2019年03月31日

子宮頸部高度異形成は、順調にいくときは約半年の漢方サポートでクリアだが

2011年03月31日の茶トラのボクチン(6歳半)
2011年03月31日の茶トラのボクチン(6歳半) posted by (C)ヒゲジジイ

 先日、約半年の漢方サポートで、子宮頸部高度異形成が、異常なしとなったと報告があったばかり。

 出産前に診断を受けていたものの、産後に消滅する場合もあるので、期待していたものの、産後も引き続き高度異形成が持続しているとて、半年前に漢方サポートを求めて来られた人だが、クリアできたもの。

 これまでも順調に経過する場合は、約半年で消滅しているが、日々の多忙に負けて服用が中途半端になると、必然的に遷延して、中等度異形成に改善したものの、それ以上なかなか正常細胞に戻らないケースも現実に存在する。

 もちろん、漢方薬類の内容によっては、しっかり服用しても、半年でクリアできるとは限らないので、その場合は、再度点検して配合の微調整を行う必要があるかもしれない。

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2011年03月31日の茶トラのボクチン(6歳半)
2011年03月31日の茶トラのボクチン(6歳半) posted by (C)ヒゲジジイ

2019年02月07日

「子宮頸がんの患者増加 治りにくいタイプ、若者に広がる」という報道が

2011年02月07日の茶トラのボクチン(6歳)
2011年02月07日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

 先日、といっても2月5日のヤフーニュースで遭遇した記事。朝日新聞からの引用らしいが
最も早い段階で見つかった場合、治療法は手術か放射線治療が一般的だが、若年層では放射線治療が効きにくいこともわかった。
 阪大などが中心にまとめた報告で、子宮頸がんの患者数が2000年ごろから増え、
治療が効きにくいタイプの子宮頸がんも、若い世代で増えているという。

 以前から、子宮頸部高度異形成や中等度異形成の漢方相談を受けることが多いが、高度異形成や中等度異形成といっても、子宮頸部細胞診の結果の見方にあるように、なかなか複雑微妙のようである。

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2011年02月07日の茶トラのボクチン(6歳)
2011年02月07日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

2018年12月15日

子宮頸部高度異形成の人たち

2009年12月15日の茶トラのボクちん(5歳)
2009年12月15日の茶トラのボクちん(5歳) posted by (C)ボクチンの母

 昨日、子宮頸部高度異形成の女性が、中等度異形成まで改善されたとの報告を受けたことで思い出した。主治医の先生も漢方薬類の効果を認めておられると言われるので、とても喜ばしいことである。

参考文献:子宮がん検診(子宮頸部細胞診)結果の見方

 それはともかく、今年はほかにも、同じ診断で来られている新規相談者も増えているが、過去から現在も含めて、比較的短期間の漢方サポートを受けながら、サッサと円錐切除されて、ジエンドとされた人もおられるだけに、メスを入れずに慎重に経過観察されるケースとの違いは、もしかして、なるべくメスを入れたくない、という配慮からなのだろうか?

 とはいえ、メスではなくレザーで治療されたケースでは、わずか三ヶ月で再発して、結局は、こちらの漢方サポートで根治となった例もあるので、同じ高度異形成でも、主治医によって対処方法は様々に異なるのは、きっと何か理由があるのだろう。

 ところで、円錐切除されても、深いところになお残っていたり、切除後にしばらくすると却って上皮内がんが発生してしまった例もあるのだが、その人たちこそ、漢方サポートをしっかり続けられれば、と思うのだが、ちょっとちぐはぐに感じる現実もある。
(根気の問題だけでなく、経費的な問題も無視できないのかもしれない。)

 ましてや中等度異形成レベルの人でも円錐切除後に深部に残っているので、定期的な検診の都度、こさぎ取ってあげるから大丈夫だと言われた、何とも不思議な報告を受けたこともあるが、もしかしてメスを入れることで、却って細胞に悪影響を与えてしまうマズいケースもあるのではないかと、やや怪訝に感じないでもない。

 仕事上では、肺癌や大腸がん、胃がん、乳がんなどのステージ4の人達の漢方相談がとても多いとはいえ、昨今、若い年齢層の相談で目立つのは、比較的初期の乳がんや、子宮関連の相談も常に減ることはないので、昨日の報告をきっかけに、ふとそんな疑問が頭をよぎったわけである。

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2009年12月15日の茶トラのボクちん(5歳)
2009年12月15日の茶トラのボクちん(5歳) posted by (C)ボクチンの母

2016年03月06日

子宮頸部高度異形成が1ヶ月半で軽度異形成に

2009年03月06日の茶トラのボクチン(4歳)
2009年03月06日の茶トラのボクチン(4歳) posted by (C)ボクチンの母

 同じ高度異形成であっても、円錐切除後に再発し、さらにレザー照射後にも再発し、既に癌化している可能性を指摘されていたので、10日毎に通われて2回目の相談時に配合方剤を補強した。

 明らかにこれがよかったようで、精密検査によって、1ヵ月半で軽度異形成に格落ちできた。

 完全な正常細胞になるまで油断は禁物だが、過去の実績から考えるに、高度異形成においては、上記のように方剤を十分に補強した人全員著効を得ているが、やや高価になるのが難点。

 だから、比較的若い人が多い病変だけに、経費的な問題により、どうしても一部を省略せざるを得ないケースが多々みられる。

 過去、おそらく配合を節約したために、1名だけ本物の子宮頸癌に移行してしまった苦い思い出がある。
 本物になっても放射線や手術によって、多くは根治するとはいえ、希望に添えなかったことに忸怩たる思いがあった。
 
 症例を多数重ねる毎に、やはりあまり配合を節約しすぎるのはまずいのだが、かなり節約しても良効を得たケースもあるので、微妙なところである。

 漢方薬類の効果がまだはっきりしない段階で、念のため円錐切除を奨められた人もあり、実際に受けられることはよいことだろう。

 しかしながら、残念なことに円錐切除後も、なおも問題の細胞が深部に残っているケースも時に見られる。
 だというのに、配合量を本人自身が自主的にますます省略される人もあるが、漢方に信頼がおけないのか、あるいは経費的な問題なのかもしれない。

 ともあれ、今回の例でも確認できたことは、必要な方剤や中草類をしっかり配合したほうが、より効果的なことは当然で、配合を節約しないほうが無難であるが、やはり問題は、比較的若い年齢層の人に多い疾患だけに、経費的な問題が常にネックとなる。

 なお、メールで配合内容を教えて欲しいという問い合わせがあるが、体質によって配合方剤や中草薬類が異なるので、そのような安易な質問にはお答えできるはずもない。

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2009年03月06日の茶トラのボクチン(4歳)
2009年03月06日の茶トラのボクチン(4歳) posted by (C)ボクチンの母

2009年03月06日の茶トラのボクチン(4歳)
2009年03月06日の茶トラのボクチン(4歳) posted by (C)ボクチンの母

2009年03月06日の茶トラのボクチン(4歳)
2009年03月06日の茶トラのボクチン(4歳) posted by (C)ボクチンの母

2009年03月06日の茶トラのボクチン(4歳)
2009年03月06日の茶トラのボクチン(4歳) posted by (C)ボクチンの母

2015年11月30日

子宮頸部中等度異形成と診断されていても、既に上皮内癌が生じていたケースもあるので

2008年11月30日の茶トラのボクちん(4歳)
2008年11月30日の茶トラのボクちん(4歳) posted by (C)ヒゲジジイ

 今年は子宮頸部中等度から多くは高度異形成の女性達が、円錐切除前から漢方薬を利用された人もおられるが、できるだけ手術を避けたいと、漢方薬類を利用されながら、経過観察を受けている人もおられる。

 高度異形成で円錐切除された人の多くは、経過観察でその後も順調だという人が多く、まだ異形細胞が残存している部分があると診断された人でさえも、漢方薬類の服用を自主的に激減されたり中止した人も多い。

 中等度異形成と診断されていた人でも、実際に円錐切除後の検査では、すでに上皮内癌が発生していた人もおられたが、切除後の再発率は低いとはいえ、その後も安心のために漢方薬類を継続されている人もおられる。
 
 手術をなるべく避けたいと考えておられる人は、医師に円錐切除を奨められながらも延ばしのばしにして、漢方薬類を熱心に続けたところ、数ヵ月後の検診では変化なしで落胆されていたが、先日の検査でははじめて異形細胞は見られず、正常細胞ばかりと診断されたという。
 喜びの連絡があり、太鼓判を押されるまで頑張るべく、漢方薬類の補充の送付依頼があった。

 手術を免れて喜ばれていたが、円錐切除をそれほど怖がらなくても、手術経験者は、決してつらいものではなかったとの報告が多いのだが、何はさておき、異形細胞が皆無となったことは幸いである。

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2008年11月30日の茶トラのボクちん(4歳)
2008年11月30日の茶トラのボクちん(4歳) posted by (C)ヒゲジジイ

2008年11月30日の茶トラのボクちん(4歳)
2008年11月30日の茶トラのボクちん(4歳) posted by (C)ヒゲジジイ

2008年11月30日の茶トラのボクちん(4歳)
2008年11月30日の茶トラのボクちん(4歳) posted by (C)ヒゲジジイ

2009年11月30日の茶トラのボクちん(5歳)
2009年11月30日の茶トラのボクちん(5歳) posted by (C)ヒゲジジイ

2015年05月26日

2ヶ月で5Kg減量できたのは方証相対したからで

2009年5月26日の茶トラのボクチン(5歳)
2009年5月26日の茶トラのボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母

 卵巣癌を疑われて、さらなる精密検査を受ける1ヶ月前から漢方薬類でサポートしていたところ、結果は卵巣嚢胞で、癌の心配はなかったとの報告を昨日受けた。
 まことに慶賀すべきことだが、考えてみれば、嚢胞に対する配合にシフトするにしても、癌サポートの配合の方も、そのまま予防を兼ねて続けるべきか、そこでアッサリ中止するかは、意外に難しい問題である。


 それはともかく、今日は他に書く材料もないから、方剤の配合がフィットすると、本命の治療目的以外にも、嬉しいダイエット効果が出た例でも取り上げて、お茶を濁す。

 ピッタリと方証相対したお陰であるから、他の人に再現性があるとは限らない。
 だから、私も僕もと同じ配合を真似しても、ほとんどは無理!

 服用目的や細かい経緯は大幅に省略して結果だけを記せば、加味逍遥散+当帰芍薬散+補中丸の併用で、体調は頗る改善するのと同時に2ヶ月間で5Kg減量できた。
 ダイエットへの貢献は、明らかに当帰芍薬散であった。

 遠慮深い人に対して、こちらの思い込みから、意外にも当帰芍薬散や補中丸の適応証の存在を見逃しており、この配合に到達するまでに長期間を費やしてしまい、申し訳なかったものの、ようやくしっかりフィットした配合が見つかると同時に、思わぬダイエット効果まで得られた。

 3月27日のブログでも少し取り上げた10日間で2Kg減量した人が、あらゆるダイエット法で成功しなかったのに、特別な食事制限もないまま、漢方薬の効果のみで、2ヶ月後には5Kgの減量を果たしている。

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2010年5月26日の茶トラのボクチン(6歳)
2010年5月26日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

2012年5月26日の茶トラのボクチン(8歳)
2012年5月26日の茶トラのボクチン(8歳) posted by (C)ボクチンの母

2012年5月26日の茶トラのボクチン(8歳)
2012年5月26日の茶トラのボクチン(8歳) posted by (C)ボクチンの母

2012年5月26日の茶トラのボクチン(8歳)
2012年5月26日の茶トラのボクチン(8歳) posted by (C)ボクチンの母


2015年05月02日

子宮体癌や卵巣癌の疑いがほとんど晴れたご報告

2015年05月01日のシロちゃん(2歳)
2015年05月01日のシロちゃん(2歳) posted by (C)ヒゲジジイ

2009年05月02日の茶トラのボクチン(殆ど5歳)
2009年05月02日の茶トラのボクチン(殆ど5歳) posted by (C)ヒゲジジイ

【 ブログへ掲載の可否 】:転載応諾(ブログへ転載させて頂く場合があります。)
【 年 代 】:40〜49歳の女性
【 職 業 】:主婦
【 おたより 】:

 いつもお世話になっております。●●●の◎◎です。
 今日○○○に、CA-125とMRIの結果を聞きに行ってきました。

 筋腫の大きさ自体は変わっていなかったのですが、子宮内膜の厚みは前回よりも明らかに減っているとの事でした。また、マーカーの値もほぼ正常値に戻っていたため、(前回は143もあったのに!)手術は回避してこのまま様子を見ることになりました。

 本当に嬉しく、一刻も早くお知らせしたくてメールを書きました。本当にありがとうございます。

 ゴールデンウィークが開けたら、また伺わせて頂きます。

2015年4月29日のシロちゃん(2歳)
2015年4月29日のシロちゃん(2歳) posted by (C)ヒゲジジイ

お返事メール:


 嬉しい結果でよかったです!
 この調子なら、将来の見通しはとっても明るいですね。

 せっかくの嬉しいご報告ですので、ブログに使わせて頂きたいと存じます。
 他の皆さんも大変励みになると思います。

 わざわざご報告ありがとうございました。

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2011年05月02日の茶トラのボクチン(殆ど7歳)
2011年05月02日の茶トラのボクチン(殆ど7歳) posted by (C)ヒゲジジイ

2011年05月02日の茶トラのボクチン(殆ど7歳)
2011年05月02日の茶トラのボクチン(殆ど7歳) posted by (C)ヒゲジジイ

2011年05月02日の茶トラのボクチン(殆ど7歳)
2011年05月02日の茶トラのボクチン(殆ど7歳) posted by (C)ヒゲジジイ

2012年05月02日の茶トラのボクチン(殆ど8歳)
2012年05月02日の茶トラのボクチン(殆ど8歳) posted by (C)ヒゲジジイ





2015年03月26日

子宮頸部高度異形成と診断され、手術前から漢方薬類を服用して円錐切除手術を受けた人達

2006年03月26日の茶トラのボクチン(1歳半)
2006年03月26日の茶トラのボクチン(1歳半) posted by (C)ヒゲジジイ

【 ブログへ掲載の可否 】:転載応諾(ブログへ転載させて頂く場合があります。)
【 年 代 】:30〜39歳の女性
【 地 域 】:中国・四国地方
【 お便りの内容 】:

 お世話になっております。

 連絡が遅くなりましたが、先週の○日に無事、子宮頸部円錐切除術が終わりました。
 出血もほとんど無く、元気に過ごしています。
 病理検査の結果は●日に聞きに行く予定です。

 結果はまた伺った時にお話ししたいと思います。

2009年03月26日の茶トラのボクチン(4歳半)
2009年03月26日の茶トラのボクチン(4歳半) posted by (C)ヒゲジジイ

お返事メール:

 術後の経過よく、予定通りでよかったです。

 いち早く、同様の手術を関東の女性も受けられましたが、体調管理がよほどよかったのでしょうと主治医に褒められたほど、うまくいったそうです。

 お二人とも、病理検査結果待ちも同様ですが、最善の結果のご報告を期待しています。

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2009年03月26日の茶トラのボクチン(4歳半)
2009年03月26日の茶トラのボクチン(4歳半) posted by (C)ヒゲジジイ

2011年03月26日の茶トラのボクチン(6歳半)
2011年03月26日の茶トラのボクチン(6歳半) posted by (C)ヒゲジジイ

2011年03月26日の茶トラのボクチン(6歳半)
2011年03月26日の茶トラのボクチン(6歳半) posted by (C)ヒゲジジイ

2012年03月26日の茶トラのボクチン(7歳半)
2012年03月26日の茶トラのボクチン(7歳半) posted by (C)ヒゲジジイ



2015年02月20日

増え続ける子宮頸がんや乳がんの疑いから、要定期検査の人達の漢方相談

2009年02月20日の茶トラのボクチン(4歳)
2009年02月20日の茶トラのボクチン(4歳) posted by (C)ボクチンの母

 マスクをかけた女性達は、みな絶世の美女に見える。
 だからそのままで「マスクは、はずさないでよっ」と、うっかり言ってしまう。
 「マスクをはずされて、幻滅したくないから」と、今日もよけいなことを口走ってしまった。
 「だったら舌をみてもらうときには、どうしたらよいのっ?」
 おっしゃる通りです。幻滅するのは止むを得ません。

 こんな冗談は言ってもおれないのだが、30〜40代の女性達の要定期検査で不安になって、少しでも予防兼治療になればと相談に来られる人達が、増え続ける昨今。

 いっぽうでは子宮頸がん手術後に、卵巣がんの疑いで20年も漢方薬を続けて、ようやく長年の疑いが完全に晴れたと喜ばれる県外の女性もおられた。
 気が付いたら既に50歳をゆうに超えてしまった。

 それよりも何よりも、既に発ガンして、手術前後から相談に来られる人ばかりでなく、すでに転移があって来られるその年代(40歳前後)の人達が何名もおられる。

 漢方の仕事を42年も続けていると、人間は病気をするために生まれて来たのか?
 と考え込んでしまうのだが、マスクをした美人にみえる女性達に、質の悪い冗談でも言って、互いに苦笑せざるを得ない日々。

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2010年02月20日の茶トラのボクチン(5歳)
2010年02月20日の茶トラのボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母

2010年02月20日の茶トラのボクチン(5歳)
2010年02月20日の茶トラのボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母

2011年02月20日の茶トラのボクチン(6歳)
2011年02月20日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

2012年02月20日の茶トラのボクチン(7歳)
2012年02月20日の茶トラのボクチン(7歳) posted by (C)ボクチンの母

 

2015年01月07日

子宮頸部の高度異形成と診断され、手術前の漢方相談

2010年01月07日の茶トラのボクチン(5歳)
2010年01月07日の茶トラのボクチン(5歳) posted by (C)ヒゲジジイ

【ブログへ掲載の可否 】:転載応諾(ブログへ転載させて頂く場合があります。)
【 年 代 】:40〜49歳の女性
【 地 域 】:関東地方
【 お問い合せ内容 】:
村田先生
 ブログを拝読いたしました。
 先生の職人さん気質とプロの誇りと私と同じネコ好きなブログ、面白く読ませていただきました。ボクチン、最上級の性格の良さを感じる本当に本当に可愛い子ですね。徳があります。いつも同じただのトラ猫というつまらない感想しか持てないという人が哀れです。

 私の状況ですが、子宮頸がんで円錐切除手術を2月18日に予定しています。
 そちらに伺いたいとは思っておりますが、そのタイミングを相談させていただければ幸いです。

 もともと12月頭にせっかくだからと軽い気持ちで受けました自治体の細胞診でHSIL(高度異形成)のWでした。
 それゆえ手術前提で受けました組織診およびコルポ診で
「中等度異形成。高度病変を疑う、底基膜を超える浸潤なし。CIN2〜3。組織間炎症あり」
 という結果でした。なぜか細胞診より軽度でした。

 ただし、ウイルスの遺伝子検査で16型という進行性のものが出ていましたので 主治医からは実際に円錐切除してみて病理診断では組織診よりも進んでいて浸潤していることがたまにあるので
「『運が良ければ』円錐切除で取りきれて終了と思っていてください」
 と言われました。

 私が調べた限りでは、ほとんどの女性は子宮頸がんを起こすHPVウイルスが入ってきても免疫で撃退できること、また、私は20年もの間花粉症を患っていることなどから私は免疫が弱いのだと思います。
 それゆえ手術、それで終わらなければさらなる癌治療と並行してぜひ漢方のお世話になりたいと思っています。

 先生はご存知でしょうが、免疫系が弱いと円錐切除後が断面陰性で成功しても
なかなか異常なしにはならず、異形成になりかねない炎症は残るらしいので。

 先生、漢方治療を始めるタイミングですが、なるべく早いほうが手術までのコンディションが良いでしょうか。
 それとも円錐切除した組織の病理診断を待って取り残しがあるなしを確認して漢方薬を選んでいただいた方がよろしいでしょうか。

 飲み合わせにつきまして現在服用の内服薬やサプリはピルとビタミン剤です。
 ピルは円錐切除後の大量出血などの思わしくない事態が起こる確率が著しく減少するからという主治医の指導で生理2日目だった昨日から服用しております。
あとは肝斑治療に9月から飲んでおりますシナール(ビタミンC)、ハイチオール、トラネキサム酸です。
 漢方と同時進行は良くないものはございますか?

 お忙しいところ恐縮ではございますがお教えくださると大変助かります。
 もちろん関東から通う覚悟はございます。

2010年01月07日の茶トラのボクチン(5歳)
2010年01月07日の茶トラのボクチン(5歳) posted by (C)ヒゲジジイ

お返事メール:

 早速ですが、過去の多数の経験から申しまして、手術を控えている場合こそ、しかも初期段階のレベルだけに、その前から漢方薬を利用された人は、傷の治りも早く、その後の経過も良好で、過去のデータでは、ほぼ全員根治しています。

 なかには、手術前に根治してしまって、手術が不要になった例さえ、41年間には一桁ながら何人もおられます。通常はここまでは無理にしても、少なくとも手術前から適切な漢方薬を利用されていた方が、かなり有利なことは過去の当方のデータからは明らかです。

 貴女は年齢的にもまだまだお若いし、こちらに通うための体力的に問題がなければ、運がよければ1〜3回通う程度でも、状況によっては早めに通信販売に切り替えることも可能です。
 あとは、貴女のやる気次第です。

 当方は予約制ではありませんので、時間に余裕を持って来られれば、あらかじめ予告されなくても構いません。
 突然来られるくらいのほうが、予告されて来られるよりも、直観力の精度が上がるというとトウヘンボクな性格です(苦笑。

> シナール(ビタミンC)、ハイチオール、トラネキサム酸です。
> 漢方と同時進行は良くないものはございますか?

 とありますが、問題はありません。
 但し、肝斑については、子宮頸部高度異形成に対して、体質を考慮して配合する漢方薬中には、必然的に「肝斑」にも効果を発揮するものが配合されてしまいます。

取り急ぎ、お返事まで。

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2011年01月07日の茶トラのボクチン(6歳)
2011年01月07日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ヒゲジジイ

2011年01月07日の茶トラのボクチン(6歳)
2011年01月07日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ヒゲジジイ

2011年01月07日の茶トラのボクチン(6歳)
2011年01月07日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ヒゲジジイ

2012年01月07日の茶トラのボクチン(7歳)
2012年01月07日の茶トラのボクチン(7歳) posted by (C)ヒゲジジイ


2012年08月21日

閉経後に縮小しない子宮筋腫の一つがグレーと言われ(子宮癌の疑い)

IMGP6768
IMGP6768 posted by (C)ボクチンの母

【 ブログへ掲載の可否 】:転載応諾(ブログへ転載させて頂く場合があります。)
【 年 代 】:50〜59歳の女性
【 地 域 】:甲信越
【 ご職業 】:事務職
【 お問い合せ内容 】: 村田漢方堂薬局 様  
 
 随分悩みましたが、やはりご相談に乗っていただきたく、メールさせていただきます。
 
 5月に受けた人間ドックから、”子宮筋腫”についてずっと悩んでいます。そんな折、「桂枝茯苓丸」という漢方薬が効くということがインターネットに載っていて、しかし近隣には漢方薬に造詣の深いお医者さんも居ず、もし漢方を扱っておられるお医者さんから処方してもらったとしても、やはり自分に合わなければ、効かないことは勿論、弊害もあることがこちらの村田様のホームページをいろいろと拝見しわかりました。でも漢方薬が自分に合えば素晴らしい効果が得られることもこちらのホームページを拝見し、よくわかり、また元気になったかたがうらやましくなりました。

 以下に書かせていただきますが、現在5?歳ですが、35歳頃から身体のあちこちが故障し始め、何をするにもどこに出かけるにも、いつも身体のことを気にかけながらで、本当に情けない限りです。そんな中で当然いろいろなお医者さんにお世話になっているわけですが、このお医者さん、私のこの症状がご自分の家族のことだったら、本当に同じ治療をされるのだろうかという思いと、でも私はこのお医者さんを頼るしかないんだというジレンマがあるのも事実です。

・子宮筋腫について
  以前から筋腫があるのはわかっていて、地元の総合病院で、半年に一度診察を受けていました。閉経すれば小さくなるでしょうと言われ、私もそれを期待していたのですが、閉経して一年半、なかなか変わらず、(以前の先生はときどきMRI検査をしてくださっていて(定年でお辞めになった)私が今度MRIをする必要はありませんか?とお聞きすると「私はそういうものは好きではない」ということでした。毎年人間ドックは受けていて、でも婦人科検査は半年に一度見ていただいているのでドックではパスしていました。でも自分が不安で今年、別の総合病院でドックを受けた時には検査をしてもらいました。内診をしてもらってすぐに、異常を指摘され、すぐにその病院の婦人科を受診することになりました。そこではやはり言わなければいけないと思い、現在半年に一度診てもらっているんですと。当然ですがじゃあそちらでよく診てもらってくださいと言われました。いくら今までの病歴があるにしても地元の病院に行く気になれず、離れた大学の附属病院を受診しました。内診そしてMRI検査の結果、2つあるうちの1つは良性であるのは確認できるが、もう1つは“グレー”とのこと。お医者様に閉経していることだし、子宮全摘をするほうがもし悪性であったとしてもとりきれるわけだからよいのでは、と手術を勧められました。私にしてみると思ってもいなかったことで本当にびっくりしました。旦那様と相談してきてくださいとのことでした。本当に悩み、もう一つの選択肢である”もう少し様子をみる”ということにし、3か月たちました。今回このことで村田様のホームページを拝見することになったのです。

(・左胸乳がんについて)
  4年前に温存手術、放射線治療を受けています。性格は“硬癌”とのことで、再発のことを思うと胸が締め付けられる思いですが、日常そんなことにとらわれるているとやっていけないので、考えないようにしていますが、怖いです。

(・高血圧症)
  自分が高血圧症で悩むことになるなんて若いころには想像もしませんでしたが、10年前(このとき職場の人間関係で自分の娘にも泣きつくほどの悩みがありました。)、それまでもあった偏頭痛とは違う頸部から後頭部の痛みを感じるようになり、そのことで医院を受診した所、血圧が170−100もありました。服薬への抵抗もありましたが、それから降圧剤との付き合いが始まりました。服用していても体調からか2,3か月に一度は上記のように高くなり、同時に首から後頭部にかけての締め付けられるような痛み、手足の痺れ感があり、そのことを心配なのでかかりつけの医院を受診し、訴えるとこのくらいの血圧でそんな症状が出るわけはないと言われ、痛みどめを処方されしぶしぶ帰ることも何度もありました。

(・高脂血症)
  ここ何年かずっと脂質以上で、コレステロールをはじめ、今回の人間ドックでは”悪玉”が異常に高かったので前から服用を進められていたため、2か月前から服用を始めました。

 そのほかにも胃ポリープがあったり、大腸ポリープがあったり、眼圧が高めだったり、自分でも情けなく、またお恥ずかしい限りです。


 こんなに読むのも嫌になるくらい書かれて、どうしてもらいたいの?と言われそうですが。
 
 遠方でも本気になれば、がんばって通ってこられる患者さんは大勢おられることと思います。
 現在、認知症でおまけに骨粗鬆症で動けない母(二年前に母が認知症になったときにも、何か認知症 に良い漢方薬はないものかと探したのですが、結局医者のいうままに西洋薬に頼ることになりました が)がいるため、なかなか通うことはかなわないですが、でも「漢方薬」に賭けてみたい思いも強い ので、ホームページで拝見したように3日ほどそちらに伺い、自分の症を診ていただき、アドバイス を受けることは可能でしょうか?それをお聞きしたく、長々と書かせていただきました。

  最後までお読みいただきありがとうございました。

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DSC09721 posted by (C)ボクチンの母

お返事メール: 閉経後の子宮筋腫のご様子、疑いがあれば医師のアドバイス通り全摘を受けるほうが無難かもしれません。
 ましてや過去に乳癌、それも硬癌であればなおさらで、婦人科系統(子宮と乳房)の連絡関係を考えると、なおさら全摘されておくのが無難なように思われます。

 その前後の再発をできるだけ予防する意味では弁証論治に沿った中医学的な漢方薬や中草薬類を利用されることはとても懸命なことだとは思いますが、ご連絡頂いた諸症状ともあわせて考慮すると、抗癌中草薬を主体にしてその諸症状も改善する漢方薬類を総合すれば、あきらかに月額にして10万円近くかかってしまいそうです。

 ましてや甲信越地方からしばらくは最低でも一ヶ月に一度くらいは通ってもらい、服用後の反応を確かめながらしばらくは微調整の検討が必要です(配合が安定すれば数ヶ月分まとめて購入も可能ではありますが)。

>  遠方でも本気になれば、がんばって通ってこられる患者さんは大勢おられることと思います。

と書かれておられますように、その通りで、婦人科癌に限らず、血液癌や肺癌類など重大な疾患でも皆さんしばらくは通われ、来れない時には第2類医薬品以外のもの(第3類医薬品や中草類など)は通信販売が可能なので、代引きでお送りする方法を利用されています。

 貴女の場合、遠方であることもさることながら、母上様の介護の問題や旅費や漢方薬類の経費的な問題も含めて、当方の流儀には向かないのではないかと思います。
 
 以上、取り急ぎお返事まで。

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折り返し頂いたメール: 本当に早速のお返事ありがとうございます。ホームページを読ませていただいていると、月曜日というのは本当にお忙しい日でありますのに、親身にお教えいただきありがたかったです。

 「全摘」ということにまず恐れおののいたというのがあります。それで「様子を見る」という選択肢を選び、それ以後のことが考えられなくなっていたのも事実です。
 改めていろいろなことを考え合わせると、やはり村田様の言われるような選択をすることが懸命なのかと思い直しました。これから「全摘」した後の体が受けるダメージなどいろいろ調べながら、前向きに考えていきたいと思います。

 母を送ってからでなければ、私は逝けないという思いだけはあってもこればかりはどうしようもなく、せめてぎりぎりまで元気で過ごせるようでありたいと願うばかりです。
 お示しいただいた、費用面、状況等クリアできるときがきたら、すぐにでもお世話になりたいと思っています。村田様のような方が近隣にいないということが本当に口惜しいです。

 意を決してご相談させていただいて、本当に良かったです。
 村田様のご自身のお身体にもご留意の上、ますますのご活躍をお祈りいたします。
 本当にありがとうございました。


編集後記: ちょうど前回のブログ子宮体癌手術前の諸検査で発見された肺の5つの腫瘤も子宮癌にからんで、偶然にも肺の腫瘤が5つも見付かったケースなど、ご本人の希望もあって出来る限りの中医学的な配合を行うと漢方薬類の諸経費は月額に換算すると、やはり8〜9万円はかかっている。
 これに関西から通われる交通費も加わるわけだから、できるだけの漢方薬類でサポートするとなると、長期間一定の経費の出費は免れそうもない。
 但し、そこまでやっても絶対的な効果の保障まではできないわけだから、実に因果な仕事ですね。

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IMGP2058 posted by (C)ボクチンの母

2012年06月04日

子宮頸部高度異形成がレザー治療後3ヶ月で再発し2年間の医師の漢方でも無効だったものが3ヶ月で治癒

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_IGP0543 posted by (C)ボクチンの母

 数年前、遠路はるばるやって来られた三十代の医療関係従事の女性。

 ヒトパピローマウイルス(Human papillomavirus HPV)による子宮頸部高度異形成で、レザー治療するも三ヶ月で元の木阿弥になった。そこで自費の高額な医師の漢方治療を受けること2年、定期検査では状態は変わらず、とうとう遠方の本州の端までやって来られた。
 子宮頸部異形成は高度異形成では子宮頸癌の前癌病変とされる。

 そこで弁証論治にもとづく方剤とともに、中草薬やロシアなどで抗ウイルス作用や抗癌作用があるといわれるものを集めて併用してもらったところ、僅か3ヶ月でパピローマウイルスも異型細胞もすべて消失。

 レザー治療のときのこともあるから、太鼓判を押されるまで連用するようにアドバイスしていたところ、ほどなくして主治医の太鼓判が押された。

 子宮頸部異形成は自然治癒することも多いとはいえ、高度異形成では子宮頸癌の前駆症状あるいは前がん状態であることが多いとされる。

 しかも、この女性のようにレザー治療を受けても3ヶ月で再発し、2年間に亘る医師による高額な自費の漢方治療を受けても不変であったものが、当方の漢方薬を始めたとたん、このような短期間で治癒したのは、こちらの漢方薬が大いに貢献したことに間違いないだろう。

 その後、数年経つも二度と再発は見られていない。

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_IGP0286 posted by (C)ボクチンの母