2016年07月29日
悪性の脳腫瘍ばかりでなく、各種悪性腫瘍による脳転移があっても決して
2011年7月30日のボクチン(7歳) posted by (C)ヒゲジジイ
悪性の脳腫瘍や各種悪性腫瘍による脳転移があっても、決して悲観するには及ばない。
肺腺癌で骨転移や内臓転移のみならず、脳転移も46個もあった人でさえ、1年半で骨転移や内臓転移は消失し、脳転移も30個に減り、さらに漢方薬類の種類を増やすと同時に、この時点で新たな分子標的薬も加わっていつの間にか5個を残すだけとなり、ようやく最近になって、それもほとんどわずかな影となり、いよいよ主治医の見解では、すでに残骸となって貪食細胞がしっかり掃除してくれるだろうと診断されるまでになった。
分子標的薬などの西洋医学治療に行き詰って、やむを得ず漢方サポートを求めて来られて以後、正確に言えば3年半が経過して、ようやくここまで辿り着いた。
初回から、漢方薬類が劇的に効果を発揮して、その間、一度も逆行することなく、会社も休むことなく、結婚もされた。
原発巣はもとより、転移巣は完全消滅しているので、今後は何年後に根治を告げられるだろうかと、希望に満ちた生活を送られている。
同様に肺腺癌で脳転移などがあって、副作用が強かった分子標的薬の副作用軽減の目的も兼ねて、半年近く前から漢方サポートを加えられた人も、同様に短期間で消滅しているとの報告があった。
そのほかにも、悪性リンパ腫の再発部位が脳内であった人。
また、大きな脳腫瘍に手術と放射線で、手術前から多種類の漢方薬類の併用で、副作用そのほかを完璧に防御できて、何の後遺症も残さなかった人など。
また、5年以上前だったか、常連さんのご家族が、その数年前に眼球の裏に、小さな腫瘤があることを告げられていたのに放置していたら、様々な脳圧亢進症状らしきものが多発しはじめ、久しぶりに検査したところ腫瘤が大きくなって数センチとなっていた。
20日後に再検査して手術等の段取りを決める手はずのところを、精一杯の多種類の漢方薬や中草薬類を必死で続けたところ、諸症状が消えた。
そこで一ヶ月半後、約束に遅れて再診を申し入れたところ、完全に腫瘤は消滅していて、思わず医師が「消えている!」と叫んだという。
過去にも、脳腫瘍に手術前数ヶ月、漢方薬類のサポートを続けられた後に手術を行ったところ、完全に病巣が消滅していた例などは、数十年前のCTやMRIなどの検査機器の発達する前の珍事でもあった。
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2011年7月30日のボクチン(7歳) posted by (C)ヒゲジジイ
posted by ヒゲジジイ at 23:19| 山口 ☁| 脳腫瘍・各種悪性腫瘍による脳転移・ステージ4
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2015年03月24日
脳腫瘍が手術前に消えた運のよい人達
2009年03月24日の茶トラのボクチン(4歳) posted by (C)ヒゲジジイ、
いまだにあれは何だったんだろうと不思議でならない。
現在、脳腫瘍というよりも、他の原発癌による脳転移巣が多数ありながらも、仕事を休まずに抗癌剤と漢方薬のサポートで徐々に減って行き、元気で闘病されている若い人もおられるだけに、ときどき思い出すのが40年前の不思議な顛末。
当時といっても40年近く前、MRIやCTなどの優れた検査機器の無かった時代とはいえ、諸検査によって脳腫瘍と確定診断された二十代の女性。
父親の熱心な求めに応じて、当時、手に入るだけのキノコ系の漢方薬系の生薬類、猪苓や茯苓などを主体にした漢方薬類を用いて、手術前の猶予期間にしっかり飲んでもらった。
いざ実際の手術となり、頭蓋骨を開けてみたら、腫瘍がまったく消失していたという喜びの報告を父親から受けたのだった。
その後の連絡はなかったものの、短期間でこんなこともあるのかと思い出すのだが、もしかして水質豊富な腫瘍だったのかもしれない。
最近でも、といっても5年位前だが、3年間放置していた脳内の小さな腫瘤が増大したらしく、明らかな脳圧亢進症状が持続。
案の定、受診したところ、CTやMRIで数センチ大になっていることが確認された脳腫瘍。
キノコ系統を主体にした猪苓・茯苓など多種類の漢方薬類(五苓散や猪苓湯も含む)を熱心に服用されたところ、20日後の手術のための予備検査の段階で、検査を10日以上遅らせてもらって、僅か1ヶ月と少しの期間で完全に消滅してしまった常連さんのご家族がおられる。
主治医が「消えている!」と驚愕の叫びをあげられたというので、大喜びで病院から直接報告の電話をかけて来られた。
その後の再発も見られず、といっても無症状となっているのをよいことに二度と受診されないのだが、生き証人として現在も予防的に漢方薬類を常用されておられるが、即効が得られたというのは腫瘍の内容物が水溶性のものだった可能性も十分に考えられる。
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2015年02月24日のシロちゃん(もう直ぐ2歳) posted by (C)ヒゲジジイ
2010年03月24日の茶トラのボクチン(5歳半) posted by (C)ヒゲジジイ
2010年03月24日の茶トラのボクチン(5歳半) posted by (C)ヒゲジジイ
2011年03月24日の茶トラのボクチン(6歳半) posted by (C)ヒゲジジイ
ラベル:脳腫瘍
posted by ヒゲジジイ at 00:00| 山口 ☁| 脳腫瘍・各種悪性腫瘍による脳転移・ステージ4
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2012年06月13日
3年かかって脳内眼球の裏側の腫瘤が増大し脳圧亢進症状をともなった脳腫瘍
IMGP5623 posted by (C)ボクチンの母
この方も現在10年来の漢方の大ファンとなって様々な漢方薬方剤を愛用中で追跡調査が常に可能な婦人。
当時、その三年前の検査で脳内の眼球裏に小さな腫瘤らしきものが存在するので定期的に検査を受けるように医師から厳命されていたのに、放置しておいた。
ところが今から5年くらい前だったか、頭痛や急な高血圧やフラツキなど脳圧亢進症が疑われるような症状を相談されるので、即刻病院で検査を受けるように進言すると、案の定放置していた眼球裏の腫瘤がかなり大きくなっているので20日後にMRI検査をする予定が組まれた。
前回ブログで書いた肝硬変と腎不全の合併症の人のご家族だけに、当方の漢方薬を過剰なくらいに信頼されて、次回の検査までに何とか消してしまいたいという何とも無理難題の依頼である。
できるだけのことはやってみるとして後は医師の指示を仰ぐべし、ということで、もしや脳内の腫瘤の内容物が水分が豊富なものであれば、五苓散を主体にした配合で消失した例が過去にもあるので、様々な中草薬とともに中心の方剤は五苓散とした。
ご本人は検査が怖くて予定よりも遅らせてしまい、一ヶ月以上を過ぎてしまった。ヒゲジジイの催促によりようやく重い腰を上げるころには脳圧亢進症状らしきものは完全に雲散霧消していた。
検査の日、病院から突然喜びの電話がかかって来た。
主治医が「あギっ&%#!ないっ!!!?」と喚くように叫んでいたのよっ、と。
病み上がりのボクチン posted by (C)ボクチンの母
posted by ヒゲジジイ at 23:29| 山口 ☀| 脳腫瘍・各種悪性腫瘍による脳転移・ステージ4
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2008年06月03日
臨床現場で実際に診察している内科医師による証言━整体観(整体観念)
おたより:関東地方の内科医師
こんにちは。
ん〜脳外科の開業もはやりですよね。
CTやMRIなんかを入れて開業なさる先生方も多いと聞く、この頃です。
じゃぁ〜CTやMRIって漢方的に考えるときに有効な手段なんだろうか?と疑ってみる必要がありますよね。
確かにCTやMRIをすれば脳の実質の変化の繊細な情報を得ることができます。
ですから…腫瘍などの除外診断には欠かせない検査なんですけど…問題が一つ!
果たして脳の病気が脳だけの問題か?という点です。
現代医学の特徴として臓器分けをして診察を行っています。もし、脳の病気が体の他の部分の変化の代償として出てきたならば…どうでしょう?
もしそうならば…現代医学では治せません!
自分が患者の診察をしていますと、認知症や梗塞、出血なども首から下の胴体の部分の変化の代償としてできあがった病気であると感じさせられることが多いのも事実です。
今の常識は未来の非常識です。現代医学で今行われている治療は30年前には行われていないものが殆どなんですよね。「進歩しているからでしょ?」と思われているかもしれませんが…逆に漢方の葛根湯なんかは2000年前にできあがった処方で今も健在です。これは何を意味するのでしょうか?
病気になったら何を信じたら良いのか?
現代医学と漢方を始めとする他の医学をしっかり見極めて自分から選ぶことが必要なのかもしれませんよね。
そんなことをアドバイスできる専門家を隣に置いておくことも必要なのかもしれませんよね。そうですよね…村田先生!(笑
お返事メール:
おたよりありがとうございます。
ご指摘の問題、全面的に同意しますっ!
但し、文明の利器、CTやMRIの検査結果は弁証論治の一つの有益な材料として、現代社会では欠かせないものとなっています。
たとえば、過去に子供さんや成人でも遭遇した経験ですが、脳圧亢進症状により受診したところ、脳内にあきらかな腫瘍が見えました。
舌の状態から内容物が水湿の可能性が疑えます。太陽膀胱系に沿った症状、後背部から頭頂部にかけて鈍痛などもあります。このことから迷わず五苓散を主体に多種類の中草薬を併用してもらうことでいずれも次の検査までに脳圧亢進症状も含めて腫瘍が完全消失です。
いずれのケースでも次の検査のCTやMRIの結果を見て、大声で「ないっ!?」と主治医が叫ばれます。(すべてこのようにうまく行くとは限らないでしょうが・・・)良性腫瘍であればこのようなマジックもあり得るようです。
小生の私淑する陳潮祖先生の書籍では、眼科疾患の弁証論治に眼底検査などの文明の利器による検査結果を弁証論治の重要な材料とする必要性を強調されています。
「実像として現れる」西洋医学的検査結果においては、中医基礎理論に基づく弁証論治の重要な根拠として利用出来るし、すべきであるということだと思います。
あくまで弁証論治を行う上での一つの材料として・・・です。
上記の良性脳腫瘍の例でも、太陽膀胱系および水湿の病変であったわけですから、中医学的には肺脾腎病であることに間違いありません。
このように先生もご指摘の通り、脳の疾患を脳だけの疾患とは見ないのは、東洋医学では常識ですが、その大局を見る視点に欠ける西洋医学を中医学に吸収合併させるべきとの拙論が、「中医学と西洋医学━中西医結合への道」 という訳です(苦笑。
葛根湯は不滅ですっ! 風邪やインフルエンザには非力でも、驚くほど広範囲な領域に繁用しています。またまた勝手な持論を披露させて頂きますと、
葛根4.0g 麻黄2.0g 桂皮1.5g 芍薬1.5g 生姜0.5g 大棗2.0g 甘草1.0g
このような葛根と麻黄、甘草の比率が4:2:1がベストだと愚考するものです。
様々な慢性疾患にエキス錠を加減して使用してもらい、葛根湯ファンは村田漢方堂薬局には多数おられます。
但し、常用するとは限らず、葛根湯証が勃発したときだけに使用してもらうことで、ある種の慢性疲労症候群には絶大な効果を発揮します。
葛根湯の素晴らしさを述べたら、際限がないほどですが、使用すべきタイミングをマスターされている常連さんやお馴染みさんは多数存在します。
ただ、一部の人で習熟してもらえないので、指導に四苦八苦することもあります。つまり、症状が治ったら一時中止すべき人と、連用すべき人とを厳密にテストしてもらうのですが、勘のいい人、悪い人・・・。
たとえば、日頃は釣藤散証や辛夷清肺湯証を呈しながら、折々に葛根湯証が勃発する一見、矛盾した証が折々に合併する人が多数おられるのですが、葛根湯を使用するタイミングと中止すべきタイミングにおいて、要領のよい人、悪い人。
常用すべき人では、多種類の併用方剤とともに釣藤散と葛根湯をここ二十年以上併用することで、90歳近くまでまったくボケることなく現役で活躍されている女性もおられます。
話は大分それてしまいましたが、葛根湯は実に素晴らしい方剤ですねっ!
こんにちは。
ん〜脳外科の開業もはやりですよね。
CTやMRIなんかを入れて開業なさる先生方も多いと聞く、この頃です。
じゃぁ〜CTやMRIって漢方的に考えるときに有効な手段なんだろうか?と疑ってみる必要がありますよね。
確かにCTやMRIをすれば脳の実質の変化の繊細な情報を得ることができます。
ですから…腫瘍などの除外診断には欠かせない検査なんですけど…問題が一つ!
果たして脳の病気が脳だけの問題か?という点です。
現代医学の特徴として臓器分けをして診察を行っています。もし、脳の病気が体の他の部分の変化の代償として出てきたならば…どうでしょう?
もしそうならば…現代医学では治せません!
自分が患者の診察をしていますと、認知症や梗塞、出血なども首から下の胴体の部分の変化の代償としてできあがった病気であると感じさせられることが多いのも事実です。
今の常識は未来の非常識です。現代医学で今行われている治療は30年前には行われていないものが殆どなんですよね。「進歩しているからでしょ?」と思われているかもしれませんが…逆に漢方の葛根湯なんかは2000年前にできあがった処方で今も健在です。これは何を意味するのでしょうか?
病気になったら何を信じたら良いのか?
現代医学と漢方を始めとする他の医学をしっかり見極めて自分から選ぶことが必要なのかもしれませんよね。
そんなことをアドバイスできる専門家を隣に置いておくことも必要なのかもしれませんよね。そうですよね…村田先生!(笑
お返事メール:
おたよりありがとうございます。
ご指摘の問題、全面的に同意しますっ!
但し、文明の利器、CTやMRIの検査結果は弁証論治の一つの有益な材料として、現代社会では欠かせないものとなっています。
たとえば、過去に子供さんや成人でも遭遇した経験ですが、脳圧亢進症状により受診したところ、脳内にあきらかな腫瘍が見えました。
舌の状態から内容物が水湿の可能性が疑えます。太陽膀胱系に沿った症状、後背部から頭頂部にかけて鈍痛などもあります。このことから迷わず五苓散を主体に多種類の中草薬を併用してもらうことでいずれも次の検査までに脳圧亢進症状も含めて腫瘍が完全消失です。
いずれのケースでも次の検査のCTやMRIの結果を見て、大声で「ないっ!?」と主治医が叫ばれます。(すべてこのようにうまく行くとは限らないでしょうが・・・)良性腫瘍であればこのようなマジックもあり得るようです。
小生の私淑する陳潮祖先生の書籍では、眼科疾患の弁証論治に眼底検査などの文明の利器による検査結果を弁証論治の重要な材料とする必要性を強調されています。
「実像として現れる」西洋医学的検査結果においては、中医基礎理論に基づく弁証論治の重要な根拠として利用出来るし、すべきであるということだと思います。
あくまで弁証論治を行う上での一つの材料として・・・です。
上記の良性脳腫瘍の例でも、太陽膀胱系および水湿の病変であったわけですから、中医学的には肺脾腎病であることに間違いありません。
このように先生もご指摘の通り、脳の疾患を脳だけの疾患とは見ないのは、東洋医学では常識ですが、その大局を見る視点に欠ける西洋医学を中医学に吸収合併させるべきとの拙論が、「中医学と西洋医学━中西医結合への道」 という訳です(苦笑。
葛根湯は不滅ですっ! 風邪やインフルエンザには非力でも、驚くほど広範囲な領域に繁用しています。またまた勝手な持論を披露させて頂きますと、
葛根4.0g 麻黄2.0g 桂皮1.5g 芍薬1.5g 生姜0.5g 大棗2.0g 甘草1.0g
このような葛根と麻黄、甘草の比率が4:2:1がベストだと愚考するものです。
様々な慢性疾患にエキス錠を加減して使用してもらい、葛根湯ファンは村田漢方堂薬局には多数おられます。
但し、常用するとは限らず、葛根湯証が勃発したときだけに使用してもらうことで、ある種の慢性疲労症候群には絶大な効果を発揮します。
葛根湯の素晴らしさを述べたら、際限がないほどですが、使用すべきタイミングをマスターされている常連さんやお馴染みさんは多数存在します。
ただ、一部の人で習熟してもらえないので、指導に四苦八苦することもあります。つまり、症状が治ったら一時中止すべき人と、連用すべき人とを厳密にテストしてもらうのですが、勘のいい人、悪い人・・・。
たとえば、日頃は釣藤散証や辛夷清肺湯証を呈しながら、折々に葛根湯証が勃発する一見、矛盾した証が折々に合併する人が多数おられるのですが、葛根湯を使用するタイミングと中止すべきタイミングにおいて、要領のよい人、悪い人。
常用すべき人では、多種類の併用方剤とともに釣藤散と葛根湯をここ二十年以上併用することで、90歳近くまでまったくボケることなく現役で活躍されている女性もおられます。
話は大分それてしまいましたが、葛根湯は実に素晴らしい方剤ですねっ!
posted by ヒゲジジイ at 07:12| 山口 ☔| 脳腫瘍・各種悪性腫瘍による脳転移・ステージ4
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2005年12月04日
前回投稿の脳腫瘍再発の御質問の続報
御質問者:返事を早くにいただき有り難うございました。
母の腫瘍は同じところから大きくなっております。
担当医には、この腫瘍は何度も再発するので悪性に近いと言われました。
一つお聞きしたいのですが、漢方専門や漢方薬局や漢方研究所が色々あるのですが、どのようにして良い漢方を探せばよいでしょうか?
今はでたらめの漢方薬や健康食品を販売している会社があるので、どこでよい漢方を見極めたらよいかを教えていただけないでしょうか?
それだけが心配であり不安です。
お時間をとって頂いて、申し訳ありませんが、宜しくお願い致します。
ヒゲ薬剤師のお返事:拝復
医療関連の分野で、しかもほどほどの疾患になりますと、どうしても賭けに近い部分が生じてくると思います。
ですから、医師あるいは薬剤師など、必ず有資格者でなければなりません。
そして、ほどほどのベテランでなければ、経験不足の問題があります。
経験が長いということは、かなり重要な要素と思います。
そして、漢方関連では、絶対的な条件が、西洋医学・薬学知識も豊富でなければなりません。
同時に、必ず中医学知識が豊富でなければ、まったく話になりません。
言いにくいことですが、はっきり申しまして、同じ漢方薬といっても、日本流の漢方と中医学では、雲泥の差があります。
中医学には、西洋医学知識も検討対象に入れて考えることが出来る融通性も備えており、第一、理詰めの配合を考えることが出来ます。
日本漢方では漢方薬方剤に当てはめようとするばかりで、理詰めの部分がどうしても中医学には劣ります。
また、安請け合いをするような先生は、最も警戒が必要かも知れません。
疾患の内容を考えれば、そう簡単だとは思えません。
また、何か西洋医学的治療で、より有効なものはないかと、常に気配りして下さるくらいの、広い視野も必要です。
結論として、必ず医師か薬剤師の有資格者で、しかも中医学を深く研究しており、文献・書籍類も豊富に常備しているようなところを見つけられるのが無難かな、というところでしょうか。
お近くで、これはと思われるところに、何軒かまずはお電話して、安請け合いしないところに賭けてみるのが良いかもしれません。
以上、少しでもご参考になれば、幸いです。
頓首
続きを読む
母の腫瘍は同じところから大きくなっております。
担当医には、この腫瘍は何度も再発するので悪性に近いと言われました。
一つお聞きしたいのですが、漢方専門や漢方薬局や漢方研究所が色々あるのですが、どのようにして良い漢方を探せばよいでしょうか?
今はでたらめの漢方薬や健康食品を販売している会社があるので、どこでよい漢方を見極めたらよいかを教えていただけないでしょうか?
それだけが心配であり不安です。
お時間をとって頂いて、申し訳ありませんが、宜しくお願い致します。
ヒゲ薬剤師のお返事:拝復
医療関連の分野で、しかもほどほどの疾患になりますと、どうしても賭けに近い部分が生じてくると思います。
ですから、医師あるいは薬剤師など、必ず有資格者でなければなりません。
そして、ほどほどのベテランでなければ、経験不足の問題があります。
経験が長いということは、かなり重要な要素と思います。
そして、漢方関連では、絶対的な条件が、西洋医学・薬学知識も豊富でなければなりません。
同時に、必ず中医学知識が豊富でなければ、まったく話になりません。
言いにくいことですが、はっきり申しまして、同じ漢方薬といっても、日本流の漢方と中医学では、雲泥の差があります。
中医学には、西洋医学知識も検討対象に入れて考えることが出来る融通性も備えており、第一、理詰めの配合を考えることが出来ます。
日本漢方では漢方薬方剤に当てはめようとするばかりで、理詰めの部分がどうしても中医学には劣ります。
また、安請け合いをするような先生は、最も警戒が必要かも知れません。
疾患の内容を考えれば、そう簡単だとは思えません。
また、何か西洋医学的治療で、より有効なものはないかと、常に気配りして下さるくらいの、広い視野も必要です。
結論として、必ず医師か薬剤師の有資格者で、しかも中医学を深く研究しており、文献・書籍類も豊富に常備しているようなところを見つけられるのが無難かな、というところでしょうか。
お近くで、これはと思われるところに、何軒かまずはお電話して、安請け合いしないところに賭けてみるのが良いかもしれません。
以上、少しでもご参考になれば、幸いです。
頓首
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posted by ヒゲジジイ at 00:05| 山口 ☁| 脳腫瘍・各種悪性腫瘍による脳転移・ステージ4
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2005年12月02日
脳腫瘍の再発に対する漢方薬のお問い合わせ
お問い合わせ内容 : 母の病気の件でお伺いしたいのですが、母58歳は7年前頭痛と吐き気を伴い右目の瞼が落ちて開かなくなり病院に行きました。
検査の結果、海綿動脈洞に腫瘍が見つかりました。病名は脊索腫です。翌年に1回目の手術を受けました。
しかし腫瘍は少し残して閉じたため3年後に大きくなりガンマーナイフを当てました。
その後3年は変化はなく今年の2月の検査で腫瘍が大きくなっていた為5月に2回目の手術を受けました。
手術の後遺症で、動眼神経麻痺と、左手が少し動かしにくいです。
11月の14日に検査に行った結果、腫瘍が6センチ弱にも大きくなっており先生も驚いていました。担当医は手術は無理です。
今は様子を見ましょうと言われ、家族全員がショックを受けています。
私としては、絶対に諦めたくないので、今必死で何か良い方法はないかと、探しています。
漢方薬や東洋医学で方法は無いでしょうか。
小さい情報でもよろしいので教えたいただけないでしょうか。
宜しくお願い致します。
ヒゲ薬剤師のお返事:拝復
同じ場所であれば、既に放射線を重ねて照射出来ないので無理ですが、やはり同じ場所なのでしょうか?
場所さえ異なれば、放射線のピンポイント照射です。
2003年9月に、三省堂から
植松稔編著『明るいがん治療 切らずにピンポイント照射』1,500円
で、出版されています。
中には、転移性のものですが、脳転移の病巣6cmのものを分割照射ができるフォーカルユニットによる三次元ピンポイント照射によって完全に消滅させている例が記載されています。
患者さんは、3年後でも元気でおられるそうです。
一般的には3〜4cmを超える大きさの脳腫瘍には、通常の三次元ピンポイント照射(1日で照射するガンマーナイフなど)では安全が保障できないけれども、上記の分割照射なら比較的安全だと書かれています。
但し、もしも同一場所に再発した腫瘍ならば、この方法も不可能です。
次に、漢方関連の抗癌・抗腫瘍作用についてですが、中国医学においては様々な「抗癌・抗腫瘍の中草薬」とされるものが、中国における実際的にも文献的にも各種様々に存在します。
お母様にどの程度の効果を発揮出来るかは、対応する先生の腕次第という部分が大きいので、何とも言えません。
なるべく地元の中医学を専門的にされている医師あるいは薬剤師を見つけられて、直接御相談されることです。
そう簡単ではないと思います。
同一場所の再発でさえなければ、上記のピンポイント照射が最も効果的で、これに漢方薬類で免疫系の補助を行えば、と思うのですが・・・・・・・。
上記の方法が取れないとなると、中医学においても、かなり難問であると思います。
以上、この程度のお返事しか出来ませんが、取り急ぎお返事申し上げます。
頓首
検査の結果、海綿動脈洞に腫瘍が見つかりました。病名は脊索腫です。翌年に1回目の手術を受けました。
しかし腫瘍は少し残して閉じたため3年後に大きくなりガンマーナイフを当てました。
その後3年は変化はなく今年の2月の検査で腫瘍が大きくなっていた為5月に2回目の手術を受けました。
手術の後遺症で、動眼神経麻痺と、左手が少し動かしにくいです。
11月の14日に検査に行った結果、腫瘍が6センチ弱にも大きくなっており先生も驚いていました。担当医は手術は無理です。
今は様子を見ましょうと言われ、家族全員がショックを受けています。
私としては、絶対に諦めたくないので、今必死で何か良い方法はないかと、探しています。
漢方薬や東洋医学で方法は無いでしょうか。
小さい情報でもよろしいので教えたいただけないでしょうか。
宜しくお願い致します。
ヒゲ薬剤師のお返事:拝復
同じ場所であれば、既に放射線を重ねて照射出来ないので無理ですが、やはり同じ場所なのでしょうか?
場所さえ異なれば、放射線のピンポイント照射です。
2003年9月に、三省堂から
植松稔編著『明るいがん治療 切らずにピンポイント照射』1,500円
で、出版されています。
中には、転移性のものですが、脳転移の病巣6cmのものを分割照射ができるフォーカルユニットによる三次元ピンポイント照射によって完全に消滅させている例が記載されています。
患者さんは、3年後でも元気でおられるそうです。
一般的には3〜4cmを超える大きさの脳腫瘍には、通常の三次元ピンポイント照射(1日で照射するガンマーナイフなど)では安全が保障できないけれども、上記の分割照射なら比較的安全だと書かれています。
但し、もしも同一場所に再発した腫瘍ならば、この方法も不可能です。
次に、漢方関連の抗癌・抗腫瘍作用についてですが、中国医学においては様々な「抗癌・抗腫瘍の中草薬」とされるものが、中国における実際的にも文献的にも各種様々に存在します。
お母様にどの程度の効果を発揮出来るかは、対応する先生の腕次第という部分が大きいので、何とも言えません。
なるべく地元の中医学を専門的にされている医師あるいは薬剤師を見つけられて、直接御相談されることです。
そう簡単ではないと思います。
同一場所の再発でさえなければ、上記のピンポイント照射が最も効果的で、これに漢方薬類で免疫系の補助を行えば、と思うのですが・・・・・・・。
上記の方法が取れないとなると、中医学においても、かなり難問であると思います。
以上、この程度のお返事しか出来ませんが、取り急ぎお返事申し上げます。
頓首
posted by ヒゲジジイ at 23:52| 山口 ☁| 脳腫瘍・各種悪性腫瘍による脳転移・ステージ4
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