2008年02月09日

意志力と信念

 漢方相談の仕事の中でも最も緊張感が張り詰める御相談は、癌や悪性腫瘍のご相談である。
 手術後の免疫力向上に漢方を利用して少しでも再発の確率をゼロに近づけたい人たちから、転移癌による苦痛除去を含めたクオリティ・オブ・ライフ向上目的など、様々であるが、アトピー性皮膚炎患者さん以上に多いのがこの分野の真剣なご相談である。

 先日も手術が決まるまで、胃癌による諸症状が、正しい生姜が配合された半夏瀉心湯製剤と体質完全三点セットなどによって速効で胃もたれが雲散霧消して手術までの体力を養っている人。
 
 また、肺ガンや大腸ガンあるいは胃癌、婦人科癌など、様々な臓器や器官に生じた悪性新生物摘出後の免疫力向上目的で御相談に来られる人は例年絶えることがない。

 中にはとてつもない信念のもと、絶対に手術も放射線も化学療法も、西洋医学治療はすべて拒否する困った人もいる。
 ご自身の研究と信念のもと、あらゆる方法を講じて癌を消したいという希望で、100冊近い書籍を読破されて来られる人もいる。

 主治医のみならず、ヒゲジジイも強く手術を奨めるものの、自己責任でやることだ、あらゆる西洋医学治療はお断りして東洋医学的な方法や自然療法にすべてを賭けるというのである。

 それら書籍による知識と、当方の弁証論治による様々な漢方薬類その他とともに、免疫関係に強いクリニックを尋ねて定期的に診断と治療(放射線や化学療法は一切なしの自然療法のみ)も受けつつ、数ヶ月にしてほとんど消失するに至ったとニンマリされている豪傑サンもいる。

 精神一到何事か成らざらん、ということなのだろうか・・・

 顔を合わす度に手術を奨める意欲が完全に失せた、というよりも、その必要がまったくなくなってしまったのだった。


【追記】 体質改善三点セットには様々な組み合わせのパターンが多種類ある。
 代表的なものに牛黄製剤と麝香製剤と・・・・・を加えた三点セットや、ササヘルスに○○○と△△△△△を併用するものなど実に様々な村田漢方堂薬局で確立した三点セットの数々である。
posted by ヒゲジジイ at 01:57| 山口 ☀| 悪性腫瘍・癌・ステージ4の進行癌や転移癌 | 更新情報をチェックする

2007年12月27日

中医漢方薬学の世界



 進行癌や転移癌が外部に露出し、滲出液や出血を伴う状況においては往々にして出血が止まりにくい場合があり、これによる急激な大量出血が致命的になる場合もある。

 いよいよ出血が止まらなくなり、漢方や中医学の世界でも有名な止血剤を用いてもまったく効果が見えないとき、患部の損傷部分の改善剤としての托裏消毒飲(たくりしょうどくいん)よりも優れた効能を発揮するエキス剤三点セット(@玉屏風散のエキス製剤・A金銀花と人参が配合された荊防敗毒散のエキス製剤・B白花蛇舌草のエキス)とともに、大量出血時に用いる独参湯をヒントに、高濃度の人参と牛黄の配合された製剤を併用することで、ぴたりと止血できた。
 体力・気力も回復し、今後どこまで回復できるか楽しみである。

 また偶然、同様の状況に陥りつつある段階のご相談があり、同様の方法を伝授したが、同様な速効が出てくれることを念じているところである。

posted by ヒゲジジイ at 00:18| 山口 | 悪性腫瘍・癌・ステージ4の進行癌や転移癌 | 更新情報をチェックする

2007年11月24日

忘れかけた人達からの補充注文のメール

 一昨日だったか、偶然、北陸地方の男性2人から経過報告と補充注文があった。
 いずれも経過の内容はまずまずといったところだが、例によってヒゲジジイの配合は、一つ一つの方剤の価格は相対的にとても安価ではあるが、方剤の組み合わせが複雑多変で数が多い

 だから、多くの女性達は真面目だから服用を怠りなく頑張られるのだが、男性は総じて面倒がる人が多いのか、しっかり効果があるのに半数近くは早いうちから次第に遠ざかる。
 このお二人も同類であろうかと、遠路はるばる来られた過去を忘れかけていたところだった。

 お二人ともメールの報告では1日1〜2回の服用になってしまっていたが、それでも一定の効果があったとのことである。

 ヒゲジジイにしても、休みになった途端、気が緩んで1日2回の服用になっている。だから、男というものは総じて長生き出来ない理由がこの辺にあるように思う。
 数年前だったか、タバコを加える唇からの出血が冬になると生じる現象が何年か続いていたら、いつの間にか口唇に腫瘤ができた。口唇ガンの典型的な症状で、有棘細胞癌である可能性が高い。

 常連さんの女性で目撃者は多いが、必死であらゆる可能性のある漢方薬類を大量に服用すること数ヶ月。
 なかなか消えないので最悪の場合はピンポイント照射の機器を導入したばかりの近くの大学病院に、放射線治療の依頼に行くのを覚悟していたほどだ。

 しかしながら、なんとしても西洋医学に頼るのは沽券に関わることだからと意地張って、服用中の一部の考えられる特定の生薬を規定の最高量に増量すると、見る見る消失して一ミリ弱の僅かに白い痕跡を残したまま完全に消失したのであった。←常連さんの目撃者多数!

 その後、一生服用するつもりで頑張っていたが、いつの間にか面倒になって、すべてを忘れて高血圧や太鼓腹の改善用の処方に切り替えている。それも先に述べたように休日になると却って服用回数が減っている。

 個人的なサボり癖はヒゲジジイとて他の一部の男性と同様で、仕事上で他人に対する厳格さと個人的な問題とは別物である。
 これだから、真面目に服用される女性達ばかりが病気が治りやすく、長生きするのだろう。

 このような理由からどうしても相対的に長生きしにくい男性ではあるが、漢方薬を服用する努力だけで立派かも知れず、中途半端に終りやすいとはいえ、放って何もしないよりもよいので、せめて1日2回は服用して欲しいものである。
posted by ヒゲジジイ at 01:12| 山口 ☀| 悪性腫瘍・癌・ステージ4の進行癌や転移癌 | 更新情報をチェックする

2006年04月15日

最も多い御質問:癌や悪性腫瘍に漢方薬は効くのですか?に対するお返事のかわりとして⇒ここ十五年近く定着している多くの主治医公認!?の漢方製剤の配合

こういう自慢話は余り好きではないが(とキザなせりふ)、多くは主治医公認で進行した消化器系の悪性腫瘍、それも膵液や胆汁などの消化液が直結する系統、膵臓癌や胆嚢癌、胆管癌あるいは肝臓癌といった類である。

西洋医学においても治療方法に困難が伴う疾患ばかりである。

かなりパターン化した方法を取っているが、主治医にこれらの漢方製剤の組み合わせを実際に見てもらって許可を得て服用された方が多かったし、現在も同様に主治医公認で使用されておられる方がいる。

食欲不振や悪心(おしん)・嘔吐までも改善効果を発揮し、明らかに体力も向上させてくれるので、多かれすくなかれ自覚症状を軽減してくれるのである。

幸か不幸か保険漢方、医療用の漢方にはない方剤ばかりの組み合わせだから、村田漢方堂薬局の専売特許みたいな配合である。

血液系の癌や腫瘍の患者さんにも応用して十年以上お元気で、しかも現役でバリバリ頑張られている方もおられる。
子宮癌や乳癌の患者さんにも同様な目的で使用している。

これらの方剤は正式な医薬品であり、効能も疲労回復や食欲不振といった、何の変哲もない効能の記載であるが、しかしながら癌や悪性腫瘍の患者さん達にとっても、文字通り「疲労回復・食欲不振など」に優れた効果を発揮してくれるので、結果的に随分長期にお元気でおられる方が多いのである。

これら優れた漢方製剤のおかげで常連さんには進行癌や転移ガンの患者さん達がかなり多いのである。

しかしながら、実際の配合は原発巣の違いや進行状態によって弁証論治が異なるだけに、個別的に増強する中草薬類にはかなりな違いがある。

posted by ヒゲジジイ at 02:09| 山口 ☁| 悪性腫瘍・癌・ステージ4の進行癌や転移癌 | 更新情報をチェックする