2015年10月18日

B型肝炎の定期検査で発見された肝臓癌のご高齢者の場合

2009年10月18日のボクチン(5歳)
2009年10月18日のボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母

 タイトルの内容を書く気になったのは、たまたま検診で発見された肺癌のご高齢者に抗癌剤治療を行ったところ、副作用の下痢が激しくなり、衰弱激しく4ヶ月足らずでお亡くなりになったというお気の毒な話し。
 一昨日、実際に見聞された医療関係者(遠方から通って来られている村田漢方堂薬局の漢方薬の利用者)から聞かされたばかりだからである。

 そのご高齢者は85歳くらいで、自覚症状は皆無で自覚的には健康そのものだったのだから、結果的には無治療のままでいれば、間違いなく、しばらくはお元気で暮らせたに違いないと言われる。
 確かに、ご高齢者の癌の進行は、一般的に遅い傾向にあるのだから、無治療であったら、数年は大丈夫だったかもしれないだろう。

 そのことで思い出したのが、タイトルの実例である。
 同じく80代の女性であるが、B型肝炎患者さんだったので定期検査で発見された1cmの肝臓癌だが、主治医は、ご高齢でもあるので負担の大きい治療は不要と判断され、経過観察だけとなった。
 
 診断が下ったちょうどその頃、ご家族が、肺腺癌手術後に、転移の恐れがあるというので、村田漢方堂薬局の漢方薬を5年以上利用され、めでたく根治の宣言を受けたばかりのときだった。

 そこで、上記のご高齢者も村田漢方堂薬局の漢方サポートを受けたいということで、丸1年服用されたところ、ちょうど1年目の検診で、癌の病巣が完全に消滅していた。
 その後1年以上、今のところ再発は見られない。

 いずれにせよ、一般的には80歳以上のご高齢者には、抗癌剤治療は滅多なことで行わうべきではないといわれる。⇒長尾和弘著『 抗がん剤 10の「やめどき」━あなたの治療、延命ですか? 縮命ですか? 』など。

 といっても例外はあるもので・・・

 既に、このブログでも取り上げたように、ステージ4の悪性リンパ腫の当時79歳の男性が、抗癌剤治療に多種類の漢方薬類のサポートによって、根治されているので、例外はつきものである。

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2009年10月18日の茶トラのボクちん(5歳)
2009年10月18日の茶トラのボクちん(5歳) posted by (C)ボクチンの母

2010年10月18日の茶トラのボクちん(6歳)
2010年10月18日の茶トラのボクちん(6歳) posted by (C)ボクチンの母

ラベル:肝臓癌 肺癌
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2015年07月18日

肝臓癌末期の御主人を看病される奥様からのおたより

2010年7月20日茶トラのボクチン(6歳)
2010年7月20日茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

【 ブログへ掲載の可否 】:転載応諾(ブログへ転載させて頂く場合があります。)
【 年 代 】:40〜49歳の女性
【 地 域 】:欧州
【 具体的なご職業 】:美術史家
【 おたより 】:はじめまして。大変御多忙のところを失礼申し上げます。
 ○○在住、4?歳日本人で今年6?歳になる◎◎◎◎人男性(肝臓癌末期)の妻です。

 今年の二月から日に三度の鼻血がありまして、当初は糖尿病の悪化かと考えましたが、芳しくないため大学病院の診療を受けましたところ8cmの肝臓癌の診断が下りました。門脈にも血栓が出来てしまっているものですから、食道静脈瘤も勿論のことあり既に手術が出来ませんし、ビーズ療法も可能かどうかの検査しましたが、先天的に肺と肝臓を繋ぐ血管のバイパスがあったらしく、ビーズが肺に流れてしまうため、中止。
 ネクサバールも、本人に体力があまりないため、医師との相談の上採用しませんでした。

 そういう状況の夫婦を見かねて周りの志の篤い知人達が、○○の薬草を専門とする昔からの薬局、癌専門のオメオパティー医師、○○在住の鍼を施行して下さる中国人を色々紹介してくださり、自然療法を試みました。

 特に癌専門のオメオパティの処方がキノコ類四種のカプセルだったのを見て、「漢方」ということが閃いた次第です。

 四月のことで、それから○○の漢方薬局と中医学を修めた先生の診療所と、それから上海出身のマッサージ兼漢方処方の先生に相談をしてみました。あなたの主人のケースでは動物系の薬が必須であるが○○では手に入り難い、しかも薬草の種類が限られているため最大限の効果は得られないが、まあ診てみましょうとのお返事がありました。

 同時進行で、インターネットで無知でした漢方事情と、中医学の眼目は一体なんなのだろうかと純粋な興味で色々なページを訪ねてましたところ、
 五万とある石のなかでも異彩を放つ玉であることが、村田先生の一行目の輝きから読んでとれました。

 私は相談メールに全くそぐわない内容をお送りしております。

 もう病院では治療の方針が立ちませんから、試せることは総てお試しになられるとよいと言い渡され、出血があれば応急処置、実際には内視鏡手術を受け、という風に海に出た小舟状態の際に、時間が許す限り村田先生の書き記してこられた多岐にわたる「論考」が魂に響き渡ります。

 看病に専念するようになり四ヶ月ですがまだ一度も諦めたり、落ち込んだりしておりませんのも、村田先生の万人に向けられた日々の御声のおかげです。宗教というよりも、もっと直裁な何かだと勇気づけられます。
うまくつたえられませんが、八方塞がりと世に言う状況下を如何に生きるかの指針が先生の書かれているものの、精緻さと情熱から観て感じられるのです。

 話を病に戻します。
 今はベルギー在住で元サラエボで国境なき医師団として働いておりました夫の弟が、縁あって中国人の妻を娶りましたので、その女性が旧知の中医学の医師に頼み腹水をコントロールするための漢方の煎じ薬三種(膨大な量です、3kgはあろうかと思います)を届けてくれまして、それを日に三度といわれますが、二度飲み二週間になります。
 それに霊芝の顆粒を日に一度、そこに私が日本から父にお願いをして牛黄を送ってもらったのを日に二度服用しています。

 夫は以前のように歩けませんけれども、牛黄を飲んでいる間はエネルギーが湧くらしく、11歳のひとり娘とチェスを毎晩したり、机に向かって物を書く気力も出ております。

 夫は文筆業でして、周りの友人達も作家や美術館関係者、など筆や言葉で生きている人々です。
 そういった中で、日本語と◎◎◎◎語に挟まれながら色々想うこと、感じることがあります。その答えやヒントの体現がどこかにある、とずっと思ってました。

 夫の身体がよくないというので、私も観念してみてようやく村田先生、そして御伴侶の奥様、ボクチンの存在に巡り合えました。

 京都や神戸、大阪、東京、淡路島としか知らない夫ですが、まだ見ぬ長州下関に生きている間、見せてやりたいものです。
 枕元で時々、村田先生の書き物から私が理解した内容を話しております。ありがたいことに、生命力が湧くようですし、好奇心も生まれています。

 不躾なメールをお送りいたしますが、村田先生の計り知れない探求がこれからも永遠に続くかのごとく順風であられますこと、遠く○○より御祈願申し上げます。

 少し時間があり、漢方薬の雨を浴することができればと、非力ながら今現在思考中です。22歳年が離れていますから、幾らか救えないものかとただただ実直素朴に毎晩考えています。

 どこかでまた御縁がありますように。

 何よりも先ずブログ、HPを拝読させて頂きまして心より御礼申し上げます。

2014年7月18日のシロちゃん(1歳)
2014年7月18日のシロちゃん(1歳) posted by (C)ボクチンの母

お返事メール:

 ご主人様の闘病中の大変な時期、わざわざおたよりありがとうございます。

 こちらではご主人様と同年代の人達が、各種のがんサポートを求めて来られている人も多いのですが、むしろそれ以上に目立つのが四十代の男女の転移癌でステージ4の人達です。

 漢方薬は貴女が書かれているように、

>漢方薬の雨を浴することができればと

 というのはまったくある意味で正しいお考えだと思います。

 漢方薬治療の要諦は、やや乱暴に記せば、病人さんを「漢方薬漬け」にすることで、治療効果を発揮させる医学薬学だと思います。

 また、牛黄を使用されているのは大変賢明なことだと存じます。
 奥様ご自身もお疲れの時に使ってみるのもありです。

 こちらは台風一過、午後から暇になり、頂いたメールをしっかり拝読することができました。
 その調子で頑張って下さい。

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2014年7月18日のシロちゃん(1歳)
2014年7月18日のシロちゃん(1歳) posted by (C)ボクチンの母


posted by ヒゲジジイ at 06:34| 山口 ☁| 肝臓癌・肝細胞癌・肝硬変・ステージ4 | 更新情報をチェックする

2014年11月16日

遠隔地から、肝硬変のご相談

2009年11月16日のボクチン(5歳)
2009年11月16日のボクチン(5歳) posted by (C)ヒゲジジイ

ブログへの転載の可否 : ブログへ転載を許可します
年齢 : 50歳〜59歳の男性
簡単なご住所 : 近畿地方
お問い合わせ内容 :

 2013年食道静脈瘤破裂を3度経験し、2度入院、年末に樹脂で固めてもらいました。肝硬変です。

 血液の値は、未だ悪くありませんが、疲労すると熱がこもり下痢をしたり、緑の大便が出たりします。

 悪化を食い止め体を安定させたいと考えています。
 ゴルフも出来ません。

 ある程度、回復出来る漢方薬を処方頂けませんでしょうか。

 身長1●●cm体重1●●kgです。

2009年11月16日のボクチン(5歳)
2009年11月16日のボクチン(5歳) posted by (C)ヒゲジジイ

お返事メール:

 残念ながら、御希望に添えることはできません。
 ご覧になったと思われます当方のHPのトップに記載していますように、⇒ http://murata-kanpo.ftw.jp/
遠近に関わらず御本人の意志と意欲で直接定期的に繰り返し来局できる人のみが対象で、その場合にのみ漢方相談販売を行っています。
・・・(中略)・・・体力的にも一定期間、通うことがかなり困難に近いケースでは、無理して来られて、却って病状を悪化させても困まりますので、お断りせざるを得ません。

 とありますように、距離的に遠方過ぎるのと、通うことで体力を消耗して、病状を悪化させ兼ねないので、不可能かと存じます。

 是非、そちらで体力を消耗しないレベルの距離の漢方薬局か、漢方クリニックをお探し下さいませ。
 取り急ぎ、御連絡まで。

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2010年11月16日のボクチン(6歳)
2010年11月16日のボクチン(6歳) posted by (C)ヒゲジジイ

2010年11月16日のボクチン(6歳)
2010年11月16日のボクチン(6歳) posted by (C)ヒゲジジイ

2011年11月16日のボクチン(7歳)
2011年11月16日のボクチン(7歳) posted by (C)ヒゲジジイ


posted by ヒゲジジイ at 00:05| 山口 ☁| 肝臓癌・肝細胞癌・肝硬変・ステージ4 | 更新情報をチェックする

2013年11月20日

漢方薬による好転反応の考え方、および肝臓がんサポートについての内科医の先生からのおたより

2007年11月11日のボクチン(3歳)
2007年11月11日のボクチン(3歳) posted by (C)ボクチンの母

おたより:東海地方の内科医師

 漢方薬を処方していますと、村田さんのご指摘にもありましたように、「薬をのんでかえって症状が悪化したが、好転反応か?」と質問を受けることが確かにあります。

 個人的経験として、様々な症状が改善してゆくなかで発疹が数日でて、内服を継続なさって発疹が消滅した患者さんはいらっしゃいます。

 しかし、明らかに何も症状および病状が改善しないで悪化するような場合はすぐに受診してももらうようにしていますね。
 そして、そのようなときは、こちらの観たて違いがほとんどです(苦笑)

話題は変わりますが、興味深い症例を経験しました。村田さんにしては珍しくないかもしれませんが、お付き合いください。

6?歳の女性の患者さんです。
20台のころからB型肝炎で経過していて、最近肝がんが発見されて塞栓療法をうけてフォローされているそうです。
 実は、ご主人がいろいろな不定愁訴で受診されて、すこしづつよくなってこられたために、一緒に来院なさった感じです。

 ご本人は、「私は、自分の身体がどうなってもいいですが、主人の世話をしているので、もうすこし世話ができる様になればいいです。今通っている総合病院の先生からも漢方薬をいただいたことがありますが、粉のくすりは苦手です」とおっしゃっていました。

そこで、なんとか説得して生薬製剤二号方と板藍根を処方しました。
そして、1ヶ月して連絡がありました。
「このまえの2種類のおくすりをください。いつもの病院へ受診して検査してもらったのすが、ウイルスの値が減っていました。ゼフィックスを飲んでいますが、いままでなかったことです。先生も頭を傾げていました」

肝ガンが発生しているということは肝硬変になっていると思われますが、生薬製剤二号方と板藍根に頭が下がりました。
 漢方薬恐るべしです。

2007年11月11日のボクチン(2歳半)
2007年11月11日のボクチン(2歳半) posted by (C)ボクチンの母

お返事メール:
 好転反応の問題につきましては、当方でもアトピーなどで、お出しした漢方薬が逆効果に感じられた場合は、好転反応などは滅多にないものと心得て、直ぐに弁証論治をやり直して、他の方剤に切り替えてもらっています。

 ただ、面白いもので、その時点では逆効果に感じられた同じ方剤が、季節や状況変化によっては再度試してみると、今度はしっかりフィットしたという事例も枚挙に暇がありません。

 アトピー性皮膚炎に限らず、様々な慢性疾患における状況変化の推移の奥深さを感じる昨今です。

 B型肝炎やC型肝炎由来の肝臓がんなどでは、生薬製剤二号方に含まれる丹参(タンジン)や、板藍根(ばんらんこん)も、確かに中医学においてはしばしば重要な配合生薬として繁用されるものですから、先生の投与された配合はかなり理に適っているものと思われます。

 村田漢方堂薬局でも肝臓がんのサポートに漢方薬類を利用されている人が多いのですが、中には最近もB型肝炎由来の肝臓がんのご高齢者が一年間の服用によって完全に消失して主要マーカーも正常になった嬉しい症例に遭遇しています。(⇒2013年11月03日 老体には過重労働となりつつある1週間が終わって激しい腰痛を発症

 板藍根のみならず牛黄製剤など数種類を併用してもらたことが大きなサポートになったものと思います。

 ともあれ、日本における医師の漢方診療では、多くの人が旧態依然の偏狭な日本漢方の域から出られない人がいまだに多い昨今、先生のように中医学的発想を取り入れられていることは、まことに奇特で慶賀すべきこと存じます。

 貴重なおたより、ありがとうございました。

2007年11月11日のボクチン(3歳)
2007年11月11日のボクチン(3歳) posted by (C)ボクチンの母

posted by ヒゲジジイ at 08:25| 山口 ☁| 肝臓癌・肝細胞癌・肝硬変・ステージ4 | 更新情報をチェックする

2012年07月24日

肝臓癌や肝硬変および各種慢性肝炎に対して各種の牛黄製剤は多少とも有用性があるのだろうか?

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IMG_4803 posted by (C)ヒゲジジイ

 牛黄自体が牛の胆石を薬物として利用したものだから、人間様の肝臓や胆嚢に有効に作用するだろうとい古人の発想は実にお見事。
 現代社会でもこの方面に不可欠な中医学系の医薬品ではあるが、日本では昔から多くの家伝薬の配合成分の一つとして長く利用されて来た。

 卑近な例ではテレビ宣伝でもみかける「救心」にも微量の牛黄が配合され、麝香(じゃこう)や蟾酥(せんそ)の配合により、強心剤として定評のある家伝薬である。

 ところで肝臓癌や肝硬変など、重大な疾患に使用する牛黄は、各種家伝薬に配合される牛黄の量とは比較にならない数10倍〜100倍近い量が使用される。
 中医学における各種中草薬学書籍類を手当たり次第に調査すれば分かることだが、応用範囲は実に計り知れない。(抗癌中草薬書籍類にも牛黄の膨大な文献の記載があり、参考価値は高い。)

 先日も肝臓癌手術後の漢方相談で高濃度の牛黄製剤を主体に数種類の併用を飲んでもらったところ、超短期間で体調的な超速効を感じられ、漢方薬がこれほど体感的に即効を実感できるとは予想外だったと驚かれていた。
 
 各種牛黄製剤は適材適所で使い分ければ、多くの重大な疾患のクオリティ・オブ・ライフの維持・向上のみならず、時には根治的に作用することがあるのは過去の膨大な実例が証明していることである。

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IMG_9442 posted by (C)ヒゲジジイ

posted by ヒゲジジイ at 08:12| 山口 ☁| 肝臓癌・肝細胞癌・肝硬変・ステージ4 | 更新情報をチェックする

2012年06月11日

B型C型肝炎合併による肝硬変と腎不全の漢方薬を常用されて10年以上

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ZZZ_4741 posted by (C)ボクチンの母

 既に当方の漢方薬を継続服用されて10年以上が経過する。それゆえ現在も追跡調査可能のケース。

 当時、B型C型肝炎合併による肝硬変と腎不全による激しい掻痒を伴う皮膚炎が重症化し、本病とも相俟って病を悲観され旧仏教系の高名な寺院にお参りに行った折、管主さんから紹介されて来られたのだが、あまりの重症度に命に関わる状況ゆえ、お断りせざるを得ないと判断して、丁重にお断り申し上げた。

 何とか痒みだけでも軽減してもらえれば、肝硬変や腎不全のことはあきらめているので、痒みだけでも、というたっての懇願であった。
 それなら茵蔯蒿湯(インチンコウトウ)をご紹介するから、そちらの地元でも入手できるはずなので・・・と、逃げの一手で穏便にお引取り願う努力ばかりしていた。

 当方の出方はいかにも残酷な応対のように思われるかもしれないが、この難しい時代に後々のトラブルを避けるための石橋を叩きたくなるのは当然で、命に関わる重大な段階で、安易にお引き受けして、もしも効果が出なかった場合、あるいはたとえかなりな効果が得られたとしても、最終的にお亡くなりになった場合、日頃は見向きもしなかった有象無象の身内と称する連中から、あらぬ言いがかりをつけられたた過去のトラウマが消えないのである。
 クレーマーが多い現代社会では過剰なほどの保身は不可欠である。

 しかしながらご夫婦の真摯な態度とたっての依頼により、当方の漢方薬でやれるだけのことはやらせて頂こうということになり、茵蔯蒿湯を主体に牛黄製剤や浮腫に対する方剤など、かなり複雑な配合を熱心に服用され、一年経たない間に、もっとも苦しまれていた皮膚の掻痒は完璧に消失し、同時に下半身にかなり高度な浮腫があったのもいつの間にか消失。

 数年経つうちにはB型肝炎ウイルスの抗体を獲得し、腎不全は検査値正常化。C型肝炎ウイルスも同時にほぼ排除され、微量検出されるときと皆無の繰り返しレベルに落ち着いている。

 基本的にほぼ寛解状態がここ5年以上安定して続いているが、途中、食道癌の前癌病変を発見され、手術の予定を組まれたのを中草薬の追加によって消滅し、手術を免れたという冷や汗もののハプニングもあった。

 現在も朝晩2回の継続服用を持続され、ご一家で当方の漢方薬の大ファンとなられている。

ZZZ_4712
ZZZ_4712 posted by (C)ボクチンの母


ZZZ_4743
ZZZ_4743 posted by (C)ボクチンの母

posted by ヒゲジジイ at 08:09| 山口 ☀| 肝臓癌・肝細胞癌・肝硬変・ステージ4 | 更新情報をチェックする

2011年12月16日

そんな筈はないっと疑り深い人達

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IMGP6908 posted by (C)ボクチンの母

 朝一番の来訪者は10日毎に通われる食道静脈瘤が併発した肝硬変(アルコールが原因)の男性。

 「昨日、病院へ行って血液検査をしたら、肝硬変はもう治っているので通院は3ヶ月に一度でよいと宣告?されたが、年寄りと思って好い加減なことを言う」とやや憤慨気味のジイサン。

 「毎月血液検査をしていたら、いつまでも貧血が回復しにくいから3ヶ月に一度でよいということでしょうっ」とヒゲジジイ。

 「でも、数ヶ月前に食道静脈瘤の焼灼治療をしたばかりなのに、昨日は本当に肝硬変はもう治っていると言われて嬉しかったが、でも年寄りだからと好い加減なことを言っているとしか思えないっ」

 当方の漢方薬を始めてまだ数ヶ月、疏肝理気・活血補血・清熱利湿法を行なっている。
 しっかり効果のある漢方薬を求められているので、例によって牛黄製剤を主軸に据えてやや豪華な配合となっている。

 主治医の「肝硬変はもう治っている」と断言される真意は不明であるが、すくなくともご本人の体調はすこぶる良好となっている。

 次にやって来られたのは軽度の腎不全傾向が改善して社会復帰できた女性だが、当初はBUNやクレアチニンの異常値もそれほどでもなかったので、比較的短期間に正常化した。

 腎不全で思い出したが、先日の日曜日。日曜日なのにネットで見たという男性から腎不全の問い合わせ、というより言いがかりのような電話があった。
 
 クレアチニンやBUNが下がるということは腎不全が治るということかっ? 腎不全は治るはずがないのにっ!!!

 という主旨の電話であったという。
 電話に出た受付嬢は、ネットを見られたのでしたら、もう一度しっかり読んでみて下さい。電話でそのような相談(というよりも言いがかり)は受け付けていません、とこたえたら、突然電話を切られた(無礼者)。

 もしかしたら電話のアルジは、漢方薬や中医学に無知でプライドだけは高い西洋医学畑の医師だったかもしれない、と疑っている受付嬢。
 透析患者が減ると収入源だと激怒している算術医?!

 これだから電話の問い合わせにはいつも構えてしまうのだ。
 しかも一週間の疲れを癒している日曜日に、無礼にもほどがある。

BSC_3767
BSC_3767 posted by (C)ボクチンの母

 
posted by ヒゲジジイ at 23:22| 山口 ☁| 肝臓癌・肝細胞癌・肝硬変・ステージ4 | 更新情報をチェックする

2010年03月09日

臨死体験をされた肝臓癌末期の男性が漢方薬類を服用して蘇生し元気でやって来られたお話

耳を怪我して帰って来たボクチン
耳を怪我して帰って来たボクチン posted by (C)ボクチンの母

 なんだか十年以上前の心に残る人達のことが思い出されてならない。老化現象かもしれないが、まさか最近の出来事で現在進行形のきわどい話もできないだろう。

 だいぶ前の話だが、肝臓癌末期で何度も昏睡して危ない状態を繰り返しているが、学友の医師たちがそばについて診てくれているから、ダメモトで構わないから、何とか飲みやすい漢方薬はなだろうかと息子さんご夫婦が来局された。
 実際の服用に関しては友人の医師たちが様々に工夫してくれるということだった。

 当時から中国で有名なヘンシコウを模倣して、さらに優れた配合を工夫してかなり完成していたところだから、牛黄製剤と麝香製剤を中心に合計三種類の製剤を一緒に服用させてもらうようにお出したものだが、これが著効を奏して起死回生を果たした。

 驚いたことに数ヶ月後には、遠路はるばる当のご本人が奥様を助手席に乗せてみずからがマイカーを運転してやって来られたのである。
 そのときにお聞きしたのが数回経験されたという臨死体験である。

 あのような幸福感と気持ちのよさは経験したものにしか分からないだろうが、臨死体験のお陰で死の恐怖がまったくなくなったと言われるのである。

 その後は毎月ご本人から電話がかかって注文の漢方薬類をお送りしていたが、しばしば今デパートで買い物しているが、便秘薬も一緒に送って欲しいなどと、いたって元気な声を聞くことが続いた。

 初回からちょうど十ヶ月を過ぎた頃、突然音信が途絶えたが、回りは医師などの医療関係者ばかりが取り巻く身分の人だ。
 それゆえ、入手しにくいものであっても何とか入手ルートを開拓されたのだろうか? と淡い期待を抱きながらも、今日まで不明のまま。

 いまだにその後のことが気がかりであるが既に十年以上前の出来事であった。

P3083523
P3083523 posted by (C)ヒゲジジイ

posted by ヒゲジジイ at 22:42| 山口 ☔| 肝臓癌・肝細胞癌・肝硬変・ステージ4 | 更新情報をチェックする

2008年02月14日

肝硬変による腹水

性別 : 男性
年齢 : 30歳〜39歳
ご職業 : 会社員
簡単なご住所 : 関東地方
お問い合わせ内容 : 父(7?才)が肝硬変で腹水を患ってます。
 昨年11月頃までは普通に生活しておりましたが、12月頃から急に体の調子が悪くなり現在、食事もろくにできず(点滴です)、日々衰弱しています。

 B型肝炎から来ているので、今まで知らずに放置していたのが悪いのだと思いますが、よく言われる腹水の症状でだるい、食欲がない、胸も痛い(胸水もあるのでしょうか・・)という状況です。

 寝たきりで動くことも辛いので、下関まで行くことも適わないため先生のお知り合いで大阪又は関西圏で信頼の置ける漢方薬剤師の方はいらっしゃらないでしょうか?もしご存知であれば、ご教示頂きたく。


お返事メール: かなり状況的に大変なご様子と拝察申し上げます。

 それだけに、たとえお父上様が当方のお近くであっても代理の御家族からのお問い合わせの場合、当方の方針としては常連さんのご家族でもない限りは御相談にお乗りできない病状です。

 なるべくお近くで漢方専門で永く経営されている漢方専門薬局でご相談されてはいかがでしょうか?
 漢方専門で永く経営が成り立っているということは、一定の知識と技術があるに違いないと思われます。

 まったくお役に立てずに申し訳ありません。


折り返し頂いたメール: 早速にご返信頂きありがとうございました。
近くで探してみます。


【編集後記】 腹水が生じる重篤に近い状態の場合には、残念ながら、過去に当方の漢方薬の利用経験者であるか、あるいは常連さんやお馴染みさんの御家族でもなければ、ご相談に乗れない事情は、補気建中湯 に述べている通りである。
posted by ヒゲジジイ at 01:06| 山口 ☀| 肝臓癌・肝細胞癌・肝硬変・ステージ4 | 更新情報をチェックする

2007年11月17日

胃ガンと肝硬変末期に有効な漢方薬についてのご質問

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性別 : 女性
年齢 : 40歳〜49歳
簡単なご住所 : 四国地方
お問い合わせ内容 : こんにちわ。
 胃ガンと肝硬変末期の父のためのインターネット検索で村田様のサイトに出会いました。たいへんに興味深いサイトであると感じたのですが、父の存命中は時間がとれず、父の症状に関係しない部分は飛ばしていましたので、最近折々に読み返させていただいております。

 ところで他サイトである漢方薬の販売をみつけました。生薬成分が全て記載されています。 http://www.????.???/ 

 村田様が、ウィルス性肝炎に処方なさることがあるという漢方薬は、詳しい処方は記載されていなかったと思いますが、牛黄などの配合でした。もう父はおらず、危急の質問ではなく、村田様のブログでもこのような質問が多いことへの嘆息を多々お見受けしますので、村田様のお時間をとらせるべきではないのですが、父の存命中での検索が足りなかったのではないかという後悔から気になっています。

 このような配合の漢方薬は、漢方薬なのかどうか、また肝硬変状態の肝臓に効果があると思われるかどうかご意見をおききしたく、メールさせていただきました。
 ご迷惑というのは分かった上での失礼な質問を申し訳ありません。
 もし、気がむかれましたらご教示ください。


お返事メール: ご質問の漢方薬は建林松鶴堂の「肝生」という漢方薬(医薬品)のことですね。
 厚生労働省が正式に許可した医薬品です。

[効能・効果]急・慢性肝炎、肝臓肥大、胆のう炎、黄疸、肝臓機能障害

 とあり、成分は、
サンソウニン 1.46g
ソウハクヒ 1.46g
ダイオウ 0.37g
ニンジン 1.46g
キジツ 1.46g
ウバイ 1.46g
サンシシ 1.46g
シュクシャ 1.46g
キッピ 1.46g
シャゼンシ 1.46g
ケ イ ヒ 0.37g
ガイヨウ 1.46g

ということですね。
 これらの比較的ありきたりな生薬ばかりの配合で、記されている効能・効果通りの作用を発揮してくれれば、どんなに素晴らしいことでしょう。

 建林松鶴堂は村田漢方堂薬局でも重要な取引先でもありますから、販売品目としてこの「肝生」も揃えておけばよさそうなものの、随分前から販売を行っておりません。
 なぜなら、中医学の基本である弁証論治という個人個人の体質と病状にピントを合わせる原則を守る上からは、上記の製品の必要性をまったく感じなくなったからにほかなりません。

 建林松鶴堂には個性のある優れた製剤が多種類製造されていますので、心龍や鶴寿、あるいは真仙、ナポリンなどヒゲジジイ好みの漢方製剤は随分愛用させてもらっています。
 しかしながら「肝生」の必要性はいまだに感じることが無いので、常備していない訳です。確かに書かれている効能・効果は素晴らしいのですが、現実の様々な病態の肝炎・肝硬変・肝臓がんの患者さんたちのご相談では、いまだかつてその必要性を感じたことがないというだけのことです。

 立場上、これ以上の本音の発言は差し控えさせて頂きますが、メールでご紹介頂いたサイトにおける「肝生」の販売サイトは、明らかにネット通販による「お誘い販売サイト」であり、このような医薬品のネットを利用したお誘い販売は厚生労働省が厳重に戒めており長年内部通達がなされているものですから、ブログの再録ではURLを伏せておきます。(ネット上のお誘い販売は、業界内の噂では薬事法違反ではあるが罰則がまだ決まってないということですが・・・?

 以上、取り急ぎお返事まで。


折り返し頂いたメール:ぶしつけな質問に早速のお返事をどうもありがとうございました。
 後悔ばかり多い中、少し心がやすまりました。

 検索していて何度も村田様のページには出会いました。腹水に効く「何か」がないかとネットを探していた時、補気建中湯のページに当たってブックマークをさせていただき、父の亡くなった後、読み返してみつけた茵蔯蒿湯(インチンコウトウ)や高麗人参のページは、以前の検索で読み覚えがあり、あのころのことを思い出してしんみりしました。

 メール相談のページがあるのにも全体をみる余裕ができた最近に気づき、存命中にご相談できていたらなあと強く思いもするのですが、サイトを読ませていただけただけでもよかったと自分に言い聞かせています。

 腹水について調べたのは、長期の腹水が利尿剤変更によって軽快した後で、近い未来に予想される腹水の再貯留に備えてのことでしたが、今度腹水が貯まるようなことがあったら、近くの漢方薬局で処方してもらおうと心強かったです。

 「ガンに効く」「肝硬変に効く」とうたわれたほとんどの販売ページについて医学的根拠が皆無であるように思われて全部無視し、今回の質問をさせていただいたページも売り方が怪しいので確か読みもせずに別ページに飛んだのですが、今余裕ができてゆっくりいろいろと見ておりますと「医薬品」と書かれていて、しかも生薬名も量もきちんと記載されていて、もしかしたら試す価値のあるものだったのだろうかという迷いをもち、村田様にお手数をおかけするようになった次第です。

 本当にどうもありがとうございました。
 そろそろ寒くなって参りますが、お体にお気をつけください。
 ブログの記事を楽しみにしております。


ヒゲジジイのお返事: 腹水でも最悪の段階に達した時でさえも、うまくいけば起死回生の逆転ホームランをかっ飛ばせる可能性を秘めているのが補気建中湯です。

 しかしながら、まだ十分に体力や気力がある段階の腹水では、分消湯に茵蔯蒿湯(インチンコウトウ)を併用するとか、分消湯に五苓散、やや体力が落ちておれば補中益気湯に五苓散など、正確な弁証論治に基づいた配合で一定レベルの改善は得られることが多いものです。

 最終段階に達した時点でも起死回生の効能を発揮する可能性を秘めた補気建中湯は、便利なエキス製剤が存在しませんが、某奇特なメーカーが出現して製造許可申請に向けて着々と準備中です。2年後くらいには実現したら、そのメーカーは大いに日本社会に貢献する名誉を勝ち取ることでしょう。

 お父上様も残念なことでしたが、現実的な漢方薬の運用は、なかなか気苦労の多いもので、その時点における真に適切な正確な方剤を得ることは、世間様で想像されるほどには容易いものではないと思います。
 あくまでその時点における正確な弁証論治が必要なのです。

 この度頂いたご質問、意義あるご質問だったと思います。


【編集後記】 村田漢方堂薬局では肝硬変や肝臓ガンにおいては腹水が貯溜している場合は上記の分消湯製剤などの方剤類が主体になるが、そうでもない限りは、多くの場合、やや高価にはなるが牛黄製剤を主体にした数種類以上の漢方製剤を中心に運用して喜ばれることが断然多い。
 肝・胆、膵臓系の重大な疾患の場合は牛黄製剤主体の運用でクオリティ・オブ・ライフの維持・向上に大いに貢献してきた実績が豊富である。

 但し、腹水が貯溜する段階となると、多くは楽観出来る状態ではなく、むしろ重篤なケースが多いので、遠方からのご相談はお断りせざるを得ないのが現実である。
 ご本人のみならずご家族との連絡と連携が可能な地元近辺の範囲内の方だけに限定したものにならざるを得ないわけで、それほど微妙な漢方処方の選定が必要なのである。


 なぜなら、重篤な段階で遠方からワザワザ来局願うのは無謀であり、かといってご本人との直接面談によらなければ正確な漢方相談は不可能だからである。補気建中湯を使用するよりも分消湯を主体に運用すべき病状もかなり多く、その判断を誤ると効果が激減する。
 補気建中湯が必要と思われるときでも、綿密な弁証論治にもとづいて併用すべき方剤や単味生薬の工夫というものがあって当然である。
 それほど漢方医薬学の世界は極めて綿密かつデリケートな世界であるが、同時に漢方薬局であるという立場上の保身も含まれているのは当然である。
posted by ヒゲジジイ at 00:07| 山口 ☀| 肝臓癌・肝細胞癌・肝硬変・ステージ4 | 更新情報をチェックする