2021年10月05日

憂鬱な難題

 数年前、最後にやってきた野良猫の2代目クロちゃん。4匹のうちこの一匹だけが食欲旺盛で肥満体。昨年、尿路結石と思われる排尿痛と血尿で、トイレから出ると泣き叫ぶことしばしば。

 コロナ禍ともあって獣医さんのところへ行くのも躊躇するので、まずはスポイトを使って猪苓湯だけを溶かして1日1回、逃げ回るのを何とか捕らえて無理やり飲ませていたところ1ケ月過ぎる頃には無症状になった。

 そこで安心して、ここ1年以上、猪苓湯を飲ませるのを怠っていたら、最近、またまた再発した模様。昨年よりも軽症とはいえ、排尿痛と軽度の血尿を伴っている模様。

 人に懐くのが一番遅い猫ではあったが、ようやく最近は親しくなったようなので、今回は猪苓湯+我が発案品の「石流茶」を加えてスポイとで飲ませたところ、猪苓湯だけの時とは違って、よっぽど味がまずかったのか、逃げ回って、ヒゲジジイに寄り付かなくなった。

 その癖、寝る時だけは、茶トラのトラちゃんと一緒に布団の足元に並んで、いびつな川の字になって、人間1人と猫2匹で寝ているのである。

 日中から就寝まで、ヒゲジジイを見ると逃げ回ってばかりいるので、だまし討ちで数日に1回しか飲ませられない。飲めた日とあくる日は調子がよさそうだが、その後はやはり泣き叫んで排尿痛と軽度の血尿が出ている模様。

 だから何とかして毎日飲ませようと企んでも、食事とトイレが終わると、どこかに隠れて出て来ない。ヒゲジジイが就寝した時だけは、いつの間にか足元でトラちゃんと並んで寝ているのだから、その時を捕らえる以外に方法がなさそうだが、相当に重い猫だから、成功するかどうか自信がない。

 元野良猫だけに、安易な捕まえ方をすれば噛まれる恐れも無きにしも非ず。なんともやり切れない憂鬱な難題が生じて、実に悩ましい日々を送っている(泣。
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2019年5月23日の2代目クロちゃん(雄1歳未満)
2019年5月23日の2代目クロちゃん(雄1歳未満) posted by (C)ボクチンの母

2020年07月23日

間質性膀胱炎に関する相談に返事するも、折り返しの挨拶はナシ(5月19日)

【 ブログへ掲載の可否 】:転載応諾(ブログへ転載させて頂く場合があります。)
【 年 代 】:50〜59歳の女性
【 地 域 】:関東
【 具体的なご職業 】:無職
【 お問い合せ内容 】:
初めてメールをお送り申し上げます。

2ヶ月前から夜間頻尿で4〜6回トイレに行きます。
膀胱痛もあり、潜血は+/−、泌尿器科で間質性膀胱炎の疑いとのこと。

こちらのブログを見て、1ヶ月前から猪苓湯+六味丸を飲んでいますが、効果を感じられません。

2015年09月24日のブログ「そんなに世間の猪苓湯は効かないの?!」
を読み、メーカーによって猪苓湯の効果が全く違うと知りました。

このブログに書いてある「某メーカーの猪苓湯エキス製剤」を教えて頂けないでしょうか。

今までに飲んだ猪苓湯は、ツムラ、クラシエ、シンワ(5/15〜)です。

六味丸はJPSを飲んでいます。

また、2週間前から〇〇の白花蛇舌草エキスも飲み始めました。

よろしくお願い申し上げます。

2011年7月23日の茶トラのボクチン(7歳)
2011年7月23日の茶トラのボクチン(7歳) posted by (C)ボクチンの母

【お返事メール】

 本来、漢方治療は、専門家によって一連の症候にもとづき、体質や症状を総合的に把握して適切な方剤を選んでもらうべきです。

 自己治療の場合、当方のブログに書いてあったからといって、思いがけず特殊な問題が絡んでいることも大いにあり得るので、まったく同じ方剤でうまくいくとは限りません。
 とりわけ、こちらの地方と、関東地方では、かなり体質的な傾向が異なることがあります。

 たとえば、同じアトピーでも、あるいは逆流性食道炎でも、関東地方の人達と、中国地方や九州地方の人達とでは、意外と適切な方剤の傾向がかなり異なっていたことが多かった現実があります。

 ですから、地元近辺の専門家にしっかり相談してみるのが最善だと思います。

 せっかくのご質問ですから、お答えしますが、猪苓湯は、利水作用をやや妨害してしまい兼ねない阿膠(ゼラチン成分)の配合を含んだエキスの抽出方法が、もしかしたらやや杜撰に思える製造方法が却ってプラスになり、他社に比べてよりよい利水作用を発揮していると思える●●●●の猪苓湯です。

この会社の猪苓湯は、ネットでは不当廉売かと思えるほどの安売り合戦で、ほとんど原価に近い価格で購入できるしろものです。他の製品まで推奨する気にはなりませんが、この会社の猪苓湯だけは、高く評価しています。

 但し、▼▼▼製などの猪苓湯は、阿膠がしっかり含有されており、これもまたこれで、目的によっては阿膠がしっかり効能を発揮してもらう必要がある場合も多々ありますので、こちらでは猪苓湯を各社何種類か常備して使い分けています。

 たとえば、アトピーで使用するときには、●●●●でフィットする人でも、逆にこれがダメで、▼▼▼製がよくフィットしている人など、腎機能関係の疾患でも、相性があって、しっかり使い分けて、阿膠がしっかりした製剤がよい人もあります。

 なお、白花蛇舌草は、△△製は、あきらかに濃度が薄いので、▽▽▽▽製がもっとも高濃度ですので、ほんとうに必要なものなら、その違いは想像以上に大きいものです。但し、▽▽▽▽製は、ネットで購入は不可能ですので、お近くの◎◎◎薬局を見つける必要があります。

 いずれにしましても、当方のブログをそのままマネしても、実際の一連の症候によっては、またその土地土地で暮らす人たちの体質傾向での違いも大いにあり得るので、六味丸のところが、八味丸や牛車地黄丸などの方が適切だったりということもあり得ますが、素人療法ではうまくいかないことが多いものだと思います。

 実際のところ、専門家に相談したところで、直ぐすぐに適切で効果的な配合が短期間で決まるとは限らないのですから、素人療法ではなおさらです。

 取り急ぎ、お返事まで。
その後の折り返しの挨拶はナシ!
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2012年7月23日の体調を崩して一ヶ月半の茶トラのボクチン(8歳)
2012年7月23日の体調を崩して一ヶ月半の茶トラのボクチン(8歳) posted by (C)ボクチンの母

2020年03月17日

遠方で通えない人の電話やメールでの漢方相談の依頼だが・・・

【 ブログへ掲載の可否 】:転載応諾(ブログへ転載させて頂く場合があります。)
【 年 代 】:50〜59歳の男性
【 地 域 】:関東地方
【 お問い合せ内容 】:
 お世話になります
 6〜7年前にお世話になりました●●と申します
 おかげ様で逆流性食道炎は大分楽になりました

 現在 1日20〜30回の頻尿で困っております
 自分では 慢性前立腺炎ではなく間質性膀胱炎ではないかと思っています

 現在 仕事 家庭の事情で村田先生のところにお伺することができません
 電話 メール等で診察していただいて漢方薬を送っていただくことは可能でしょうか

宜しくお願いします

2011年03月17日の茶トラのボクチン(6歳)
2011年03月17日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

お返事メール:

 新型コロナウイルス感染の問題が蔓延しています昨今、こちらに来られないご事情は、却ってさいわいです!

 どこでいつ感染するか分かりませんので、長距離移動はかなり危険だと思います。

 ところで、肝腎なご相談の問題ですが、間質性膀胱炎の治療方法は体質によってマチマチですので、電話相談やメールではなかなか困難です。

(追補:何度か来られたのちに、電話やメール相談に切り替えて通信販売に切り替えることは可能です。)

 頻繁に直接通える人でさえ、ピントがフィットするまでに相当期間がかかる場合もあり得るだけに、そちらの地元近辺の漢方薬局で相談されるのが無難です。

 また、●●さんの場合、逆流性食道炎との兼ね合いもありますので、うかつな漢方薬をお出しすることもできません。

 残念なお返事になって恐縮ですが、こちらでは昨今、新型コロナウイルスの感染予防や、それに恐怖を抱く常連さんやお馴染みさんの対処で手一杯の状況です。

取り急ぎ、お返事まで。

2011年03月17日の茶トラのボクチン(6歳)
2011年03月17日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

折り返し頂いたメール:

迅速な御返事ありがとうございます

一つ質問させて下さい

西洋医学では 間質性膀胱炎は難病になっていますが

漢方で改善することは可能でしょうか

2011年03月17日の茶トラのボクチン(6歳)
2011年03月17日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

お返事メール:

しっかり漢方薬のピントがしっかり合えば根治し、根治できない場合でもかなり改善できます。

2012年03月17日の茶トラのボクチン(7歳)
2012年03月17日の茶トラのボクチン(7歳) posted by (C)ボクチンの母

折り返し頂いたメール:

コロナ問題が収束し 以前のようにお伺できる環境が整いましたら 突然お伺させていただくかもしれませんのでその時は宜しくお願いします

お忙しいのにお返事ありがとうございました

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2012年03月17日の茶トラのボクチン(7歳)
2012年03月17日の茶トラのボクチン(7歳) posted by (C)ボクチンの母

2019年04月28日

間質性膀胱炎をますます悪化させていた原因は美容目的の生野菜の大量摂取!!!

 医療関係者ながら、間質性膀胱炎で、極めて長期間、あらゆる治療や繰り返しの手術にも抵抗して治らず、終日続く続く下腹部の鈍痛と排尿時の不快感。

 明らかに冷えが原因となっており、あらゆる状況から当帰四逆加呉茱萸生姜湯+猪苓湯を10日間服用してもらっても、案に相違して、まったく無反応!

 手足も、肝腎な腹部も温まる兆候は皆無で、諸症状も不変だという。

 ところが、初回にチェックし忘れていた大問題を発見!

 10年以上前から、美容目的で日々大量の生野菜やグリーンスムージー、刺身なども含めて、生ものの大量摂取のオンパレード!

 資格が必要な医療関係者であっても、これがいつまでも間質性膀胱炎を治らなくさせている原因であることを疑いもしなかったことに、こちらは驚くばかり。

 こういう食事を続けている限り、いつまでも治らないばかりか、よっぽど大量の当帰四逆加呉茱萸生姜湯を使用しない限り、ほとんど効果も得られないだろう。

 というよりも、現在の食習慣をすべて改め、即刻、煮た野菜類を中心に、果物もレンジして食べるくらいに徹底して、生(なま)のつくものは、一切摂らないようにするなど・・・最近は、ダラダラとブログを書くのが面倒になっているので、過去に書いたブログ

2014年08月05日 生野菜や冷えた果物の常食によって膀胱炎を慢性化させてしまっていた実例 

 などを参照されたい。
 その他のところでも比較的詳細に何度も繰り返し、書きなぐったはずである。

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2012年04月28日の茶トラのボクチン(もう直ぐ8歳)
2012年04月28日の茶トラのボクチン(もう直ぐ8歳) posted by (C)ヒゲジジイ
 
ラベル:間質性膀胱炎

2019年03月18日

夜間の頻尿に八味地黄丸がまったく無効で口内がシビレ、六味丸で超即効

2009年03月18日の茶トラのボクチン(4歳)
2009年03月18日の茶トラのボクチン(4歳) posted by (C)ヒゲジジイ

 もともと数年前、間質性膀胱炎と診断され、終日続く極めて不快な自覚症状が、猪苓湯+六味丸+白花蛇舌草など、数ヶ月の連用で完璧に快癒していた中年女性。

 その後は、耳鼻咽喉科系の難治性の頑固な疾患で、荊芥連翹湯+当帰芍薬散などを長期間続けていたが、昨年秋頃より夜間の就寝中に4回の頻尿が続くようになったといわれる。
 但し、間質性膀胱炎と診断された時のような四六時中の不快症状や排尿時の疼痛などは皆無とのこと。

 ここ1年以上は通って来られないので、詳細な舌証などの分析は困難ながら、メールでの相談によって、猪苓湯や清心蓮子飲など、順次試してもらったが無効。

 真冬になって冷えが原因だろうとご本人の申告があり、温める作用をうたう市販の健康茶を飲んだら少しよいような気がするといわれながらも、やはり就寝中の夜間、4回の排尿が減らないので、これまで通りに従来服用されている2方剤に加えて、仕事内容を想像するに、中気下陥を想定して補中丸を試してもらっても無効。

 であるなら、ご本人の申告通り年齢的な冷え込みを想定して、世間で定番の腎の陰陽両虚に対する八味地黄丸(某社のエキス製剤)を試してもらったところ、ぜんぜん効果がないばかりか、意外にも口内のシビレを感じるとのことで、附子の過敏性があるに違いないので、即中止してもらうと、数日以内に口内のシビレは消失。

 その間、腎機能に問題があってもいけないので、病院で検査してもらったところ、まったく問題はなかった。

 通って来られないので、これ以上の工夫は困難に感じていたところ、ご職業柄か頭の冴える人で、数年前、間質性膀胱炎で使用した腎陰虚に対する六味丸(別の某社のエキス製剤)が8包残ってたので、試してみたところ、即効でその晩は、1回の排尿だったとのことで、一時的なことかどうかを試したいので10日分を送ってほしいとの依頼。

 送付した六味丸が到着するまでの約1日飲めなかった日は、直ぐに4回の頻尿に逆戻りしたが、受け取って服用後は、やっぱり1回の排尿だったとのこと。それゆえ、今後、長期間、続けることとなった。

 あと知恵ながら、本来、六味丸がフィットする体質の人は、しばしば長期間の服用により、優れた体質改善作用を発揮するのだから、間質性膀胱炎が快癒して以後も、そのまま継続服用されておくべきだったはずである。

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2009年03月18日の茶トラのボクチン(4歳)
2009年03月18日の茶トラのボクチン(4歳) posted by (C)ヒゲジジイ

2018年06月19日

数年ごとに尿路結石の激しい疼痛発作を繰り返し・・・

2018年6月17日のスコちゃん(雄5歳)
2018年6月17日のスコちゃん(雄5歳) posted by (C)ボクチンの母

 頂き物の酒類がたくさんあるので、日々嗜んでいたら、突然持病の尿路結石発作が再発したという男性。

 夜中1時に、救急車を呼ぼうかと思うほどの地獄のような激しい疼痛発作!

 例によって例のごとく、久しぶりに、4包ずつ残っていたのをさいわいに、猪苓湯+石流茶を続けて2回服用することで、事なきを得たとて、昨日、慌てて補充購入に来られた性懲りない男性がいた(苦笑。

 蛇足ながら、ヒゲジジイ自身は、哲学の煙は嗜んでも、酒類は一切無縁。

 昔むかし、酒の席で醜態をさらす男女の醜い振る舞いを目撃するにつけ、アルコール酒類は、絶対に飲む気にはならないのだった。

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2018年6月17日のスコちゃん(雄5歳)
2018年6月17日のスコちゃん(雄5歳) posted by (C)ボクチンの母

2010年05月19日の茶トラのボクチン(6歳)
2010年05月19日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母
ラベル:尿路結石 石流茶

2017年06月15日

やや高齢の女性達の間質性膀胱炎は、漢方薬でよく奏効するが・・・

2010年6月15日のボクチン(6歳)
2010年6月15日のボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

 病院で間質性膀胱炎と診断されて、西洋医学治療はもとより、ツムラ漢方でも治らなかった人達。

 中でも、たまたま3種類のエキス製品(2種類の方剤と1種類の中草薬)の組み合わせで、偶然まったく同じ配合内容で、3名の女性たちが、同じようによく奏効している。

 そのうち2名は、比較的短期間で即効を得ている。

 念を入れて1年以上続ける人が多いが、まったく無症状になったので、連用に飽きが来て、一種類を減らしたり、服用回数を激減さえていると、半年くらいでやや再発気味になる。
 もとに戻すと、多くはまた短期間で無症状となる。

 中には、いつになったら根治するのですか?と問われるので、年齢を考えると、無期限に続けたってよいのではないでしょうか、と答えたいところである。

 内容的にも老化予防や、多少ともがん予防にもなるかもしれない内容でもあるのだから、年齢を考えるとな〜と思うのだが、これが漢方薬の絶大なる価値を認める常連さんたちの健康意識とは、大きく異なるところのようである。

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2010年6月15日のボクチン(6歳)
2010年6月15日のボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

2017年01月17日

今年もまた猪苓湯+石流茶のお世話になりました

2011年01年16日のボクチン(6歳)
2011年01年16日のボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

 寒気に伴って、ますます空気の乾燥が増すのは、エアコンをかけっぱなしの生活が続くから、室内の湿度は28パーセント。

 例によって数日前から、左下腹部の鈍痛を折々に感じて不愉快。

 結果的に、水分補給が間に合わなかったと思われる。

 いつものパターンで、明らかな尿路結石の兆候である。

 日ごろから予防しておけばよいのに、服用を怠っていた猪苓湯+石流茶のみならず、この度の弁証論治にもとづき、大柴胡湯+杞菊地黄丸を加えて服用を開始したところ、2回目を飲んだところで、不気味な鈍痛は、ほとんど雲散霧消!

 しばらく続ける必要があるが、どこまで続くことやら。

 ともあれ、いつも即効が得られるのは、ヒゲジジイの前世の行いがよかったからか? あるいは猪苓湯+石流茶のみならず、大柴胡湯や杞菊地黄丸の品質がよいからなのか? 

 おそらく両者いずれもが相俟ってのことだろう(呵々。

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2011年01年16日のボクチン(6歳)
2011年01年16日のボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

ラベル:尿路結石 石流茶

2016年07月25日

とても頑固な間質性膀胱炎の場合の2例

2009年7月25日の茶トラのボクチン(5歳)
2009年7月25日の茶トラのボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母

 七十代の女性の場合、繰り返し細菌性の膀胱炎を繰り返すうちに、抗生物質が効かなくなって、よく調べたら細菌が発見されないのに、常時不快症状が続く間質性膀胱炎と診断されるに至った。

 病院治療では治らないので、漢方薬を求めて来局。

 例によって猪苓湯+六味丸+白花蛇舌草で、良い時もあるがそうでもないことを繰り返し、いつまでも完全にはスッキリとは行かない。

 途中、八味丸に切り替えたときもあったが、逆効果だったので、観念して上記の三種類で持久戦となった。

 ようやく十ヶ月近くになって、ようやく最近はとても調子がよい日々が続いているといわれる。

 もうお一人は、中年近い女性の場合。
 猪苓湯+六味丸で劇的な即効を得ていたが、一ヶ月後には元の木阿弥となった。

 そこで清心蓮子飲を追加したりなどすると却って悪化するといわれる。

 猪苓湯+六味丸に白花蛇舌草を加えると、再度、しばらくは無症状となって喜んでいたが、次第にもとに戻りはじめたので、猪苓湯+六味丸だけにするとまた症状が治まって数か月以上。

 ところが、漢方薬を服用する前ほどではないが、最近になってまた再発したといわれる。

 荊芥連翹湯や芍薬甘草湯などを追加してみても、却って逆効果だと言われるので、上記の女性のように、猪苓湯と六味丸+白花蛇舌草の三種類を主体で、持久戦で行くべきかと考えたが、一度すべてを中止してみて、どの程度、漢方薬が役立っているのか、効き目が本当になくなったのかを確かめてもらうことにした。

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2009年7月25日の茶トラのボクチン(5歳)
2009年7月25日の茶トラのボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母

 

2016年07月15日

石流茶は、煎じた味とそっくりだ!、と喜ばれた

ヒゲジジイ愛用の石流茶
ヒゲジジイ愛用の石流茶 posted by (C)ボクチンの母

 繰り返し胆石が生じる女性が、以前から柴胡剤とともに連銭草と裏白樫を一緒に煎じて愛用されていたという。

 煎じなくてよい石流茶があることを知って、試してみたところ、煎じたものとまったく同じ味だったと感激されていた。

 当然といえば、とうぜんのようだが、煎じたものとまったく同じ製法で抽出したものだから、というより、製造元のコタローさんに、ヒゲジジイがいつもながら、口うるさく要求した通りに努力してくれたお陰である(苦笑。

 ともあれ、発汗する機会が増える猛暑に向かって、小便が濃くなって尿路結石で苦しむ人が爆発的に増える季節。

 このお茶で猪苓湯を常用している人が増えている。

 先日も、数ヶ月の間、病院治療やウラジロガシのお茶類などを続けても、どうしても出なかった石が、送ってあげた某メーカーの猪苓湯と、この石流茶に切り替えてもらったところ、15日ですっきり排石できたと喜ばれ、数ヶ月分をまとめ買いされた人もある。

 前者も後者も、いずれも県外から来られた人達のお話し。

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2010年7月15日のボクチン(6歳)
2010年7月15日のボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

ラベル:石流茶

2015年11月20日

間質性膀胱炎と診断された人こそ、過去に繰り返す細菌性膀胱炎の病歴がある人が断然多い

2009年11月21日の茶トラのボクちん(5歳)
2009年11月21日の茶トラのボクちん(5歳) posted by (C)ボクチンの母

 昨今流行の間質性膀胱炎と診断されて、病院治療で治らないので、漢方相談を受けることが多い。
 
 ところが、よくよく問い質してみると、村田漢方堂薬局で相談を受ける限りでは、過去に細菌性膀胱炎を繰り返していた人が多い。

 しかも、いずれの人も繰り返し投与されていた抗生物質の効き目が次第に悪くなり、最終的には尿検査で細菌が見られなくなっても、膀胱炎症状が取れなくなっている。

 このように過去に細菌性膀胱炎の病歴がある人の間質性膀胱炎は、抗菌的に作用する漢方薬や中草薬の配慮が必須となる。
 たとえ、尿検査で細菌が発見されなくなっても、膀胱内壁や尿道壁に細菌がへばりついて眠っているだけだというイメージが必要と思われる。

 要するに間質性膀胱炎と診断されていても、細菌性膀胱炎が潜在していると考えた方が現実的だろう、ということである。

 だから、いずれの人も猪苓湯を主体にした抗菌的な漢方薬や中草薬の併用を必須として、それで効果が上がっている。

 要するに、間質性膀胱炎と診断された多くの人が、漢方的には細菌性膀胱炎と共通した漢方薬類の組み合わせで、十分に根治可能という印象が強い。

 蛇足ながら、抗生物質が効かなくなった慢性の膀胱炎は当然として、男性の慢性前立腺炎はもとより、痔瘻、慢性化膿性骨髄炎、肺膿瘍などにも、過去の経験ではいずれも適切な漢方薬類の長期連用で根治した例が多いので、当然のことながら、細菌性膀胱炎で抗生物質が効かなくなったケースでも、十分に漢方薬で対処できて当然だろう。

 肝質性膀胱炎と診断されている人が、突然、細菌性膀胱炎に見舞われたというケースにもしばしば遭遇するが、やはり抗生物質を連用しても無効だと言われる人が多いのだが、そのことから考えても、間質性膀胱炎と診断されている人でも、尿から細菌が発見できないからといっても、多くは慢性的な細菌感染を無視できないように思われる。
 
 抗生物質が効かなくなった慢性の細菌感染関連疾患には、適切な漢方薬の配合によって、かなり多くの場合、治癒に導くことが可能なのではないかという印象が強いのである。

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2009年11月21日の茶トラのボクちん(5歳)
2009年11月21日の茶トラのボクちん(5歳) posted by (C)ボクチンの母

 

2015年10月29日

こんな杜撰な飲み方でも腎臓結石がはじめて消えたり小さくなったり (人のことは言えないけど・苦笑)

2010年10月29日のちゃとらのボクチンちん(6歳)
2010年10月29日のちゃとらのボクチンちん(6歳) posted by (C)ヒゲジジイ

 30年来の腎臓結石を患う某製薬メーカーの営業所長さんが、突然、本日やって来られた。

 4ヶ月ぶりくらいの訪問だが、今日はお礼に参ったとのお話し。

 以前、ヒゲジジイがアドバイスした通りに、猪苓湯と桂枝茯苓丸(これは御自身の判断)+石流茶というお茶で服用すること4ヶ月。
 但し、2ヶ月分を4ヶ月かかって服用したのだといわれる。

 昨日の検査では、1.2cmの石が完全に消滅しており、1.7cmと1.4cmの石は、それぞれ5mmに縮小。
 このお陰で、もう検査には来なくてよいと言われたという。

 30年来の腎臓結石患者さんとはいえ、数年前には、あまりに石の塊が大きす過ぎて、2度に亘る大手術によってようやく回復したのもつかの間、またぞろ石を3個も製造してしまっていたらしい。

 これまで一度も石が小さくなったり、消滅するなどとはあり得なかったので、とても感激して、遠路はるばる、わざわざお礼に来られたということだった。

 他社製の製品ながら、その製造メーカーさんにも、自分に代わってヒゲジジイからも是非、お礼を伝えて欲しいということだった。

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2011年10月29日の茶トラのボクちん(7歳)
2011年10月29日の茶トラのボクちん(7歳) posted by (C)ヒゲジジイ

2011年10月29日の茶トラのボクちん(7歳)
2011年10月29日の茶トラのボクちん(7歳) posted by (C)ヒゲジジイ


ラベル:石流茶 猪苓湯

2015年09月24日

そんなに世間の猪苓湯は効かないの?!

2008年9月25日のボクチン(4歳)
2008年9月25日のボクチン(4歳) posted by (C)ヒゲジジイ

 どうも世間では村田漢方堂薬局で使われる猪苓湯ほどの効果が出ず、無効なことが多いらしい。

 恐らくこれは製剤の品質の問題ではないかと思われる。

 最近、無菌性の間質性膀胱炎とて、相談にやって来られた人は、医療用の猪苓湯(敢えて製造メーカーの名前は伏せる)を1ヶ月投与され、飲み続けてもまったく無効だったという。

 もちろん頑固な間質性膀胱炎が猪苓湯だけで治るとは限らないが、一ヶ月も続ければ、少なくとも多少の効果が出るのが当然だと思っていた。

 またまた品質の問題であろうと、敢えて、他方剤の併用をせずに、某メーカーの猪苓湯のエキス製剤だけを飲んでもらった。

 案の定8日後にやって来られて、夜間の4〜5回の排尿が、3〜4回、多くは3回に減って、日中も僅かながら楽になっているという。

 過去にも、男性の前立腺炎では、猪苓湯だけでは到底治せるものではないが、少なくとも猪苓湯によって、付随する残尿感や不快感が一定レベル軽減できているが、その人達の多くは、既に医療用の猪苓湯を投与されていたが、いずれもまったく無効だったという。

 ヒゲジジイにとっては信じられない話だが、これはメーカー間の品質の差異は、想像以上に大きいのかもしれない。

 あるいは品質にそれほど差はないはずだが、ということにでもなれば、村田漢方堂薬局には霊界の漢方系医療団がバックに控えて、陰に日に霊力を送ってくれているのかもしれない(呵呵。

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2008年9月25日の茶トラのボクちん(4歳)
2008年9月25日の茶トラのボクちん(4歳) posted by (C)ヒゲジジイ

ラベル:猪苓湯

2015年08月26日

間質性膀胱炎だって

2010年8月26日の茶トラのボクチン(6歳)
2010年8月26日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ヒゲジジイ

 昨日は台風の最中に
2015年08月25日「攻撃の声が高ければ高いほど、嘘が大きい」という法則
 を投稿していたくらいだから、なんてこともなくホッと一息。
 ともあれ、

 以前は間質性膀胱炎という病名はなかったはずだ。
 最近、しばしば聞くようになったが、無菌性の膀胱炎というのは以前からしばしば見られ、慢性化していて菌がみつからないので、当然、抗生物質は無効。

 そんなことから、この無菌性の膀胱炎は、昔から今に至るまでしばしば相談を受ける慢性疾患である。

 最近では皆さん、間質性膀胱炎と診断されて、病院治療ではまったく無効で、ツムラ漢方など医療用の漢方薬を様々投与されていても、これも無効というケースは、無菌性の前立腺炎のケースと同様である。

 いずれの疾患も、ややテクニックが必要ながら、多くは数ヶ月経つ頃は安定した効果が出るので、しばらく徹底的に継続すれば、いずれは根治してしまう疾患である。

 多くは単純な方剤では無理だが、しっかり弁証論治を繰り返して微調整を行えば、通常は比較的順調に回復して行く。

 難病の相談が多い村田漢方堂薬局でも、これらの疾患については、しばしば相談を受けるが、過去に猪苓湯を投与されていたケースも多いが、それで効果がなかった人なども多く、明らかに猪苓湯の品質の問題が大きい。
 のみならず、併用すべき方剤に問題があったケースも多い。

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2010年8月26日の茶トラのボクチン(6歳)
2010年8月26日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ヒゲジジイ


ラベル:間質性膀胱炎

2015年07月31日

膀胱炎のファーストチョイスは猪苓湯! 五淋散や竜胆瀉肝湯では重過ぎることも

2009年7月31日の茶トラのボクチン(5歳)
2009年7月31日の茶トラのボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母

 教科書的な理論によれば、膀胱炎のファーストチョイスは、猪苓湯などではなく、五淋散や竜胆瀉肝湯である、などと漢方界では盛んに喧伝されるが、理論に溺れて臨床の現実を見ない部分なしとしない。

 もちろん、五淋散や竜胆瀉肝湯が適応する膀胱炎も多い、のだろうが、しばしば膀胱炎に見舞われる女性達は、とても華奢な人も多く、これらの重い方剤では胃気に対する不安もあり、胃障害を生じたり、体力低下を招くばかりで、却って十分な効果が得られないこともある。

 五淋散や竜胆瀉肝湯に共通して含まれる地黄や当帰、黄芩、木通、山梔子など、単なる膀胱炎レベルで、胃弱の人には向かないし、そうではなくても、これほど大袈裟な配合は不要なことが多いのが現実なのである。

 だから、配合生薬も比較的シンプルな猪苓湯をファーストチョイスと考えるのが無難であり、炎症が激しければ、中医漢方薬学の本領発揮で、清熱解毒の抗菌中草薬をしっかり加えればよいだけのことである。
 また、慢性化していれば、六味丸などを加えるなど、甚だ融通が効いて重宝な猪苓湯なのである。

 要するに、よくみられる膀胱炎くらいで、五淋散や竜胆瀉肝湯などの重い方剤を使用すると、人によっては不快反応をもたらす現実を直視すべし、ということ。

 数十年前、山本巌先生が、膀胱炎のファーストチョイスは五淋散であるとさかんに広められていた時代があったが、当時から製造メーカーさんの宣伝か?くらいに思うばかりで、猪苓湯で不足を感じたことは皆無だった。

 むしろ五淋散は慢性前立腺炎に多用することが多く、これのみの常用1年くらいで根治した例もあったほどである(1例を除いて、その後はこの単方だけで根治した例はない。)

 ともあれ、教科書的な理論に溺れて現実を見ない風潮は、世の中の学者さん達だけの悪癖かと思っていたら、実際の病人さんを扱う医師や薬局でも同様な現象がみられるようなので、老婆心ながら、敢えて憎まれブログを記した次第。

 泌尿器系統の分野で、慢性前立腺炎や慢性副睾丸炎など、頑固な疾患こそ五淋散や竜胆瀉肝湯が出番となることが多く、かといってこれらの方剤だけでは不十分なことが多く、さらに猪苓湯も加えて玉金や各種の活血化瘀薬に清熱解毒の中草薬など、相当に配合の工夫を要することが多い。

 漢方が得意分野でもある慢性前立腺炎、過去から現在に至るまで、根治に至った人多数。
 といっても、そのすべてが五淋散や竜胆瀉肝湯が必要だったわけでもない。
 猪苓湯主体の配合で、上記の合方や加味薬でよかった例も数多い。

 蛇足ながら、猪苓湯については、各社優劣が大きいので、使用するメーカーには注意が必要である。
 とりわけ医療用の中には首を傾げざるを得ない問題に折々に遭遇。
 過去、専門誌にも証人多数の実例も発表しており、決してオーバーな話ではない。

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2009年7月31日の茶トラのボクチン(5歳)
2009年7月31日の茶トラのボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母


2015年06月28日

尿路結石を繰り返す好い加減な男たち

2012年6月29日体調を崩した茶トラのボクチン(8歳)
2012年6月29日体調を崩した茶トラのボクチン(8歳) posted by (C)ボクチンの母

 村田漢方堂薬局の漢方薬は、前世の行いがよかった人には効き目がよいが、前世で行いが悪かった人は効き目が劣るというのが、昨今の口癖で、効き目が悪かった時の卑怯な予防線を張るのが悪習となってしまった。
 そういう人でも、今生で徳を積めば、効果が出やすくなるかもしれないなど、意地悪な冗談が多過ぎたか・・・?

 土曜の夜、左下腹部に不穏な疼痛交じりの不快感!

 昨今、服用をサボっていた猪苓湯+石流茶を1包ずつ、慌てて服用。
 1回の服用で、諸症状は雲散霧消!
 即効を得て、そのまま、また服用を怠っているのを、いま、思い出した。

 しばらく前まで、何ヶ月にも渡って熱心に服用していたのが、いつの間にか服用を怠っていたのである。

 即効をよいことに、直ぐにサボるのはヒゲジジイに限らない。
 同病の馴染みの男性たちが何人もいる。彼らも同様に好い加減である。

 但し、彼等はヒゲジジイと同様、石が出る前後の数ヶ月は熱心に続けているが、その後が同じく好い加減。

 例外的に男性2名くらいは、熱心に体質改善のつもりでしっかり継続されているようだが、男性だけに、いつまで続くことやら(苦笑。

 尿路結石に限らず、様々な疾患で漢方薬にしばらくは頼っても、男性は総じて、女性に比べれば、はるかに根気がない。

 だから、5〜10年続ける男性は多数おられるが、数十年来の常連さんともなると、男性よりも女性の方が明らかに多い。
 だから、相対的に男性よりも健康に注意する女性のほうが長生きするのも当然だろう。

 ともあれ、ヒゲジジイについても、愛用の牛黄製剤は徹底的に継続できても、愚妻や常連さん達などは多種類の漢方薬を何十年に亘って1日どころか、1回も欠かさず常用しているが、彼女達や彼等のような、ご立派な真似は到底できそうもない。

 面倒くさい。

 但し、先日の腰痛発作には懲りたので、そちらの方は、熱心に続けているが、即効の出る猪苓湯+石流茶はどうしても忘れがち。

 仕事と個人的な問題は、まったく別。

 でも、牛黄製剤は35年以上、哲学の煙にいたっては45年以上、1日どころか1回も欠かさずに続けている(呵呵。

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2012年6月29日体調を崩しているボクチン(8歳)
2012年6月29日体調を崩しているボクチン(8歳) posted by (C)ボクチンの母

2015年04月17日

一昨日NHKの「ためしてガッテン」で尿路結石をやっていたが

2009年04月17日の茶トラのボクチン(4歳半)
2009年04月17日の茶トラのボクチン(4歳半) posted by (C)ボクチンの母

 なんだか尻切れトンボの番組なようで、名古屋市立大学、郡健二郎学長が発見したオステオポンチンの問題。確かに素晴らしい発見で、これぞ最先端の現代科学であってこそ。

 だったらどうしたらいいの?に対する明確な解答としては、一抹の不安が残る。
 
 どうしても新発見にもとづく科学理論は、しばしば錯覚であることが多いので、俄かにはすべてを信用する気にはなれないし、最善の対処方法とも思えなかった。

 また、昨今盛んなはずの漢方薬のことは一切取り上げられないのはなぜなのか、とっても不思議。

 ところで、メタボの人ばかりが尿路結石になる人が多いように言われていたが、過去の相談者を総合するに、激しいストレスに見舞われて、若い年代層で痩身の人の尿路結石患者さんにも数多く遭遇している。

 漢方相談に来られるからには、いずれも病院治療で思うように疼痛が取れずに、吐き気を伴っていた人も多い。
 でも、多くはヒゲジジイ自身が愛用の方法が、結局は一番楽になる近道だった。

 愚妻などは、痩身で少食の二十代に、すでに腎臓に多数の結石を生じ、激しい発作にも見舞われ、長い年月、猪苓湯+連銭草(江蘇金銭草と同じ)+裏白樫を飲み続けて、根治させている。

 かくいうヒゲジジイはメタボの傾向は歴然としており、過去、3度の尿路結石発作に見舞われて、いずれのときにも、猪苓湯+連銭草+裏白樫を主体にしたものでいったんは治っている。

 昨今は、予防しておくに限ると考えて、便利なエキス製品ばかりの利用で、猪苓湯+石流茶で予防しているが、石流茶は連銭草のエキスと裏白樫のエキスをミックスした内容で、煎じる必要がないので重宝している。

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2010年04月17日の茶トラのボクチン(5歳半)
2010年04月17日の茶トラのボクチン(5歳半) posted by (C)ボクチンの母

2011年04月17日の茶トラのボクチン(6歳半)
2011年04月17日の茶トラのボクチン(6歳半) posted by (C)ボクチンの母

2011年04月17日の茶トラのボクチン(6歳半)
2011年04月17日の茶トラのボクチン(6歳半) posted by (C)ボクチンの母

2012年04月17日の茶トラのボクチン(7歳半)
2012年04月17日の茶トラのボクチン(7歳半) posted by (C)ボクチンの母


2014年11月22日

煎じの味のマズさに耐えられないが、濃縮エキスにしたら楽して一生飲めるだろう

2011年11月22日のボクチン(7歳)
2011年11月22日のボクチン(7歳) posted by (C)ヒゲジジイ

 昨今、ヒゲジジイにとって、おそらく一生涯必要な中草薬2種類の煎じたお茶を、日々我慢して、猪苓湯や茵蔯蒿湯のエキス剤など、多種類のエキス製剤とともに一緒に飲んでいるが(要するに結石予防だけど)、もはやこの煎じた味の不味さには耐えられない!

 考えてみれば、結石予防の補助として有用な中草薬のエキス製品が存在しないこと自体が、おかしいのである。

 だから、本日のブログはメモがわりに、内容は公開しないものの、奇特なメーカーさんが訪問された日に、濃縮エキスの製品化を依頼するのを忘れないための備忘録として使っている。

 エキスの製品化が実現したら、助かるのはヒゲジジイばかりではない、日本国中のかなりな人達が恩恵を蒙るはずである。

 以上、備忘録でした。

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2011年11月22日のボクチン(7歳)
2011年11月22日のボクチン(7歳) posted by (C)ヒゲジジイ

2011年11月22日のボクチン(7歳)
2011年11月22日のボクチン(7歳) posted by (C)ヒゲジジイ

2011年11月22日のボクチン(7歳)
2011年11月22日のボクチン(7歳) posted by (C)ヒゲジジイ

2011年11月22日のボクチン(7歳)
2011年11月22日のボクチン(7歳) posted by (C)ヒゲジジイ



2014年10月13日

完全に疼痛が治まるまでに1週間かかってしまった3度目の尿路結石

2009年10月13日のボクチン(5歳)
2009年10月13日のボクチン(5歳) posted by (C)ヒゲジジイ

 今月の5日(日曜日)の午後から、突然、右脇腹から右腹直筋にかけて疼痛を発した。
 さては尿路結石を発症したなっとピンと来た。

 数日来、スティク状のコーヒーやカフェオーレ類に凝り始め、これ等ばかりを1日に何杯も摂り続けるのと同時に、日頃の習慣にしていた蛇口から直接、水道水を摂取する、お行儀の悪い飲み方の継続をやらなくなっていた。

 蛇口から直接的に水を口飲みする方法は、オス猫のスコちゃんと、メス猫のトラちゃんが真似して、彼や彼女は完全に習慣化しているが、肝腎なヒゲジジイが、数日の間とはいえ完全に怠ってしまったのが、3度めの尿路結石を誘発する原因となったに違いない。

 さっそく、猪苓湯・茵蔯蒿湯・白花蛇舌草、柴胡疏肝湯を、それぞれエキス剤で、やや大量に服用するも、疼痛は軽減しても、就寝時には寝返りを打つのが難儀で、姿勢を変えると右脇腹から右腹直筋にかけて、疼痛を発する。

 それでも日中の仕事に支障はほとんどないものの、違和感はつきまとう。
 そこで、例によって上記の4種類の配合に、連銭草と裏白樫の2味を大量に煎じて併用することにした。

 猪苓湯・茵蔯蒿湯・白花蛇舌草は、もともと常用していたものだが、服用量をいつもより増やし、その他にも、従来から常用している牛黄製剤に杞菊地黄丸・板藍茶・雲南田七、降圧丸なども、忘れるわけには行かないので、毎回服用するのが煩わしい。

 連銭草と裏白樫の2味の煎じたもので、猪苓湯・茵蔯蒿湯・白花蛇舌草、柴胡疏肝湯や、上記の常用薬を服用する方法を継続することで、仕事には支障がないものの、やはり夜間の寝返りは、やや難儀する日々が続いていたが、ようやく昨日の日曜日の早朝は、寝返りの苦痛も忘れ、右脇腹と右腹直筋の違和感すら、ほとんど消失した。

 尿路結石の疼痛発作が生じると、ほとんどの人は、七転八倒の苦痛にノタウチマワルのが通常であるが、不思議とヒゲジジイは、我慢強いのか、鈍感なのか、漢方薬の配合がよいのか? それほどの苦しみを味わったことは、一度もない。

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2010年10月13日のボクチン(6歳)
2010年10月13日のボクチン(6歳) posted by (C)ヒゲジジイ

2011年10月13日のボクチン(7歳)
2011年10月13日のボクチン(7歳) posted by (C)ヒゲジジイ

2012年10月13日のボクチン(8歳)
2012年10月13日のボクチン(8歳) posted by (C)ヒゲジジイ


ラベル:尿路結石

2014年08月19日

冷え込みで生じた急性膀胱炎に、どうして利水清熱か

2010年8月19日のボクチン(6歳)
2010年8月19日のボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母
 

 真夏の膀胱炎は、汗をかき過ぎて、尿が濃くなったために、それが刺激となった実熱邪による膀胱炎が生じるケースも多いが、最も多いのは、意外にも冷房にやられて生じる膀胱炎の方が多いかもしれない。

 また年間を通じて見れば、秋冬春では、バス停などでバスを待っているとき、冷たい風がスカートの中まで入り込んで、膀胱炎になってしまったという婦人にしばしば遭遇する。

 このように冷え込みが原因で生じた膀胱炎に、何とかの一つ覚えのように、待ってましたとばかりに「冷えが原因」の病気だからと、温熱薬を投与するオメデタイ人がいるものだろうか?

 素人ではやりかねないことで、腹巻をしたり、温湯を飲んで腹部を穏やかに温めるのはよいとしても、冷え込みが原因だからストレートに膀胱を温めるに限ると、直接カイロをあてがって実熱邪をさらに助長し、膀胱炎をますます治りにくくしていたケースも珍しくない。

 現実的にも、冷えが原因で生じた膀胱炎が実に多いのだが、ほとんどのケースでは、手っ取り早くは、利水・清熱・滋陰の方剤、すなわち猪苓湯を主体に運用すれば、優れた効果を発揮するのは、なぜか?

 温めて利水が必要なケースも稀にはあって、それには当帰芍薬散というケースもあり得るはずだが、41年間の経験では、意外にそういうケースに遭遇したことは超滅多にない。

 とりわけ、急性膀胱炎のケースでは、「高品質の猪苓湯」という条件は必須であるものの、急な冷え込みが原因であっても、というよりも、「あってこそ」というべきで、それであるからこそ、利水・清熱・滋陰の猪苓湯がフィットするのである。

 冷え込みが原因で生じた膀胱炎であるのに、どうして利水・清熱・滋陰の方剤が的確にフィットするケースが多いのか?

 この問題は、中医学的に説明すると却ってコジツケめいて聞こえるので、常識的な分かりやすく、砕いて説明する方が、はるかに理解しやすい。
 
 すなわち、急な冷え込みに対する過剰防衛として熱化が生じ、膀胱に炎症が生じたのですよ・・・と。

 蛇足ながら、アトピー性皮膚炎の場合、たとえば冬に向かって急な冷え込みがあると、どうなるか?
 一部の人は同様に、寒さや急な冷え込みに対する過剰防衛として化熱し、実熱証を誘発して、急遽「かなり強力な清熱剤」が暖かくなる春まで必要になるケースも、少数の人に見られる。
 

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2009年8月19日のボクチン(5歳)
2009年8月19日のボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母

2012年8月19日のボクチン(8歳)
2012年8月19日のボクチン(8歳) posted by (C)ボクチンの母