2016年03月29日

ネットは便利だが、シロウト考えで特定の漢方薬を指名する人の殆どは間違っている

2009年03月29日の茶トラのボクチン(4半歳)
2009年03月29日の茶トラのボクチン(4半歳) posted by (C)ヒゲジジイ

 一部の例外を除いて指名買いの人は、ほとんどお断りせざるを得ないケースばかり。

 だからといって、もっと適切な漢方薬がありますよ、などと色気を絶対に出すことはあり得ない。

 特定の方剤を指名して来るような人は、こちらの専門知識を信頼してない証拠だから、なるべく相手にしないことにしている。

 それじゃ〜何がよいか教えて欲しいと言われても、こちらの言うことを「信用してませんよ」ということが、その疑い深い表情と目付きに現れている(苦笑。

 指名買いは他所でやって欲しいし、そのような疑り深い人達に付き合っている暇はない。

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2010年03月29日の茶トラのボクチン(5歳半)
2010年03月29日の茶トラのボクチン(5歳半) posted by (C)ヒゲジジイ

2010年03月29日の茶トラのボクチン(5歳半)
2010年03月29日の茶トラのボクチン(5歳半) posted by (C)ヒゲジジイ

2011年03月29日の茶トラのボクチン(歳6半)
2011年03月29日の茶トラのボクチン(歳6半) posted by (C)ヒゲジジイ

2011年03月29日の茶トラのボクチン(歳6半)
2011年03月29日の茶トラのボクチン(歳6半) posted by (C)ヒゲジジイ

 
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2015年04月11日

持病をたくさん抱えながら、何年に1回か訪れる顔見知りの人達

2010年04月11日の茶トラのボクチン(5歳半)
2010年04月11日の茶トラのボクチン(5歳半) posted by (C)ボクチンの母

 数十年来の顔見知りながら、持病をたくさんかかえながら、数年に1回くらい訪れる。
 まったく見知らぬ人でもないので、相談には乗ってあげているものの、どうせ続きはしないことが分かっているから、その時点の希望通りの、必要最小限の漢方薬を販売する。

 でも、気の毒な人達だな〜と思わずにはいられない。持病をたくさん抱ええているのだから、同じ漢方薬局に腰を据えて、数年以上、頑張ってみればよいのに、転々と対症療法の漢方薬を求め続けることを数十年も続けている。

 だから、一時良いときもあっても、結局は治らないばかりか、年齢を重ねるとともに、さらに病気の数を増やしている。

 昨今ではネットを利用して転々としているらしいが、中途半端な漢方知識を蓄えているものだから、全面的に漢方薬専門の医師や薬剤師に頼ることもできないらしい。

 常備している漢方薬も相当数に上るらしいが、結局は多くの持病が治ってないというのに、素人療法の限界を感じることもないらしい。

 どこそこではこんなに高価な漢方薬も飲んでいる、などと自慢話まで混じりだすと、いよいよ呆れ果てるばかり。

 こちらは忍耐の時間。
 この数々の治らない自慢話、不毛な話しに付き合うのは、それぞれ数年に1回で済むのだから、グッと我慢。

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2010年04月11日の茶トラのボクチン(5歳半)
2010年04月11日の茶トラのボクチン(5歳半) posted by (C)ボクチンの母

2010年04月11日の茶トラのボクチン(5歳半)
2010年04月11日の茶トラのボクチン(5歳半) posted by (C)ボクチンの母

2010年04月11日の茶トラのボクチン(5歳半)
2010年04月11日の茶トラのボクチン(5歳半) posted by (C)ボクチンの母

2010年04月11日の茶トラのボクチン(5歳半)
2010年04月11日の茶トラのボクチン(5歳半) posted by (C)ボクチンの母

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2015年03月22日

頑固な慢性疾患を甘く考える人達

2009年03月22日の茶トラのボクチン(4歳)
2009年03月22日の茶トラのボクチン(4歳) posted by (C)ヒゲジジイ

 頑固な慢性疾患は、甘く考えては失敗する。

 漢方相談に来られる人達は、とうぜん既に西洋医学治療で治らないからである。のみならず多くは地元近辺の漢方治療も受けて、治らない。
 それでも諦めずに、遠路はるばる漢方相談に来られる人達の多くは、諦めずに頑張り続けるから、結局は念願の安定した寛解を得られるのである。

 ところが、苦労の果て、ようやく安定した改善が得られる配合が見つかった途端に、通信販売に切りかえる訳でもなく、まったくの音信不通になる人たちの不可解。
 恐らく自己治療に切り替えているのだろうが、季節変化による再発があった場合に、どうされているのだろうか?
 
 いったん効果が出たからと言って甘くみていると、季節変化や環境変化、あるいは不摂生が祟って再発もあり得るので、そのような人達が、数年ぶりに「また伺ってよいでしょうか?」というメール相談が届くことがある。

 来られる前に、音沙汰がなかった間の治療はどうされていたのか、詳細にメールで報告しておくようにとメールを返しているが、バツが悪いのか、ほとんどのケースで、返事が来ないまま、再来どころかまったく再度の音信不通となる。

 縁なき人達としか、言いようが無い。

 要するに、効果のある配合さえ見つかれば、それで遠路はるばるやって来た目的は果たしたと考えて、こちらからの通信販売に切り替えることもなく、安易な自己治療に切り替えたつもりだろうが、もともと頑固な慢性疾患は、それほど甘くはない。

 言っては何だが、浅はかとしか言いようがない。

 来る者でも拒むことはあるけれども、去る者は絶対に追わないというのは、もとより縁が薄かった人達だと思うからである。

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2011年03月22日の茶トラのボクチン(6歳)
2011年03月22日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ヒゲジジイ

2011年03月22日の茶トラのボクチン(6歳)
2011年03月22日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ヒゲジジイ

2012年03月22日の茶トラのボクチン(7歳)
2012年03月22日の茶トラのボクチン(7歳) posted by (C)ヒゲジジイ

2012年03月22日の茶トラのボクチン(7歳)
2012年03月22日の茶トラのボクチン(7歳) posted by (C)ヒゲジジイ

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2014年04月19日

当然だが、漢方薬を効かせるにはコツがある

2008年8月22日のボクチン4歳
2008年8月22日のボクチン4歳 posted by (C)ボクチンの母

 当然過ぎて、いまさら書くまでもないことだが、しばしば〜〜病には何を飲めばよいか?という問い合わせの電話がかかる。
 こんな愚問には答えようがないことは、素人さんでも漢方薬を少しでも学べば分かる愚問中の愚問である。

 日々こんな愚問につきあっておれないから、説明するのも嫌になって、ケンモホロロにお断りする。
 ネットでも調べれば、かなりいい加減な答えが書いてあるはずである。

 さいわいにも当方に真剣に漢方相談に来られる人の多くは、その事情をよく心得ている人が多いので、弁証論治に専念することが可能となる。

 当方でしばしば相談を受けるケースでは、何年間も保険漢方や地元の自費の漢方でも治らない疾患では、意外に複雑な配合を必要としたり、あるいは通常では発想できないような裏読みにより、原因のまたその原因の原因まで追究した配合が必要だったりする。

 基本方剤の性質を熟知するのは当然のこととしても、何の方剤をどのように選択し、それに脇役の方剤の選択こそかなり重要で、中心の方剤のほうは意外に早く見つかることが多いものである。
 しかしながら、その併用方剤如何によって効果の優劣が歴然と出て来るし、難治性疾患ではさらにどのような中草薬を加味するか?という問題は実に大きい。

 また同じ方剤でも、どこのメーカーの製剤を使用するかで、実際の効果が大きくことなるケースはとても多いので、各方剤ごとの製法による選択や、配合比率の問題など、さまざまに神経質なほど配慮が必要なので、どうしても一定の相談時間が必須となるのである。

 ともあれ、昨今の地元近辺から通って来られる人達は、県外からの遠来者と遭遇することがしばしばあると、異常なほどビックらこぐのに、こちらの方が呆れ返ってしまう。
 遠来者が多いことが、どうしても信じられないらしい。

2008年8月23日のボクチン4歳
2008年8月23日のボクチン4歳 posted by (C)ボクチンの母

posted by ヒゲジジイ at 00:11| 山口 ☁| 漢方薬の素人療法は怪我の元 | 更新情報をチェックする

2012年04月29日

温清飲で体調を壊す人に荊芥連翹湯がフィットする訳がありません

ZZZZ4517
ZZZZ4517 posted by (C)ボクチンの母

【 ブログへ掲載の可否 】:転載応諾
【 年 代 】:30〜39歳の女性
【 性 別 】:女性
【 職 業 】:主婦
【 地 域 】:関東
【 お問い合せ内容 】: はじめまして、よくブログを拝見させていただいているものです。
 ご意見を伺いたく質問させていただきます。

 私は1年程パニック障害を患っております。
 血液検査でコレステロールとアレルギーの数値が高いものの他は異常が見られませんでした。

 漢方薬治療はまだ始めたばかりです。
 最初は桂枝加竜骨牡蛎湯を2週間飲んだところめまいや動悸や不安症状がかなり改善されました。

 次に桂枝加竜骨牡蛎湯に加えてアトピー改善のために温清飲を4週間飲んだところアトピーの改善はあまりみられず手先足先から血の気が引いていくような感じがするようになり、のどのつまっている感じが頻繁になり、昼間とても眠くなり、また雨の日は体調が悪くなるといった症状があらわれるようになりました。

 そして現在、桂枝加竜骨牡蛎湯と、温清飲に変わって荊芥連翹湯を飲んでいますが荊芥連翹湯を飲みだしてから、おちついていたパニックの症状がかなりひどく出たため荊芥連翹湯を飲むのをやめていますが、下痢、食欲不振、体が重いといった症状がなくなりません。

 情報量が少ないので判断が難しいかもしれませんが、アドバイスをいただければ幸いです。

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IMG_3704 posted by (C)ボクチンの母

お返事メール:

 せっかく桂枝加竜骨牡蠣湯で一定の効果があるところへ、アトピー治療の目的で出された温清飲も荊芥連翹湯もマイナス面の作用ばかりのようですね。

 荊芥連翹湯の中には温清飲と同じ成分がそのまま含まれていますので、おそらく貴女の体質には実熱を消除する黄連解毒湯や補血作用を発揮する四物湯中の地黄が合わない体質だと思われます。

 温清飲は黄連解毒湯と四物湯という二つの方剤が組み合わされたものですので、アトピーに対する漢方薬の選択について、貴女の体質にとっては明らかに間違ったものが投与されたことになります。

 荊芥連翹湯を中止しても「下痢、食欲不振、体が重い」といった症状がおさまらないということは、もともと虚寒傾向の体質が潜在していたところへ、おそらく黄連解毒湯などによって腎陽を損傷したり中焦虚寒に陥らせてしまっているように推察できます。

> アトピーの改善はあまりみられず手先足先から血の気が引いていくような感じがするようになり

とありますが、アトピーが悪化してないだけでも幸いで、明らかに清熱解毒作用の強い黄連解毒湯がまったくフィットしてない体質であることが明らかです。

 黄連解毒湯は強い熱感を伴う痒みを軽減するのに応用されますが、この方剤がフィットする体質の人は舌先が真っ赤で、舌の表面にうっすらと黄色い苔が多少ともかかっている人でなければ使ってはならない方剤です。

> アトピー改善のために温清飲を4週間飲んだところ

とあるように、アトピー治療で最初から4週間も同じ処方を続けるのはやや乱暴で、7〜10日毎に反応を確かめながら投与されるべきです。
 そうしていればもっと早めにピントが合ってないことが判明して、そこまで体調を崩されることもなく、処方の修正が能率よくなされているはずのものです。

 もしも温清飲で手足の先から血の気が引くような感じがあったと申告されているのに4週間も投与され、さらには性懲りなく荊芥連翹湯に切り替えられたというのであれば、その先生の漢方知識はチョット大丈夫なの?という疑問が湧かないでもないですが、通常は再度しっかり相談されれば、適切な漢方薬に切り替えてくれることと思います。

 今後は7〜10日毎の短い単位で様子を見てもらうべきだと思います。

 なお、現在の虚寒証的な諸症状も、適切な漢方薬で早めに治るはずですので、事と次第によっては、もっと信頼おける専門家にかわったほうが無難なのかもしれませんね。

 以上、取り急ぎ、お返事まで。

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IMG_3706 posted by (C)ボクチンの母

折り返し頂いたメール:こんにちは、質問にお答えいただきどうもありがとうございました。

 漢方については副作用が少ないと聞いていたので、まさかこのようなことがおこるとは思いませんでした。
 現在も体調不良が続いており、今まで良好だったことを考えると余計残念に思えて仕方ありません。

 今住んでいるのは生まれ育った土地ではないので地元の情報に疎く、信頼のおける専門家を探すといってもどうすればいいのかわからない状態です。

 ですが「適切な漢方薬で早めに治るはず」と言っていただいたので漢方治療を続けてみようと思います。

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IMG_3727 posted by (C)ボクチンの母


posted by ヒゲジジイ at 21:31| 山口 ☁| 漢方薬の素人療法は怪我の元 | 更新情報をチェックする

2012年04月13日

特定の漢方処方を指名する人の殆どに販売できない理由

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IMGP4243 posted by (C)ボクチンの母

 その多くはNHKの漢方宣伝番組で得た情報や、ネットで調べた途方もない漢方薬の情報だったり。

 初めての訪問者で、漢方薬の指名客のほとんどは、ネットやテレビのいい加減な情報を信じて処方を指名してやって来られる。

 そのほとんどはまるでピント外れの方剤を指名されるので、鄭重に販売をお断りするか、なかにはケンモホロロにお断りせざるを得ないケースもある。

 ネットやテレビの情報を妄信して来られるような洗脳されやすい人には、止むを得ず「取り扱いがありませんっ!」と方便を使わざるを得ない場合すらある。

 その多くは麻黄湯や麻黄細辛附子湯などの麻黄製剤や附子製剤など、シロウトに勝手に乱用されては困る方剤が多い。

 虚実中間証が出てくるようなテレビの漢方宣伝番組や、ネットを「熟読」して調べ上げた挙句に来られた人でも、処方を指名する客は当方の薬局に限っては要注意人物扱いをせざるを得ない。

 例外は、既に服用中で間違いなく良好な効果が得られているケースのみ。

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IMGP0939 posted by (C)ボクチンの母

posted by ヒゲジジイ at 14:47| 山口 ☔| 漢方薬の素人療法は怪我の元 | 更新情報をチェックする

2010年03月15日

清熱剤による氷伏というよりも過剰投与による単なる寒証の誘発と思われる

お父さんの膝の上
お父さんの膝の上 posted by (C)ボクチンの母

ブログへの転載の可否 : ブログへ転載を許可します
年齢 : 40歳〜49歳の男性
簡単なご住所: その他海外タイ国
お問い合わせ内容 : 数年前にパソコンを買い換え、その時以来急に肺熱(気管支炎)や肝火(筋肉痙攣、血圧上昇、眼圧上昇)の症状が出るようになりました(その当時はパソコンの電磁波が原因だとは気がつきませんでした)。

 1年以上も中医師のところに通い清熱薬+補陰薬の処方を受け、症状はなんとか収まりました。その時は治ったのかと思いましたが、実際にはパソコンの電磁波と体中の寒が平衡状態に達しただけのようでした。

 昨年パソコンを●●●●のものに買い換えてから時々何となく寒気を感じるようになりました。
 寒気を感じる度に補陽薬を服用していましたが、6か月程経過したときに裏寒(心→腎→肝(脊椎)→肺→脾)→表寒(皮膚)の順に、隠れていた寒が激しい勢いで表面に現れました。

 寒が急に表面化したきっかけは爪もみ療法だったような気がします。パソコンの電磁波が原因で肺熱や肝火が生じ、それを冷ますために服用した清熱薬の寒が五臓や体表の中に隠れてしまうなどということが起こり得るのでしょうか。

 中医師はパソコンを操作したこともない老齢の方で、パソコンの電磁波を原因とする症状についてはまったくわからないようです。

DSC09419
メジロ posted by (C)ヒゲジジイ

お返事メール:清熱薬の使用方法によっては、その影響によって「氷伏」を生じさせる場合もあり得ますので、

>肺熱や肝火が生じ、それを冷ますために服用した清熱薬の寒が五臓や体表の中に隠れてしまうなどということが起こり得るのでしょうか

というご質問は大いにあり得ることです。

 この「氷伏」については、小生のブログ

「氷伏」の出典を調べてきたこと

氷伏(ひょうふく)についての考察


 かなり中医学理論に堪能なご様子ですので、上記を併読されれば、きっとご理解頂けるものと思います。

 以上、取り急ぎお返事まで。

カワウの様々な行動
カワウの様々な行動 posted by (C)ヒゲジジイ

折り返し頂いたメール:ご返事ありがとうございます。
「氷伏」について拝見しましたが、私のケースとは違うと思います。おそらく私の症状は非常に稀なケース(1億人に1人?)だと思います。経験豊富な中医師ですら「そんなことが起こるのかな」という感じですから、村田先生も遭遇したことのない事例だと思います。とりあえず症状の詳細と私の見解をお伝えしておきます。

1. 五臓の各臓と体表にほぼ均等に寒が隠れていたおそらく電磁波に対する生体の防御反応だったのだと思います。寒を材料に電磁波に対する防御シールドを生体が作っていたのだと思います。清熱薬を服用するたびに生体がせっせと1年以上かけて五臓と体表に寒を溜め込んで電磁波の強さに適した防御シールドを作ったので、五臓の各臓と体表に隠れていた寒の量がほぼ同じだったのだと思います。

2. 寒が隠れていても舌証や脈証には現れなかった五臓と体表に隠れていた寒を取り除くのに、附子理中湯3週間分と人参鹿茸丸500丸を必要としました。これだけの寒が隠れていても実際に寒が表面化しなければ舌証にも脈証にもまったく寒証は現れませんでした。生体にとって寒が必要なものだったのだと思います。

3. パソコンをAtomのものに変えたら急に寒証が現れるようになった生体がせっかく作った寒の電磁波防護シールドも電磁波が弱まれば不要になります。最初は少しづつ寒の電磁波シールドを解体していたのが、爪もみ療法をきっかけに一気に寒の電磁波シールドの解体をはじめたのだと思います。

 ブログのネタにもならないような事例だとは思いますが、ご意見ありがとうございました。

驚くメジロ
驚くメジロ posted by (C)ヒゲジジイ

ヒゲジジイのお返事メール:

 たしかに氷伏というほどのおおげさな問題ではなく、単に寒涼薬の過剰投与によって寒証を誘発しただけのことでしたね。


 前回のすべてのお返事を撤回させて頂きます。

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ウミウ
ウミウ posted by (C)ヒゲジジイ

posted by ヒゲジジイ at 19:09| 山口 ☔| 漢方薬の素人療法は怪我の元 | 更新情報をチェックする

2009年02月11日

間違った漢方薬の使用について

漢方専門薬剤師による漢方薬方剤漫遊記 からの御質問メール

年齢: 40歳〜49歳
ご職業: 主婦
ご意見やご質問をどうぞ: とても参考になります。よろしくお願いします。

 風邪の症状でのどが痛い日が続いてしました。たまたま主人も風邪を引きまして病院で麦門冬湯などをもらってきていたので、うかつにも漢方の怖さも知らずツムラの29番を一包み飲んでしまいました。

 今日で2日目になりますがのどがとても乾燥して声枯れがします。どのように対処したらよろしいでしょうか。勝手なお願いですができれば早急にお願いいたします。


御返事メール: 情報内容が少な過ぎますので、お近くの漢方専門薬局でご相談するべきです。

 少なくとも風邪の初期症状で、咽喉が痛い時期には、朝鮮人参が配合された麦門冬湯を使用するには時期尚早です。咽喉の痛みが治った後に、乾燥咳だけが止まらないときに、使用する機会があるくらいのもので、咽喉が痛い時期には麦門冬湯を使用するのは間違いです。

 咽喉腫痛がある時には、多くは銀翹散製剤(天津感冒片や涼解楽など)が主体になることが大変多いものです。

 現在、まだ咽喉の痛みがあるのか? 寒気があるのか? 熱感があるのか? などの詳細な情報がないからにはメールだけで迂闊にアドバイスできない状況です。

 このようなメールで問い合わせるお暇があったら、直ぐにお近くの漢方専門薬局に駆け込んだほうが、はるかに懸命です。


折り返し頂いたメール:
早速のお返事ありがとうございます。お忙しいところ恐れ入ります。

 病院で薬は処方されることが多く、漢方専門薬局は日ごろ利用してなく考えが及びませんで失礼いたしました。よく内容も把握せずご質問のみ急いでしまって申し訳ございません。

 現在はのどの痛みだけです。すごくこの薬を飲んだことで乾燥と声のかれで不安になっていたので後先も考えずご質問しまして、ご迷惑おかけいたしました。

 ご親切にありがとうございました。とり急ぎお礼まで。


posted by ヒゲジジイ at 18:23| 山口 ☀| 漢方薬の素人療法は怪我の元 | 更新情報をチェックする