2014年11月05日

こんどは 『アウト・オン・ア・リム』の訳者、山川紘矢氏からコメントが

2009年11月05日のボクチン(5歳)
2009年11月05日のボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母

 例によって、茶トラのボクチンのニックネームで、『アウト・オン・ア・リム 』(角川文庫)のアマゾンのレビュー欄に、

 「不倫話ばかりが長く、あと少しの所で投げ出しました」

 というタイトルで、★1つの評価をしておいたところ、そのコメント欄に訳者の山川紘矢氏から、

 「何を読んでいるのか?」

 という短いコメント。

 だから、至って素直で正直なヒゲジジイは、

 何を読んでいるのか?
 現在『英国心霊主義の抬頭―ヴィクトリア・エドワード朝時代の社会精神史』をほとんど読み終わったところです(呵呵。


 と返答しておいた。

 昨日の小谷野敦氏といい、今回の山川紘矢氏といい、言葉遣いがぞんざいで、やや横柄
 いずれも東京大学出身者である。

 アマゾンのレビュー程度で、ちょっと意に沿わない意見を書かれたくらいで、上から目線で過剰に反応するというのも、なんだかね〜。

 
 いずれにせよ、人に向かって差別主義者だとのたまう小谷野敦氏にしても、何を読んでいるのか?という無礼なコメントを残す山川紘矢氏といい、東大出身の著者や訳者こそ、エリート意識にどっぷりと漬かった、真の差別主義者ではないかと怪しんでいる。

 なお、重要な補足ながら、「スピリチュアリズム普及会 第1公式サイト」の「退行催眠と前世療法の問題点―1」の箇所で、以下のような記載がある。
女優シャーリー・マクレーンの『アウト・オン・ア・リム』『ダンシング・イン・ザ・ライト』が出版され、世界的大ヒットを飛ばすことになったのです。
(このシャーリー・マクレーンの前世譚は、後にチャネラーの創作であったことが暴露され、彼女自身もそれを認め謝罪することになりました。)

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2010年11月05日のボクチン(6歳)
2010年11月05日のボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

2011年11月05日のボクチン(7歳)
2011年11月05日のボクチン(7歳) posted by (C)ボクチンの母

2012年11月05日のボクチン(8歳)
2012年11月05日のボクチン(8歳) posted by (C)ボクチンの母



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2014年10月15日

相変わらず、煮え切らない人達

2009年10月15日のボクチン(5歳)
2009年10月15日のボクチン(5歳) posted by (C)ヒゲジジイ

 即効が出た人ほど、あとあとの詰めが甘い。

 最終的に9割以上の寛解を得るには、まだまだ足らない方剤や、薬用量の問題もあるのに、その後にやや効果が落ちて来ても、こちらのアドバイスを繰り返し受けながらも、実行されようとしない人が目に付く。

 命に関わる疾患でもないだけに、なおさら自己責任の問題。

 来られるたびに、寄せては返す波の音、いつものように「効果が最近やや落ちている」と申告されるので、こちらもまた、寄せては返す波の音、「配合方剤や薬用量がまだ足らないこと」を繰り返しアドバイス。
 すると、毎度のことながら、にわかに目がうつろに変じ、とぼけたような、あるいは惚けたような顔をするばかりで、煮え切らない。

 これは、一体どういう心理なのだろうか?

 経費的には、超運よく、中には1方剤で即効が出た人など、他の人に比べでとても安価で、1ヶ月分の経費が5〜6千円以内という人さえいる。しかも命に関わる問題ではないとはいえ、かなり難治性の疾患である。

 初期から運よく即効が出る人の中には、人類に共通して多かれ少なかれ潜在している「幸福否定」の心理的なメカニズムが人一倍働きやすくなるらしい。

 毎回、同じ押し問答を繰り返しているうちに、しまいには、やる気のない癖に、もう二度と質問するなよ〜、と言いたくもなる。

 しかも相談カードを見たら、いつの間にか、1日2度の服用に減っている。
 服用回数が減っているのだから、なおさら効果が落ちても当然なのに、そのことについては自覚があるのか、ないのか、それを指摘しても、またまたトボケタ顔をするばかり。

 ところで、昨今も相変わらず煮え切らない問い合わせの電話が続いている。
 わざわざ煮え切らない電話をかけるというのは、しっかり断って欲しいという人達ばかりであることが歴然としている。
 これも、「幸福否定」の心理機制がしっかり作動している達に違いない。

 的確な効果が得られるための「基本方剤」が見つかるまで、7〜14日毎に一定期間通うことができるかどうかの問題。

 早めに「基本方剤」が決定できれば、メール相談や電話相談による通信販売に切り替えることが可能だが、それに達するまでの期間、通えるかどうか自信がない人や、あるいは体力的に無理な場合は、お断りせざるを得ないとは、当然であろう。

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2009年10月15日のボクチン(5歳)
2009年10月15日のボクチン(5歳) posted by (C)ヒゲジジイ

2011年10月15日のボクチン(8歳)
2011年10月15日のボクチン(8歳) posted by (C)ヒゲジジイ

2011年10月15日のボクチン(8歳)
2011年10月15日のボクチン(8歳) posted by (C)ヒゲジジイ

 
ラベル:幸福否定
posted by ヒゲジジイ at 00:07| 山口 ☀| ありがた迷惑な話 | 更新情報をチェックする

2014年05月28日

煮え切らない人達のお問い合わせ

2010年5月28日のボクチン(6歳)
2010年5月28日のボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

 相変わらず電話で相談だけに行ってよいか?という問い合わせや、あるいは近隣から直接やって来られる人でも、先ずは相談だけ?という人が続く。

 申し訳ないことながら、この道40年以上のキャリアを積んでも、相談だけという人や煮え切らない人に対する対処方法がサッパリ分からない。
 集中力の要る弁証論治を行うよりも、単なる相談や煮え切らない人達にはどうしても要領を得ないので、激しい精神疲労が半端じゃない。

 だからアッサリ昨日も2名ともお断りした。

 当方の漢方薬に賭けてみるかどうかの決心がつかないから、先ずは相談だけということかもしれないが、相談だけで治る筈もない。

 直接来訪された人は疼痛関連の疾患で、病院でその筋の合成薬とともに、漢方薬も出され1〜2ヶ月続けて「まだ効き目が出ない」がどうしたらよいかという相談である。

 このような相談こそ最も困るので、アナタこそどうされたいのですか?と訊き返す以外に要領が分からない。

 当然、こちらは病院の治療に口出ししたくないが、もしも当方の漢方薬が飲みたい人の場合は、病院から出されている効果の無い漢方薬は配合の邪魔になるから止めてもらうことになるが、そこまでこちらはトヤカク強制するつもりもない。

 だから迷われている限りはこちらは決してお奨めしないとキッパリとお断りした。

 そうやってお断りしている最中には、遠路はるばる10日毎に通われている人が来られ、終わるのを静かに待たれていた。

 電話の問い合わせも、相談に行ってよいか?というものだが、もしもまだ迷われているのでしたら、申し訳ないがお断りさせて頂く旨、あれでも精一杯気を使いながら受付嬢がお断りしていた。

2010年5月28日のボクチン(6歳)
2010年5月28日のボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

2012年5月28日のボクチン(8歳)
2012年5月28日のボクチン(8歳) posted by (C)ボクチンの母

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2014年05月18日

禅問答の毎日

2009年5月18日のボクチン(5歳)
2009年5月18日のボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母

 相変わらず●●●病にはどんな漢方薬が良いのかね〜っという、どうしようもない問い合わせが電話のみならず、ちょっと通りがかったとかで、実に気楽な態度でやって来る人達。

 この40年間、初期の10年間にはすべて真面目に応対していたが、折々にしっぺ返しを受けた教訓から、お相手の態度によっては真面目に対処すべきではなく、いかに謝絶するかを思案してきたその後の30年間である。

 どうせ弁証論治のイロハから説明しても理解してもらえないだろうし、それよりも第一そこまで苦労して納得してもらう必要もないだろう。
 ハナから儲け主義の薬局だろうというやや軽蔑的な目付き。
 それを見るだけでもこちらはウンザリだし、まったく真面目に応対するのは時間と労力の無駄。

 そんな中で、昨今珍しく中年男性で、こちらがケンモホロロのお断り口調で早々にお帰り願っていると、それにもめげず、それまでの気楽な目付きから真剣な態度にあらたまり、これまでどんなに足腰の疼痛とシビレに悩まされて来たか、苦労の果てにあきらめ加減となっていた昨今、家が近所で通りがかったので漢方薬で治せるものだろうかとフト考えて、引かれるように入って来たとのことだった。

 そこで本気で治す気があるのなら、ということで試しに10日分だけ飲んでもらうこととし、10日分飲んでもまったく効果の兆しがなければ諦めてくれ、とやや冷たい宣告。

 但し、10日分で効果が感じられなかった場合でも、しっかりフィットした漢方薬が見つかるまで頑張るつもりなら、10日毎に通うべきことをアドバイスしておいたが、さいわいにも初回からしっかりフィットしていて、まず足のシビレから軽減しているようなので、同じ漢方薬を長く続けたいということで1ヶ月分を購入していかれた。

 まったくお気楽にやって来られたケースでは昨今珍しいことで、通常なら互いに意味不明な禅問答に終始するはずが、相談者が態度をあらためれば、こちらも真剣に応対できるという例証に過ぎない。

 ところが多くは言葉だけはあらためるように見えても、目付きに敵意に近い軽蔑の色がますます加わるケースが多いので、なおさらこちらも頑固に拒絶する結果に終わるのが通例なのであった。

2012年5月18日のボクチン(8歳)
2012年5月18日のボクチン(8歳) posted by (C)ボクチンの母


posted by ヒゲジジイ at 12:10| 山口 | ありがた迷惑な話 | 更新情報をチェックする

2014年04月14日

月曜日や土曜日に迷っている人達からの問い合わせ電話は、トッテモありがた迷惑

2008年8月21日のボクチン(4歳)
2008年8月21日のボクチン(4歳) posted by (C)ボクチンの母

 どのHPにもブログにも「漢方相談販売は遠近に関わらず御本人の意志と意欲で直接定期的に繰り返し来局できる人のみが対象です」と強く明記しているのに、月曜日や土曜日の多忙な日に限って、迷っている人たちからの問い合わせ電話が集中して少ないスタッフでは処理しきれない。

 いかに上手にお断りするかが問題だが、そのほとんどが1度限りで10日毎に通う意欲のない人たちばかり。

 本日も例に漏れず、店頭のみならず長期継続服用者の発送依頼にお返事と書類の発行および発送の準備など、外から一見したくらいでは想像もつかないほど忙しく同時に二つの仕事をするのは日常茶飯事。

 そのような月曜日や土曜日にかかる迷っている人達からの問い合わせ電話ほど、ありがた迷惑なものはない。

2008年8月21日のボクチン(4歳)
2008年8月21日のボクチン(4歳) posted by (C)ボクチンの母

ラベル:ありがた迷惑
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2014年04月02日

病人の弱みに付け入る人たち

2008年8月20日のボクチン(4歳)
2008年8月20日のボクチン(4歳) posted by (C)ボクチンの母

 当方の漢方薬に辿り着くまでに、各地の病院や漢方薬局で苦労したのはもとより、中には新興宗教の人たちに勧誘されて困り果てた人たちもいる。

 当方でも苦労の果て、ようやく明るい兆しが見えて来た頃に打ち明けられることが多い。

 ちょうどコリン・ウィルソンの中村保男訳の某書籍にあった笑い出しそうなうまい表現を思い出した。
 あまり知能の高くない普通人が宗教に凝り出すと、いかにも不安定(アンバランス)な人だという印象を与えるのが落ちである。その人は、心がいびつに偏(かたよ)り、べらべら宗教用語をまくしたてるのだが、それはほとんど無意味な雑音でしかない。いや、それどころか、自分の愚かさを隠すための仮面のようなものになる。
 まるで新興宗教の勧誘員の姿を表現しているようで、実に言い得て妙である。

 といっても現実には、新興宗教のみならず伝統的な宗教に凝る人も、その様子は大同小異かもしれない。

2008年8月20日のボクチン(4歳)
2008年8月20日のボクチン(4歳) posted by (C)ボクチンの母


posted by ヒゲジジイ at 00:05| 山口 ☀| ありがた迷惑な話 | 更新情報をチェックする

2014年01月15日

ネットで調べて村田漢方堂薬局に電話をかけて来る人たち

あのねっ、クロちゃんとスコちゃんには内緒だよっ、ヒソひそひそ・・・
あのねっ、クロちゃんとスコちゃんには内緒だよっ、ヒソひそひそ・・・ posted by (C)ボクチンの母

 ネットで調べて村田漢方堂薬局に電話をかけて来る人たちの多くは、よく前後を読みもしないで、ご自分たちの都合のよいところだけを印象に持って、例によってこちらでは絶対に歓迎しない「お気軽な相談」や「相談だけに乗ってほしい」とか「話を聞かせて欲しい」という、実にありがた迷惑な依頼である。

 それもようやく遅めの昼食を取り始めた途端の電話で、その都度お断りしても何度も電話を繰り返しかけられるので、その都度、胃がキュウ〜キュウ〜縮こまっていっぺんに食欲を無くしてしまう。

 結局最後の電話で、話はなかったことにしてくれ、と。
 こちらはお断りしていたのだから、わざわざそんなお電話まで不要なのに、その最後の電話で、とうとう胃がおかしくなって吐き気までして来た。

 こちらは1日中、デリケートな仕事で、神経を消耗し続けているのだから、ネットで調べたなら調べたで、しっかり前後の重要な部分をもう少し読んで、安易な電話はかけないで欲しい。

 こちらもすでに六十歳を超えて、昔のような体力と持久力はかなり減弱しているのだから、こちらの立場も少しは配慮してほしいものである。

 実際に当方に来られる人たちは、ネットで調べて来られる人たちの場合では、相当期間(一月から長い人では2年間くらい)慎重に当方のブログやHPをしっかり重要な部分を読まれ、ある程度はこちらの流儀を把握できた人達ばかりである。
 だからこそ、すんなりと受け入れることができて、十分な相談時間を確保することができるのである。

 ところが、当方のブログやHPの都合のよいところだけを見たといって、直ぐに飛びつかれる人達は、往々にして儲け主義の薬局だろうとか、相談だけでも喜んで受け入れてくれるだろうとか、あるいはひどいのになると、実に高飛車な態度で、重大な病気の患者さんはあらゆる無礼が許されると勘違いされた人まで押しかけて来られるので、困ったものである。

 昨年までは、そのような問題はずいぶん減ったと喜んでいたら、新年を迎えて、またぞろありがた迷惑な出来事が目立ち始めたので、戦意喪失気味。

 こちらのやる気を削ぐような電話や、押しかけ人が続くようだったら・・・・・・

 実に人間社会は本当に暮らしにくい。
 日本人の質もどんどん低下するばかりである。

2008年4月20日のボクチン3歳
2008年4月20日のボクチン3歳 posted by (C)ボクチンの母
 
 
posted by ヒゲジジイ at 19:54| 山口 ☁| ありがた迷惑な話 | 更新情報をチェックする

2013年12月14日

遠路はるばる来られてもありがた迷惑な人たちの実例

2008年1月1日のボクチン3歳
2008年1月1日のボクチン3歳 posted by (C)ボクチンの母

 こんなブログを性懲りなく延々と続けているのは、他でもない、我が最愛のボクチンの懐かしい写真を貼っては、独り思い出に耽るための口実に過ぎない(苦笑。

 本日土曜日は、例によって遠近さまざまな各地から開店早々から休む暇なく、また送りの補充注文も重なる。
 一時は初めての新人さんも混じって順番待ちの人がかなり重なったために、顔が見えただけであきらめ顔で帰って行かれた人もおられた。

 混雑した割には流れがスムーズだったので、少し待てばそれほど待たずに済んだのに、あるいはお馴染みさんであっただけに、補充だけであれば順番を待たずにお渡しできたのに。

 ともあれ、上記のタイトルを話題として若干。

 しばしば遭遇するのはまったく通うつもりはないくせに、一度だけやって来られて自分にフィットする漢方薬を教えてもらえればそれで十分という人たち。

 一度はこちらで購入しても、二度と来られることはない。毎年、年間数人はいるが、最初の一度だけではどんなに時間をかけて詳細な弁証論治を行ったところで、すべてが分析できるわけがない。

 実に浅はかで、あまりに考えが幼稚で甘すぎる虫のよい話である。

 さらには、たいしてひどくもないアトピー性皮膚炎で、遠路はるばる来られるのはよいとしても、地元でほとんど漢方治療を受けた経験がないまま、わざわざやって来られるケース。

 中でも特別にムカっ腹が立った例。

 アトピーを治す資金を捻出するために結婚して、奥さんから借金して、仕事を辞めてこちらに通うことに専念することにしたと。
 まことに得手勝手な話である。

 それを自慢げ か自嘲げ かは不明だが、最もヒゲジジイの癇に障るそのような経緯を話されるつけ、とムカムカっと腹が煮えくり返った。

 乱れた食生活の是正のアドバイスに対しても、
「それじゃあ〜生活の乱れが改善されるまでは、もったいないから漢方薬を飲まないでいた方がよいでしょうか?」
 という思いがけない切り返しに、とうとうプッツンしてしまった。

 ケンモホロロに逆襲されながらも、心底「甘ったれるなよっ!」と思いっきり張り倒したいのを敢えて我慢して、平身低頭に謝罪することで、二度と来られないように謝絶した。

 2008年1月1日のボクチン3歳
2008年1月1日のボクチン3歳 posted by (C)ボクチンの母

ラベル:ありがた迷惑
posted by ヒゲジジイ at 23:18| 山口 ☀| ありがた迷惑な話 | 更新情報をチェックする

2013年12月05日

残念ながら2例ともお断りした

2007年12月15日のボクチン(3歳)
2007年12月15日のボクチン(3歳) posted by (C)ボクチンの母

 一年半前、ある難治性疾患で、病院治療では一向に治らず、苦痛が激しいとのことで漢方相談に来られた地元近辺の人だった。
 
 複雑な疾患ながら、初回から著効が得られたものの、一ヵ月後には病状変化を来たしたときも、微調整に疑問を呈するのを強引に配合変化を行って、やはりうまく対処できた。

 漢方薬の運用には臨機応変の対処が必要なこと。疾患の性質上、今後も病状変化を来たすだろうから、その時点ですかさず配合変化が必要なことを諄々と説いていたつもりだが、地元の気楽さのせいか、あるいはその人の性格の問題か、ご本人の独断で数種類の配合を一種類だけに省略して、代理のひとばかりを寄越して購入される期間が続いていた。

 今年になって、まったく無音となっていたので、あの難病が一種類の基本方剤だけであのまま完全寛解するはずもないのだがと思いつつも、ほとんど忘れかけていた。

 ところが数日前の日曜日の休日というのに、突然電話がかかり、最近はまた苦痛でのた打ち回っているとのこと。
 ここ一年は、数年前に開業された専門医にかかっていたが、結局は合成薬ではメマイなどの副作用ばかりが目立って、寒い季節に入ってからは病状がますます悪化して来たとのことだった。

 ついては、昨年最後に購入した漢方薬が残っていたので、それを飲んでいるが、残り少ないから購入させて欲しいという依頼である。
 しかしながら、案の定、いまのところそれを飲んでも一向に効果が見えてないようす。

 日曜日に受けた電話ながら、しっかり時間をかけて詳しく病状を聞けば、やはりかなりな病態変化を生じている様子なので、五臓六腑の詳細な寒熱虚実の分析が必要である。

 基本方剤だけを飲んでも、ほとんど無駄である。
 再度の詳細な弁証論治を10日毎に繰り返さないことには、複雑な病態なので、日曜日の電話相談では、こちらの頭も休憩気味なので、どうしようもない。

 地元近辺というのに、もともと熱心に通う熱意が無い人では、こちらがどのように頑張っても、折々の適切な配合を提供するのは不可能である。

 それゆえ、大変申し訳ないながら、それまで熱心に通えていた専門医の先生のところに通いつめて欲しいこと。
 以上の内容を、時間をかけて諄々と説いて、しっかり納得してもらえたので、ほっと一安心。

 要するに、専門医の先生のところには熱心に通えても、地元の漢方薬局には通えないという矛盾した行動規範を墨守される人では到底、正確な弁証論治ができるはずもない。
 ましてや、まったく相談なしに独自の判断で配合を一つだけに省略してしまうような人では、なおさら不可能なのである。

 そういえば火曜日だったか、当方のもっとも不得意とする疾患に合併するアトピーで、そのアトピーだけを漢方薬で治してもらえないかという電話の問い合わせもあった。

 アトピーこそ、もっとも頻繁な臨機応変な配合変化を必要とし、相当な忍耐力と精神力が必要であるだけに、とうてい不可能であるから、これも申し訳ないことながら、きっぱりとお断りした。


関連ブログ: 漢方相談お断りの事例集


2007年12月15日のボクチン(3歳)
2007年12月15日のボクチン(3歳) posted by (C)ボクチンの母

posted by ヒゲジジイ at 00:50| 山口 ☀| ありがた迷惑な話 | 更新情報をチェックする

2013年09月30日

まずは話しだけでもお聞きしたいという最もアリガタ迷惑な依頼

AAAA6992
AAAA6992 posted by (C)ボクチンの母

 また新たな一週間がはじまる。
 仕事上、いつも障害になるのがタイトルのような依頼で、電話のみならず店頭に突然やって来られてアリガタ迷惑な依頼が毎週何件かは必ず、ある。
 それを思うといまからウンザリである。

 ネットの時代だから、そのためにこちらにとっては貴重な時間を奪われないために、HPやブログ類があるのだが、それらを見ただけでロクに読まれもしないで安易な依頼をされてくる。

 予約制ではないことにつけても、これがまたアナドル材料にもなっているようだが、これを行うと昔からの常連さん達が気楽に相談にやって来られなくなる。

 数十年来の常連さん達こそ、村田漢方堂薬局の経営をしっかり支えている最も大切な人たちである。
 それに引き換え、初回は2時間以上かけても、その後も熱心に続けられるかどうかも分からない新人さんたちばかりを優遇するわけにもゆかない。

 現実には初回の相談には1〜3時間くらいの徹底した弁証論治を行うこの非能率な仕事をやるには深い意味があるのだが、その苦労を分かってもらえる人達以外はお断りしたいくらいである。

 ましてや話しだけを聞いたからと言って病気が治るはずもなく、うっかりそれに乗ると質問攻めにあって一々返事するのに激しくエネルギーを消耗させられる。

 質問だけの人や迷っている人達は、きっぱりとお断りすれば、判で押したように逆切れするロクデナシが目立つ昨今である。

 こちらとて病気に悩んでいる人達には内心は深く同情しているが、迷っている人たちや話が聞きたいだけの人達にまで貴重な時間を割くのは、非常にアリガタ迷惑であることは上述の通りである。

 だから憎まれたり逆切れされるのを覚悟で、きっぱりとお断りするのである。

2007年2月5日のボクチン2歳
2007年2月5日のボクチン2歳 posted by (C)ボクチンの母 

 
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2013年05月13日

漢方知識を振りかざす漢方オタクの素人さんたち

2005年9月12日のボクチン(1歳)
2005年9月12日のボクチン(1歳) posted by (C)ボクチンの母

 昨今、しばしば見られる困った現象に、遠路はるばる来られるのはよいが、地元の漢方クリニックや漢方薬局の漢方では一向に効果がでなかったという理由から、ネットなどを利用してシコタマ漢方知識を蓄えて、自己治療を行って、一定の効果は得られたもののそれ以上の効果が得られないので、それに困って当方の知識を利用したいという思惑から来られた人達。

 そういう人達に限って、こちらの弁証論治の結果にいちいちイッチャモンを付けるので、それだけ知識があるなら何のためにこちらの来たのかっ!?とひどく叱らざるを得なくなる。
 上記の一定の効果があったといっても、かなり妄想的な効果であることも多く、その多くはほとんど効果が得られてないのである。

 せっかく遠路はるばる来られたのだから、しばらくは相手の素人知識を聞いてはあげるが、こちらから見ると支離滅裂なことも多い。
 
 ところで、前回のブログ、2013年05月11日 関東からアトピー性皮膚炎の漢方相談のお問い合わせメール の往復メールはその後も何度かやりとりがあって、結局はきっぱりとお断りした理由は、そもそも3ヶ月ごとに漢方薬局を5〜6箇所渡り鳥を行って、どこも効果がなかったので、自分で勉強して分かったのは、どこの薬局もご自分の体質的な脾虚の問題を見つけてくれなかったということだった。
 
 そこで自己治療の結果、脾虚を考慮した配合で、一定の効果があったもののそれ以上の進歩がみられないということで、こちらに問い合わせがあったというわけだが、当方では遠方から問い合わせがあるからといって一々受け入れていたら薬局がパンクするのでほとんどのケースではお断りすることになる。

 ましてや3ヶ月ごとに渡り鳥されるケースでは、当方に来られても腰が据わらないジンクスはほぼ百パーセント。
 おまけにこれまでみずから学習されて得られた素人知識を中医漢方薬学流に洗脳(苦笑)するのに、一般の人よりも2倍の時間と苦労を強いられることも目に見えている。
 
 という訳で、お気の毒ながらお断りせざるを得なかった事情があるのだが、さきほど無礼者の匿名者から、遠方の問い合わせを断るのは自信がないからだろう、という非難のメールが入ったので、しっかりお答えしよう。自信などあるわけないではないかっ(呵呵。
 
 遠方に関わらずメールや電話で来局の相談があったケースでは、そのほとんどをお断りしているのが現状で、すべてを受け入れていたら薬局が機能不全に陥る。
 実際のところ来局してよいかどうかの相談があるということは、まだ迷いがおありの証拠でもあるから、きっぱりとお断りして迷いを断ち切って差し上げる。
 通う決意の固い本気の人たちは遠近に関わらず、問い合わせなしに突然訪れるからである。


2005年8月20日のボクチン(1歳)
2005年8月20日のボクチン(1歳) posted by (C)ボクチンの母


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2013年02月25日

メールによる特定の漢方処方の値段の問い合わに返事はあり得ない

IMGP0807a
IMGP0807a posted by (C)ボクチンの母

 昨今はこのブログの更新が滅多にないので、どうしたのだろうと問い合わせられることが多い。
 その原因の一つは、昨今しばしばタイトルのような約束違反の問い合わせメールが多過ぎるからである。

 このブログのみならず漢方専門薬剤師による漢方薬方剤漫遊記漢方薬局経営薬剤師の一喜一憂あるいはアトピー漢方専門ブログ村田漢方堂薬局のアトピー漢方薬専門サイトなどを見た人が、素人判断で処方指名して値段だけの問い合わせをするという信じられないメールが目立つ。

 素人判断は禁物であると再三再四書いて来たつもりだが、最近になってどうしてこのような安易な質問メールが舞い込むようになったのだろうかっ!?

 直接来局される新人さんたちは関東や九州、とりわけ関東から遠路はるばる来られる人が多いが、わざわざどうして高額な交通費を使ってでも来られるのか訊ねると、その多くは保険漢方の病院はおろか漢方専門薬局で相談しても、短時間の相談のことが多く、効き目も出ないので結局転々と相談場所を変えても埒が明かず、意を決してトウヘンボクなヒゲジジイのところへやって来たのだという。

 このように地元で相談しても埒が明かないので、遠路はるばる来られるような奇特な人以外の人達は、結局は上記のように素人判断で処方を指名して値段だけを問い合わせるようになるのかもしれない。
 
 こちらでは新人さんともなれば、最低でも1時間、多くは2時間くらいみっちりと弁証論治を行うが、いずれの遠来者も、これほど時間をかけた漢方相談は初めての経験だと驚かれる。
 これでは非能率で商売にならないだろうと心配してくれる人も多いが、大きなお世話である。

 電話で問い合わせられる場合は一部の例外を除いて、そのほとんどを丁重にお断りしており、意を決して本気で直接「直談判」のつもりで来られる人だけを受け入れている。
 といっても、病院治療では治らなかったり不十分であったり、さらには地元の漢方でもダメだった人だけを受け入れるという、かなり徹底した方針だから、少人数のスタッフでも十分な相談時間を確保できるのである。

IMGP0760
IMGP0760 posted by (C)ボクチンの母

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posted by ヒゲジジイ at 23:48| 山口 ☀| ありがた迷惑な話 | 更新情報をチェックする

2012年09月26日

気が乗らない仕事でお断りせざるを得ないケース

安倍自民党新総裁
安倍自民党新総裁 posted by (C)ヒゲジジイ

 一触即発の物騒な時代を迎えた近年最大の国難の折、我が選挙区の安倍さんが自民党の総裁に選任されたことは幸いである。
 昨今の政治家の中では腹が据わって決してブレない政治家ながら、天は二物を与えずのことわざ通り、やや健康面に不安はあったが、昨今は良薬にめぐり合えて完全寛解されている模様。

 本来なら当方の選挙区だから、村田漢方堂薬局の漢方薬を利用されておれば、もっと早く回復していたかもしれないのだが(苦笑・・・それはともかく、このような国難の時期に腑抜け揃いの日本国を救うのは安倍さん以外には考えられない。

 それはともかく本題に入ると、昨今目立つのがネットで当方を見付け、遠方の子供さん達がリモコンよろしく付き添いで来られるでもなく、ご両親だけで当方に漢方相談に来させるケース。
 ご家族の奨めとはいえ、そもそも人に奨められて来られるケースの多くは漢方薬に賭ける情熱が欠如していたり、あるいは付き添い無しではまったく理解力の面でも大いに問題があったりで、お断りせざるを得ないケースが目立つのである。

 それゆえ、昨今このブログの頭に
漢方薬相談販売は遠近に関わらず御本人の意志と意欲で直接定期的に繰り返し来局できる人のみが対象です
 と書いているはずだが、これを読んで来られる人は滅多におられない。

 人に奨められて義理で来られるケースこそ、当然こちらは戦意喪失。
 ときにはこちらに説得され、お愛想を言わせて、納得したら飲んでやろうという人もあって、実に面白くない世の中である。当然、お断りせざるを得ない。

 それでなくとも真面目に通われながらも漢方薬の効果がまだ中途半端な段階の人達のために無い頭を振り絞る毎日なのに、ありがた迷惑な紹介者の義理で来られる人、あるいは理解力の無い人などのご紹介は遠慮して頂きたいものである。
 
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IMG_9294 posted by (C)ヒゲジジイ

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posted by ヒゲジジイ at 23:06| 山口 ☀| ありがた迷惑な話 | 更新情報をチェックする

2012年08月16日

保険漢方や煎じ薬を求める人はさようなら

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IMG_6074 posted by (C)ヒゲジジイ

 明日からとうとう仕事がはじまる。
 毎度のことだが、せっかくの連休でも迷惑電話の連続で興ざめすることが多い。だからなるべく電話から遠いところに逃亡しているつもりだが、誰かが受話器を取ってこちらに回して来る。
 
 現在服用中の人達の相談はメールだから時間が取れたときに返事を送れば済むが、休み中にうっかり電話を取るとろくなことはない。

 どうしてこちらに保険漢方の問い合わせがあるのか、まったく理解に困しむ。
 その保険漢方(ツムラ漢方)で治らなかった人達が集まる漢方薬局である。保険漢方レベルと同列に扱われるほど落ちぶれては無いはずだが・・・(苦笑。

 煎じ薬を求める人の多くは趣味人である。付き合っておれない。煎じ薬をいったん作ると、途中で微調整が困難。臨機応変の配合変化も行えない。
 冗談じゃない。お茶代わりと勘違いしているお気楽な人はきっぱりお断り。

 そのほか、こちらは休みだと言っても馬耳東風で、ネチリネチリと遠慮会釈も無い連中の不遜な問い合わせこそ何本かかったことかっ。

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IMG_6150 posted by (C)ヒゲジジイ

posted by ヒゲジジイ at 23:28| 山口 ☁| ありがた迷惑な話 | 更新情報をチェックする

2011年10月30日

指名された漢方薬を販売できないことが多い理由

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DSC_0154 posted by (C)ボクチンの母

 初めての人がネットや書籍などで調べ、素人考えで漢方処方を指名して購入に来られるケースがあるが、その多くの人に販売することが出来ない。
 その理由は明らかに間違った選択と思われることが多いからである。

 継続服用者で明らかにフィットしている漢方処方の指名では販売可能であるが、はじめて服用しようとされるケースでは最低限、寒熱虚実においてフィットしているものでなければ販売できない。

 但し、第三類医薬品のように多くの人に適応があるものはほとんどの人に安心して販売できる。

 漢方処方の指名でも、わざわざ遠くから「煎じ薬でフィットしているが、煎じなくても飲める漢方薬を求めてやって来た」という奇特な人がおられたが、このケースでもきっぱりとお断りした。

 煎じ薬を購入されている漢方薬局に失礼な行為である。 のみならず、その薬局に依頼して入手すれば済むものをわざわざ遠方から訪ねて来られる深意は・・・・・・

 どうやら村田漢方堂薬局で一度だけでも購入しておけば、その後は以前のように地元で漢方薬を調達しながら、折々にこちらに電話やメールで相談することが可能と考えているらしい。

 実際に過去、まったく同様なケースに遭遇して困惑させられたケースがあるが、上記の人と同様、そのほとんどの人が不定愁訴症候群である。

 要するに漢方薬は地元で調達するから、漢方相談だけをメールで続けて欲しいという目的で、一度だけ漢方薬を購入に遠路遥々来られたという、やや巧妙なやり口である(苦笑。

 長い年月では、このような目的で来られ、一度販売したこちらの責任を利用され、電話相談を当然の如く続けられ、延々と慈善事業同然のことをさせられたケースが何度かあった。

 様々な不定愁訴のために、エゴイストになってしまう心情は理解できないでもないが、そのような「人としての道」にやや外れ気味である人に限って、病気が一定レベルの寛解を得られたケースは少ないように見受けられる。

 中には忘れた頃の数年後に、同じ人が電話やメールで相談をもちかけられるケースがあるが、当時と同じ不定愁訴の状態はあまり改善されてないからである。

 老体になった昨今では、そんな慈善事業をやっていたらますます心身ともに消耗しつくして寿命を縮めるだけだから、当然きっぱりとお断りですよ(苦笑。

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IMGP1643 posted by (C)ボクチンの母

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2011年01月27日

ネットで漢方を研究して来る人が多く・・・

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DSC_5460 posted by (C)ヒゲジジイ

 そこまで知ってるなら遠路はるばるやって来なくとも地元でいいのではないのっと言いたくなる人が次第に増えている。

 ところがその多くは「自分の地元はダメだっ」という。

 日本漢方ばかりで弁証論治の話が通用しない、虚証や実証の話ばかりで五臓六腑や寒熱虚実に無頓着だから相談にもならない・・・

 というのでうっかり虚実中間証もいまだにやっぱりあるのかね〜っと思わず茶々を入れてしまった(苦笑。

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DSC_5458 posted by (C)ヒゲジジイ

 
posted by ヒゲジジイ at 15:01| 山口 ☀| ありがた迷惑な話 | 更新情報をチェックする

2008年08月21日

香蘇散ブーム?

 突然降って湧いたように香蘇散を指名した問い合わせが続く。しかも直接の来訪者ばかりである。
 真面目な相談もあれば、お気楽な相談も混じる。

 真面目な相談では、それほど気になる香蘇散なら一度服用して納得が行ってそれでも治らないなら、正確な弁証論治に基く方剤を見つけることにしましょう、ということになった。

 お気楽な指名客には、送り状の発行と荷造りに多忙を極める最中だったので、危なくない方剤だから一度試したいなら、ということで製品を渡そうとすると、10日分の価格があまりにも安価に過ぎて却って不審を抱いたらしく、ごちゃごちゃと難癖をつけだしたので、逆にこちらのほうからケンモホロロに断りまくると、これを先途に話のための話を仕掛けて来るお邪魔虫。(こういう客に一度販売すると、後々まで祟られることになるので、絶対に販売しないっ!

 間違って服用しても極めて安全な部類に属する方剤だからといって、やはり特定処方の指名客の話には迂闊に乗るべきではないという年来の教訓をあらためて確認するだけのことで、無駄な時間を30分近くも奪われるハメに陥ったのだった(苦笑。

 どうやら新聞の地方版で、どこかの病院の医師が香蘇散の宣伝を行った模様である。実にありがた迷惑なことである。
posted by ヒゲジジイ at 07:25| 山口 ☀| ありがた迷惑な話 | 更新情報をチェックする

2008年08月08日

お茶代わりの漢方薬ってナンだろう?

 またまた定年退職後の六十代の男性である。

 前日の夜から送り注文が溜まって、午前中にも常連さんからの電話注文や遠方からのメール注文が殺到している時に、幸いにも店頭がヒマだから、発送業務に専念できると思った矢先に、これである。

 漢方薬のご相談だが、体質に合わせてもらえるとのお話、実はやや血圧が高いのだが、気長く飲めるお茶代わりの漢方薬でも調合して欲しい、というわけである。
 既に病院の薬で130〜80にコントロールできている。それ以外に問題はないが、病院にはなるべく行きたくないから、お茶代わりの漢方薬を所望されるわけである。

 はたと考えて「お茶代わりの漢方薬」とは、どのようなものをイメージされてるのだろうかっ?と考え込んでしまった。
 このような軽症の人や趣味的な人、暇を持て余している人などに限って「お茶代わりの漢方薬」を望まれるのである。

 もちろん趣味的な相談に乗る趣味はないので他所の薬局を御紹介することで逃げた。(お断りの弁解には随分手間取ったが・・・)

 思い返してみればここ三十年以上、「お茶代わりの漢方薬」の御相談に来られた人は、無意識に真剣味の足らない遊び半分の人と断じて、すべてお断りして来た長い歴史があるのだった(苦笑。
 お断りはお断りとして、なぜか今回ばかりは老化のせいか、ハタと考え込んでしまったのである。

 一体全体、この「お茶代わりの漢方薬」とはどのようなものを指すのだろうか?
 知っている人があれば是非、ご教示願いたいものである!
 あるいはドクダミやゲンノショウコの類をイメージされているのかもしれませんねっ?! きっとこれでしょうっ
posted by ヒゲジジイ at 00:24| 山口 ☁| ありがた迷惑な話 | 更新情報をチェックする

2008年08月04日

メタボ健診、肥満者を駆逐する国家総動員令            (魔女狩りによる家畜の平等)

 とうとう健康まで国に管理されるようになったかっ。
 家畜の平等国家に邁進するつもりなのだろう。

 腹部に内臓脂肪のたまったメタボリックシンドロームの人は脳卒中や心筋梗塞などの心血管疾患を起こしやすい

というにしても、数値基準にかなり信憑性も危ぶまれる単なる学説のために、国民を家畜扱いする乱暴な政策である。迷惑千万極まりない。

 体型まで管理されるという肥満者に対する差別意識は、実に中世的な魔女狩りと同じではないかっ。

—━大きなお世話の「メタボ検診」

 メタボ健診の義務化は、肥満者を狩り出して処罰する中世の魔女狩りと同様である。

 このようなことが日本国家のプロジェクトとして行われるという前代未聞の家畜の平等化政策であることを知るべきである。

—━メタボ健診は肥満者に対する差別政策である

posted by ヒゲジジイ at 00:53| 山口 ☔| ありがた迷惑な話 | 更新情報をチェックする

2007年04月13日

基本条件であるブログ掲載を拒否されるメール御相談者に対する当方の対処方法について

 このブログをはじめて一年半が経過した。お問合せやご質問を利用して漢方と漢方薬に関するご質問の応答をブログに掲載させて頂く折には、当然、ご質問者が特定できるような固有名詞をすべて隠すことは常識中の常識である。

 お問合せフォームに記載している注意事項にも
>※ご質問内容と当方からのお返事をブログ http://murata-kanpo.seesaa.net/(「漢方薬専門・村田漢方堂薬局(山口県下関市)の近況報告」)または http://chuigaku.seesaa.net/(「漢方薬局経営薬剤師の一喜一憂」)に掲載する場合があることをご承知下さい。

※掲載にあたっては当然、お名前やご住所・E-mailなどは対象外で秘匿しますのでご安心下さい。

※ブログへ「転載不可」の場合、ギブ・アンド・テイク不成立ゆえ、お返事はありませんので悪しからずご了承下さいませ。

※御質問に対する応答が何度か繰り返される場合、その往復メールに関しても上記のブログで必要に応じて再録させて頂く場合がありますので御了承下さい。
としているにも関わらず、最初から掲載を拒否されてご質問される人が稀ならず存在するのは困ったもので、その場合は止むを得ずお返事をお出ししないことにしている。

 なぜなら、必要最小限の掲載すら許諾して頂けない場合は、当方の貴重な時間を潰してまでお返事する意味がまったく存在しなくなるからである。

 その癖、当方のブログを見て参考になったから自分のことも質問したくなったと来るのだから、そのようなエゴイスティクな考えの人にまで誰が返事を出すものか、と考えてしまうのが自然な人情というものだろう。

 戦後の日本には権利意識だけが過剰な人も存在して時に不愉快。
 すべて匿名の掲載であるというのに、自意識過剰だけは10人前や100人前という人が上記のようなエゴを出されるのだから、甚だ面白くない。

 そしてまた、この記事を読んだ一部の自意識過剰の人から、繊細な心が傷ついたではないか!という匿名の苦情が舞い込み兼ねないんだから、イイカゲンこの平和ボケ日本が嫌になって来るのだった。
 
 そうっ! かく言うヒゲジジイこそ、かなりワガママだからね〜〜(笑)
 たとえば、先日も遠路はるばる来られたご相談者に、ヒゲジジイが納得行くまで徹底的に様々な質問を連発するものだから、へとへとに疲れさせてしまったようで、
「こんなに時間をタップリかけて下さるなんて、想像以上でした!」
と、疲労困憊の表情で仰ったお世辞にハタと気がついて、明日も明後日もあるのに大変申し訳ないことをしたものだ、と後悔したばかりだった。

posted by ヒゲジジイ at 00:35| 山口 | ありがた迷惑な話 | 更新情報をチェックする