの女性は、もしかすると小青竜湯と八味丸で効果がでており、止めるとしたらいつ頃止めるべきかまだ続けるべきか、それらの詳細を主治医に相談するタイミングや勇気?がないために、こちらに問合せがあったのかもしれない?
 世間にはザラにある奇妙な現象で、通院中の医師にまともな質問が出来ずに他に問い合わせる、という落語のネタになりそうな話が日本国中で日常茶飯事なのだからおかしいというよりも実に不気味である。
 患者さんが多くて質問を遠慮されるというケースが最も多いようだが、あの流れ作業のような大量の患者さんを短時間で診て、短時間で診断し治療薬を投与されるスーパーマン医師が日本国中に存在するということなのだろう?!

 今や医療用漢方でも上記のように同様な現象が起こっているらしい。
 漢方で流れ作業が通じるなんて、信じられない光景ではあるが怪訝なのを通り越して実に神業としか言いようがない??!

2007年02月09日

北アメリカに行くとアトピーが治まり、日本へ帰ると再発する事例

 本日のアトピー性皮膚炎の新人さんは、北米にいる間はアトピーが完全に治っていたが、日本に帰った途端、ひどく再発した事例である。たまらず通院しながらステロイド軟膏とプロトピック軟膏類を数ヶ月欠かさず毎日使用し続けている。
 今から腕によりをかけた中医漢方薬学療法が始まるのだひらめき

 ところで、10年以上前にも気管支喘息、アレルギー性鼻炎、ニキビの為に記憶では辛夷清肺湯と荊芥連翹湯などを併用してもらっていた関東地方の高校生が、北米に短期留学している間は、持参した漢方薬を服用しなくとも、完全にアレルギー反応が治っていた。ところが帰国した途端すべて再発したので、当方の漢方薬を再開せざるを得なかった。

 蛇足ながら、この男性は現在は西洋医学の医師になられており、医学生のハードな実習時にも村田漢方堂薬局オリジナルの体質改善三点セットや牛黄製剤を利用されていた。
 もちろん医師国家試験勉強時の体力維持目的でも牛黄製剤を大いに活用され、めでたく医師免許を取得したのだった(笑。

2005年11月28日

気管支拡張症に滋陰降下湯製剤2名

2005年11月12日のボクチン(1歳)
2005年11月12日のボクチン(1歳) posted by (C)ボクチンの母

気管支拡張症の高齢の女性にまずまずの効能を発揮したのが滋陰降下湯製剤を中心にした配合。
本日、この方が漢方薬の補充に来られた。

補充が遅れ勝ちのようだから、そんな飲み方で大丈夫?と訊くと、まあまあだという。

一日に一二回服用しておれば、なんとかあまり咳も出ないようだという。

昔も、よく来られていた方だから、こちらの言わんとするニュアンスは分かっておられるので、それ以上は言わなかったが、調子の悪い時にしっかり服用されていたから、かなり軽快している模様。

先月だったか、新人のやや高齢の女性にも、気管支拡張症で滋陰降下湯単独で様子を見たが、10日間で電話でしゃべった後の咳き込みが無くなったので、まとめて一ヶ月分が欲しいとおしゃるくらいドンピシャだった。

風邪から併発した気管支炎に、身近な身内に、久しぶりに麦門冬湯証、咳き込んだ時の嘔吐感が生じて、よく効いた例があったが、やはり滋陰降下湯証を呈する人のほうが、どんどん増えていく模様ひらめき

2005年11月21日のボクチン(1歳)
2005年11月21日のボクチン(1歳) posted by (C)ボクチンの母