2012年10月26日

人生を変えた本はあるか?

ノゴマ(雄)
ノゴマ(雄) posted by (C)ヒゲジジイ

 さきほどテレビを見ていたら、「人生を変えた本はあるか?」というアンケートに2割の人がアルとこたえたという。

 秋の気配が濃厚になった昨今、せっかく鳥さんたちがにぎやかになって来て、鳥撮の成果を得てもブログにアップする口実がなかったので、お茶濁しにヒゲジジイの「人生を変えた本」のことでも書いてみたい(苦笑。

 すでに2006年10月20日自殺の誘惑から救ってくれた本:鈴木大拙著「禅の思想」で書いているが、そのほかでもやはり鈴木大拙著の「日本的霊性」の影響も無視できない。
 
 中学生の頃より新古今和歌集には共鳴できても、古今集やとりわけ万葉集にはほとんど些かの感動も得られない自身の感性の理由を判然と説明してくれた書籍が、この「日本的霊性」であった。

    心は万境に随うて転ず。
    転処実に能く幽なり。
    流れに随うて性を認得すれば、
    喜びなくまた憂いもなし。

 これは初祖達磨大師の「二入四行観」の中に書かれている五言絶句であるが、本書「禅の思想」に取り上げられ、鈴木大拙翁によって解説されている。
 解説を読むまでもなく、これに目を通した瞬間に雷に打たれたように世界観が変わった経験を持つ。

 1960年代末の大学紛争が熱に浮かされたように日本全国を蔓延していた頃、あの馬鹿騒ぎに同調できないどころか、憎悪の念をいだき続けていた。
 そんな最中、突然、三島由紀夫氏が割腹自害により憤死された。
 
    多言多慮、
    うたた相応ぜず。
    絶言絶慮、
    処として通ぜざる無し。

 三祖僧璨大師の「信心銘」のこの一節、その日、一日中頭の中で繰り返し唱えていたことが忘れられない。
 三島氏が亡くなった後、自殺する意味を失った。三島氏が亡くなった後の腑抜け国家の行く末を見届けてやろうと思った。
2006年10月20日 自殺の誘惑から救ってくれた本:鈴木大拙著「禅の思想」より引用

ノゴマ(雄)
ノゴマ(雄) posted by (C)ヒゲジジイ

KSC_8286
KSC_8286 posted by (C)ヒゲジジイ

posted by ヒゲジジイ at 06:47| 山口 | 日本人としての自覚の問題 | 更新情報をチェックする

2012年09月29日

国民総クレーマー化した本末転倒、日本の終わりの始まり(オスプレイ=ミサゴ)


オスプレイ (ミサゴ) posted by (C)ヒゲジジイ

【 ブログへ掲載の可否 】:転載応諾(ブログへ転載させて頂く場合があります。)
【 年 代 】:50〜59歳
【 性 別 】:男性
【 職 業 】:公務員
【 地 域 】:東海
【 おたより 】:
 漢方に関係しませんが、ブログを読み、まことにその通りと思い、ひざを打ちました。

 オスプレイが自分の頭の上に落ちてくるよりも交通事故を心配する方がまともです。
 まともでない人間とマスコミが、今の日本をつぶそうとして騒いでいます。

 下記のご意見は、まことにその通りと思います。
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 翻ってオスプレーの事故頻度から考えて、日本国内の交通事故死の頻度に比べればどれほどのものだろうと想像力を働かせる人はいないのだろうか?
 昨今物騒な近隣諸国の動向を考えれば、日本の安全保障上、どうみてもオスプレーの配備に反対する理由が見付からないのだが、この点だけは漢方に無知な厚生労働省とは真逆で、政府の方針に間違いはないと思うのだが、このような本音をうっかり吐くと袋叩きに合いそうな日本社会になり下がったようですねっ!?
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一触即発の物騒な時代を迎えた近年最大の国難の折、我が選挙区の安倍さんが自民党の総裁に選任されたことは幸いである。
 昨今の政治家の中では腹が据わって決してブレない政治家ながら、天は二物を与えずのことわざ通り、やや健康面に不安はあったが、昨今は良薬にめぐり合えて完全寛解されている模様。

 本来なら当方の選挙区だから、村田漢方堂薬局の漢方薬を利用されておれば、もっと早く回復していたかもしれないのだが(苦笑・・・それはともかく、このような国難の時期に腑抜け揃いの日本国を救うのは安倍さん以外には考えられない。


獲物を運ぶオスプレイ(ミサゴ) posted by (C)ヒゲジジイ


posted by ヒゲジジイ at 23:44| 山口 ☁| 日本人としての自覚の問題 | 更新情報をチェックする

2011年06月08日

平気でうそをつく人たち━虚偽と邪悪の心理学

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FSC_1395 posted by (C)ヒゲジジイ

 タイトルは書籍の題名で、草思社発行の「平気でうそをつく人たち」。
 副題は「虚偽と邪悪の心理学」である。

 日本の昏迷する政治状況を傍観していると、魑魅魍魎(ちみもうりょう)が跳梁跋扈(ちょうりょうばっこ)している。

 なかでも最も唾棄すべきは、平気でうそをつく政治家たちが蠢(うごめ)いていることである。

 たとえば、うそつきの元総理が、うそつきの現総理をうそつき呼ばわりしたところで、うそつき同士の揉めごとなんて、もはや誰も二人を信用しないことだろう。

 翻って由々しきことには一般人の中にも彼らと同類の唾棄すべき人間が意外に多いことは言を俟たない。

 人間社会は常に争いが避けられない修羅の世界となるのも、そのようなうそつきが多いからである。二枚舌、三枚舌、挙句は四枚舌さえ見受けられる。

 ところが、うそつきは必ず地獄に落ちるとは限らないようだから、なおさら始末におえない(苦笑。

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IMG_4117 posted by (C)ヒゲジジイ

posted by ヒゲジジイ at 11:12| 山口 🌁| 日本人としての自覚の問題 | 更新情報をチェックする

2011年05月30日

いつまでも日本がダメな理由

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GSC_4260 posted by (C)ヒゲジジイ

 書かなければよいものを、これを書くとまたまた日本国歌や国旗を敵視している新人さんたちの何人かが二度と来なくなるだろう。

 でも、どうしても嬉しくて書きたくなる本日の最高裁の判決。
最高裁 国歌斉唱義務づけ合憲
5月30日 17時4分
学校の式典で教職員に国歌の斉唱を義務づけることが思想や良心の自由を保障した憲法に違反するかどうかが争われた裁判で、最高裁判所は「思想や良心の自由を間接的に制約するが、教育上の行事にふさわしい秩序を確保するためには合理的だ」として憲法に違反しないという初めての判断を示しました。
 そもそも公務員でありながら、なおかつこの国の将来を背負って立つ子供達を教育する教師としての当然の職務義務である国歌や国旗に対する礼節を守れない反日教師達が即刻馘首されないほうがおかしい。
 日本人の子供達を教育する教育者として完全に失格、このような教師たちに大事な孫達を預けられるわけながい。

 教育の現場で、個人的な思想信条を主張する公務員にあるまじき行為こそ罰するべきである。

 それにしても、彼等はオリンピックやワールドカップの時期、日の丸を背負って戦う日本選手たちが、試合前に日の丸に向かって国歌斉唱するとき、どんな顔して観ているのだろうかと実に不思議でならない。

 この未曾有の震災に見舞われた大変な時期でさえ内部抗争に明け暮れる日本政府の現状は、このような反日教師達と同類がたくさん混じっているからに違いない。

 過去、このようなヒゲジジイの本音を知っていながら、反感を持ちつつも敢えて漢方薬を求めて来られる人が少数ながらいた。
 反感を持ちながら通うものだから、相手の目には常に不信感が付き纏っているので、これではいくら努力しても漢方薬の効果も半減してしまうだろうし、あのような眼差しで見られていれば、こちらの頭も回転が鈍るばかりだった。
 案の定、短期間で無音となってホッと胸を撫で下ろしたものだった(苦笑。

 中にはHPを作り直してあげるからと五月蝿く付き纏うありがた迷惑な人もいた。気味悪くて仕方が無かったが、こちらが生粋の長州藩士の末裔であることを知って無音となった。

 彼等の考えることは未だに謎、ナゾ、なぞ、であると同時に、ヒゲジジイにはまったく理解不能。

 東京都知事や大阪府知事の考え方ならほとんど共感することばかりだが・・・

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GSC_4418 posted by (C)ヒゲジジイ


posted by ヒゲジジイ at 20:23| 山口 ☁| 日本人としての自覚の問題 | 更新情報をチェックする

2010年06月09日

今日も頑張ってるねっ!

今日も頑張ってるねっ!
今日も頑張ってるねっ! posted by (C)ヒゲジジイ

 カラスはカラスの天分をまっとうし、スズメはスズメの天分をまっとうする。

 ただ人間のみが、人間の天分をまっとうしない(苦笑。


今日も頑張ってるねっ!
今日も頑張ってるねっ! posted by (C)ヒゲジジイ

ラベル:野鳥の世界
posted by ヒゲジジイ at 15:09| 山口 ☀| 日本人としての自覚の問題 | 更新情報をチェックする

2009年11月17日

困難な病気を克服できるパターン

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DSC_8445 posted by (C)ボクチンの母

 宗教家めいたことは言いたかないが、これまで36年間の漢方相談の長い実績から言えることは、間違いなく品行方正な精神生活と生活態度に改めた人。

 それまでの人生があらゆる意味で呪いに満ちたものであったとしても、大きな病に見舞われて、人間として正しい道を歩むきっかけを掴んだ人。

 右顧左眄、逡巡することがあっても、人としてのまっとうな道に目覚めた人。

 そのような人達は、病気を治そうという情熱が違う。目を見れば真剣で真面目な態度が分かる。

 心の転回があって初めて免疫力も向上し、漢方薬も実力通りに著効を奏する。

 そのような真面目な人達が毎年新たに訪れるが、他方ではかなり好い加減な人達も目に付く。

 命に関わる疾患の漢方相談が年々増える一方だが、人間、真の意味で真面目な生き方と考え方に目覚めた人ほど治りやすいのは、過去36年間の統計的な事実が物語っている。

 卑近な例では、若い女性が見かけによらず、学生時代に浴びるほどの酒びたりの生活が続くこと数年以上。
 そのツケが回って重度のアトピー性皮膚炎でステロイドも効を奏さないまま常用し、その激しいリバウンドも重なって最悪の状態で来られた人。病院治療で却って悪化の一途を辿る悲劇を乗り越えられた事例など。
 人は案外見かけによらないもので、そのような呪われた過去があっても、それを乗り越えて脱する道は必ずある。

 タバコよりアルコールの害毒の方が遥かに大きいと考えるのがヒゲジジイの昔からの持論である。

 アルコールにどっぷり漬かった生活が長く続いてタバコは吸わないのに食道癌という例など、枚挙に暇がない。
 おまけに酒気帯び運転で大事故を起こす事例は日本全国数知れず、酒乱で回りに迷惑を及ぼす連中は膨大な数に上る。

 アルコールがきちがい水とも呼ばれる所以である。

 要するに、天に恥じない生活態度と信念および道徳観の問題である。

 

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DSC_8530 posted by (C)ボクチンの母

posted by ヒゲジジイ at 01:06| 山口 ☁| 日本人としての自覚の問題 | 更新情報をチェックする

2009年06月04日

4年制薬学部出身の日本の薬剤師のレベルが低いと罵る無礼者からのメール

早朝にまた五月蝿い六月のカラス
早朝にまた五月蝿い六月のカラス posted by (C)ヒゲジジイ

 今回は本流のこのブログよりも傍流の下記のブログのほうが断然面白いので、必ずジャンプして通読されることをお奨めします。

 あまりの愚問だから厚生労働省に訪ねるように案内していたところ、匿名の若者(ばか者)から糞味噌甚大にこき下ろされるヒゲジジイの応答集は稀に見る名勝負です。
 このような馬鹿者がいるから、ネットは馬鹿と暇人の道具のように言われるのでしょう(苦笑。

厚生労働省へ問い合わせるべきご質問 ←序章っ!
 上記に続いて下記の内容が圧巻ですっ! 無礼者の晩夏とでも言うべき最後っ屁っ

無礼者の返礼 ←踏んだり蹴ったりされるヒゲジジイ(笑

早朝にまた五月蝿い六月のカラス
早朝にまた五月蝿い六月のカラス posted by (C)ヒゲジジイ
ラベル:無礼者
posted by ヒゲジジイ at 09:30| 山口 ☁| 日本人としての自覚の問題 | 更新情報をチェックする

2009年02月22日

うんざりする毎日

 ブログの更新を怠っていると、ヒゲジジイがとうとう逃亡したと思われては癪だから、渋々更新である。

 中川大臣の問題では、マスコミの同工異曲のこき下ろしを見ていると、この国の下品さと馬鹿さ加減にほとほとウンザリする。
 マスコミが幼稚だから、政治家の裏に隠れた魑魅魍魎(ちみもうりょう)の官僚たちが跳梁跋扈(ちょうりょうばっこ)するのである。
 政治家は政治家で、二枚舌、三枚舌にはウンザリである。

 この国は実に腐り切っている。故三島由紀夫氏の予言は平成になってますますズバリと的中である。

 昨日土曜日の午後と本日の休日にも関わらず、便利なメールでの問い合わせならともかく、休みと知っていて同じ人間から直接煩い電話での問い合わせが続く。最初っからマナー違反を犯す人の御相談に誰が乗れるものかっと思う。他者への思い遣りができない人達はお断りである。

 このようにウンザリする毎日ではあるが、今年の新人さんたちには速効が得られているケースが目立つので、仕事上では気分のよい日も多い。優秀な加味逍遙散製剤が大活躍である。

 アトピー性皮膚炎の新しいご相談者は、ヒゲジジイの漢方薬で治った人からのご紹介も多く、しかも女性達ばかりが続いている。
 男性は怖がってか今年に限り、まだ新人さんは来ない。

 ところがもともとご相談者の多い悪性腫瘍の領域では、女性よりも男性が増えている。


ラベル:不躾な電話
posted by ヒゲジジイ at 20:32| 山口 ☔| 日本人としての自覚の問題 | 更新情報をチェックする

2008年08月16日

この国はもうすぐ亡びるだろうっ

 もう、永遠に仕事に戻りたくない気分で山奥に逃亡を企てた。

 いつもは閑散とした中国道であるが、さすがに連休中とて、どこのパーキングエリアにも休憩中の車がある。
 そのパーキングエリアのいずれにおいても共通して顕著な現象を目撃して、この国はもうすぐ終わるだろうっと確信した。

 男が携帯に向かって大声で喋り捲る構図は見てられない。
「男は黙ってサントリー」という名言は死語となったのだろうかっ?

 雌鳥が鳴けば国が滅びるのは世の常だが、雄鳥が女子供のように延々と喚き続けるようになったらオシマイである。

 三島由紀夫が「日本人としてのプライドと品性をなくした同胞たちとは倶に天を戴くことに我慢がならぬ」とばかりに割腹自害した心情が今になって深く理解できる。


注記: 「男は黙ってサントリー」とはいうものの、ヒゲジジイは酒は一滴もやらないので「男は黙って紫煙をくゆらす」のみである。
posted by ヒゲジジイ at 11:09| 山口 ☁| 日本人としての自覚の問題 | 更新情報をチェックする

2007年08月12日

日本国中に蔓延している流行病「虚妄の正義」

 萩原朔太郎著のアフォリズム集『虚妄の正義』は題名通りの内容で、日本国中に蔓延している正義ヅラした卑劣漢をこきおろす内容ばかりというわけでもないのだが、実に共感するアフォリズム揃いである。昔も今もたいして変わることはない。

 しかしながら、明らかに間違った日本語を用いることの多い萩原朔太郎には、やや嫌悪感を抱かざるを得ない部分もある。
たとえば「伝統した」や「傾向する」など

 この元版は昭和4年が初版(第一書房刊)だが古書価が非常に高い。ところが、昭和五年に出された普及版以降のものは増刷する毎に装丁が微妙に異なり、しかも安価に入手できるものだから、いつのまにか何冊も集まってしまった。

 これらの書籍も含めて、いつの間にか本立てに収まらなくなった専門外の書籍の整理を休暇中に行う予定でいるが、手に取った本を読み始めるともう止まらない。だから遅々として整理がはかどらない。

「少壮いくときぞ、老いをいかんせん」という文が眼に入ったところで本を投げ捨てた。

posted by ヒゲジジイ at 23:45| 山口 ☁| 日本人としての自覚の問題 | 更新情報をチェックする