2007年09月20日

詳しくはホームページを御覧下さい!

 実に便利なご挨拶である。
 詳しくはホームページを御覧下さい!
 最近のテレビコマーシャルは、どこか変だ。どこが変かと言えばコマーシャルの最後に、はんこで押したように「くわしくはホームページで」という決まり文句だ。

 すると、パソコンを使えないお年寄りや中年世代の一部、さらには家庭に一台もパソコンを置いてない人たちは、完全に切り捨てるつもりだなっと気が付く。

 結構残酷な世の中になったものですね。インターネットを利用できない人は、もはやコマーシャルの対象とは見ていないのだろう。

 どうせ若造が作るコマーシャルだろうから、パソコン・インターネットを利用できない人もいる現実というのは、きっと「想定外」のことに違いない。

 昨今毎日、テレビを見ていると、繰り返し聞かされるこの言葉「詳しくはHPで!」というのが、不快な捨て台詞に聞こえてしようがないのである。
 という迷評論が 非常識な「常識」を覆す というブログの中の記事 詳しくはホームページで に記載されている。

 しかしながら、発想を転換すれば我が薬局でも使えるセリフで、毎日何度もかかる奇妙な問い合わせのお返事としては打ってつけの、詳しくはホームページを御覧下さい!なのである。

 「保険はききますか?」
 「保険証を持って行ったら、みてもらえますか?」
 「電話相談で漢方薬を送ってもらえますか?」

 休日であってもお構いナシの電話で受話器を取った瞬間から、とうとうとご自身の症状を捲くし立てる。まともな挨拶も何もあったもんじゃない。
 ナンセンスなお問合せ電話が日々絶えないのである。
 だから、詳しくはホームページを御覧下さい!

 イヤ〜〜〜っ、実に便利な言葉ですね〜〜〜手(チョキ)

2007年08月07日

ナンセンスな質問電話「保険はききますか?」

2007年6月22日のボクチン(3歳)
2007年6月22日のボクチン(3歳) posted by (C)ボクチンの母

 先月の7月18日に、このブログとメインサイトを更新して
※初めての場合はお電話やメールだけによる漢方薬の販売は行っておりません。
※お電話での漢方相談は、直接来局されて御相談後に漢方薬購入歴があれば、必要に応じて御利用できます。
という文言を挿入しただけで、ここ半月以上、奇跡的にナンセンスなお問合せ電話が激減した。

 その7月18日のブログは、大切な常連さんの電話を邪魔する不毛な電話攻勢の毎日 というタイトルで愚痴った後に、このブログと上記のメインサイトに同様の趣旨の文言を追加したお陰で、覿面に効果が出たのだった。(そのかわりにGoogleやYahoo!の検索順位が下落する附録が付いてしまったが・・・苦笑

 昨日は、ほんとうに久しぶりに、
 ネットでみましたが、冷え性に効く漢方薬はありますか? 保険はききますか? という電話での久しぶりの珍問。
 この「保険はききますか?」という愚問というか珍問といおうか、このようなナンセンスな質問をされること自体、一般常識の欠落した人として判断せざるを得ない。
 別の意味でならヒゲジジイも一般常識が欠落していると言えなくもないが(たとえばブログに本音を書き過ぎるという点など)それとこれとは別問題である。

 漢方薬局に向かって保険はききますか〜〜? はないだろう。
 これまでにも再三再四、説明して来たことだから、イマサラ書く気にもならない。
 みなさん保険のきく漢方薬で治らないから、止むを得ず出費覚悟で来られてるみたいですよ〜と、漸く抜歯の化膿が回復した女性薬剤師が、うまくかわしていたようですけどねっ。

 今回は逆切れされずに済んだみたいで、ホッとしてましたよ〜〜〜クワバラ、くわばら

2007年6月22日のボクチン(3歳)
2007年6月22日のボクチン(3歳) posted by (C)ボクチンの母

2007年07月18日

大切な常連さんの電話を邪魔する不毛な電話攻勢の毎日

 連休明けの二日間もやはり不毛な電話攻勢に泣かされる。
 大切な常連さんの電話も連続入ってくる中、お気楽な数々の迷惑電話は毎日尽きることがない。

 くだらぬ問い合わせや、人をおちょくっているような舐めた物言いの問い合わせに、誰が真面目に答えてあげますか?
 ここまで薬剤師は舐められる存在か?
 ま〜〜〜、近頃は病院でさえ「患者様」などと倒錯した敬語法を用いるようになったから、医師が患者様から暴言や暴力を振われるという信じられないツケが回ってきたようだ。
 
 医師に対してもそうであれば、巷の漢方薬局風情はさぞや石コロくらいの蹴飛ばしたい存在でもあるのだろう。
 それにしてもあまりにも人を舐めた物言いの女性が多すぎる。
 電話の応対をする女性薬剤師に「そんなクダラン電話なら切ってしまえ!」ど怒鳴ることも珍しくない。

 こちらは大事なだいじな常連さんやお馴染みさんの、トッテモとっても大切な電話が次々に入って来るので、馬鹿げた質問やお高くとまった連中の電話に付き合っているヒマなどないのである。

 中には子宮内膜症・卵巣嚢腫等の改善の目的で極めて順調に経過していた人が、いつの間にか音信不通になっていた人から(後で相談カードを見ても顔すら思い出せない)突然の長距離電話で、その後めでたく結婚して妊娠したものの現在、切迫流産のおそれアリと安静中の身であり、当方から勧められていた安産用の漢方は、医師から漢方薬にも副作用があるからダメだと禁止されたので、飲まなかったのを後悔しているとのお話し?

 ところが、話の気配からはその後はネット通販で各処方を手に入れていた模様である。一年半もブランクがあれば、当方ではチンプンカンプンになっているから、緊急を要する状態になって遠方からトヤカク質問されてもピンと来ないので、現在購入されているところで相談して欲しい、いまさらアリガタ迷惑なことだと内心思っていたが、そちら近辺に転勤になったから直接伺いますと一方的な話に何がなんだかハトが豆鉄砲を食らっているような女性薬剤師の惚け面(ボケヅラ)がいかにも漫画チック。

 これなども多忙な時間帯では、ほんとうにおとしか言いようがありませんね。

2007年07月14日

切迫した状態で半ば強引に依頼されても不可能なものは不可能

 薬局だからこそ絶対に出来ない相談もある。
 切迫した進行した状態で、突然に電話で依頼されてもまったく不可能である。
 ご病人は到底足を運べる状態ではなく、しかもまったく初めての患者さんで超遠方の御家族からのご依頼である。

 このような緊迫した状態の御相談が、今週には常日頃以上に驚くほど多かったが、すべてお断りせざるを得なかった。もちろん深刻な状態だけに、お断りせざるを得ないのは慙愧の念に耐えないが、不可能なものは不可能なのである。
 
 突然、薬局に来られて御家族のお一人が末期状態で西洋医学治療の限界を迎えている苦衷を訴えられる。しかも御家族それぞれのお考えも右と左に分裂して意見が異なる状況下である。
 当方にはもっと早い段階から御本人みずからの意志で、みずからの足で来られている人以外は、漢方薬局という性質上、切迫した状態の「藁(わら)でも掴む」おつもりの状況では、すべてお断りせざるを得ない。
 当方は救急病院ではないし、ましてや断じて藁(わら)ではない。

 直接来訪されるご家族ばかりではない。電話攻勢の夜討ち朝駆けもある。電話相談だけではどのような事情があろうとも、断じてお薬はお分けできないと事を分けてご説明しても、涙ながらに訴えられる。
 ましてやそこまで急迫した状態で、しかも関東方面の患者さんをどうしろというのだろうか?
 
 このような深刻な電話に混じって、耳鳴りを電話相談で治して欲しいなどど、実にお気楽な電話相談まで混じる始末。
 仕舞いには土曜日の閉店後にも、切迫した涙ながらの電話相談依頼のまったく不可能な要求をなされるこれまた関東地方からの依頼である。
 ここまで来ると、当方とて心身ともに臨界点に達して、永久に薬局を止めてやろうかという気になってしまう。

 皆さん深刻な状況だからといって、そのような切迫した状況下で病院でもない漢方薬局に、しかも関東方面から本州最西端に電話相談だけで、しかも主治医の紹介状もなしに、まるで過去に何のご縁もなかったご家族に、どうして魔法のような奇跡を起こせと言うのだろうか!?
 追い討ちかけて今度は上記のご家族の別の人から、混雑必至の17日に再度電話をかけると書かれた主旨のFaxが入る始末。

 病状が深刻であればあるほど水戸黄門の印籠を得たとでも言われるのだろうか?
  このような理不尽な要求に、こちらの方がノイローゼになって寝込みそうだ。何と物の道理の分らない人々の多いことか?

 「お宅で親戚の者がプロポリスを買って・・・」というトンでもない言いがかりをつける電話がまた閉店後にかかる。
 「とんでもない、当方にはプロポリスなんて置いてもいませんぜ〜〜っ!」
 ゴネられる前に先手を打って答えるや否や、バシャン!と無言のまま電話を切られる。これが、我が日本国の現状である。
 学校の給食費も払わない不遜な親達が跋扈する平成のニホンは、もはや日本ではナイ。
 今にカルタゴのように滅びるだろう、亡びるがよい。

 今度、アガリクスを買ったなんぞという言いがかりをつけられたら、きっとプッツンするだろう。
 プロポリスもアガリクスも体温計もオブラートでさえも、まったく取り扱いなし。

2007年05月15日

病院で精神的なものが原因と言われた蕁麻疹は漢方薬では治らないでしょうね〜〜〜?という強く同調を促すお問合せの電話

 午後六時、薬局を閉じた後にかかったお問合せの電話。スタッフは全員(と言っても約2名だが)、1日の疲れがグッタリと出ている。

 この時間帯にかかるお問合せは、相変わらずいつものジンクス通りの内容だった。

「蕁麻疹で病院に通っても治らないんですが、精神的なものの場合は漢方薬では治らないでしょうね〜〜〜?」
「そうおっしゃる場合は、治らないかもしれませんね〜〜〜」

 治らないでしょうね〜〜〜という風に強く同調を促されれば、夕方6時以降の疲労の極限に達している時間帯である。思わず反射的に同調してお電話を早く切り上げてしまうのであった。

 実は、こういうお問合せ電話のやりとりは疲れてない時間帯であっても五十歩百歩の日常茶飯事。

 さらには!
「お宅の漢方薬は保険はききますか?」
 というお問合せはどこかから必ず毎日のようにかかって来る。病院と薬局の区別がつかない馬鹿な人達だ。病院の漢方と同列に置いて欲しくないもんだ。

 もう、今後はこんな役にも立たないブログしか書けないかもしれない。どうしてこんなにトウヘンボクなんだろう? これも一種の病気と言えば云える。(やっぱり今日は疲れている

 でもね〜〜〜っ、ひとつだけ断言できることは
「●●●は漢方薬では治らないでしょうね〜〜〜〜?」
 という類の質問を受ければ、強く同意を求めているものと受け取って、その意向に同調してあげるのが日本人的曖昧なマナーであるから、たとえどのような得意分野の病気であっても、相手の意に沿うように
「きっとダメでしょうね〜〜〜」
 と必ずや同調してしまうこと請け合いである。 
 何せどうしようもなく気が小さいんだから〜〜〜〜っ!


ラベル:奇妙な電話

2007年03月25日

最近頭に来ること(笑)

哲学の煙の発生源

 電話でのお問合せに多いことだが、またネットを見て直接来局される人にも多いのが、予約制でないことに不満を漏らされる人が多いことである。

 また、直接来局された人に到っては最初だからたっぷり相談時間を何時間も取ってあげているのに、これまで行っていた漢方薬局や病院では予約制でも待っている人が多かったが・・・言外にアンタとこ大丈夫〜〜〜?といった風情で怪訝で不安そうな顔がうかがえる。

 だったらそこへ戻ったら、とヒゲジジイは当然ノタマウのである。じゃ〜〜〜何のためにこの気難しいヒゲジジイの所にやってきたんだよ〜〜、ヒゲジジイは腕が悪いからタップリ時間をかけないとなかなか適切な漢方薬の配合を見つけ出すことが出来ないんだから、人気のあるところで治らないからって、ワザワザこんな田舎までやって来てもらわなくたって結構だよ! さようなら

 一方では、運悪く混雑しているタイミングばかりに来られる人達は、近くに喫茶店があれば繁盛するのにね〜〜^と、ご冗談でしょう(笑)

 予約制にしたら、特別な相談があって話し込みにやって来られる十年以上の常連さんたちが困るのである。
 新人さんに安易な気持ちで気軽に来られては困るが、気心の知れた常連さんには、気楽にいつでも来て欲しい。

 常連さんこそ、愚鈍でのろまな、考え込んだら百年目のヒゲジジイ流の漢方の価値を認めてくれる人達だから、昨今、(急速に増えている)いつ止めるとも分からない新人さんよりも、はるかに大切な人達なのである。

 ところで腕の悪さにかけては自慢ではないが、(もとは病気の問屋さんだった)現在四十代の常連さんで、当時、他の漢方専門薬局でどうしても治らないからと村田漢方堂薬局に来られたのはいいが、ヒゲジジイがどんなに頑張っても3年間、ほとんど効果が出ず、振り出しに戻ってようやく効果が出始めて今ではとても元気になられているが、この方が最高に効かなかった期間の最長不倒かもしれない。
 それでも諦めずに頑張ってくれたお陰で、複雑な配合ながら3年目にして安定した効果が出るようになり、常に臨機応変の複雑な配合変化を繰り返して、気がついたらとても元気になるのと同時に不動の常連さん、不動のファンとなられていた。こんなに腕が悪いのにね〜〜〜っ 
 今では女性薬剤師ととても気心の知れた仲良しである。

 このブログを続けるのも好い加減厭きてきたので、ヒゲジジイの腕の悪さ自慢ブログに変えて「そして誰も来なくなった」としたら、さぞや皆が喜ぶことだろうなぁ〜〜〜 呵呵大笑!

 実はとうとう57歳の誕生日を迎えてしまったので、かなり人生に投げ遣りになっているかもパンチ

2007年02月10日

漢方相談の予約制ありやなしや? という御質問が毎日続いているが・・・

 今に始まったことではないが、遠近様々なところから予約制ですかという御質問がここのところ毎日続いている。予約制ではありませんとお返事するばかりだが、これらの方は決まってネットサーフィンで村田漢方堂薬局サイトに寄り道した人達のようである。

 ところが、予約制でないのに安心したのか、落胆したのか、軽く見たのか、予約制の問合せをした人に限って、実際にはほとんど直接やって来られることがない。

 昨今の新人さんは不思議と予告なしに、お問合せなしに直接やって来られるひとばかりで、半数はネットサーフィンで村田漢方堂薬局を知ったという人達だが、半数は当方の漢方で治ったあるいは治りつつある人達によるご紹介である。
 
 だから昨今、お電話でお問合せするような方の場合、9割は実際には来ない人ということになる。まあ〜〜〜お電話でお問合せされると、どうしてもややお断り口調になるトウヘンボクなスタッフでありヒゲ薬剤師でもあるから、結果的に9割はお断りしている勘定となる。

 予約制にしない理由は数々あるが、もし予約制にした場合、第一に断りなしにすっぽかされたり、あるいは時間通り来られないとヒゲジジイの性格上、イライラする。

 第二に、お一人にかける時間はまちまちで、30分で終わる場合もあるが、初回の場合は多くは最低でも1時間、出来れば二時間くらいかけたいからである。二泊三日で来られた人の多くは、連日2〜3時間かけることはザラである。遠方から日帰りで来られた人には、数時間以上かける。
 遠方の人は再々は来られないのだから、十分に時間をかけて、その後はほどほどのピントがあうまで10日毎のメール相談や電話相談に切り替える。

 昨日みたいに五人が重なった時は、新人さんと3回目の人には待って頂いたが、常連さんは女性薬剤師が応対してヒゲジジイは先客の常連さん御夫婦の御相談に専念していた。
 
 このように重なった場合でも、かなり能率よく常連さんの場合は承知してくれている事態だから、多くは女性薬剤師の対応で可能である。
 新しい人やまだ回数が浅い人にこそヒゲジジイがない頭を振り絞ってみっちりと時間をかけている。

 要するに予約制が嫌いな理由は、もともと完全癖のある神経質なジジイであるから、予約時間を断りなしにすっぽかされたり遅れたりされると、リズムが大いに狂ってロクナことはないからである。 突然に新しい人が来られても、ご相談者が漢方に賭ける気持ちで本気である限りは、もともとこちらは「即興詩人」であるから決して困ることはない。

ラベル:予約制 迷惑電話

2007年01月19日

薄気味悪いお問合せの電話

オシロイバナの雌蕊と雄蕊
オシロイバナの雌蕊と雄蕊 posted by (C)ヒゲジジイ

 昨日などは、やや高齢の新人さんの御相談に乗っている最中の夕方、健康食品会社を名乗る女性が●●●●●をお飲みになったことがありますか?と中年女性の声で、その●●●●●なるものを勧誘しようとするのである。

 たまたま受け付けの女性薬剤師が店頭で少なくなった漢方製剤の補充を取りにいなくなっていたので、ご相談者に待ってもらってヒゲジジイが応対に出た電話であるから、「健康食品の勧誘を仕事中の薬局にかける人がありますか!?」とやや強く詰ってやると、敵もさるもの「そんな事、私が知るわけないじゃないですかパンチ!!!」と居直るのだから大した度胸だ。

 ところで本日の午前中から、リウマチのお問合せのやや高飛車な物言いの中年過ぎの女性で、「お宅は煎じ薬は1日分いくらですか?」というお問合せである。

 当方では長年の経験から、煎じ薬という剤型にこだわる人に限って、長続きしないのをよく知っているので、「エキス剤の顆粒状のものや錠剤を組み合わせるのが主体です」と受け付けの女性薬剤師がお答えすると、「あっ、そう」でお電話は終わった。

 そもそも、体質も病状も分からない段階で1日分がいくらだなんていえるはずが無いだろう、と思うのだが、実を言えば古方派の時代は、1日分の煎じ薬代が300円の時代や、500円の時代があったが、今思いかえせば、とんでもないことをやっていたものだと反省される。

 リフォームの仕事だって調査後に見積もりを出すのが通り相場なのに、体質も病状も分からないうちから1日分の価格設定をするのには、あまりにも無理があった。だから、一つの病気が治ってくると、腰の薬も序に入れてください、食欲がつく薬も加えてもらえますか、と要求がエスカレートして、採算がまったく合わないことになって、仕事を辞めようかと思ったこともあるくらいだ(笑)。

 といっても、あれがやれたのは単方中心の古方派時代だからやれたことで、中医学理論を導入した中医漢方薬学では、とうてい1日分を固定的に決めることは出来ない。
 
 しかしながら、面白いことに関節リウマチなどは運が良いと(半数くらい)は、月額換算して1万三千円以内で緩解する人が多いのだから、1日分500円よりも安上がりで煎じる苦労もないのだが、先のお電話の女性のように、素直に教えを請うという態度が皆無だから、値段によっては買ってあげるかも知れないよ、という雰囲気で問い合わされたって、それだけで当方は内心「さようなら」と思っていることを知る由もないことだろう。

 ここでようやくタイトルの話に辿り着いた。

 次にかかった電話は関東から若い女性である。

 「一般の人にも小売されるのですか?」ときた!

 「当然ですが、但し一度は直接来られない人には販売できませんよ」と女性薬剤師。

 「やっぱり小売されないんじゃないですか〜〜〜!」
 と、何とも薄気味悪い意味不明な電話はそれで終わったのだった。

オシロイバナの雌蕊と雄蕊
オシロイバナの雌蕊と雄蕊 posted by (C)ヒゲジジイ