2011年03月27日の茶トラのボクチン(6歳半) posted by
(C)ヒゲジジイ 昨日も新規相談者は、村田漢方堂薬局で最も相談の多い肺腺癌のステージ4。
無症状の段階でたまたま毎年受けている検診で見つけられたという。
骨転移が何か所もあって、様々な抗癌剤投与によって、ほぼ病巣は全滅したものの、あまりの副作用の激しさに、もう耐えられそうにもないが、まずは激しい浮腫に対する漢方薬だけを、試しに飲んでみたいという程度のご希望らしい。
年齢的にも、抗癌剤による心毒性が心配されるが、これで有名人の多くが急死されている。それをご本人も心配されているようだが、お望みの対症療法として五苓散だけを飲んでもらうことにしたものの、その後、漢方薬類を本格的にされるかどうかは不明な雰囲気。
それはともかくタイトルの問題であるが、同じ昨日仕入れた話。
軽度の腎不全くらいで、病院でいずれ透析だと脅されていた人が、村田漢方堂薬局に通われるようになって1ヶ月足らずで、BUNもクレアチニンもほぼ正常化したことで信頼されたらしく、5年前のご家族の末期癌での出来事を述懐されたのだった。
当時、おなかが少し張り、腕に湿疹が生じたので、病院で検査したところ、胃がんが肝臓に転移しており、余命半年と宣告された。
本人のいないところで、ご家族が何ともやるせない思いで、「どうにかして治す方法はないものでしょうか?」という質問に対して、「アナタは、癌が原因で亡くなられるということが、どうしても理解できないのですか?」という厳しい回答。
そこまで宣告されながら、副作用の激しい抗癌剤投与され続けて、結局、余命宣告通り、半年で亡くなられたという。
ご本人は、最期まで、こんな病院にいてはだめだ、他の病院にかわりたいと言い続けていたとのことだが・・・
主治医の宣告は、「抗癌剤をすれば余命半年」だという意味に取れば納得がいく。
抗癌剤をしなければ、もっと寿命は延びていたことだろう! このようなケースこそ、近藤誠氏が常々公言されている通り、対症療法以外には、抗癌剤などの積極的な治療を行わないほうが、苦しみも少なく、寿命ももっと延びたはずである。
もちろん、手前味噌で言えば、たとえ少ない種類の漢方薬類でも利用されていれば、時には劇的な体調と体力の回復を得て、寿命をかなり延ばすことができたことだろう。
病気は異なっても、ご自身の腎機能の検査数値のみならず、体調の劇的な回復具合から、ご家族の5年前に、漢方相談に来ていれば、と残念がられるのも尤もなことである。
それにしても、末期癌の患者さんたちに限っては、抗癌剤治療が病院経営にとって大きな財源となってるお陰で、現代医療の残忍性を思わざるを得ない昨今だが、これに類似した話は五万とある。
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(C)ヒゲジジイ
posted by ヒゲジジイ at 00:12| 山口 ☀|
抗癌剤や分子標的薬の副作用や抗癌剤おぴよび分子標的薬治療の是非の問題
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