2015年12月02日

年末12月になると、常連さんやお馴染みさんの漢方の補充内容には季節的な特徴がある

2009年12月02日の茶トラのボクちん(5歳)
2009年12月02日の茶トラのボクちん(5歳) posted by (C)ヒゲジジイ

 寒い冬に向かって常連さん達の補充内容にはやや特徴がある。

 咽喉腫痛からはじまる風邪を引きやすい人達は天津感冒片・参蘇飲・涼解楽・辛夷清肺湯・地竜・牛黄・五涼華・板藍茶に白花蛇舌草など。

 初期には必ず寒気が強い人には参蘇飲や葛根湯・天津感冒片・板藍茶、白花蛇舌草など。
 葛根湯で寒気が飛んだ後には温病に移行する人も多いので、結局は天津感冒片も常備薬となっている。

 いずれのご家族も、ほとんど必ず各種の牛黄製剤のいずれかを常備薬として補充されているが・・・

 とりわけ今年の特徴的なことは、ノロウイルス感染に備えて五苓散や藿香正気散に板藍茶を常備される人がとても目立つ。

 その他、日頃から常用されている体質改善薬の補充も加わる。

 ヒゲジジイに長生きしてもらわなければ困るのよ、と30〜93歳までの昔のお嬢さん方からしばしば念を押されるので、トウヘンボクな虫が動いて、お先に行って待ってますから、漢方薬は生き残ったウチの奥さんから買ってよ、と必ず応酬する毎日。

 12月に入ってこの2日間、漢方ファンの常連さんやお馴染みさん達の冬用の常備薬の補充に直接来訪される人達だけでなく、電話やメールによる補充購入の申し込みで店頭からかなりな量の在庫が減って行く。

 42年以上もこの仕事をやっていると、毎年年末の12月になると常連さんや久しぶりのお馴染みさんまで、千客万来となる日が折々に目立つようになる。

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2009年12月02日の茶トラのボクちん(5歳)
2009年12月02日の茶トラのボクちん(5歳) posted by (C)ヒゲジジイ

2009年12月02日の茶トラのボクちん(5歳)
2009年12月02日の茶トラのボクちん(5歳) posted by (C)ヒゲジジイ

2011年12月02日の茶トラのボクちん(7歳)
2011年12月02日の茶トラのボクちん(7歳) posted by (C)ヒゲジジイ

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2014年01月29日

漢方薬の長期連用によって社会復帰できたと喜ばれることでこちらも救われる

2008年6月8日ボクチン4歳
2008年6月8日ボクチン4歳 posted by (C)ボクチンの母

 言うもはばかられるが、この辛気臭い終わりなき因果な仕事において、進行癌や転移癌が予想外に好転して喜ばれるのはもとより、難治性の疾患において長期間の漢方薬の連用によって社会復帰出来たり、再就職が可能になった報告を受けると、こちらも大いに救われる。

 さいわいにも毎年、多くの人が社会復帰を実現されて、こころから喜んで下さることで、本当にこちらも救われる。

 40年もこの仕事を続けていると、なんだかこちらの生気が次第に消衰しつつあるのを感じないでもないが、まだ根治とは言えないまでも、転移癌を持ちながらも社会復帰できたり、難治性疾患でも明るい兆しが見えて、社会復帰を果たせたり。

 そのような報告を今年も受け取っているが、諦めずに漢方薬を続けてくれた成果がようやく一定レベル実ったということである。

 医学がここまで発達した現代社会においても、西洋医学では不可能だったことを漢方薬では可能であったという現実が多々あることを実感する日々である。

ボクチンの写真に溶け込んだトラちゃん
ボクチンの写真に溶け込んだトラちゃん posted by (C)ボクチンの母


タグ:社会復帰
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2012年04月26日

柴胡疎肝湯エキス製剤は意外に使えそう

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IMGP0336 posted by (C)ボクチンの母

 ストレスの多い現代社会は猫の世界でも大変らしい。

 ましてや人間社会では昨今の政治家を見れば分かるように、人間の質が極限まで低下している。

 だから日々、まともな話しが通じにくい電話の問い合わせに日々苦慮している受付嬢のストレス量は想像するに余りある。

 それゆえ日頃から四逆散製剤を愛用していたようだが、昨今、小太郎製薬から新発売された四逆散加味方剤の一つである柴胡疎肝湯エキス製剤をためしに服用してみたという。

 ところが最初から少し危惧していた川芎(センキュウ)の配合が、案の定デリケートな肌に影響したが、腹部症状には四逆散以上の効果を発揮する。想像通り配合中の青皮の薬効が優れているように思われる。

 そこで川芎の刺激を緩和すべく清熱剤を適量加えることでバランスを取ると、気持ちよく服用できるようになった。
 大いに喜んで、しばらく常用したいと早速一定量の仕入れ注文を出しているようだった。

 この受付嬢(薬剤師)という人は、若い頃は延年半夏湯のお世話になったり、人参養栄湯や柴胡桂枝乾姜湯の時期もあったり、あるいは慢性気管支炎による持続する微熱を竹葉石膏湯で治したり。

 要するに若い頃から病気の問屋さんで、その都度、様々な漢方薬を駆使していずれも克服している。

 その圧巻は、五十代前後でぶどう膜炎や虹彩炎とも診断され、一時は最悪の状態を様々な漢方薬を駆使し、熊胆の点眼薬を自家製造して愛用しながら、内服する漢方薬類は厳密な弁証論治に基づく多種類の製剤を併用することで数年前からは完全寛解状態を維持している。
(お隣さんが眼科の先生だから一年に1回くらいは検査を受けて確認している様子。)

 ともあれ、昨今は受付嬢という仕事特有のストレスから四逆散の加味方剤である柴胡疎肝湯(柴胡疎肝湯)エキス製剤がしばらく愛用薬となりそう。(といっても他にも黄連解毒湯や分消湯、大柴胡湯など愛用薬はさらに多数・・・苦笑)。

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IMGP0335 posted by (C)ボクチンの母

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2011年11月28日

猫のボクチンがアイスクリームを食べ過ぎて藿香正気散(かっこうしょうきさん)

ジョウビタキ(オス)
ジョウビタキ(オス) posted by (C)ヒゲジジイ

 昨日の日曜日、いつも食欲が少ない愛猫のボクチンが、ヒゲジジイの食べるアイスクリームをほしがるので、いつもの調子で食べさせた。昼も夜も。

 夜はまともな食事は嫌がり、アイスクリームばかりを異常に好んで食べておとなしくなっていた。もともとおとなしい猫が、さらにおとなしくなっていたので、アリッ?とは思っていた。

 あくる日の今朝、早朝に嘔吐した痕跡があり、昨日の昼食の内容物がみえた。

 昼間は昏々と寝入って元気がないので、夕刻、藿香正気散なら味もよいので飲めるだろうと口に放り込んでやると、しばらくして俄然食欲が戻った。

 それでもいつもの煮魚は嫌がるし、野菜入りのカシワの缶詰も拒否。三度目に出したスープ入りのカシワの缶詰には口を付けた。

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紫式部 posted by (C)ヒゲジジイ

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2011年11月24日

アイスクリームを食うなら藿香正気散(かっこうしょうきさん)

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IMG_1592 posted by (C)ヒゲジジイ

 今年は文字通りの「食欲の秋」で、一生涯でこれほど食べ物が美味しいと感じたことはなかった!

 過食による糖尿病や肥満の不安をかかえていたが、先日、アイスクリームをタラフク喰ったら途端に食欲が無くなった。

 これはまずいと早速、藿香正気散を服用すると一日も経たずに俄然食欲が回復した。

 この寒いのにまたアイスクリームが止められない意志薄弱さはどうしようもないが、藿香正気散散さえあれば、胃を極端に冷やすアイスクリームの弊害を防ぐことができるので、これこそ漢方薬の悪用としか言いようが無い(苦笑。

 通常は、眼精疲労など老化予防も兼ねて杞菊地黄丸に、重いカメラヲ持ち過ぎによる腰痛に雲南田七のみならず地竜を利用して腰の炎症を冷まし、他のも茵蔯蒿湯と猪苓湯を併用するようなやや熱証傾向にあるヒゲジジイでも、折々に寒湿中阻に見舞われるので、藿香正気散を一時的に利用し、食事ではガリを愛用する。

 昨今、生姜ブームが続くのも、むべなるかな。

 生姜は胃が冷えているときの消化促進には持って来いで、藿香正気散と同様、寒湿中阻にも一定の効果がある。

 但し、アトピーなどで熱証が激しい時期に、ガリなど生姜を摂り過ぎるとアトピーが悪化する恐れがある。

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IMG_1557 posted by (C)ヒゲジジイ

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2011年11月22日

伊達の薄着による肩凝りに葛根湯

ハイタカ(幼鳥)
ハイタカ(幼鳥) posted by (C)ヒゲジジイ

 明日23日は休みになるので急に嬉しくなったら眠れなくなった(笑。

 だからしょ〜もないことでも書いて眠気を誘うことにした。

 風邪の初期の悪寒がする葛根湯証の時期を過ぎた頃に病院に受診し、タイミングを失しているのに葛根湯を投与され、そのために却ってますます風邪をこじらせる。

 そのような葛根湯の誤投与の洗礼を受けた患者さんたちが自分の勤務する病院に転院してやって来る人がとても多いと証言する内科医が身内にいる。

 でもでも、風邪薬としては不評でも、肩凝りには意外に便利な方剤なのですよ。

 昨今、急激な冷え込みがあったと思ったら、また温かくなったり、その繰り返しに着衣に無頓着な人達は往々にして肩凝りが発症する。

 伊達の薄着による肩凝りは、もともと暑がり体質の人でも例外ではない。

 その多くは葛根湯証を呈しており、首の真裏を揉んで気持ちがよく、その同じ場所を温めると気持ちがよいという二つの条件が揃わなければ使っても無意味。

 それほど厳密な確認が必要だが、この二つの条件が揃えば、ヒゲジジイが粗悪品だと貶したくなるような配合比率の葛根湯製剤であっても多かれ少なかれ効果はある。

 但し、常用してよいとは限らないので注意が必要。もともとの体質によっては連用すべきでない場合もある。

 なにせ方証相対していれば理想的な配合比率(葛根と麻黄と甘草が4対2対1)であれば必ず速効があるので、一回服用して効果がなければ、連用しても無駄だから続けるべきではない。

ハイタカ(幼鳥)
ハイタカ(幼鳥) posted by (C)ヒゲジジイ


 
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2011年06月18日

遠方で急な病気に漢方薬を望む人たち⇒常備薬をそろえてますかっ?

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CSC_3108 posted by (C)ヒゲジジイ

 慢性疾患の漢方相談から縁ができた遠方の人たち。
 その中の多くの人たちが、急な病気にも漢方薬を望む人たちが多いのは結構なことであるが、電話やメールで相談を受けても、各種の急な病気に対処できる漢方製剤や生薬製剤あるいは中草薬類を常備されてない人達ではどうしようもない。

 急な疾患に対処するには各種の基本方剤を揃えておく必要があるが、あらかじめ常備している地元の常連さんたちか、遠方でも完全に漢方薬に嵌った人たちに限られる。

 ところが、常備薬をほとんど揃えてない人たちが、急な疾患に対処する漢方薬を教えて欲しいと連絡があっても、教えるほうも無力感ばかりが先立ってしまう。

 最低限揃えて欲しいのは、天津感冒片と涼解楽(いずれも銀翹散製剤)、参蘇飲、葛根湯、藿香正気散、猪苓湯、黄連解毒湯に五苓散や茵蔯五苓散に茵蔯蒿湯、地竜、板藍茶や白花蛇舌草など。

 体質によってはさらに辛夷清肺湯や小陥胸湯加味製剤や柴胡桂枝湯や補中益気丸なども必要となる。

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CSC_3116 posted by (C)ヒゲジジイ


 
タグ:漢方常備薬
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2011年02月15日

昨今、吐き下しや下痢・発熱が巷では流行っているようだが・・・

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DSC_9146 posted by (C)ヒゲジジイ

 寒い冬なのに、あるいは寒い冬なればこそかもしれないが、ノロウイルス感染を思わせるような下痢発熱や吐き下しの症状が流行っているらしい。

 常連さんやお馴染みさんが、知人や友人達が、吐き下しや下痢発熱する人などが多いが、自分がなったら何を服用したらよいか、以前、教えてもらっていたが念のため、また教えて欲しいという依頼が続く。

 多くは五苓散や胃苓湯証、あるいは藿香正気散証を呈するものだが、素人さんには見分けは付かないだろうし、合併していることも多いので、手っ取り早くは五苓散と藿香正気散を併用して、板藍茶で服用すれば、うまくいけばかなりな即効がでるはずだと指南している。

 漢方ファンなら当然の如く、五苓散や藿香正気散、あるいは胃苓湯製剤などは常備薬である。

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DSC_9147 posted by (C)ヒゲジジイ

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2011年02月13日

荒れた天気でも千客万来の土曜日

写真を撮られるのが好きなヒヨドリ(本当の話)
写真を撮られるのが好きなヒヨドリ(本当の話) posted by (C)ヒゲジジイ

 天気予報どおり荒れ模様の天気だったが、早々から続いて常連さんやお馴染みさんの男性達が漢方薬の補充に来られる。
 前日がお休みだっただけに、荒れ模様にも関わらずお年寄りのお馴染みさんすらやって来られる。

 ご主人が高齢(90歳前?)になられ、昨今は身体がスッカリ弱って何とならないだろうかと先日御相談に来られた折、(生まれる以前から知っているご夫婦だけに)例によって牛黄製剤を奨めていたところ、即効で元気になられ、一生続けさせたいということで奥様が補充購入に来られていた。

 この嵐の中、転倒されなければよいがと少し不安になった。

(多くのご高齢者が同様に、各種存在する牛黄製剤の中から適切な製剤を常用されれば、ボケずに元気で長生きできる可能性がとても高いように思われるが、やや高価なものだけに牛黄製剤の恩恵を受けられるのは一部の人に限られるようだ。)

 ところで、関西から来られた人は、今朝方はまだあちらでは雪を見なかったのに、新幹線の窓から広島で雪がはげしく降っているのを見たといって驚いた様子。

 同じ関西近辺の人で、先日の相談兼補充に来られた折に、補充し忘れた薬を購入に来られる予定が、高速道路が一部不通となって来られないというメールもあった。

 しかしながらこの荒れた天気の中、やや遠方の人達もいつものように来られた人が多かったので3時間ぶっ通しで途切れることがなかったとはいえ、不思議に定刻で終わった。

 延長戦がなかったのは久しぶりかもしれない。

 その間にはセッカチそうなお問い合わせ電話には、いつものように受付嬢が気を使いながらお断りしていた(苦笑。

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IMGP6456 posted by (C)ヒゲジジイ

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2011年02月01日

家庭の名医

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DSC_7324 posted by (C)ヒゲジジイ

 重症化したアトピーで本州の端に辿り着き、苦労に苦労を重ねてようやく寛解する頃には、いつの間にか様々な漢方薬の配合変化の折に服用した経験から、様々な処方運用に習熟した人達が意外に多い。

 未婚の娘さんだったり、子供さんもおられる家庭の主婦だったり。

 いつの間にか、それぞれのご家庭の名医になっていることに思わず微笑んでしまうことがある。

 お父さんが夕食後に急性蕁麻疹に見舞われて、明日は病院に・・・という時に、さっそくお嬢さんが、まあ〜これでも試しに飲んでみたら、と言って渡したのが茵蔯蒿湯(インチンコウトウ)で、速効を得たという例は実に多い(笑。

 自身が連用中の方剤を急性蕁麻疹の両親に提供して速効を得て、ご両親までが大の漢方ファンになった例も珍しくない。

 胃痛の父親に自分が使用している四逆散製剤あるいは小陥胸湯加味製剤や延年半夏湯製剤を指南する娘さん。

 子供さんの口内炎に(過去アトピーで自分が使用していたことがある)茵蔯蒿湯を飲ませたら速効があったと報告されたお母さん。

 ご主人が残業で疲労困憊で帰宅したのはよいが、咽喉腫痛を訴えてひどい悪寒とともにぐったりしているので、手持ちの補中益気湯に天津感冒片(銀翹散製剤)を併用させたら、明くる日にはケロリと治っていたと報告された例もある。

 本来なら気虚感冒に適応する参蘇飲に天津感冒片の併用であるべきところを、気虚下陥の補中益気湯で代用することで著効を得た実例である。

 その家庭の名医さんから先日、今年の冬は例年にない寒さのせいか、子供さんがひどいシモヤケがたくさんできたが、手持ちの漢方薬で何か有効なものはないだろうかと問い合わせメールが入った。

 本来なら当帰四逆加呉茱萸生姜湯であるべきだが、お手持ちの補中益気湯や衛益顆粒(玉屏風散製剤)でも効果が出るかもしれない・・・とお返事していたところ、先ほど

「娘のシモヤケに補中益気湯を飲ませていたら、あんなにたくさんできていたシモヤケが1週間くらいですっかりなくなりました。漢方の力に感謝の毎日です!」というメールが送られて来た。

 ご自身も一年以上の長きに渡る試行錯誤を伴う大変な苦労の末、ようやく消風散合大黄牡丹皮湯で、さしもの重症だったアトピーもほとんど寛解に近い状態に漕ぎ着けている。

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DSC_6681 posted by (C)ヒゲジジイ

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2010年11月01日

病院の保険漢方とは無縁で最高に評価出来る牛黄製剤の価値

アリスイ
アリスイ posted by (C)ヒゲジジイ

 前回のブログでは牛黄製剤を愛用されていたお年寄りの話にちょっと触れたが、病院の保険漢方とは無縁の牛黄製剤こそ、薬局漢方の最高の価値と言ってよいかもしれない。

 やや高価な製剤が多いとはいえ、様々な配合のバリエーションもあって、適応証に応じた適切な牛黄製剤を使用すると、多くの人がほどほどの速効に驚かれることが多い。

 本業で皆に訓示を与える内容とは裏腹に、本人は至って不摂なヒゲジジイが、今日まで何とか生き抜いて来れたのもひとえに牛黄製剤のお陰だと言っても過言ではない。

 ヒゲジジイこそ、牛黄製剤の最も熱心な愛用者の一人なのである(笑。

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DSC_6516 posted by (C)ヒゲジジイ

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2009年08月20日

癖になって効かなくなったらいけないから・・・

去り行くスズメ
去り行くスズメ posted by (C)ヒゲジジイ

 だから、たとえ頓服でも服用を続けたくない、と言いたいらしい。

 癖になって効かなくなったらいけないから・・・とは、いやはや、人生はそれほど長いばかりとは限らないのだから、驚くべき速効がある漢方薬は、必要な時に適宜使用して少しでも健康を回復・維持させておくのが順当な考えだと思うのだが、まったく理解不能な発言をされる方もいる。

 そういう考えで、よくぞ我が薬局へ来られたものだと呆れ果てる。

 その速効が出た漢方薬というのは、常用するにも頓服するにも便利に作られた牛黄製剤の小包装である。
 疲労した時に使用する頓服としてはじめて購入されたハズのものであった。

 ところが頓服で使用した結果が、あまりに素晴らしい効果に驚いて、毎回来られるたびに、褒め称えるのを通り越して、イチャモンを付け出したようで、毎度同じ発言を繰り返すので、こちらはとうとうトサカに来てしまった。

 ヒゲジジイ自身は、若い頃から仕事上のストレスからか、寝際に呼吸困難発作で苦しんでいたのを、完璧に治してくれたのはこの牛黄製剤である。牛黄がこの世に存在していなかったら、今頃、この世に存在できたとは考えにくいほど、連日苦しんでいた時期が長く続いた。

 ところがこれを就寝前に使用するようになって、服用を忘れない限りは二度と発作が生じなくなった。うっかり服用を忘れると同様な発作が生じるので、三十年以上常用することで、昨今はうっかり服用を忘れることがあっても、ほとんど生じることがない。

 癖になるのがなぜ悪いっ!?
 効かなくなったらいけないからと服用せずにいて、結局使用しないままこの世からオサラバしてしまった人を実際に何人かみて来ている。

 連用しないまでも、頓服として適宜使用している人や、日頃は使用しなくともお守りとして肌身離さず持ち歩いている人も多い。

 効き目がよいのを喜ばれるのならともかく、タイトルのような発言を毎回繰り返されると、次第にヒゲジジイの愛用薬にケチを付けられたようで不快になり、だったらアナタが現在常用されている漢方薬の複数の処方も同様だから、それらも即刻止めたらどうですかっ!?

 こちらが牛黄製剤の購入を強要しているわけでもないのに、あまりの速効に驚いてか、世の中には素直に喜べない馬鹿者がいる。

去り行くスズメ
去り行くスズメ posted by (C)ヒゲジジイ


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2009年06月12日

心臓に悪い仕事なので牛黄製剤が欠かせない

ムクドリの群れ
ムクドリの群れ posted by (C)ヒゲジジイ

 先日、高一時代からの最も身近な親友が夜勤明けの過労で急死した(心筋梗塞による心臓破裂)。山口県には大きな事件が重なっていたので、友人の勤務先にもしわ寄せが来ていたに違いない。警察官だった。

 わがまま一杯のヒゲジジイの漢方相談業務に見えるかもしれないが、少数精鋭とはいえ連日濃厚な難病相談続きだから、見かけによらず繊細な神経なので心身ともに消耗は激しい。

 もっとも心臓に応えるのは、運よく超速効が得られた人達のその後の経過である。
 多少とも生命に関わる疾患の場合では、しばらくは決して油断せずに真面目な継続服用が必須であるが、目覚しい効果に安心されるのか、服用量が激減されるケースが往々にしてみられるのである。

 御本人の喜びとは裏腹に、こちらはハラハラドキドキさせられることとなる。
 明らかな効果が出て以後でも、詰めの甘さによっては再燃や再発というケースは珍しくないからである。

 効果が乏しい時にはますます無い頭を振り絞って不眠が続き、効けば効いたで、突然音信が遠ざかる難病の人達の油断を心配してハラハラドキドキ。

 息苦しくなっては牛黄製剤に頼り、なんと心臓に悪い仕事なのだろうと天を呪わないで済む日は、ない。

ムクドリの集団
ムクドリの集団 posted by (C)ヒゲジジイ



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2008年10月19日

漢方薬運用の難しさ(茵蔯蒿湯や藿香正気散など)

 折々に取り上げた茵蔯蒿湯(インチンコウトウ)について。

 これまでしばしば取り上げたのは世間では意外に使用されないために、メーカーの回転率の悪さから製造中止になったら困るので、盛んに宣伝してきたのである。このような裏心があったからである。
 つまり深謀遠慮があったという訳である(苦笑。

 しかしながらいまや宣伝が行き届いたのか、その心配は無用となった。
 せっかくだから打ち明け話のついでに、茵蔯蒿湯にまつわる話で、通常は舌の奥に黄膩苔を認めない限りは適応証とは認められないはずの人でも、以前医療関係者に実験してもらったところ、花粉症による目の痒みなどにはよく奏効した実験結果が出ている。

 そのような人の中で、花粉症の時にも、浮腫が続いた時にも、いずれも大いに活躍した茵蔯蒿湯が、過食によるものか急性蕁麻疹に見舞われたので当然のごとく茵蔯蒿湯を使用されたが、一向に効果が出ないという報告があった。
 蕁麻疹こそ茵蔯蒿湯の効果効能に大きく記載されるほど本命の症状であるはずが、これだけには奏効しないというのだから、何とも不思議な現象である。

 もともと茵蔯蒿湯の応用範囲はとても広いもので、http://cyosyu.exblog.jp/i8/ ここにも取り上げているほどだが、先日もアトピーで一年以上続けられている遠方の女性の子供さんが、夏が過ぎて極端に疲労が出たのか、一日中ゴロゴロしていてムカムカが続いて時に嘔吐する。病院治療も点滴などでしばらくは元気になるが直ぐに元に戻ってしまうが、何とか漢方薬で治らないものだろうかとご相談があった。

 夏場の冷たいものの取り過ぎが原因ではないかとを服用してもらったが一向に効果が無い。
 ところが舌の奥に分厚い苔が存在するというので、母親がアトピーで使用中の茵蔯蒿湯を飲んでもらったところ速効である。

 大人では珍しいケースではなく、最近も子供の頃からしばしばむかむかと吐き気がしていたため成人して以後、重度の吐き気恐怖が続いていた人にもよく奏効している。

 の変わった応用では、急な腰痛で立てなくなるほどの状態が続いている中年女性に、クーラー病ではないかと疑って、試しに服用してもらったところ速効を得た例もある。

 効くべきものに奏効しなかったり、突拍子も無い症状に効果があったり、漢方薬の難しさがここにある。
posted by ヒゲジジイ at 01:40| 山口 ☀| 漢方常備薬および漢方薬長期連用による効用について | 更新情報をチェックする

2008年09月03日

モンスターペイシェントの問題はさておき・・・

ご質問者:東海地方の内科医師

 いつもお忙しいなかをご助言くださいまして恐縮に思います。

 以前の小生へのアドバイスのなかでも触れてみえた牛黄につきまして、興奮状態およびイライラが顕著な状態に対する効果はいかがなものでしょうか。
 私個人は、ありがたいことに杞菊地黄丸にて血圧が良好になってきました(勿論降圧剤デイオバンを併用していますが)。

 モンスターペイシェントが現れれると血圧が高くなって、落ち着くために内服を考慮しないといけないかもしれませんが(苦笑)、いまのところ、お世話にならなくてもよさそうです。

 問題は母親です。体質的には私とかなり類似しているようです。いろいろな事情から興奮したり逆に滅入ったりすることがあるようです。抑肝散加陳皮半夏や柴胡加竜骨牡蛎湯も一定の効果がありますが、牛黄は内服させてみる価値はあるでしょうか。
 一応興奮抑制の効能の記載はあるようですが。ご助言の杞菊地黄丸は調子いいようです。

 よろしくお願いいたします。


お返事メール: モンスターペイシェントの対策はどこの医療機関でも頭を悩ませておられるそうですが、その点ではわれらアウトサイダー的な漢方薬局では、先手を打って拒絶しまくりです。

 それでも何とか潰れずに存続出来ているのは、奥ゆかしい日本の伝統を保守される人達がまだまだたくさんおられるからだと思います。
 我が薬局が潰れるときは、ヒゲジジイがプッツンするときか、日本の伝統文化が滅んだ時であろうと思います(苦笑。

 お尋ねの牛黄の件、御高齢者の多くの方に適応することが多いので、是非、一度試してみられるとよいと思います。これまでの体質的なご報告内容から考えましても、まず副作用的な問題が生じることはほとんど皆無だと思います。
 どの程度の効果が出るかはファジーな部分もありますが、当方ではパニック症候群にも応用して成果を上げていますし、ある種の鬱症状にも効果を上げています。

 牛黄は是非一度試して見られるとして、一般漢方処方の点では、もしも舌先が真っ赤でイチゴの粒粒のような状況であれば、黄連解毒湯が適応する(興奮を鎮静化)舌証であることが殆どです。

 また、鬱傾向があれば四逆散が適応するのはご存知の通りですが、黄連解毒湯と四逆散・杞菊地黄丸の配合は大いにあり得ることですし、また抑肝散系統が適応する場合でも明らかな黄連解毒湯証が合併していることも多々ありますので、黄連解毒湯・抑肝散・杞菊地黄丸の配合も大いにあり得ることだと思います。

 また、柴胡加竜骨牡蛎湯が合うようでしたら、これらの方剤と併用して四方剤の合方となっても不自然では決してありません。
 柴胡剤の運用では、柴胡加竜骨牡蛎湯と四逆散の併用が適応しているケースに若い世代でも結構多く遭遇しています。

 黄連解毒湯証は舌先の強烈な赤さ(イチゴ的)で判別しやすいので、これが無ければ殆ど使用しても無効ですので使用すべきではありませんが・・・・

 一部の人では、しっかりした体質改善を行うには、多くの方剤を併用しなければ十分な効果が得られないことがあります。

 たとえば、当方の二十年以上の常連さんたちは85歳を過ぎている人も多いのですが、一般の人のみならず専門家の医師・薬剤師が知ったら驚かれるに違いないほどの多種類の方剤を長期間連用されています。
 このお陰でボケることなく癌にも罹らず、信じられないような健康を維持されておられます。その方たちも多種類の方剤とともにほとんど全員がやはり各種の「牛黄製剤」の愛用者です。

 以上、取り急ぎお返事まで。
posted by ヒゲジジイ at 22:08| 山口 ☀| 漢方常備薬および漢方薬長期連用による効用について | 更新情報をチェックする

2008年01月11日

食うために生きるのか? 生きるために食うのか?

 現代社会では食うために生きているような人があまりにも多過ぎる。
 太った豚より、痩せたソクラテスになれ
 とは1964年3月の東大卒業式で、当時の大河内総長が卒業生の餞(はなむけ)に贈った言葉としてあまりにも有名である。

 酒や菓子類などの嗜好品を止め、食事量を減らしただけでアトピー性皮膚炎や消化器疾患がかなり寛解することを知らない人があまりにも多過ぎる。

 そもそも腹一杯、満腹になるまで食事をする習慣が根本的に間違っている。
 わかっちゃいるけど止められないのが人間様の業というものだ。

 日本国中、テレビ宣伝の影響で野蛮な漢方処方防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)製剤ナイシトールが馬鹿売れしているという。
 おめでたい国民もこと、ココまでに至ったのである。

 常連さんの中にも黒ゴマに中って湿疹が再発した人がいた。茵蔯蒿湯(インチンコウトウ)や地竜、瀉火補腎丸などで速効を得たと事後報告をされていたが、流石に長年の中医漢方薬学の学習効果が目覚しい。
 その他、常連さんにおける年末年始の暴飲暴食問題は、いまのところ報告はないが、各種漢方系の常備薬を揃えておられるから、緊急の連絡を取る必要もなく無事に過ごされていることと思われる。

注記:ここで言う常連さんとは、10年以上のお付き合いで、急性疾患用の常備薬漢方のほとんどすべてを揃えられている人達のこと
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2007年04月22日

漢方薬長期連用の効用は「スリムで元気で癌に罹らずボケない」

 またまた常連さんの自慢である。

 20年以上も漢方漬け(笑)の常連さんは、ご高齢者でも皆、癌にならずにボケることもなく、一人暮らしの矍鑠たる女性が多い。二度同じことを説明すると、一度言えば分かるよ!とノタモウ人もいる。

 若い常連さんも含めて10年以上のお付き合いの人に、誰一人として肥満体はない。極端に太っていた人も、いつの間にか3分の2の体重に減っている。身体が完全に半分にスリム化した人もいる(笑)

 癌の人でも再発予防の目的を兼ねて20年以上、再発はもちろん新たな発ガンもなくクオリティ・オブ・ライフの向上を実現されている。
 再発がんや進行がんの人でも10年以上のお付き合いともなれば、このこと自体が漢方薬の長期利用の価値を証明するようなものであろう。

 肥満で思い出したが、先日、経済界という出版社から発行された
医師が実証!メタボリックシンドローム克服法 内臓脂肪「そうじ」力旭丘光志著 定価1,429円+税
 の240〜245頁に亘って脂肪過多症の改善の効能を有する漢方製剤「扁鵲(へんせき)」について村田恭介氏のインタビュー記事が掲載されている


     

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2007年04月21日

合成医薬品が飲めない人ほど漢方漬けになっている

 午後、薬局を閉じた後になって常連さんからの電話相談が2名あった。合成医薬品に弱い人達ばかりで、だからほとんどすべての病気を漢方に頼らざるを得ないのである。
 いずれのご相談も、常備されている漢方薬類で解決できる問題ばかりだった。

 いずれの人も初対面の頃は難治性に近い病気を抱えながらも同時にあらゆる面で虚弱性の度合が強いために風邪を引きやすく、過労によって若くても帯状疱疹に罹患してみたり。しかしながら、合成医薬品はいずれも激しい副作用を経験していて二度と使いたくないという人達ばかりである。

 だからあらゆる疾患を漢方薬で治そうとお互いに努力するうち、すぐにはピントの合わなかった最初の頃の苦労が稔って、数年も経つうちに漸く様々な角度から体質傾向をしっかりと把握できるようになる。
 そうなるとシメタもので、かなり融通無碍・臨機応変に適切なアドバイスが可能となる。もしもこちらが迷っている時には、みずから解決策(方剤の選択や配合比率など)を提案されるようになるくらいだ(笑)

 分析力を必要とする弁証論治は、分類学の方証相対よりもシンドイ作業だから両者を併行して行うに限る。
 それでも、初対面の新人さんを一回目から明らかな効果を出すには一苦労である。これが常連さんともなると、体質の裏まで読めるようになっているので、それほど苦労は要らないのである。

 だから、労多くして根気の続かない新人さんにばかり時間を割くよりも、常連さんと雑談に花を咲かせながら気楽に過ごす方がどれだけ楽だろうかと、思わす本音を漏らしたくなるのだった。
 と、相変わらず減らず口を叩きながらも、比較的得意分野の疼痛関連疾患専門サイトを制作しようかと意気込んでいる。懲りずにHP制作である(笑)

 自慢じゃないが、いつも通りに先月も今月も、初回から効果を発揮させることが出来た新人さんが多かったのだが、効果があるとサッサと中断した人もいた。
 数種類の配合に対して「どれが効いたか分からない」と不満を漏らした人もいるが、
http://murata-kanpo.ftw.jp/u29173.html ここにあるように、
  何種類の漢方薬が必要か?

 『中医漢方薬学』では、病気を解決するための漢方薬の組み合わせの法則(配合法則)として、
 @病気の直接的な原因となっている「内外の病因」を除去する漢方薬。
 A五臓六腑の機能を調整する漢方薬。
 B体内に流通する気・血・水(津液)・精の疎通あるいは補充を行う漢方薬。

という三方面の漢方薬を配合することが鉄則となっています。


 一般的な病気では、この三方面の働きを2〜3種類くらいの漢方製剤でまかなえることが多いのですが、成人病や難病では内・外の病因が複雑化しており、五臓六腑の機能失調の状況や、体内を流通する気・血・津液・精の盈虚通滞(量的に過剰か不足か、流通が過剰が停滞かなど)における病理現象が複雑化していることが多いため、3種類以上の漢方製剤が必要となることがあります。もしも、この必要不可欠な配合を無理に節約すると、治せる病気も治せないことになります。
ということを全然理解されようとしないのである。
 (もしかして、やはり経費的な問題もあるに違いない?!

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2007年04月15日

村田漢方中西医結合論による寛解例

 先週は遠近様々のところから新人さんが頻繁に訪れた6日間であった。

 昨日のごときは閉店後の午後3時、一週間の疲労が積もって眠り込んでいる最中に玄関のベルが煩くなるので飛び起きると、偶然に続けて2名、二度目の人が調子がよいから同じ薬だけでも分けて欲しいと叩き起こされた(笑)
 皆がみな、このように一発で効いてくれれば良いが、そうばかりとは言えないのが、各種慢性病の宿命であり、こちらの漢方の手腕に関わってくるだけに、なかなか難問が解けない時には、ひどい鬱傾向に襲われて、四逆散や麝香製剤を常用する始末である。

 ところで村田漢方堂薬局に来られた半数近く?の人が利用されている体質改善三点セット(村田漢方中西医結合論)では、アトピー性皮膚炎や気管支喘息など多くの慢性疾患を持病として持たれる人の体質改善の基礎として利用している。
 このことは、現在来局中の人は良く御存知の方法である。

 具体的な製品を明記しないのは、皆にも常々言っているように、直接の御相談でない限りは微妙な配合をご自分でやっていただく関係で、間違った方法や誤解を招く結果になって、せっかくの価値を台無しにされたくないからである。間違った模倣をされては困るからに他ならない。

 今年、体質改善三点セットを併用することで効果を挙げた特殊例を挙げると、様々多くの症状を抱えている中年女性に、濃度の薄い四逆散とともに併用してもらうことで、十年前のリンパ節切除による右上肢のひどい腫れが短期間に消失しつつあり、頭痛・耳鳴りの原因が御本人の主観から、歯根部の慢性炎症にありとして抗菌中草薬の併用で次第に緩解していることなど。

 美容面では顔のシミやくすみがどんどん消えている人。
 アトピー治癒後の皮膚の黒ずみやシミも脂漏性皮膚炎やニキビの体質改善にも1〜3年の気長い根気があれば解決可能であり、過去に多数の実績があるから、体質改善のみならず美容目的で常用している人も意外に多いこと。
 とりわけ美容面では多くの人に喜ばれ、常連さんの殆んどの人が愛用していること。肌がスベスベしてお化粧の乗りがトテモ良いなどと、ヒゲジジイに言われても、そのニュアンスは殆んど理解不能・・・

 一部の例外を除いて、ほとんどの人が誰でも安心して体質改善剤として使用できること。

 主軸はあくまで天然生薬を用いた医薬品であるから、重要な効果・効能の記載が厚生労働省から認可されていること・・・などなど、いつになくブログで宣伝してしまったが(笑)、難病治療時のバックアップのみならず、美しくなりたい人の美容面でも大いに大活躍していることから、現在当方で常用されている人に向けた広報として書いた(笑)

posted by ヒゲジジイ at 12:15| 山口 ☁| 漢方常備薬および漢方薬長期連用による効用について | 更新情報をチェックする

2007年02月11日

常備しておくべき漢方薬は天津感冒片だけでなく五苓散や猪苓湯など

1月5日の
 ピンとはずれの処方の判断ミスでゴメンネとあやまったこと2例 および
 1月13日の
 猪苓(チョレイ)における補益性の有無について および
 1月29日の
 猪苓湯を杞菊地黄丸に変えて の続編である。

 結論から先に言えば、茵蔯蒿湯(インチンコウトウ)などを既に服用中の上に猪苓湯製剤を追加したところ、利尿作用が効きすぎて中止せざるを得なかった東京の昔のお嬢様のお話。

 その猪苓湯製剤が同じこのお嬢様に今回は大活躍したお話である。
 先週の金曜日(3日)にニギリ寿司を食した後、激しい吐き下しをして動けず、直ぐには病院にも行けなかったが、病院の診断では腸のウイルス感染であろうとのこと。後で症状を聞けば、口渇が激しく、明らかに五苓散証の典型であったようだ。

 下痢は止まったものの、口渇と吐き気が続いて体力を喪失しているので、こちらからも漢方薬を送ることなり、五苓散製剤と藿香正気散(カッコウショウキサン)←分厚い白い苔が顕著ゆえ。さらに板藍茶(板藍根エキス)もお送りして、次第に調子がよいものの一日に2回しか排尿がなく、下腹部も張るとのことだった。

 当然、ここで以前中断して保存しておいた猪苓湯製剤の大活躍である。翌日には正常な排尿に戻ったということだから(昨日のこと)、やはりどこの家庭でも置いておくべき猪苓湯製剤や五苓散製剤である(笑)

 ところで一昨日、福島県からかかって来たお問合せの電話で、当方のブログを読んでいるとしばしば「常連さん」とあるが、この定義は如何にとの御質問。
 当方での常連さんは、年来の頑固な慢性疾患がかなり軽快して後、あるいは併行して大の漢方ファンとなり、急性疾患などアラユル状況に備えて各種の漢方薬を常備している人達である。それらの多くの人は、病院の合成医薬品に弱い!

 その常備薬の一端を少し書けば、銀翹散製剤(天津感冒片や涼解楽など)、参蘇飲製剤、葛根湯製剤、インチンコウトウ製剤、黄連解毒湯製剤、猪苓湯製剤、五苓散製剤、胃苓湯製剤、カッコウショウキサン製剤、牛黄製剤、さらには板藍茶、白花蛇舌草、田七人参などである。
 これら以外にも体質的な特徴から、小陥胸湯製剤や辛夷清肺湯製剤や大柴胡湯製剤や四逆散製剤を常備している人も多い。
posted by ヒゲジジイ at 02:04| 山口 ☀| 漢方常備薬および漢方薬長期連用による効用について | 更新情報をチェックする