2006年3月26日のボクチン(1歳半) posted by
(C)ボクチンの母 前回のブログ
2013年08月18日 対人恐怖症・視線恐怖症のご相談の続き
折り返し頂いたメール:お返事ありがとうございました。
> 辛い症状にお悩みのご様子、察して余りありますが、一年も漢方薬を続けられて何の効果もないのは精神面の大転換が必要なのだと推察いたします。
漢方薬の効果は、主訴以外の点には、少なからず感じています。
しかし、肝心の主訴に関してはあまり変化ありません。
確かに、精神的に鍛える必要があるかと思います。
> ところで、当方の苦手分野と書いたのは統合失調症や小児や子供さん達の対応であると記した記憶はあるのですが、対人恐怖症や視線恐怖症の原因が統合失調症の場合はやはり不得意分野となります。
> ナゼ不得意かといえば、当方は病院では無いので、漢方薬の利用者にもみずからしっかり観察して漢方薬の使い方を少しずつ学んでもらって自身でもある程度は漢方薬の運用ができるようになってもらう方法を取るからです。
要は、病気そのものが、不得意というより、利用者が、確実に的確に、先生と意思疎通ができず、漢方薬の運用ができないことが、不得意の理由でしょうか?
であれば、統合失調症が原因でない対人恐怖症、視線恐怖症は、正しい漢方薬を服用できれば、可能性としては治る余地はありますか?
以前、登校拒否が、漢方薬で改善したという記事を見て、漢方薬の守備範囲は意外に広いのだなぁと感じたので。
また、お困りの質問であれば申し訳ありません。
2006年3月26日のボクチン(1歳半) posted by
(C)ボクチンの母 お返事メール: 他のご相談者の往復メールも溜まっており、もっとも手短に終わりそうに思った貴女のご質問から先にブログに掲載させて頂いたのですが、とても理解力がおありなので、もう少し補足させて頂きます。
症状の程度にもよりますが、会社や学校に何とか通える程度から、家にこもって仕事や学校も休んでしまい自殺を考えるほどの重症者まで、いずれの場合でも、このような強迫観念が主体の場合には、的確な漢方薬の運用と同時に、悩まれるご本人のある種の「悟り」も必要になります。
真の意味の自尊心、自分自身に対する信頼感を取り戻す必要があります。
他者に対する恐怖感が根底にあるものと思われますが、真の意味の自尊心を取り戻すことを可能にする手伝いは、正確な弁証論治に基づいた漢方薬の選択が大きくものを言うとはいえ、漢方相談を受ける側と、相談される側との相性というか、互いの信頼関係も大きくものを言うようです。
結果論的な面もありますが、互いの情熱があればあるほど結果に反映する度合いが異なるように思われる領域だと思います。
> 漢方薬の効果は、主訴以外の点には、少なからず感じています。しかし、肝心の主訴に関してはあまり変化ありません。確かに、精神的に鍛える必要があるかと思います。
とありますが、そうであればこそ、信頼関係が結べる先生であれば、もっともっと頑張って続けてみるのもアリだと思います。
一年以上も続けられると、さらに深く体質や人生観まで把握してもらえ、いずれは遅かれ早かれ、改善のきっかけを得て、真の意味の「悟り」を得る機会が思いがけないときにやって来るものと思います。
とくにこような精神面が中心の場合、漢方相談をされる先生との信頼関係がもっと深まれば深まるほど、可能性はより高まると思います。
あきらめずにそこで引き続き頑張ってみてはどうでしょうか?
2006年3月28日のボクチン(1歳半) posted by
(C)ボクチンの母再度折り返し頂いたメール:ありがとうございます。
> 症状の程度にもよりますが、会社や学校に何とか通える程度から、家にこもって仕事や学校も休んでしまい自殺を考えるほどの重症者まで、いずれの場合でも、このような強迫観念が主体の場合には、的確な漢方薬の運用と同時に、悩まれるご本人のある種の「悟り」も必要になります。
おっしゃるとおりだと思います。私は、漢方薬に多分に期待している部分があるのかもしれません。
漢方薬は、手助けであり、自分でも何かしら努力が必要だということですね。
> 一年以上も続けられると、さらに深く体質や人生観まで把握してもらえ、いずれは遅かれ早かれ、改善のきっかけを得て、真の意味の「悟り」を得る機会が思いがけないときにやって来るものと思います。
> とくにこような精神面が中心の場合、漢方相談をされる先生との信頼関係がもっと深まれば深まるほど、可能性はより高まると思います。
先生との相性も大切な要因ですね。
上記のようになるには、なかなか難しいかもしれませんが、いろんな可能性を模索してみたいと思います。
お忙しいなか、本当にありがとうございました。
2006年3月28日のボクチン(1歳半) posted by
(C)ボクチンの母