2007年01月23日

納豆ダイエットを嗤う

 うっかりコーヒーを飲んでしまって眠れなくなった。だから睡眠薬代わりにブログを更新することにした。

 ある関東の常連さんが当方の漢方薬の連用でかなり調子を回復したというところで、専門医の管理のもと併行して服用していた数種類の安定剤を離脱すべく減量し始めて数ヶ月、次第に離脱反応が出始めて困惑されている。
 予測されたこととは言え、それほど離脱反応に苦しむくらいなら、貴女もいい年だから、西洋薬と漢方の併用でも良いではないか、あとこの世に生息して30年前後のことなんだから、とヒゲジジイらしい残酷なアドバイスに、却って困惑されてしまい、またまた余計な減らず口を叩いてしまったと後悔してももう遅い。
 先ほども、メール交換をしたばかりだ。

 今年になって村田漢方堂薬局ではアトピー性皮膚炎の御相談が増えている。昨日などは新しい御相談者5名のうち3名がアトピー性皮膚炎だった。
 この調子で毎日平均1名以上のアトピーの人が来られたら1年間に365人以上のアトピーの新患さんを扱う計算になるが、もちろんそんなことはあり得ないだろう。
 もともとアトピーのみならず膠原病・関節リウマチや坐骨神経痛、転移ガンのQOL、慢性肝炎、慢性風邪症候群など様々な疾患の御相談があるのだから。

 常々毒舌を吐きまくってみたところで、必ず10名に1人くらいの割合でピントが合うのにやや難航して、患者さんともども難行苦行を強いられる生活が、相手が変われど、コチトラ延々と死ぬまで続くのだろう。
 しかしながら、難航するといっても、その多くは半年以内におよその目途が立っているものの、中にはどうしても中途半端な状態がずっと続く場合が常に数名あるのが悩ましいわけです。

 昨今、新患さんが目立つアトピーの人達も、7割は順調に経過して、2割くらいのひとがしばらく微調整を繰り返して数ヶ月もしないうちに落ち着くところに落ち着くだろうが、一名くらいは暫く難航することも大いにあり得る。それが現実というもので、どんなに努力しても、弁証論治が空回りすることがあるものだ。

 ここでちょっと自己弁護をさせてもらえばですね〜〜、やや辺鄙な場所の村田漢方堂薬局ですからね、新しい来局者のほとんどが各地で様々な漢方治療を経て治らず、あるいは却って悪化させて来られるんだから、よくやってるほうだと思いますよ、そこいらへんを考えると・・・やっぱり手前味噌かも知れませんけどね〜〜

 ところで、その各地で相談されて出された漢方薬の多くが、配合成分はおろか処方名さえ秘匿された投与を受けている。明らかに表示義務違反ですよ〜〜ということは何を配合されているか分かったもんジャナイ。よくもこの何事もオープンであるべき時代にヨウヤルワ〜〜とあきれ果てるばかりである。

 翻って例の「納豆ダイエット」事件である。あるある大事典の捏造事件。あのような安易な番組が人気を博し続けてきたこと自体が、現代社会も昔も常に変わらぬ「衆愚現象」を再認識するばかりである。
 制作する側も側であるが、それを鵜呑みにする視聴者も視聴者である。「メタボリックシンドローム」にしてもしかり。これは捏造とは言えないだろうが、流行語になるほどのものは、常に斜めに見ておかなければならないはずだ。
 とこのような毒舌を吐きながらも、求めに応じてメタボリックシンドローム関連書籍の取材に応じてしまったヒゲ薬剤師である。
 春頃に出版される某書籍の中に真面目な顔して、脂肪過多症に対する効能を厚生労働省から認可されている漢方薬=医薬品「扁鵲(へんせき)」の紹介役をやっているのだから、世の中矛盾だらけですよ。

 でも、村田漢方堂薬局ではあんまり売れないけど、少なくとも納豆ダイエットよりも遙かに効果がありますよ、この「扁鵲(ヘンセキ)」は・・・・
よく効くのに扁鵲が村田漢方堂薬局で売れない理由は、食わずに走れ!と相変わらず身も蓋も無いことを吐き続けるからですよ〜〜〜
posted by ヒゲジジイ at 02:53| 山口 | ダイエットや肥満症 | 更新情報をチェックする

2006年10月23日

メタボリックシンドロームやダイエットにはずばり漢方薬「扁鵲(へんせき)」(建林松鶴堂)

2005年10月27日のボクチン1歳
2005年10月27日のボクチン1歳 posted by (C)ボクチンの母

 そもそもダイエットの目的で来局した人には、開口一番「飽食を止めて運動したらっ!」と、何とも素気無く冷たいヒゲジジイではあるが・・・昨今のダイエットブームやメタボリックシンドローム騒ぎの「シンドローム」に対して、本当に何とかしたいのなら、効果抜群の安上がりな漢方薬(医薬品)があることを、このブログの訪問者だけに教えてあげようという殊勝な考えが浮かんだ。

 とは言え、とうとう村田漢方堂薬局も特定メーカーの特定の製品を宣伝するまでになったかと顰蹙を買うであろう今日のブログであるが、ヒゲジジイの毒舌に逆らって、女性薬剤師がこっそり常連さんに売っているから、結構人気があって、今朝も一ヶ月間の連用で腹回りが一気に萎んで来たと喜びのお馴染みさん(中年女性)がやって来られた。
 半月服用を休んでいたら、また戻り加減だが、一年くらいは続けないといけないのでしょうか?との質問に、遠くで聞いていたヒゲ薬剤師が、
「食事制限と運動をしないつもりなら、一生服用し続けなければ、直ぐにまたおなかが出て来ますよっ!」との御託宣である。

 その漢方薬は「九味半夏湯加減方」のヘンセキ(扁鵲)である。
 頼まれもしないのに建林松鶴堂のヘンセキ(扁鵲)の名を挙げてまで推奨するのは、漢方薬(医薬品)として堂々と「脂肪過多症」の効能をうたっており、しかもその効果は抜群だからである。

 昨今、メタボリックシンドロームとやらで、巷では腹回りの85cmを超えるか超えないかの攻防で喧しい。
 世の中にダイエットをうたった健康食品は多しと言えども、医薬品でありながら、しかも副作用の心配がほとんどないシロモノでは、このヘンセキは特筆すべきものである。

村田漢方堂薬局に直接行って相談すれば、上記と同じものがかなり安価で販売している。もしかして日本一安いかもしれない(苦笑。
但し必ず体質に合っているかどうかを確認する。希望があれば、さらに効果的な併用方剤を伝授している。

 このメーカーさん、大企業を真似てテレビ宣伝すれば、爆発的な売り上げ間違いナシだろうが、やや特殊な天産物を原料とする漢方薬であるだけに、原料の確保や製造能力等の問題があるのか・・・?

 ヒゲジジイが社長だったら、こんなに騒がれるメタボリックシンドローム症候群(シンドローム)をダシに、大宣伝を打って大儲けを企んでいたことだろう(笑)

但し、何度も言うようにれっきとした医薬品だから販売店の薬局の薬剤師に直接相談して適応症であることを確認して求めるべきである。

2005年10月27日のボクチン1歳
2005年10月27日のボクチン1歳 posted by (C)ボクチンの母
posted by ヒゲジジイ at 11:49| 山口 ☁| ダイエットや肥満症 | 更新情報をチェックする