2014年07月25日

元クレーマーさんだったのを、あとで思い出して冷や汗

2009年7月25日のボクチン(5歳)
2009年7月25日のボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母

 せっかく病院で診断が下って治療を開始したばかりだというのに、わざわざこの忙しい時に、先客が終わるのを長時間待ってまで漢方相談にやって来られた人があった。
 
 まだまだ病院の治療で治る可能性が高いのに、わざわざ自費の漢方薬を考えるなんて時期尚早だと説得するも、意外に執拗である。
 弁証論治に必要なこちらの質問に、素直に返事が帰せずに、自分勝手な話ばかりが続く。

 第一印象から直感的に怪しいとは感じていたが・・・。
 ようやくお断りして帰り際、これをこちらで飲んだことがあるから、と●●●●●を突然指名される。

 いやいや、こちらはへんに商売気を出すつもりはないので、まずは病院治療をしばらくは続けるべきだと、丁重にお断りして、ようやく帰られた後、こういうお断りには激しい労力と消耗がつきもので、本当にヤレやれと思った瞬間、思い出した!

 その指名した製品を以前購入された後、電話で様々なクレームを受けたことを思い出したのである。
 やはり直感は当たっていて、何も売らずにお引取り願って幸いだった。

 ともあれ、昨日は1日中、途切れる間隔が短く、夜8時近くまで延長戦があったので、疲労困憊。
 ボケ予防にこのブログが書けただけでも幸いというべきかっ

2009年7月25日のボクチン(5歳)
2009年7月25日のボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母

2009年7月25日のボクチン(5歳)
2009年7月25日のボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母
ラベル:クレーマー

2014年05月15日

初対面の店頭や電話での「お問い合わせ」にはあまりこころよいお返事はできません

2009年5月15日のボクチン(5歳)
2009年5月15日のボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母

 今日の午前中は、遠路はるばる関東地方からのお馴染みさんが来られたくらいで、遠方の長期連用者の補充注文の伝票発行も荷造りも僅かであったので、久しぶりにまともな時間に昼食が取れ、しかもブログを更新する時間もたっぷり取れた。

 昨今、なんだかとても目立つのが、まったく噛み合わない問い合わせ。
 本日も電話の問い合わせで「打ち身丸?」はありませんか?という問い合せに、受付嬢が「ありません」と答えれば、「お宅は漢方薬局でしょうっ!?」と叱られたという(苦笑。
 まるで禅問答の毎日である。

 それはともかく、相談に行ってよいかという電話や、代理の人が店頭に問い合わせにやって来られたりというケースは相変わらず頻繁だが、当然、あまりこころよいお返事はできない。
 というよりも、ほとんどお断り口調。
 現実には、お断りさせて頂くことの方がむしろ断然多い。

 だからとても感じの悪い薬局という評判も一部にあるようだが、それでも一向に構わない。
 「お気軽にご相談下さい」という宣伝文句は当方では絶対にあり得ない。
 むしろ「お気楽にはご相談しないで下さい」とい言いたいくらいで、お気軽なお問い合わせや相談に、いちいちお愛想を言っていたらこちらの身が持たない。

 本気で当方の漢方薬に賭けて来られる人たちには、十分な時間をかけて全精力を傾けてあらゆる角度から弁証論治を行うので、お気楽なお問い合わせやご相談には真面目に応じることは不可能である。

 たとえ真剣なお問い合わせであっても、最初から見ず知らずの人達に、感じのよいお返事を返す訳にもいかないのは上記の理由だけでもない事情がある。

 若いころにはどのような問い合わせにも、相談だけでよいという人達にも真剣にお相手していた時代もあったのだが・・・

 見ず知らずの初めての人に最初から感じよく応対していると大きなしっぺ返しを食らうケースが度重なり、そのような苦い経験が続くことで、当然ながら学んだことは世界に誇るマナーのよい日本人とて、ロクでもないクレーマ予備軍が意外に多いということだった。

 ましてや病人さんたちのお相手だから、少々のことは我慢して・・・というのが当然のこちらのマナーであるべきとはいえ、そうとも言えない事情がやはりたび重なると、常識的なマナーを心得ない人のチェックとして、最初っからあまりこころよい返事は返さないのが一番だと悟ったのが数十年前のこと。

 どうせ地球という環境に置かれた人間様というのは、多かれ少なかれ修業が足りない連中ばかりの集まりなので、「てめえら薬局だろうっ!」と居直るような連中には絶対に付き合うつもりはない。

2009年5月15日のボクチン(5歳)
2009年5月15日のボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母

2011年5月15日のボクチン(7歳)
2011年5月15日のボクチン(7歳) posted by (C)ボクチンの母

 

2014年01月30日

「先生のHPやブログを読んだ人は、滅多なことで相談に行く気になれないでしょうね!」と言われたが・・・

2008年6月8日ボクチン4歳
2008年6月8日ボクチン4歳 posted by (C)ボクチンの母

 昨日、取引先の某漢方メーカーの外交さんに言われたのがタイトルの通り、

「先生のHPやブログを読んだ人は、滅多なことで相談に行く気になれないでしょうね!」

 ある意味不遜なHPやブログを続けている理由は、少ないスタッフゆえ、仕事量を一定以上は増やしたくないのと、真剣で真面目な人にこそ時間をかけた綿密な弁証論治を行いたいからである。

 現代社会では礼儀を弁えないクレーマー予備軍や、頭っから薬局は儲け主義で弱い立場だから、何を要求しもそれにこたえるのが当然の義務だと思い込んでいる不遜な輩が跳梁跋扈しているので、それらの人達を出来る限り敬遠するための対策でもある。

 ところが豈図らんや、先日は2014年01月27日 月曜日の多忙な午前中に「蓄膿症には何を飲んだらよいか?」と執拗な電話に閉口という無礼な電話に往生している。

 今年の初仕事の6日、朝っぱらから関西から「●●のおばちゃん」が来られたのはよいが、連日にわたって、開店前の早朝や閉店後になっても夜討ち朝駆けのように電話をかけられて閉口させられている。

 時間内に電話をかける配慮はしてくれないので、多忙な日々にリラックスできず、イライラする日が続いた。
 
 のみならず、肝腎な服用方法の配合変化の順序の指示に従わないのできつく叱る。
 指示通りに従ったところで、数日後には一定の効果が見られたところで、そのまま無音となったのでホッとしたものだった。

 昨日は昨日で、午前中に新人さんが九州から2名男性(1名は常連さんによる紹介)ばかりが続いたのはよいが、1名の若者は相談カードに住所と名前を書いてもらおうとすると・・・「ダイレクトメールでも送られるつもりかっ!?」と怪訝な顔をされる。

 40年間のこの仕事でこのような切り替えしは青天の霹靂!

 予想外の反応にこちらは憮然として、「万一同姓の人が来られていたら、区別するのにフルネームや住所で区別するためにも必要ではないか」と答えると、渋々カードに記入された。

 案の定、記入内容を見ると、同姓でしかも同県で、同じ年齢の真面目な青年がここ半年通われている
 それ見たことかっ!と腹立たしくもあったが、大した病気でもないのに、地元でもっとしっかり頑張るべきところを安易にやって来る人ほど、こちらを怪訝な目で見ている。

 漢方メーカーの外交さんが言われる通り、本来なら「滅多なことで相談に行く気になれ」ず、よほど真剣で真面目な人達がばかりを受け付けているはずであるが、実際には当方のHPやブログを見ただけで、ろくに読みもしないで安易にやって来る人も、あとを絶たないのである

 上記のような人達は、こちらでは決して歓迎してないことは言うまでもない。

これでも雌のトラちゃん
これでも雌のトラちゃん posted by (C)ボクチンの母


ラベル:漢方相談

2014年01月14日

メールによる漢方相談のお申込みに対する典型的なお返事の実例

2008年4月20日のボクチン3歳
2008年4月20日のボクチン3歳 posted by (C)ボクチンの母

ブログへの転載の可否 : ブログ転載許可
年齢 : 20歳〜29歳の男性
簡単なご住所 : 関西地方
具体的なご職業 : 大学生
ご意見やご質問をどうぞ : 初めてご連絡させていただきます。

 アトピー性皮膚炎で4年程度病院にかかっておりますが、あまり改善がありません。

 先生の漢方治療のホームページを見させていただき是非相談をお願いしたく思います。

 1月●●日に訪問させて頂きたくご連絡させていただきました。
 大学生ですですが、両親とも相談しまして是非お願いしたいと賛同しております。

 又、遠方になりますが定期的に来局させて頂きますので、是非よろしくお願いいたします。

晩年のボクチンの写真とトラちゃんのツーショット
晩年のボクチンの写真とトラちゃんのツーショット posted by (C)ボクチンの母

お返事メール:
 わざわざ遠方の当方に来られるには時期尚早と思います。
 まずは地元近辺の漢方薬局で、しっかり漢方治療を受けるべきです。

 当方に遠方から来れれるアトピーの人達は、地元近辺の漢方薬をしっかり何年間にも亘って経験して、それでも治らなかった人達だからこそ、遠路はるばる通えるのです。
 もちろん、そのまま地元で治ってしまうことも多いはずですので、通えるのが楽な地元近辺をまずは探されるべきです。

 なお、病院に4年通われたそうですが、もしも病院で漢方をもらっていたとしても、保険漢方の範囲内では処方数も限られ、やれることが高が知れていますので、まずは地元近辺の漢方専門薬局で頑張ってみるべきです。
 取り急ぎ、お返事まで。

最近おとなしくなったシロちゃん
最近おとなしくなったシロちゃん posted by (C)ボクチンの母

折り返し頂いたメール:早速ご返事頂きましてありがとうございます。

 以前より先生のホームページ・ブログを拝見させて頂き近隣の漢方専門薬局数店にて相談いたしましたが、
体調、体質、症状の確認があまりなくアトピーならこの薬という様な先生のホームページ内容とは程遠い様な状況です。

 又、ステロイドの長期使用をしている場合、漢方では難しいとの内容です。

 先生のご都合が許す様であればぜひご相談お願いさせて頂きたい次第であります。
 何卒よろしくお願いいたします。

DSC_2230
DSC_2230 posted by (C)ボクチンの母

折り返しヒゲジジイのお返事メール:

> 先生のご都合が許す様であればぜひご相談お願いさせて頂きたい

 ということですが、当方に来られる人達は、へんに問い合わせるとお断りされると承知され、一大決心で突然やって来られる人たちばかりです。

 電話やメールでお申込みされる人達は、迷われている証拠と捉えて、すべて婉曲にお断りするのが通例です。
 というのも、それらのすべてを大歓迎で受け入れていると、皆さんに十分な相談時間を得ることが不可能になるからです

 もう一度、ご面倒でも、当方のブログ 2013年02月28日 直接来られる前の電話のお問い合わせには、そのほとんどをお断りしている理由 などをご覧になって、ご再考をお願い致します。

 電話に限らずメールでのお問い合わせも同様です。
 取り急ぎ、お返事まで。

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IMGP8836 posted by (C)ボクチンの母

2013年12月19日

「血行が悪いのが原因だと思うので血行をよくする漢方薬はありますか?」

2008年1月15日のボクチン3歳
2008年1月15日のボクチン3歳 posted by (C)ボクチンの母

 いきなり症状をまくし立てて、あまりの勢いに驚いて観察がてら黙って聞いていると「血行が悪いのが原因だと思うので血行をよくする漢方薬はありますか?」と来る。

 突然やって来られるのはよいが、このような決まりきったパターンの要求をされる人が毎年、決まったように何名か来られる。

 もちろんお断りである。

 一方的に様々な症状を詳細に語り尽くした挙句に、実に幼稚極まりない結論をみずから出されて一人相撲される。

 そのような漢方相談のシステムは、村田漢方堂薬局に限っては断じてあり得ない。

 そこまで自己判断できてるのだったら、中医漢方薬学にもとづく弁証論治の出る幕はない。

 揉み手で歓迎してくれる薬局へ行かれるべきで、来られる場所を間違っている。
 それらの薬局と同列に思われてはこちらの沽券に関わる。

 朝から相談続きで疲労困憊、ようやくひと段落ついたと思ったら、いきなりやって来られて昼食時間を潰され、挙句の果ては「血行が悪いのが原因だと思うので血行をよくする漢方薬はありますか?」と来る。

 どこの薬局であろうと儲け主義に徹しているはずで、薬を一つでも売りつけたいのが当然だろうから、お客は不遜な態度をするのも当然と心得違いしている人も珍しくない。

 そのような連中に限って、こちらがノーサンキューと言おうものなら「お客に失礼ではないかっ!」と来る。
 あるいは「こんな失礼な薬局に来なけりゃよかったっ!」と捨て台詞を吐き捨てて帰られる人もいる。

 こちらこそ、礼儀を弁えない人はお断りである。

2008年1月15日のボクチン3歳
2008年1月15日のボクチン3歳 posted by (C)ボクチンの母
 

2013年11月22日

ブログやHPのお陰で昨今「お気軽なご相談」は激減

2007年11月11日のボクチン(3歳)
2007年11月11日のボクチン(3歳) posted by (C)ボクチンの母

 ここ最近、このブログやHP類のお陰で、直接来訪されるケースでは、お気軽なご相談者が滅多にないことはまことに喜ばしいことである。

 一般的な漢方薬局で紋切り型で判で押したようなお誘い文句「お気軽にご相談下さい」とは真逆に「お気軽やお気楽なご相談はお断り」している村田漢方堂薬局である。

 それゆえ、皆さんが警戒されて、滅多なことでは行けない薬局として敬遠されているので、大助かりである。

 それでなくともブラック薬局と自他ともに認める過酷な労働環境におかれている弱小漢方薬局である。
 あまりに過重労働が続くときには、よっぽど経営者を張り倒してやろうかとさえ思うけれども、ハタと考えると、当の本人のヒゲジジイであることに気がついて意気消沈。

 一人ひとりの漢方相談には必要に応じて、十分な相談時間を確保する。
 一見能率が悪く見えようとも、意を決して本気で来られる人達のご相談には、こちらも十分な時間をかけて弁証論治を出来る限り深く徹底するように努力している。

 このブログやHPで、お気軽なご相談はお断りとを明言しているだけに、来られる人達は真剣な眼差しで相当に、あるいは過剰なくらいに緊張して来られる人がほとんどある。
 それくらい真剣な面持ちで来られる人達だからこそ、こちらも深く真剣な弁証論治が可能となるのである。

 だから、結果的に従業員や経営者にとっても過酷な労働条件におかれ、ブラック薬局に成り下がってしまうのはやむを得ないだろう。

 閉店後も、女性薬剤師は帳簿の整理や翌日の仕入れ調査と準備に夜遅くまでかかることも珍しくない。
 ヒゲジジイはヒゲジジイで、遠来者の途中経過のメール報告に対する返信や微調整のコツの伝授に追われ、またお馴染みさんたちの補充注文の依頼などの返信に忙しい。

 ともあれ、ブラック薬局とはいかにもオーバーな表現のようではあるが、実際には薬局に限らず、個人経営では多かれ少なかれ過重労働にならざるを得ないのが日本全国共通の現実なのである。

 ただし、とっても良いことが一つだけある。
 他人の目がない分、人間関係に悩まされることがほとんどないのが大いに救いとなっている。
 だからブラック薬局でも耐えられるのである(呵呵。

2007年11月11日のボクチン(3歳)
2007年11月11日のボクチン(3歳) posted by (C)ボクチンの母

 
ラベル:ブラック薬局

2013年09月26日

憂愁の秋の気配が・・・

2007年2月5日のボクチン2歳
2007年2月5日のボクチン2歳 posted by (C)ボクチンの母

 当方の漢方薬を使い出した途端に、末期がんの転移巣の顕著な縮小が認められ、主治医が驚いて前例のないことだから医学会で発表するとはりきっておられるという。
 状況証拠として明らかに漢方薬の有用性は歴然としているが、当のご本人は主治医にはそのことを秘匿されている。
 これに類したケースは40年間に数多く存在するので・・・
 これだから西洋医学データーにもとづくとされるエビデンスなどもあまり信用できない場合もあるだろう。

 それはさておき本題に入ると、季節の変わり目ゆえか、新規の問い合わせを処理するのに苦労する。

 昨今、新人さんが増加する時期でもあるので、相談時間を十分に取りつつ、傍らでは常連さんたちの補充注文の発送処理に多忙な日々。
 ところがそれらの様々な問い合わせによって余分な時間を奪われるのが実に腹立たしい。

 新規の問い合わせの多くは様々な理由からお断りすることになるが、
「十分に話しも聞かないでどうして断れるのかっ!」と逆切れするクレーマー予備軍だったケースが実に多い。
 やっぱり断って正解だったではないかと、受付嬢も含めた我等が鋭敏な直観力にはますます自信を持つばかり。

 いつもこのようなクレーマー予備軍をお断りするのに余分な精気を奪われるようで、実に腹立たしくもアル。
  もしも一人でもクレーマー予備軍を受け入れようものなら、それでなくても繊細なヒゲジジイの弁証論治システムに狂いが生じるので、選別する直観力は冴え渡っている。

 今週の連休明けの火曜日が一日中昼食の暇もほとんどなかった分、肉体疲労には来ずに気分が鬱々と滅入るのは憂愁の秋のせいばかりとはいえないのである。

2007年2月5日のボクチン2歳
2007年2月5日のボクチン2歳 posted by (C)ボクチンの母


2013年05月15日

こちらの善意のアドバイスが理解できない匿名者からの非難メール

IMGP3257
IMGP3257 posted by (C)ボクチンの母

以下は先日のブログ2013年05月11日
関東からアトピー性皮膚炎の漢方相談のお問い合わせメール
を読んだというが、まったく読解力のない匿名者からの無礼なメールを受け取った。
 これだからますますこちらは受け入れる対象を頑なに厳選することになるのである。
(やや意味不明なところもある悪文なれど原文そのまま転載。)

【 ブログへ掲載の可否 】:転載応諾(ブログへ転載させて頂く場合があります。)
【 具体的なご職業 】:自信がないのですか?
【 お問い合せ内容 】:

>もしも地元の漢方薬局などで本腰で続けてみられないまま、交通費のかかるこちらを選ばれるのは些か無謀ではないかと存じます。

ようするに自信が無い?
交通費ほどの効果がありませんとしか、受け取れませんが?

というか、漢方について何も知らない人はお断りって薬局ですか?

なんか趣味でやっているようにしかみえないですね。
初めての方の質問はお断りって・・・あなたがそう思うなら他もそうなのでは?
それじゃあ結局漢方分からないからやめとくってなるのみえみえですけど。

正直・・・何様?としかみえなく残念です。

参考文献:
イヤな客には売るな!
お客様は神様ではない!「イヤな客には売るな!」石原明著(PHP研究所)


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IMGP8573 posted by (C)ボクチンの母

ラベル:無礼者

2013年03月21日

新人さんの漢方相談には1〜2時間はかかる

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IMGP1006a posted by (C)ボクチンの母

 最近、小太郎さんから補陽還五湯(ホヨウカンゴトウ)エキス製剤が新発売されたので、頚椎症による両親指のシビレにどの程度効果があるか? 補腎剤(ヒゲジジイの場合は杞菊地黄丸)と併用で試験的に服用している。
 一週間服用した感触ではシビレの範囲が両親指とも明らかに範囲が狭くなっているが、店頭で実際に販売に使用するかどうかはまだ考慮中。

 ともあれ、昨今は季節の変わり目らしく、お問い合わせ電話が頻繁で、受付嬢はお断りするのに日々苦労している模様。
 真剣に漢方相談を行うには、一人に最低でも30分、多くは1〜2時間かかることがほとんどだから、本気の人しか受け入れるつもりはないので、お電話のお問い合わせのほとんどはお断りしておくに限る。

 たとえば、単なる便秘症でも実際にあった二人の例。
 一人は病院の薬を含めて薬局などのあらゆる便秘薬で激しい腹痛が生じて連用できないので、漢方薬を求めに来られた。
 来られたタイミングは、ちょうど長時間の相談客が続いた後だったので、(タバコ休憩のため)ちょっと待って頂けますか?といえば、外のクルマで主人を待たせているので・・・と急かされるので「時間がない人の相談は無理ですね」というこちらの返事に、
「来なけりゃよかったっ!」という捨て台詞を残して退散。ヤレやれっ

 もう一人の女性もまったく同様の便秘症。
 詳しく弁証論治を行おうとすると、突然躊躇してもじもじするので、それなら止めときましょうと逃げかけると、まだウジウジとして煮え切らない。
 人に紹介されて来られたという割には当方の流儀をこころえないらしく、本人の悩みは大きい割にはたかが便秘で詳しい相談なんてっと信じられない様子。
 こちらもばかばかしくってやってられないのだが、ようやく意を決して相談時間1時間を超え、渡した漢方薬の10日分の価格のあまりの安さに本人はびっくり仰天。
 10日後、再来して前回とは違って平身低頭。お陰でびっくりするほど快便が続いて腹痛もほとんどなく、うれしくってウレシクッて、今回は一ヵ月分まとめてもらっていいですか?とのことだった。

 単なる便秘症で通常の便秘薬で激しい腹痛を訴える人はとても多い。といっても相談時間をかける割には最初に出す漢方薬は僅かな価格で済むことが多いのだが、相談時間だけは悪性腫瘍や難病系統の漢方相談と異なるところは無い。
 だから本音では単なる便秘くらいでは相談に来て欲しくはないのだが、本当に真剣であればこころよく受け付けているのが現実である。

 といっても村田漢方堂薬局の現実は、当方の漢方薬類のサポートで癌や悪性腫瘍の経過が良好な人達によるご紹介などにより、各種の初期癌のみならず進行癌や転移癌の漢方相談が最も多い。

 ともあれ、当方の漢方薬のサポートで急に体調がよくなった癌患者さんが検査も上々とて、嬉しさのあまり主治医に「漢方薬も飲んでますっ!」と告げたところ、「そんなもん飲まんでもイイっ!」と怒鳴られたということだった。
 当方の漢方薬は各地の医師のご家族のファンも多いのだが、この例は単に主治医のプライドが傷ついて反射的に発した無責任な発言に違いない。

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IMGP1011a posted by (C)ボクチンの母



 

2013年02月28日

直接来られる前の電話のお問い合わせには、そのほとんどをお断りしている理由

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DSC03528mmm posted by (C)ボクチンの母

 毎日必ず電話の問い合わせは頻繁にあるが、そのほとんどをお断りしている。
 そのすべてを受け入れていたら少ないスタッフの漢方薬局ゆえ、相談時間が十分に取れずにまともな弁証論治を行えないからである。

 漢方相談をほとんど受け入れているのは遠路はるばる予告なしにやって来られる人達である。
 それらの人達の多くは、当方のHPやブログ類を数ヶ月から2年間くらいしっかりと読まれ、当方の流儀を一定レベル承知され、意を決して来られるからである。

 但し、例外もあってそれほど乗り気でもないご家族を説得して連れて来られたケースではいくら遠方からでもキッパリとお断りしている。
 ご本人がそれほど乗り気でも無い場合は、こちらの頭が完全にフリーズして作働しないからである。

 予告なしに突然来られる人達は、こちらのブログやHPを調べられ、多くは二泊三日の旅程で、あるいは日帰りで来られても、しっかりと配合のピントがフィットするまでは7〜20日毎に通う決心が出来ている人達である。

 このように予告なしに遠路はるばる来られる人達の多くは、熱意が絶大であるからこちらも真剣に集中力が増し、最低でも1時間、多くは2時間近くもあれやこれやの角度から、かなり綿密詳細な弁証論治が可能となる。
 
 電話で問い合わせられる人達の多くは遠近に関わらず、お気軽な相談から真剣な相談であっても、そのいずれもまだ迷われていたり、あるいは折々に通うつもりはなく、一度っきりの試しのつもりだったり、あるいは体力的に通うのは不可能な状況であったり、あるいはご本人よりもご家族や知人の奨めによるもので、及び腰の問い合わせであったり、いずれにせよ電話での問い合わせのほとんどはお断りせざるを得ないのは、上述の通り、予告なしに遠路はるばる来られる人達とは決意と真剣さの点で、大きな開きがあるからである。

 第一、予告なしに直接来られる人達だけを受け入れ、電話での問い合わせのほとんどをお断りするくらいで、仕事量がちょうどよいペースで行えるからである。
 もしも電話の問い合わせをすべて受け入れていたら、この弱小漢方薬局はパンクして機能不全に陥ること必定。

 また、予約制をしない理由の一つは、大事な長年の常連さんが気楽にやって来れなくなるし、第二に予約制にした場合に必ず生じる無断ですっぽかされる不愉快を味わいたくないのと、それよりも何よりも、あらかじめ予定されているよりも、突然来られるほうが却ってインスピレーションが冴えるというヒゲジジイの頭の構造ゆえである(苦笑。

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IMGP0754 posted by (C)ボクチンの母

ラベル:ありがた迷惑

2012年12月09日

人間嫌いになる理由(苦笑


一代目ボクチンが元気だった最後の頃 posted by (C)ボクチンの母

 以前当方の漢方薬で治った人が、折々に常備薬を買いに来られるついでにやや高齢のご家族を連れてこられた。
 様々な症状を訴えられるので、病院にはかかっているのですか?と問えば、勿論ですとも、それで不十分だったから半年前にここへ(村田漢方堂薬局)連れてきてもらって漢方薬を出してもらいました、と。
 相談カードを調べると、確かに六味丸系列の丸剤と補中丸の二種類を販売していた。

 あの配合では効果がなかったのですか?と問えば、いえよく効きました。それでかかりつけの医師に見てもらったら、補中丸と似たツムラ漢方に補中益気湯というのがあるからとそれに代えるように言われ、それを今まで飲んでいました。

 補中丸とツムラ補中益気湯は似て非なるものだが、それで効かないのなら以前のこちらの配合に戻せばよいだけのことではないですかっ!? とアドバイスしても煮え切らない。
 要するに漢方相談はこちら(村田漢方堂薬局)でしてもらって、病院のツムラ漢方レベルでどうしたらよいかを聞き出したかっただけのことだった。

 縁なき衆生は救いようがない。

 そういう図々しい無理難題を依頼されても、こちらは慈善事業ではないので、きっぱりお断り。
 半年前にこちらから出した二種類を続ければよいだけの話が、その僅かな金額をケチって、人の道に反する言動を慇懃無礼に行う連中とは不倶戴天。

 こんな世の中だから、絶大な信頼関係のあった茶トラのボクチンとの強い絆がいつまでも忘れられないのだった。


ツグミ posted by (C)ヒゲジジイ

2012年11月20日

この大変な時期に無礼な同業者から逆切れメールを受け取ったこと

日本一小さな小鳥=キクイタダキ
日本一小さな小鳥=キクイタダキ posted by (C)ヒゲジジイ

 関東の五十代の同業者から、90歳近いご家族の漢方相談を受けたが、相手もプロであるし、メールレベルで安易なお返事もできないので、

「残念ながら、九十歳近いご高齢者の病状が複雑化した時点での漢方相談を受けた経験がほとんどありません(というか長年当方で漢方相談を受けていたご高齢者や常連さんのご家族以外はすべてお断りしているのが実情)ゆえ経験に乏しく、アドバイスさせて頂く資格はまったくありません。
お役に立てずに申し訳ありません。 」

 とお返事していたところ、実に無礼千万な長々と執拗な逆切れメールを受け取った。
 あまりに長文なので、一部をピックアップして最も頭に来た部分を転載すると、
4.仮に高齢で経過の複雑な方の漢方相談の経験に乏しい(断わっている)のであるのになぜ常連の方のご家族の高齢者だけの相談にのられるのですか?大変失礼ですがポリシーがない。公平性がない気もします。ごめんなさい。

5なぜ高齢者の方の複雑な経過(私は何故複雑化の意味が分からないのですが)の漢方相談を断られるのですか。

6先生はたぶん生まれて初めての漢方相談は経験なしでされているはずですね、相談者が違えば何百回も、何千回も・・・・若い人ならいいとか、高齢者だとダメとか高齢者はダメ治らないということですか?病院の先生は年だからあきらめてくださいと言いますが同じ感じもします。何をするにも経験ないことをやってゆく事がないとすべてのことは前進しないはずです。経験することが人間のすべてだと思っています。新しいことにチャレンジすることそれには今までの経験から学んだことからやってそれが誠意であれば、貪欲に前に進む事で失敗してもだれも意義や文句は言わないと思います。

7高齢者で先生のおっしゃる複雑?な経過の方は漢方は適応外であると理解していいのでしょうか?漢方薬はすべての人に平等に使える治療法であると信じていますが如何でしょうか?

 実にみっともない逆切れであるが、当方の返事は、
こちらも一般の生活者です。
父上様が大変なことはご同情申し上げますが、こちらもやや似たような状況で、日々の仕事をこなしながらさまざまな困難に耐えながら仕事を続けている最中です。
何の縁もゆかりもない同業者?に、申し訳ないことながらメールでお付きできる暇と心の余裕もない状況です。
大変な状況は貴方だけではないこと、見ず知らずの同業者?から、このような居直ったような無礼千万なメールを受ける方の身にもなって欲しいものです。
こちらとて、人には言えない問題で、ヤケクソになりそうな気分を必死で我慢している状況が仕事外で続いているのです。
どのような分際でこのような無礼なメールを送りつける資格がおありなのでしょうか!?


参考にすべきブログ:2008年03月10日 お断りせざるを得ないご高齢者や子供さんのご家族からのお問い合わせ

BSC_4845
BSC_4845 posted by (C)ヒゲジジイ

ラベル:無礼者

2011年11月08日

電話でお断りした多汗症の方からメールで再度の依頼に対して

遠くのハイタカ
遠くのハイタカ posted by (C)ヒゲジジイ

【 ブログへ掲載の可否 】:転載応諾
【 年 代 】:40〜49歳の男性
【 地 域 】:海外
【 お問い合せ内容 】: こんにちは。
いつもブログを楽しく拝見させていただいております。

 以前、代償性多汗症の件でお問い合わせをいたしました●●です。
 その後、残念ながらお返事はいただけませんでした。

 ぜひ、一度直接お伺いしたい、◎◎からでも最低一ヶ月に一度は通いたいと思いまして、月曜日にお電話させていただきました。

 電話に出られた女性に、こちらの意図をお伝えいたしますと、
「多汗症を漢方で治すのは難しい、村田先生が返事をしなかったのは恐らく治せないからで、来ても無駄だろう」とおっしゃられました。
 あと、「主観が云々」とも申されてましたが、この意味が良くわかりませんでした。

 先生のサイトには「難病指定の各種疾患(各種膠原病や神経系統の疾患など)」とありますが、多汗症はまさに、交感神経の異常で起る難病(http://www.nanbyou.or.jp/entry/1143)です。

 漢方医学的に、なぜ多汗症が治せないのでしょうか。
 先生はどういうご見解・理論、またはどんなご経験により、多汗症は漢方医学では無理だとお考えなのでしょうか。

 電話では病状についての相談は出来ない、とお考えなのなら、直接面談もせずに無理だ、とも言えないはず。
 おそらく理論・経験に基づかれてのお返事だと思うのです。
 あるいは、直感的に、これは嫌な客だと思われてしまったのでしょうか。

 直接お目にかかれないのは残念ですが、純粋に漢方医学的なお考えをお聞かせ願えれば、私自身、今後の治療に役立てられるのではないかと思い、メールいたしました。

 専門用語を使われてもかまいません。こちらで出来うる限り調べて解釈いたします。

 では、お返事、またはブログでのご回答をお待ちいたしております。
 お気分を害されましたら、お許しください。

 失礼します。

ZZZ_0895
ZZZ_0895 posted by (C)ヒゲジジイ

お返事メール:受付が電話でお返事させて頂いた通りですが、お断りする理由をもっと詳細に述べますと、

 ※多汗症の場合、体質を根本的に改善するには数年以上を要し、一定の成果が得られても多汗症の人は神経質な人が多いため、なかなか満足してもらえず苦情ばかりが先行して、やりがいのない仕事というイメージが強い。

 ※当方ではスタッフが少ないため、近年、地元近辺の進行癌や転移癌のクオリティ・オブ・ライフ向上のサポートや、県外からは難治性疾患の相談で手一杯となっています。

 ※多汗症の多くの人は神経質の問題が合併しており、その方面から自律神経を整える漢方薬を投与する際、当方の性格上、神経質な人に対して、心無い発言をしばしば行っているようで(自分ではあまり自覚はないのですが・・・)、繊細な感受性をお持ちの人を思いがけず傷つけてしまっているようです。険悪な状態になったこともあります。
 それゆえ、昨今、多汗症など繊細な神経をお持ちの人たちに対して苦手意識が強く昨今ではお断りさせています。

 ※それ以上に仕事量の上で日々、難治性疾患のご相談者がメインとなり、仕事が手一杯となっていますので、申し訳ないことながら、きっぱりとお断りさせて頂くしだいです。
 漢方相談の(受け入れの)選択をせざるを得ません。

 ※次第に老齢により体力が衰え、仕事量がこれ以上増えると、心身ともに寿命を縮めることになりますので、イヤな仕事は絶対に引き受けたくないというのが本音です。

 ※蛇足ながら、このメールのお返事だけでも、どうして電話でお断りしたのに、まだメールで答えよとは、こちらはこのメールをもらうだけでもひどいプレッシャーを感じて、ますますお断りしたいし、どうしてこのような込み入った質問にまで返事を出さないといけないのか・・・人間社会はほんとうに暮らしにくいものです。

 申し訳ないことながら、お返事を書きながら、こちらの都合を理解されず、やや強圧的なメールに対して、返事を書く自分に腹が立っているところです。

> 専門用語を使われてもかまいません。こちらで出来うる限り調べて解釈いたします。
> では、お返事お待ちいたしております。
> お気分を害されましたら、お許しください。

 些かというか、大いに気分を害しています。
 本音はこれですので、あしからずご了承下さいませ。

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ZZZ_0469 posted by (C)ヒゲジジイ

おり返し頂いたメール:お返事、本当にありがとうございました。
 本音を語っていただき、とてもすっきりしました。

 最後の質問です。
 どなたか先生のように研究熱心な方、他にいらっしゃったらぜひご紹介願います。

 すみません、当方、多汗症で大変つらい思いをし、藁をも掴む思いでメールを書いていることに免じてお許しください。

KSC_7091
KSC_7091 posted by (C)ヒゲジジイ

お返事メール:ご納得頂けて、さいわいです。

 ネットで探せば、メールや電話で無料の漢方相談を大歓迎で受け入れを謳い文句にされているサイトを見受けます。
 それらに軒並み相談されてみてはいかがでしょうか?

 中には若輩の先生であっても、情熱がある先生なら、患者さんの方が育ててあげるくらいの積もりで、フィーリングが合いそうな先生に賭けてみられるのがよいように思います。
 小生も若い頃は、中年の多くの男女に難病を持ちかけられ、そうして育てられた経験を持っています。

 60歳を超えた老人とは違って情熱をかけてくれる漢方家がきっとおられるはずです。

 知り合いの先生については、これまで3名紹介したことがありますが、2名はとても失礼な注文と止め方をされ、その先生に却ってご迷惑をかけてしまったので、個人的な知り合いをご紹介するわけには参りません。

 とり急ぎ、お返事まで。

KSC_6275
KSC_6275 posted by (C)ヒゲジジイ

おり返し頂いたメール:

 先生のアドバイス、とても参考になりました。

 ありがとうございました!

ZZZ_0482
ZZZ_0482 posted by (C)ヒゲジジイ

2011年08月11日

怒鳴り散らす自暴自棄の男たち

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ASC_0699 posted by (C)ヒゲジジイ

 総じて女性達の方が我慢強い。
 とはいえ、みずから漢方薬を求めて来られるくらいの人では、男女の性別に関係なく自暴自棄に陥っている人は皆無。

 ところがしばしば、重大な疾患で自暴自棄に陥って困っています、と心配するご家族や親族が相談にやって来られるケースは案外と多いもので、その自暴自棄に陥っているというのは決まって男性である。

 そのようなご相談のケースでは、大変お気の毒とは思うものの、すべてお断りせざるを得ない。過去の苦い経験からは、多くの場合、泥沼の戦場に巻き込まれてしまうからである。

 今年だけでも数件、そのようなご相談にはとても気を使いながらも、すべてお断りして来た。

 ところが最近人に紹介され、ご本人は状態があまり芳しくないので代理のご家族の詳細な報告でお願いしたい、本人は漢方薬をとても飲みたがっているという断っての依頼。

 通常ならご本人不在で販売することはあり得ないのだが、ご紹介者の手前と熱心なご家族の情に負けて、うっかり販売してしまったのが間違いの元だった。

 10日が過ぎる頃、意外にもご本人を連れて来られたご家族は「お陰さまで少し元気になりました」と報告されるのを遮るようにヒステリックに否定の言葉を発するご本人。

 受付嬢が相談カードを取り出すのに手間取っている間に、連れて来られたご家族と話し合ってる間に、病人を待たせるとは何事かっ!と突然喚き散らすその男性。

 ブログに掲載するのも憚られる罵詈雑言には、実にまったく唖然とする。

 重大な疾患を抱えている人とは思えない、驚くべき剣幕である。

 直ぐに警察を呼んでやろうかと一瞬、考えたほどである。

 あまりに薬局風情のくせにと、コテンパンに貶める罵詈雑言には流石に呆れ果て、じゃ〜二度と飲まないでくれ、こちらも販売する気は毛頭ないからと宣告する。

 肩透かしを食らった怒りの主は、とっとと外に出て行きながらもまだ罵詈雑言を大声で喚き散らす。

 残ったご家族は平謝りされるが、こちらは二度と販売するわけにはいかないこと念を入れて宣告する。

 実際にはこのように自暴自棄の人だったわけで、紹介者の手前や御相談に来られたご家族の断っての依頼に、うっかり情にほだされたのが間違いの元だった。

 直接ご本人の確かな意思と意欲を確かめてからでなければ、迂闊に相談に乗ってはならないことを今更ながらヒシヒシと感じた事例。

 それがよりによって本日、ようやくヒマな時間が取れ、疲労が蓄積している隙の出来事。泣く子も黙るヒゲジジイのはずが、よっぽど見くびられたものである(苦笑。

 これが六十代の分別盛りの男性のすることだから、やっぱりこの日本はもう終わりだねっ。

 せっかくの連休前にケチを付けられてしまった。

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ASC_0318 posted by (C)ヒゲジジイ


ラベル:自暴自棄

2009年01月10日

傍若無人な振る舞いの多い職種は意外にもっ!?

昨日の続き

おり返し頂いたメール:まさか先生からお返事頂けるとは…恐縮です(汗)

 私の店のクレーマー(泥酔客・まともにトイレすら使えず汚す…)を見ると、以外に(?)上場企業の社員の方、公務員(警察官が主)が多く、世間の評価とは全く裏腹です…

 勿論中には職務を全うする素晴らしい方はいらっしゃるのでしょうが、一部の心もとない人達の行動で、一山なんぼ…と偏見を持たざるを得ません。

 愚痴っぽくなって申し訳ありませんでした、これからも先生のブログを励みに、自分の仕事を全うします!


ヒゲジジイのお返事メール:こちらこそ、貴重なお話ありがとうございます。

 同様な話は古書店さんからもしばしば耳にします。

 通信販売などでお相手がお堅い職業(教師を代表とする様々な分野の公務員)だからと安心していたら、ところがどっこい、支払いを踏み倒してナシのつぶてとなるケースで最も多いのがこれらの職種の人達なんだそうですっ!?

 さいわい当方では、掛け売り制度はないので、古書店さんのような問題は生じるはずもありません。

 以前、お行儀の悪い官僚たちが「ノーパンシャブシャブ」で有名になりましたが、貴方の年代ではご存知ではないかもしれませんね。

2009年01月09日

傍若無人

年齢 : 20歳〜29歳
性別 : 男性
具体的な御職業: 居酒屋経営
ご意見やご質問をどうぞ : 先生の痛快なブログ、いつも楽しく読ませて頂いております。

 私は飲食業で、漢方・中医学の村田先生とは畑違いでありますが、お客さん(先生達は患者さんですかね?)相手というのは同じで、先生がブログで良く書かれる、呆れる患者さんの話は特に共感いたします…サービス業はお客さんあってのものとは勿論ですが、それを大義名分にしているネジの抜けた方が私の店にも多数来られます…しかもお酒が入っているので強力です(笑)

 純粋にお酒や雰囲気を楽しみたいお客さんの迷惑を顧みずに傍若無人の振る舞いをする『お客さん』と、真剣に治りたい患者さんとのディスカッションの邪魔をする電話の先の『お客さん』は共通します。

 一時期はそういう『お客さん』に逐一憤慨しておりましたが、そんな方々は本当に旨いお酒や適切な漢方は一生涯お目にかかれないんだろうなぁ、と思うと、哀れみの感情すら覚えます…先生のブログで元気を頂き、今日も『お客さん』と戦います(笑)

 乱筆乱文で失礼いたしました、これからも痛快なブログを読ませて下さいませ!


御返事メール:おたよりありがとうございます。
 うっかり書き出すと(正確にはキーボードを打ち出すと)、よそ行きの顔をしようにも、どうしても本音を書いてしまいます。

 昨今は「お客さん」が強くなり過ぎて、各業界の支店長さんたちはクレーマーへの対応で身体を壊す人が続出しているという噂が流れてきます。
 だったら最初っからクレーマー予備軍を選別して、客として扱わなければよいのに、組織ともなると、そうも行かないらしいのです。

 その点、個人営業は自由が利きます。徹底したクレーマー対策で自滅しても本望です(苦笑。
 現実はその逆で、真面目な人たちばかりが集まってきます。

 また、クレーマーとは異なっても、うわっついた優柔不断な「渡り鳥」さんたちは、いつの間にか消えていきます。

 古きよき時代の日本的感性を身に着けた若い年齢層が意外に多い現実に接して、むしろこの日本を頼もしく思うことさえあります。
 しかしながら、一方では無礼な電話が毎日のようにかかって来る現実には、やっぱりこの日本はもう終わりだな〜と思わせる現実があります。

 お互いに個人営業の身であってみれば、共通するところは大変多いことと思います。

 クレーマーもどきさんお一人のために、真面目な多くの人たちに振り向けるべき貴重な時間を奪われ続けるのが最も腹立たしく思います。

 それぞれの業種特有のものがあるにせよ、嫌な客をいかに遠ざけるか、がとても重要なことのように思えてなりません。

2008年12月28日

漢方薬はこちらで手に入れるから一度直接伺えば相談だけ乗ってもらえますか?

 タイトルのような相談を昔からしばしば受ける。
 一度直接行けば、そちれで漢方薬を購入しなくとも(あるいは一度でも購入すれば)、後々まで相談だけ乗ってもらえるだろうか? というまことに手前勝手な問い合わせである。

 最近も同類の問い合わせがあったが、お客様は神様の国だから「お客に対して失礼ではないかっ!」と客でもない連中に客ヅラされて不快になること日常茶飯事である。

 ときには一旦、薬を販売したら最後、無理難題を吹っかけまわされて、うっかり販売したことを永久に後悔するような筋金入りのクレーマーもいる。

 それはさておき、タイトルに類似した質問が多いので、ここでまとめて紋切り型のお返事メールの内容を公開しておきたい。


お返事メール: 慈善事業ではありませんので、ご相談だけというのはすべてお断りしています。

 たとえ当方で漢方薬を一度は購入される場合でも、ご相談内容によっては薬の販売もご相談も乗れない場合があります。

注釈:一度購入されたのを免罪符とばかりに、二回目からは相談ばかりで貴重な時間を奪う筋金入りのお邪魔虫もいた。
 保険漢方で自分に合いそうな処方の相談や、他の治療方法の相談(整体や鍼灸など)、最も多いのは病院治療の不満や愚痴などナドっ!

※なるべく御遠慮願いたいのは、
 忍耐力がなく焦りが強い人や、各地の漢方病院や漢方薬局を数ヶ月ごとに転々とする「渡り鳥」。
 ウイルスと細菌を混同して区別もできないくせに、医学薬学知識や漢方知識をやたら振り回す人達は、ヒゲジジイの頭をプッツンさせるので気をつけて欲しい。

2008年12月03日

ナンセンスな質問の数々

メジロ 

 ナンセンスな質問にはお返事できない。
 最近、とくに愚問メールが頻繁に入って来るが、お返事できない。

 そちらではお薬を売ってもらえないそうなので(←誰がそんなことを言ったのかっ!? )、こちらで手に入れるから、どの処方を買えばよいか教えて欲しい、というメールは愚の骨頂。

 新型インフルエンザに備えて予防的な漢方薬があったら教えて欲しい。こちらで手に入れるから・・・というのも新型インフルエンザに備える考えはまことに殊勝なことながら、見ず知らずの人に体質も分からないままうかつに教えることはできない。

 当方の常連さんやお馴染みさんたちの一部の人達は、ヒゲジジイと直接相談の上で、予防薬および常備薬を着々と備えているが、どれだけの予防力と治療効果が出るかは当然未定。
 通常のインフルエンザと同様の方法を伝授するのが関の山ではあるが、それでも無防備であるよりかは、はるかにマシであろうと相談されることが増えている。

 このようなデリケートな問題は、常連さんやお馴染みさん、あるいは直接来局される人にしか伝授できるものではない。

 ひどいのになると、ネット通販で漢方薬を購入したいが、どこの薬局が信用がおけるだろうか?という愚問が本日舞い込んだ。
 来年6月からは医薬品のネット通販は第三類以外は全面的に禁止される可能性が高いといわれる時代、何を考えていらっしゃるのやら???

 ネットを利用した買い物カゴ等による医薬品のお誘い販売が法的に禁止されようとしているが、まあ〜〜常に玉虫色の日本政府のやることだから、どのような方向で決着するかは想像もつかない。

2008年11月10日

邪の湊るところ、その気は必ず虚す

おたより:東海地方の女性薬剤師

 ブログを拝見いたしました。
 本当に、世の中にはいろいろな方がいるものですね。

 中医学に、”邪の湊るところ、その気は必ず虚す”というくだりがありますが、妙なクレーマーや、どれだけお話しても平行線で、徒労に終わる人などが続くと、自分自身がこの心境になります。
 やりとりだけで気をそがれ、確実にエネルギーが低下してしまいます。
 先生もそんなときは、香り高いコーヒーや、甘いお菓子で気分転換してくださいね。

 さて、ブログにあったカメムシですが、ヒメヘリカメムシ科の幼虫に似ていますが、どう思われますか?

 こちらで調べてみました。ヒメヘリカメムシ科(幼虫)

 カメムシ図鑑・・・・色とりどりのカメムシがいて、ちょっとハマリそうです。
 先生の昆虫や花のマクロの世界は本当に不思議な世界で楽しいです。写真部にいる娘は、先生の見事な撮影技術を絶賛していますヨ♪

 こちらでは、カメムシが大量に発生すると、その年は雪が多いと言われていますが、今年はあまりみかけません。

 雲の撮影は、夏場の積乱雲に魅力があります。
 どこまでも天高く発達し、次第に色を変え、スーパーセルを形成すると、稲光がはじまります。
 遠巻きに見るイナズマは、花火よりも刺激的です。

 周りの者は”また始まった!”とアキレ顔ですが、趣味なんだからとやかく言われなくてもよいですよね!

 今夜も冷えそうです。
 お体ご自愛くださいね。


お返事メール:おたよりありがとうございます。
邪の湊るところ、その気は必ず虚す”はまことに言い得て妙ですねっ!

 さいわいに薬局店頭には滅多にクレーマーは来ないのですが、電話ですっ!
 電話によるお邪魔虫は毎日のようにかかります。
 しかも電話で見ず知らずの連中に理不尽で意味不明な難題を吹っかけられて客ヅラされるのには、もはや我慢がなりません。その点では既にプッツンしています(苦笑。

 世の中、脾虚気弱の参苓白朮散を使用される人が「強気」のメールを寄こしたり、という駄洒落を本当に理解してもらえるのは同業者だけかもしれません。
 そして先生の”邪の湊るところ、その気は必ず虚す”の喩えこそ最高級な洒落ですねっ!
 今後は素人さんからの揚げ足取りのメールには付き合わないようにしようと思っています。

 ところで早速の御案内ありがとうございます。さっそくヒメヘリカメムシなどご案内のサイト以外にも様々さぐってみましたが、やはり異なるもののように思えます。第一角(ツノ)の造作がまるで異なるようなのです。鎧(ヨロイ)部分は確かにそっくりですが、胴体部分の模様もやや異なるようです。

IMGP2919zxcvvvv.JPG

 すでに、様々ネットで調べたのですが、似たものは見つかりませんでした。もしかすると村田家の荒庭だけに生息する珍種かもしれません(笑。以前からしばしば見かけるカメムシで、総じて村田家に生息するカメムシは、贔屓目かもしれませんが実に美しいのです(苦笑。

 写真部におられるお嬢さんに褒められるとはとても光栄です。レンズの先にクローズアップレンズを装着しただけの簡易マクロで、本格的で高価なマクロレンズを装着した撮影ではありません。でも、このおかげで別世界に逃亡できて救われています。

 雲の魅力についてのご教示、今後は地べたばかりでなく上空も少しは眺めてみようかと思い始めましたっ!

 ともあれ、実際の仕事では真剣で真面目な人達ばかりですので、いかに順調に寛解してもらえるか、そのことでいつも思案しているところへ、あのお邪魔虫電話の数々で集中力をいつも寸断されて歯がゆいばかりです。

 思い出すとまたむかっ腹が立つので、夜のマクロ撮影に裏庭に出ますっ! ↓↓↓

IMG_0271aaa.JPG
(マクロでなくズームに終わったっ・・・苦笑)


【追記】 でも、あらためてご案内頂いたサイトを眺めてみると、ヒメヘリカメムシ科の幼虫の仲間であることは間違いないように思われる。
 この「幼虫」という点で、頑固ジジイだから(苦笑)異なるもののように勘違いしたのだと思う。

2008年11月09日

ブログやホームページを運営する目的の一つには・・・

 そもそもHPやブログをはじめたきっかけは、最初はHP制作会社の上手な勧誘に乗ってしまったのだが、その後はHTMLやCSSにおける記号学?の面白さに嵌ってしまった部分が最も大きい。

 しかしながら、無目的なHPやブログもなかろうし、真っ先に閃いたのは昨今増え続けるクレーマーの排除目的である。その目論見は多くの点で実現していると思う。
 これらのブログをまともに読んでいると、甘い考えでは行けないな〜と思ってくれるらしい。
 当然である。

 遊び半分や物見遊山、あるいはニキビに毛が生えた程度のあまりの軽症者が迷いまよい及び腰でやって来られれば正直、迷惑である。
 ジジババ薬局には人手が足りない。真剣・真面目なご相談者以外は御遠慮願いたい。

 とこう書くと、故意に揚げ足取るのか、大した病気でもないのに、病院や普通の薬局に行くべきところを、真剣真面目だと大見栄を切りながらたいそうな理屈が先走る意味不明な人も間違ってやって来られる。

 たとえば、蕁麻疹などで合成薬を長期服用しながら治らないからと、当方で漢方薬を服用されて一定の効果がありながら、しかもとても安価な10日分千円台と言う経費であっても、継続服用されずにタマにやって来ては、薬は怖いのであまり飲みたくない、副作用が心配で〜と、これまで効果が乏しい合成医薬品には入り浸りの癖に、その自己矛盾には気付かない。(といっても、こういう人はクレーマーではないので、まだマシですがっ・・・苦笑)

 ともあれ、多少はブログ類のお陰もあってか、総じて直接来られるような人達は、真剣・真面目な御相談者がほとんどで、この気難しいヒゲジジイを逆なでするような言動をする人はあり得ない。

 もしも逆撫でするような客ヅラされたら、オンボロ中古の頭は完全に思考停止、サヨウナラである。

 要するにクレーマーというのは、客になって欲しくもないのに勝手に客ヅラして意味不明な言いがかりや質問をぶっつけては、返事が気に入らぬと「客に対して失礼ではないかっ!」とクレームを付けるクレーマー連中である。

 これらの不遜な連中こそ、こちらの方から断固お断りする。