2024年05月01日

不思議と鷹揚な性格の人が多いらしい「糖尿病」の人達

 不思議なことに、漢方薬類で確実に効果が出ているというのに、あるいは「出たから」というべきか、中には運用く即効に近い効果が出ていても、数年も経てば、いつのまにか中断してしまう人が多い「糖尿病」の人達。

 糖尿病の怖さは、様々な疾患に連動しやすいというのに、すなわち神経障害、網膜症、腎臓障害、動脈硬化など、中でも腎不全を誘発して透析が必要となるケースが多いのは無視できないはずで、透析患者の4割以上が糖尿病が原因である。

 長年観察するところによると、肝臓疾患の人達はやや神経質で厳格・真面目な人が多かったので、ウイルス性肝炎の治療薬が西洋医学で開発されるまでは、漢方薬類を熱心に続ける人が多かったが、糖尿病の人達は、性格がやや鷹揚というか、深刻さに欠ける部分があるのかもしれない。

 要するに、我が薬局では数十年以上の常連さんがとても多いのだが、不思議なことに、糖尿病の人達では、一定の効果が出たところで中断してしまったケースがほとんど。

 他の疾患の人達では、明らかな効果があったことから漢方に嵌って、数十年以上の常連さんになったケースとは大違いである。

 糖尿病は漢方が得意とするところであるというのに、実に不思議なことである。
応援したくないアンチの人が多いですね


茶トラのボクチン(ほとんど6歳) posted by (C)ボクチンの母
ラベル:糖尿病
posted by ヒゲジジイ at 23:48| 山口 ☁| 糖尿病 | 更新情報をチェックする

2022年05月26日

糖尿病は我が漢方サポートの超得意分野なのだが・・・

 様々な肝臓疾患は、西洋医学における優れた治療薬が開発されるまでは、漢方薬が大活躍していたが、皆さん熱心に続けられるので大変成績がよかった。

 それに引き換え、現代の国民病「糖尿病」に関しては、優れた効果を発揮する方法を伝授して、ほぼ全員に期待通りの効果を発揮するのが常であるが、一定の効果が出ると、不思議と多くの人は長丁場に耐えられないのか、服用が途切れ途切れになったり、あるいは突然無音となり、数年後にかなり悪化して様々な合併症を伴って、久しぶりに再来されることが多い。

 糖尿病により派生する様々な合併症は多岐に亘る怖さを自覚されない人が多いのか、一定の効果があった時点で、服用が杜撰になるのは大変もったいない話。

 様々な合併症が出るようになって、慌てて再来されても、さらに併用薬が増えるばかりで、経費的にはそれに耐えられず、飲酒や好きな食べ物が我慢できないと、完全に漢方薬の服用を止めて、腹を括った人もいるのだから、止むを得ない。

 糖尿病の怖さを知る一部の人達は、ちゅうど悪性腫瘍で熱心に続けられる人達と同様に、何年にもわたって続けられるので、ほとんど根治といってよいほどの結果が得られている。

 ありきたりな話だが「継続は力なり」ということである。
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2010年5月26日のボクチン(6歳)
2010年5月26日のボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母
ラベル:糖尿病
posted by ヒゲジジイ at 08:27| 山口 ☁| 糖尿病 | 更新情報をチェックする

2018年06月29日

総じて医師任せにするのは危険な時代

2012年6月29日の体調をひどく崩した茶トラのボクチン(8歳)
2012年6月29日の体調をひどく崩した茶トラのボクチン(8歳) posted by (C)ボクチンの母

患者さん自身の提案によって中止された血糖降下剤。

 しばしば遭遇するケースで、病院で投与される血糖降下剤だけでは、もうひとつ下がり切れなかった人達。

 漢方薬類を併用することで、漢方薬類だけでは決して血糖を下げ過ぎることはないものの、従来続けていた血糖降下薬は一方的に下げ過ぎてしまうので、HbA1c(ヘモグロビンA1c)が6以下になりそうな時点で、主治医に休薬の相談をするように強くアドバイスしている。

 最近も転移癌を合併している人で、定期検査で5.8→5.4に下がってきた人は、それでも医師が従来通に血糖降下薬を投与されようとするので、患者さんみずから、そろそろ中止したほうがよいのではないか?と相談したところ、それでは今回は出さないでおこうということなった。

 このまま医師にまかせて血糖降下剤を続けていたら、早晩低血糖発作を引き起こして、救急車で運ばれかねない危険性があった。

 いつの時代もそうであるはずだが、患者さんも賢く立ち回らなければ、自身の命を守れない。

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2012年6月29日体調を崩した茶トラのボクチン(8歳)
2012年6月29日体調を崩した茶トラのボクチン(8歳) posted by (C)ボクチンの母
posted by ヒゲジジイ at 11:38| 山口 ☔| 糖尿病 | 更新情報をチェックする

2018年06月24日

一般的な糖尿病は、真面目に続ければ漢方薬類のみでコントロールできるのだが・・・

2009年6月24日の茶トラのボクチン(5歳)
2009年6月24日の茶トラのボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母

 以前、救急医療の専門医の先生が、真面目な医師ほどHbA1cが6以内にしっかり治めようと、血糖降下剤やインシュリン投与を続けられるが、このために急な低血糖を生じて、救急車で運ばれて来ることが年々増え続けているという、やや皮肉っぽい表現ながら、警告されている記事を読んだことがある。

 とはいえ、通院治療ではなかなかHbA1cが下がらず、漢方相談に来られる人達では、相対的に女性達は真面目に続けられるので、遅かれ早かれ、血糖降下剤も、インシュリン投与を受けていた人達でさえも、いずれは不要となって漢方薬類だけでコントロールできるようになる。

 漢方薬類だけでは、どんなことがあっても、低血糖を生じることはあり得ないので安心だが、当初は血糖降下剤などと併用せざるを得ない時期があるものの、HbA1cが7以内になりはじめると、とりわけ6以内となれば以ての外であるから、早急に主治医に休薬の相談をしてもらって、急な血糖降下による事故を未然に防ぐように進言して、いずれも成功している。

 ところが、男性になると、総じて女性に比べて、理屈っぽい割には、真面目に続ける人ばかりとは限ない。

 これは糖尿病に限らず、他の生活習慣病の人達に言えることで、真面目な女性達に比べて、男性の好い加減さが目立つ昨今、だから男性が相対的に長生きしにくいはずである。

 かく言うヒゲジジイは昨今、「練乳かき氷」という氷菓子に夢中になり、毎日、恥ずかしくて人に言えないほど食べ過ぎては、藿香正気散を常用する始末。

 氷菓子の過剰摂取は、身体に最悪であると分かっていても、これがやめられないとはいえ、もしも同様な悪事を働いている漢方相談者がいれば、とうぜん職業柄、厳重注意を与えることは必定で、これは個人生活と仕事上は、まったくの別問題という訳で、そこには矛盾というものは皆無である(呵々。

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2009年6月24日の茶トラのボクチン(5歳)
2009年6月24日の茶トラのボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母
ラベル:糖尿病
posted by ヒゲジジイ at 15:57| 山口 | 糖尿病 | 更新情報をチェックする

2016年06月01日

甘党の糖尿病の患者さんたちは 『希少糖』 を使うとよい!

2011年06月01日の茶トラのボクチン(7歳)
2011年06月01日の茶トラのボクチン(7歳) posted by (C)ヒゲジジイ

 さきほどNHKでも紹介していたが、糖尿病で甘いものが止められない人は、希少糖を使えばよい。

 あらゆる料理から菓子類に至るまで、一般の砂糖を使用せずに、この 『希少糖』を使用すれば、糖尿病に悪影響する糖分をかなりブロックできると言われる。

 また、通常の糖分を摂らずに希少糖だけを使用するようになれば、糖尿病に有効だけでなく、ダイエットにも有効といわれる。

 但し、通常の砂糖類に比べて、数倍は高価なものであるが、背に腹は変えられぬだろう。

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2011年06月01日の茶トラのボクチン(7歳)
2011年06月01日の茶トラのボクチン(7歳) posted by (C)ヒゲジジイ

ラベル:希少糖
posted by ヒゲジジイ at 07:40| 山口 ☁| 糖尿病 | 更新情報をチェックする

2010年10月15日

嬉しいお便り:糖尿病が治癒に向かってまっしぐら(笑

メジロのボクチン
メジロのボクチン posted by (C)ヒゲジジイ

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年齢 : 40歳〜49歳の女性
嬉しいお便り続報:  村田先生こんにちは。

 電話の工事お疲れ様でした。昨日患者さんが少なかったようなので、今日はお忙しいのではないでしょうか。
 前回伺ったとき、お待ちの方がいらっしゃるのに気付かず、長い時間お手間を取らせてしまいすみませんでした。次の方をお待たせしてしまい申し訳なく思っています。

 昨日病院で検査をしましたら、HbA1cが5.4に下がっていました。主治医の先生が「10.8から半年足らずで健康な人とかわらない数値になるのは珍しいですよ。」と言って不思議そうな顔をされていました。
 ケーキやお饅頭など間食を結構摂っていたので、数値が上がっているのではないかと検査結果を聞くまで内心ヒヤヒヤしていました。

 内服薬は念のためということでもうしばらく続けますが、食事は普通に摂っていいそうです。半年前に先生がおっしゃって下さったように、薬を飲まなくてもいいようになりそうです。

 ここ数年、重病ではないのですが幾つか持病があって気分がすぐれず、憂鬱でたまりませんでした。今年の年明けに十数年ぶりに村田漢方堂に伺い、先生に処方して頂いた漢方薬を飲むようになってすぐに、体調が良くなっていくのが実感出来ました。先生と出会えたことに本当に感謝しています。

 先生は女性が漢方薬を飲んで若返ったとおっしゃいますが、先生も奥様も以前とお変わりになっていらっしゃいませんよ。先生ご夫婦は若さを保っていらっしゃるのですね。
 また伺いますので、お忙しいときは追い立てて下さい。

おっとりしたキジバト
おっとりしたキジバト posted by (C)ヒゲジジイ

お返事メール: ご連絡ありがとうございます。
 その後も順調に経過しているようで何よりです。

 お陰さまで昨日は来客も少なく、何とか工事を終えることができました。でも、本業が多忙な日よりも気疲れで、本当にぐったりしてしまいました(苦笑。

 昨日の皺寄せで、常連さんの電話や今日は朝から近畿地方から泊りがけで来られているご相談者をはじめ、常連さんやお馴染みさんが続いて昼下がるまで息もつけないほどでしたが、昨日の疲れよりも遥かにマシでした。
 それはともかく、

>ケーキやお饅頭など間食を結構摂っていたので、数値が上がっているのではないかと検査結果を聞くまで内心ヒヤヒヤしていました。

というお話し、これは頂けませんねっ(苦笑。

 糖尿病には食事制限は欠かせない重要課題です。これで安心して同様にお菓子類を続けると、元の木阿弥になっては大変です。せっかく十歳以上も若返っているのですから、飲食の内容にも十分に注意して下さい。

 なお、次の人が待たれていても、来られる皆さんは順番をお待ちすることは覚悟の上で来られている人達ばかりですので、必要な御相談には次の方をお待たせすることがあっても当然ですので、お気遣いは不要です。

 中には数年くらいで常連風吹かしてありがた迷惑な人もおられる中、以前から来られていた人ほど、このようにお気遣い下さるので、こちらの方が却って恐縮致します。

 ありがとうございました。

のんびりと上空を飛翔するトンビ
のんびりと上空を飛翔するトンビ posted by (C)ヒゲジジイ

ラベル:糖尿病
posted by ヒゲジジイ at 18:56| 山口 ☁| 糖尿病 | 更新情報をチェックする

2010年08月10日

糖尿病に対する弁証論治が的確にヒットしたときの漢方薬の速効

蝉を獲るスズメさん
蝉を獲るスズメさん posted by (C)ヒゲジジイ

著効例のご報告:東海地方の内科医師

 甘草成分の入っていないエキス製剤にしてから血圧はまあまあです(120/80台)。

 本日は個人的に驚嘆せざるをえない症例がありましたので、まずは村田さんへご報告までと思いメールしました。村田さんとしてはあたりまえの事例かもしれませんが。

 63歳の男性です。数年まえからの糖尿病の患者さんです。
 ひさしぶりにのどの乾燥、体重減少、などが著しく当クリニックを受診なさいました。尿糖もしっかりと陽性でみるからに入院適応のある糖尿病でした。
 すぐさま近隣の総合病院へ当日入院となり高血糖の管理などが始まったそうです。入院当初HbA1c が15以上あったそうです。入院下の血糖管理によって退院されました。

 私としては総合病院の糖尿病科でフォローされるものとばかり思っていたのですが、なんと、紹介状を持参して再診なさいまさいました。
 紹介状には内服内容と退院時のHbA1cが記載されていました(13.4)。そして「もし血糖管理が安定しないようでしたら再度ご紹介ください。インスリン導入が必要となるでしょう」とも記載がありました。

 私としては、再度入院の紹介の時期までのツナギとして診療すればよい、と判断し、一応、診察の上、六味丸合麦門冬湯合黄連解毒湯と茵陳蒿湯を処方しました。くわえて、糖尿病科の先生からの投薬もそのとおりに行いました。

 2週間あとに再診されました。患者さんいわく、「最近体調がすごくよい。尿もすくなくなり、のどの渇きもなくなった」とのことでした。血糖が低下していると思い、検査の指示をだしました。

 数日して検査結果が返ってきて、結果をみてびっくりです。なんとHbA1cが7.9に低下していました。このレベルはごく軽度のものです。なにより、この6週間くらいでHbA1cが13以上から7.9まで改善するというのにびっくりしました。

 漢方薬おそるべし!という思いでした。

 このような事例は他にもいっぱいあり、村田さんもご存知なのかもしれませんが、ブログのネタにでもと思いましてメ−ルしてしまいました。

蝉を獲るスズメさん
蝉を獲るスズメさん posted by (C)ヒゲジジイ

お返事メール:貴重なご報告ありがとうございます。

 こちらでもHbA1cが10以上という人はしばしば遭遇しますが、さすがに13以上という人にはお目にかかったことがありません。
 ご報告の症例、実によく奏功されてお見事、これが漢方薬がフィットした時の速効性ですね。

 既にインシュリンを常用されながら、視力障害や腎不全を合併して透析を免れるために漢方薬を常用されておられる人、心筋梗塞を併発して退院後、合併症の併発予防も兼ねて漢方薬を利用される人など、糖尿病では合併症の恐さが付き纏いますので、おのずから漢方薬治療では併用方剤が増えやすい傾向にあります。

 既にインシュリンを常用されていても、漢方薬を併用しはじめて、内服薬に切り替えることが出来た人や、最終的には西洋薬が不要になって漢方薬だけでコントロール可能になった人など。
最近も来週くらいにはインシュリンから内服薬に切り替えることになった女性もおられます。

 ご報告の配合処方の内容からは熱証の体質傾向が強い男性と思われますが、世間では六味丸を投与すべきときでも、何とかの一つ覚えの八味丸が投与されるケースが多い中、マニュアル漢方とは一線を画するところが実に愉快です(笑。

 また茵陳蒿湯が投与されているのはきっと多少とも黄膩苔を認めることと存じますが、これ(茵陳蒿湯)一つあるだけでも糖尿病による腎不全を未然に防げる可能性も高まるものと思います。

蝉を狙うハシブトガラス
蝉を狙うハシブトガラス posted by (C)ヒゲジジイ

蝉を狙うハシブトガラス
蝉を狙うハシブトガラス posted by (C)ヒゲジジイ

蝉を獲る寸前のハシブトガラス
蝉を獲る寸前のハシブトガラス posted by (C)ヒゲジジイ

蝉を獲ったハシブトガラス
蝉を獲ったハシブトガラス posted by (C)ヒゲジジイ



ラベル:糖尿病
posted by ヒゲジジイ at 22:25| 山口 ☁| 糖尿病 | 更新情報をチェックする