2010年08月08日

アトピーに効く漢方薬はありますか?

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DSC_0454 posted by (C)ボクチンの母

 電話のお問い合わせで最も多いパターンはタイトルのような

「・・・・に効く漢方薬はありますか?」。
「おたくは保険がききますか?」

 このような常識が欠落した質問が多いので受付嬢も返答にいつも窮するのである。
 窮した挙句に案出したお返事が

「10日毎に通う根気がありますか? 自費ですから一定の経費がかかります。」

「いくらくらいかかるんですかっ?!」

 不毛な電話がえんえんと日々続く。

 このような質問を受けること自体、まともに弁証論治が行なえない人達だと判断して、お断りすることに専念することになる。貴重な時間を奪われる不毛なときである。

 それでちょっとでも返事が気に食わないと直ぐに逆切れする老若男女が増えている
 逆切れされる可能性のある連中が多いから、逆切れされた時はヤッパリネ。

 この人達と常連さんやお馴染みさんたちとは間違いなく品性や人間性において月とスッポンである。

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ミサゴ posted by (C)ヒゲジジイ

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トンビ posted by (C)ヒゲジジイ

posted by ヒゲジジイ at 07:07| 山口 ☀| アトピー性皮膚炎や慢性湿疹など痒みを伴う皮膚病 | 更新情報をチェックする

2010年08月04日

食事と日用品の影響がもっとも大きいアトピー性皮膚炎

ハイイロチュウヒ(メス)
ハイイロチュウヒ(メス) posted by (C)ヒゲジジイ

 昨年の新人さんの中には、せっかく治りかけていたのに、過食によって3度も全身に激しい痒みを伴った発疹が出現する再燃を繰り返した人がいた。
 本人の自覚があるからまだ救える話で、その後は自覚したおかげで今年は8割レベルの寛解状態を維持している。

 アトピー性皮膚炎の原因は、戦後の食生活の激変によるものであろうというヒゲジジイの推測はほとんど当たっていると信じている。
 アトピー性皮膚炎は飽食病であるという箇所をしっかり熟読すべきである。

 その後、ますます明らかになった食品が、チョコレートや豚骨ラーメンを代表とする各種の豚骨類や焼肉類などで、食したあとにひどく再燃した例は枚挙に暇がない。

 もう丸三年当方の漢方薬を続けられている熱心な人でも、この暑さに負けてついついアイスクリームを食べていたら、治まっていた痒みがまた勃発したと嘆いておられる。

 ビールが止められないまま重症のアトピーを四種類の方剤を用いて8割以上の寛解を長期間維持できている例外的な人もいるが、あくまで例外であろう。

 このように、アトピーを再燃させるもっとも大きな原因は口から入れる物であり、さらには身の回りの日用品や、かなり危険因子を孕んでいるのが可愛いペット類である

 敏感に自覚できる人達はまだ救いようがあって、次第に食生活習慣を改善されるので、その後は比較的順調に行くことが多い。

 ところが、これらの重要性をどうしても自覚できないか、あるいは自覚していても正しい食生活習慣に改善しようとされない人は、思いがけないときに再燃を繰り返しても懲りることがない。

 他の疾患では食事療法をそれほど五月蝿く言わないヒゲジジイだが、アトピーだけは例外で、食生活の改善を多少ともウルサク指導するのはこのためである。

ハイイロチュウヒ(メス)
ハイイロチュウヒ(メス) posted by (C)ヒゲジジイ

posted by ヒゲジジイ at 00:41| 山口 ☀| アトピー性皮膚炎や慢性湿疹など痒みを伴う皮膚病 | 更新情報をチェックする

2010年07月30日

脾肺病であるアトピー性皮膚炎の8割は心肝腎と少陽三焦の治療方剤の配合で安定した寛解が得られる

飛んでる燕さんのさらにアップ画像
飛んでる燕さんのさらにアップ画像 posted by (C)ヒゲジジイ

 脾肺病であるアトピー性皮膚炎は、直接的に脾肺を治療する方剤はそれほど必要とせず、多くは心肝腎の治療方剤とともに少陽三焦のルートを利用した滋陰利水剤の併用で安定した寛解が得られるケースが7割以上でおそらく8割程度。

 残りは変種ばかりで、たとえば葛根湯と玉屏風散に猪苓湯の併用という珍しいケースもあれば、残りの2割に比較的多いのが肺陰を補い、肺熱を除去する方剤を併用する必要が生じるケース。

 注目すべき点は、脾肺病のアトピー性皮膚炎で、脾肺を直接治療する玉屏風散を必要とするケースのほとんどは、ステロイド外用剤の乱用による副作用により、滲出液が流れ出るケースである。

 以上は成人の話で、小児や子供さんを扱うケースは、ご両親のいずれかが当方の漢方薬経験がない限りはお断りしているが、小学生以上で見る限りは大人とほとんど同様である。

 今回のブログは、ツバメの写真をアップしたいばかりに、イヤイヤしかたなく書いた(苦笑。

飛んでる燕さんのアップ画像
飛んでる燕さんのアップ画像 posted by (C)ヒゲジジイ

posted by ヒゲジジイ at 22:39| 山口 ☀| アトピー性皮膚炎や慢性湿疹など痒みを伴う皮膚病 | 更新情報をチェックする

2010年07月09日

アトピー性皮膚炎の増悪因子が明らかなケースでは、あるいは「でも」

子ツバメのお食事タイム
子ツバメのお食事タイム posted by (C)ヒゲジジイ

 アトピー性皮膚炎の増悪因子が個々人によって微妙に異なるが、猫アレルギーがある人も多く、猫に限らず犬などのペット類が増悪因子として働いていることは珍しくない。
 当然、明らかな増悪因子が判明しているときは、避けるに限る。

 思いがけないものが増悪因子となっていたケースもあり、しばしば女性にみられる陰部の掻痒がカラフルに印刷されたトイレットペーパーだったということもあったっ!

 ご本人が気が付いてないケースでも、直ぐにこちらで判明しやすいのは新築に入居したり、リフォームした直後から悪化しているケースはとてもよくみられる。
 なかには部屋に入った途端に目がチカチカする症状が出ているのに、リフォームが原因ではないかと指摘してあげるまで気が付かなかった人もいる。

 このようなケースでは、古い木造の家に引っ越すに限るので強く引越しを奨めても、なかなか事情が許さない。
 最近、そういうケースを再発組や新しく訪れた重症者で遭遇したが、いずれも幸いにも適切な漢方薬の複雑な配合で急速な寛解をみて、引越しせずに済ますことが出来た。

 再発組みでは、以前配合していた数種類の配合ではまったく効果が出ず、配合方剤中の黄連解毒湯のみを廃止し、そのかわりに正しく白朮が使用された加味逍遥散製剤に切り替えると超速効が出た。

 同一人物でも、情況が異なると以前効果があった配合では無効となるケースは珍しくはなく、配合方剤中の僅か1方剤を適切なものに変えるだけで再び速効が得られることはザラにある。

 情況に応じた微調整、すなわち弁証論治、ベンショウロンチと言い続ける所以(ゆえん)である。

 しかしながら、このような新建材に囲まれた最悪な環境因子に漢方薬で必ず克服できるとは限らないので、デリケートなアトピー性皮膚炎の患者さんたちは、それぞれに異なる増悪因子から、できるだけ遠ざかるべきであることは言うまでもないはずである。

子ツバメのお食事タイム
子ツバメのお食事タイム posted by (C)ヒゲジジイ



posted by ヒゲジジイ at 06:45| 山口 ☁| アトピー性皮膚炎や慢性湿疹など痒みを伴う皮膚病 | 更新情報をチェックする

2010年07月08日

漢方薬でアトピー性皮膚炎が寛解した滅多にありえない配合例

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DSC_1408 posted by (C)ヒゲジジイ

 準決勝のドイツ対スペイン戦のハーフタイムにブログの更新(笑。

 タイトル通り、滅多にない変り種の配合例なので、参考程度に留められていたほうが無難でしょう。

 数ヶ月間の繰り返しの微調整の後に、結局は高濃度の猪苓湯製剤とガジュツ製剤のみで寛解。

 ステロイドに嵌って抜け出られなくなった女性が、最初から茵陳蒿湯と猪苓湯製剤のみの配合でぐんぐんよくなって途中で行方不明?

 加味逍遥散製剤と茵陳蒿湯と猪苓湯の配合で、六味丸を加えると覿面ぶり返す珍しい例で、結局、この三種類のみで寛解。

 知柏地黄丸と猪苓湯製剤の配合で寛解など。

 但し、いずれの多くもカルシウムや特殊なミネラル、あるいは葉緑素製剤や大黄製剤、あるいはヨクイニン製剤、あるいは板藍根や白花蛇舌草など、様々な小細工を加えている ので念のため。

 いずれもかなりシンプルな配合で寛解した例ばかりなので記憶に鮮明だというだけで、当然再現性は乏しい。弁証論治の世界では当然のことであろう。

 蛇足ながら、過去、軽症の人では六味丸製剤と猪苓湯製剤に体質改善三点セットで寛解してしまった人は数知れないが、そのような軽症者は昨今扱う機会がないので、同様な体質者が現在も多いかどうかは分からない。

 また、他の疾患に合併するアトピーで、ついでに軽症のアトピーも依頼されたケースのほとんどが、主訴に対する適切な方剤群とともに肝腎陰虚が合併していることがほとんどであったので、六味丸を併用する程度で、ほぼ全員満足できるレベルに寛解している。

 世間ではアトピー性皮膚炎の完治、完治といって「完治」の言葉が横行しているが、あらゆる慢性疾患で、真の意味での「完治」はほとんどあり得ない。寛解というか、せいぜい完全寛解と表現する方が適切ではなだろうか。

ちょっとピンボケ:飛んでるツバメ
ちょっとピンボケ:飛んでるツバメ posted by (C)ヒゲジジイ

ちょっとピンボケ:飛んでるツバメ
ちょっとピンボケ:飛んでるツバメ posted by (C)ヒゲジジイ

 
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2010年06月20日

「陰火」とアトピー性皮膚炎

トビ
トビ posted by (C)ヒゲジジイ

 陰火上衝の典型的な例は、
2010年06月18日 東海地方の美人薬剤師さんの「陰火」の見解
 の中で、東海の美女先生によって例示されているが、陰火論をアトピー性皮膚炎にも応用できる部分があるので、ここで少し書いておきたい。

 といっても昨今サッカーのW杯に熱中しているのでブログに詳細な分析まで書く気がしない(老化もあるっ)のだが、これまでの陰火論の続きとして、アトピー性皮膚炎に触れておきたいわけである。

 たとえば、それほど人数は多いわけではないが、折々に遭遇する配合パターンの中に、補中益気湯と黄連解毒湯の併用が必須なケースがある。
 さらに六味丸系列の方剤や猪苓湯、あるいは茵陳蒿湯などの併用も必須となることも多いが、主軸が補中益気湯と黄連解毒湯というケースである。

 このタイプのアトピー性皮膚炎では補中益気湯と黄連解毒湯が唇歯輔車の関係があるので、どちらが欠けても効果が出ないケースである。

 アトピー性皮膚炎は、中医学的には一人ひとりで必要な方剤が大きく異なるので、根気よく繰り返し折々の弁証論治が必須であるが、折々に遭遇する補中益気湯と黄連解毒湯の配合パターンは陰火論の観点からも興味深い部分であろう。

 しかしながら、しばしば見られる補中益気湯中の白朮を蒼朮で代用した漢方製剤では、補中益気湯とは名ばかりで甚だ心もとない。
 当然のことながら白朮が配合された正しい補中益気湯を使用すべきである

スズメバチ
スズメバチ posted by (C)ヒゲジジイ

posted by ヒゲジジイ at 23:25| 山口 ☔| アトピー性皮膚炎や慢性湿疹など痒みを伴う皮膚病 | 更新情報をチェックする

2010年06月08日

昨今「脱ステ」という言葉をシバシバ見聞きするが・・・

庭の害虫駆除係のスズメさん
庭の害虫駆除係のスズメさん posted by (C)ヒゲジジイ

 長年塗布し続けたステロイド外用剤を中止すれば、さもアトピー性皮膚炎が治るかのように、昨今「脱ステ」という言葉を見聞きする。

 とりわけネット上で氾濫している言葉らしく、脱ステ関連のブログに詳しいアトピー患者さんによれば、長い期間様々な民間療法を交えながら「脱ステ」を試みながら、ほとんどの人が目立った効果もない。
 のみならずリバウンド地獄に陥ったり、いつまでもアトピー性皮膚炎を遷延させて不毛な戦いに明け暮れているケースが多いという。

 こられの情報を提供されたご本人は、村田漢方堂薬局の漢方薬を続けること半年以上の苦労がようやく実って、明らかな効果がようやく見え始めた人である。

 同じ重症のアトピーであっても、40日後には顕著な効果があらわれ、見かけ上は既に9割は寛解という運のよい人もいるが、だからと言って一年以上の季節的変化を観察しなければ、そのまま猛スピードで完全寛解するとは限らない。

 アトピー体質を根本から改善するためには常に折々の弁証論治が欠かせないが、それでも漢方薬を適切に用いる限りは「脱ステ」なんて考える必要は皆無である。

 なぜなら、漢方薬の効果が出るにつれ、ステロイド外用剤の塗布は次第に遠のくし、短期間で顕著な効き目が現れた場合には、極めて短期間に自然な脱ステが行なわれることも珍しくない。
 と言っても、多くは半年〜一年くらいかけて自然にステロイドの塗布回数がいつの間にか激減する。

 要するに村田漢方堂薬局に真面目に通い詰めれば、いつの間にか無理なく脱ステ出きるわけだが、漢方薬の効果によってステロイドを塗布する必要がなくなって来るのだから当然のことだ。

 根性と根気があり、実際に定期的に通うことが出来る人では、たとえ関東からでも(実際に2週間ごとに通って来られている人もいる)、隣県からでも、車で数時間以上かけて10〜15日毎に通って来られる人たちもいる。

 過去三十七年間の経験から言えることは、このような真摯に努力をされる真面目な人達こそ、臨機応変の配合変化がスムーズに行えるので、たとえ一時的に難航することがあっても、諦めない限りは必ず完全寛解に導けるのである。

 わざわざ「脱ステ」という言葉は不要な問題で、弁証論治にもとづく正しい漢方処方の運用こそ重要で、それにはたっぷりと時間をかけた漢方相談が必要になる。
 それゆえ、ご相談者が背水の陣で本気の姿勢が見えない限りはお断りするケースは珍しくない。

 電話で「ちょっとお訊ねですが・・・」レベルで請け負ったケースは稀で、本当にやる気のある人は、当方のブログやHPを長期間読み尽くした挙句に、予告ナシに突然、決死の覚悟の真剣な面持ちでやって来られた人達ばかりである。

 だからこちらも真剣勝負のつもりでへとへとになるまで頑張れるから、こられの人達のアトピーが治って当然なのである。

我が家の庭のドクダミの花
我が家の庭のドクダミの花 posted by (C)ボクチンの母




posted by ヒゲジジイ at 20:33| 山口 ☀| アトピー性皮膚炎や慢性湿疹など痒みを伴う皮膚病 | 更新情報をチェックする

2010年04月28日

アトピーも感性の鋭い人ではアッと言う間に7割寛解

オオルリ
オオルリ posted by (C)ヒゲジジイ

 まだまだ油断がならないとは言え、感性の鋭い患者さんであれば、正確な報告能力と応用力を直ぐに発揮してくれて、見かけ上だけでも短期間に寛解に向かうことが出来る。

 配合変化のヒントを短期間に会得して、情況によって透かさず応用力を発揮してくれて、一ヶ月を過ぎる頃には急速に見かけ上は7割寛解したように見えるまでの進歩が得れらた人もいる。
 まだまだ今後の油断は出来ないとは言え、ご本人も大きな自信になったことと思われる。

 昨年もかなり重症でステロイドが効かなくなったばかりか激しい滲出液の漏出に見舞われた人でも、稀に見る判断力と応用力を発揮してくれて、半年過ぎるころには見かけ上は9割の寛解に漕ぎ着けた人もいる。

 この人たちの抜群の勘のよさは、これまで遭遇したいわゆる高学歴といわれる帝大出身者たちにありがちな硬直した頭脳を遥かに凌駕している(笑。

 こういう勘のよい人たちばかりであれば、さしもの重症アトピーなんて短期間で9割寛解に漕ぎ着けるのだから、大いにやり甲斐のある仕事である。
 
 といってもこのような感性の鋭いアトピー患者さんというのは、毎年1〜2名いればよいほうだから、きわめて例外的な特別な人達なのかもしれない。

オオルリ
オオルリ posted by (C)ヒゲジジイ

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2010年04月02日

アトピー性皮膚炎が悪化する季節到来

ヒヨドリ
ヒヨドリ posted by (C)ヒゲジジイ

 春めいてくると、皮膚病関係の新人さんが一気に増える。とりわけアトピー性皮膚炎が悪化しやすい季節だから、病院治療や漢方治療に失敗して増悪のピークを迎えて背水の陣でやって来られる人も多い。

 ところで、思い返してみれば、過去にステロイドを乱用したツケが回ってぜんぜん無効となった人でも、適切な漢方薬を服用して順調に経過していた人が、突然ぶり返したように滲出液が流れ出ることがある。

 明らかにステロイド乱用のツケが回って来た証拠と思われるが、適宜黄耆を主薬とした方剤を追加するなどして適切な配合がなされると、多くは1〜3ヶ月で回復する。

 このようなリバウンドが見られた場合でも、適切な漢方薬の配合のお陰で流れ出ていた滲出液がピタリと止まったところで、一気に7〜8割近くの寛解が得られることが通例であった。
 
 最初から計算すれば半年から一年かかったことになるが、やはり漢方薬の威力は凄いなあ〜とその都度関心したものである(苦笑。

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DSC_1702a posted by (C)ヒゲジジイ

posted by ヒゲジジイ at 21:10| 山口 ☁| アトピー性皮膚炎や慢性湿疹など痒みを伴う皮膚病 | 更新情報をチェックする

2010年04月01日

アトピー性皮膚炎を克服した大学生らしい知恵と工夫

飛んでるスズメ
飛んでるスズメ posted by (C)ヒゲジジイ

 既に9割以上は安定した大学生のアトピー性皮膚炎。
 数年前に来られた当初は、二年間塗り続けたステロイドも効かなくなって「死にたいっ」と漏らすほどだった。

 10日毎に熱心に通い詰めて、その間にもメールで微調整の方法を習得しようと何度も症状の報告があった。
 その都度ヒントを与えて断定できない部分は可能性のある方剤を順次服用して体感し、適不適を判断せざるを得ないことなど、現実的な多くのアドバイスを与えていた。

 その当時のメールをしっかり保存して、折々に復習しているというから、いかにも大学生らしい。

 今年、めでたく大学を卒業して旅立って行ったが、勉強熱心な彼は、今後の体質改善兼予防にも、アトピーを克服する大きな助けになったこれらの往復メールがいつまでも役立つのだと喜んでいた。

飛んでるスズメ
飛んでるスズメ posted by (C)ヒゲジジイ

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2010年03月18日

顔を触り過ぎる8割以上寛解のアトピー性皮膚炎の彼女達

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P3180357 posted by (C)ボクチンの母

 せっかく綺麗に8割以上寛解しているのに、欲張って完璧を狙う彼女達は僅かでも赤みや乾燥感を認めると、盛んに触りまくって、わざわざ炎症を誘発させる。

 痒みが激しいために無意識に手が行ってしまうのとは訳が違う。痒みもないのに、僅かでも違和感を感じれば、触らずにはおれないのである。

 否、赤みや乾燥感が皆無であっても大丈夫だろうかと、不必要に触りまくることの方が多いのである。

 要するに強迫神経症である。

 悲惨な状態で来局した当初はそれどころではなく、激しい痒みを軽減する漢方薬の弁証論治に互いに切磋琢磨することに専念しているので、不必要に触らないように、という忠告を素直に聞けていた彼女達である。

 ところが5割程度寛解した頃になると却って焦りが生じてあらぬことを口走る人も出て来る。
 たとえそうでなくとも8割緩解してお互いにホッと出来る段階に来て、俄然、触らずにはおれなくなる強迫神経症が勃発するのである。

 その手をもいであげようかっ、とばかりに強迫ならぬ脅迫(笑)が必要になるケースすらある。

 不必要に触るとせっかく治まっている炎症を誘発するので、厳に慎むように忠告しても、わかっちゃいるけど止められない彼女達。

 説得するのに疲労困憊したこともある。最近のことである。

 誰が見ても8〜9割は寛解、つまりほとんど治っている状態なのに、馬鹿げた完璧神経症が勃発するのである。

 このようなわからずやが多い人間世界だから、純粋真っ直ぐで互いに理解し合えるボクチンや野鳥たちの方が付き合いやすいのである(苦笑。

P3180430
P3180430 posted by (C)ボクチンの母

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2009年12月31日

アトピー性皮膚炎患者には痩せの大食いが多いのはなぜか?

紅葉の名残
紅葉の名残 posted by (C)ヒゲジジイ

 食い意地が張っている人が世の中には多過ぎるっ!

 生きるために食うのか? それとも食うために生きるのか?

 ヒゲジジイなどは明らかに前者だが、豊かな日本に住まう多くが後者であるから情けない。

 食えば太るのは当たり前。
 過食と運動不足をあらためないで、ダイエット・ダイエットと意味不明なサプリメントやピント外れの漢方薬(防風通聖散など)に走ったところで痩せるはずもない。

 ところで食っても食っても太れない、あるいは太らない体質の人達の中にアトピー性皮膚炎患者がとても多い。
 言い換えれば、アトピー性皮膚炎患者さんの多くは過食傾向が強く、食い意地が張って過食ばかりしているのに、その割には太らない体質者が断然多いという印象が強い。

 アトピー性皮膚炎をはじめ、慢性疾患の多くが冷えが原因であると、いかにも幼稚な考えが席巻しているようだが、まったくもって理解に困しむところである。
 
 アトピーに限らず多くの慢性疾患の原因は、@呑兵衛さんやA食い意地が張ってB運動不足になり、C人間関係のストレスに神経を消耗することに違いない。

 アトピーではAの食い意地の影響が大きく、Cはあらゆる疾患の大きな誘引となる重大事であると思われる。

 前置きがあまりにも長くなってしまったが、せっかくピントの合った漢方薬を提供しても、食い意地が張っているために、どうしても食事の不摂生が改善できず、一人前以上は食うなと厳命しても、意地でも守ろうとしない連中は、せっかくの漢方薬の改善効果も激減する。

 中には、最初の三ヶ月間はどうしてもヒゲジジイのアドバイスに従えなかった女性が、その後に突然自覚して、徹底的に食生活の改善と日用品の改善を行なったところ、その後の三ヶ月間で劇的に9割以上の改善を得た人もいた。

 例外的に毎日の缶ビール二本が止められず(アル中ではないかと疑われるほどだが)そんな不摂生でも重症のアトピーが一年半で8割以上の改善を得て、その後は1日2回の漢方薬の服用を持続して9割の寛解状態を維持している人もいるが、これなどは例外中の例外である。

 本日のタイトル「アトピー性皮膚炎患者にはやせの大食いが多いのはなぜか?」という命題に対する解答は、いつも皆に説明しているように、分かりやすく極言すると、不必要に食い過ぎて過剰となった栄養素が毒素に変化して皮膚表面に吹き出ている、とでもイメージすればっ。

 正月だからといってハメを外して食うために生きる生活を続けていると、そりゃ〜大変なことになりますよっ!

今朝のシジュウガラ(シジュウカラ)
今朝のシジュウガラ(シジュウカラ) posted by (C)ヒゲジジイ

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2009年11月03日

アトピー性皮膚炎の漢方薬の御質問

トンビ
トンビ posted by (C)ヒゲジジイ

ご質問者:病院の保険漢方を一年近く、二種類の同一方剤を続けながら、無効だったアトピー性皮膚炎患者さん(最近、村田漢方堂薬局の漢方薬を服用を開始)

 先生は漢方で十分な効果を得るまでに3ヶ月〜6ヶ月はかかるとおっしゃっていましたが、それはピントが合ってしまえばということでしょうか?

トンビ
トンビ posted by (C)ヒゲジジイ

御返事メール:アトピーに関しては他の病気と異なって、固定的なピントというのは軽症の人以外にはほとんど有り得ません。

 常にピントは動くのがアトピー性皮膚炎の特徴です。
 だから、他の病気と異なって、服用者も漢方薬を投与する側も苦労が要る病気なのです。

 しばしば他の漢方薬局で服用していた人が、治らなくなって村田漢方堂薬局に移ってきますが、ほとんどの人が一時はよいときもあったけど、効かなくなって元に戻ったと言われています。

 その原因は、効果があった漢方薬でも、まだ足らない漢方薬があったり、季節や気候変動、あるいは体調変化によって配合の微調整を繰り返さずに、効果があった漢方薬を固定してしまったのが原因です。

 一時は効いても微調整を繰り返さなければ、直ぐに効果が落ちてしまうことが多いのがアトピーの特徴です。

 但し、かなり治って以後は、あまり微調整を繰り返さなくても済むようになる時期も出て来ます。

 また、いずれは患者さん自身でかなりな部分は一人でも微調整が出来るようになる人がほとんどです。そのようなベテランの人でも、分からなくなったら直ぐ質問がメールで来ます。

トンビ
トンビ posted by (C)ヒゲジジイ


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2009年10月23日

アトピーの漢方相談専門サイトのタイトルを変えた理由

シジュウカラ
シジュウカラ posted by (C)ヒゲジジイ

シジュウカラ
シジュウカラ posted by (C)ヒゲジジイ

 もともとのタイトルは漢方薬でアトピー性皮膚炎が治る漢方相談だから、語呂もよくて気に入っていたが、現実には大人のアトピー専門であるから、タイトルにもそのことを明記するための変更である。

 もともとアトピーに限らず、子供さんの漢方相談は一切お断りしているが、このような不遜な漢方専門薬局は日本国中で唯一無二であるに違いない。

 そこでタイトルの変更後は、

大人(おとな)のアトピー専門:漢方薬でアトピー性皮膚炎が治る漢方相談

 語呂が悪く、長ったらしいが止むを得ない。

 例外的に子供さんの漢方相談に乗ることがあるとしたら、親御さんなどが村田漢方堂薬局の漢方薬の服用経験があるケースに限っている。
 御両親のどちらかが当方の流儀を理解されておられないまったくの新人さんで子供さんを連れて来られても、綿密詳細な漢方相談が不可能だからである。

 たとえば昨年末から重症のアトピーで来られた女性が、稀に見る理解力で、初期の日毎の微調整の繰り返しに、的確な病状報告と臨機応変の判断力のお陰で、半年も経たないうちに8割以上の安定した寛解が得られたケースがあった。

 このような優れた理解力のある女性の依頼ならご自身の漢方薬服用経験がそのまま役立つであろうから、二人の子供さんの漢方相談依頼も二つ返事で引き受けることが出来た。

 当然、三人とも経過はとても良好である。母親の努力と理解力が優れているからである(笑。

シジュウカラ
シジュウカラ posted by (C)ヒゲジジイ

シジュウカラ
シジュウカラ posted by (C)ヒゲジジイ


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2009年10月06日

アトピー性皮膚炎は単なる皮膚疾患ではなく全身病っ!

イソヒヨドリ
イソヒヨドリ posted by (C)ヒゲジジイ

ブログへの転載の可否 : ブログへ転載を許可します
年齢: 40歳〜49歳
簡単なご住所 : 関東地方
具体的な御職業: 一応内科医(^ー^;
男性ですか女性ですか?: 男です
お問い合わせ内容 : 村田先生、お久しぶりです。

 実は先生のご自宅上空を何度も往復しておりました(笑。経営の勉強をしに知人を頼って月一度程度、福岡に行っておりましたが、どういう訳か? それが往診旅行へと変わってしまい…未だに月一度程度、先生のご自宅の上空を通過し福岡へ行っております。

 一人の患者さんを治すと次に紹介があったりして患者さんは増えて行きます。。。

 福岡で開業するつもりはないのですが…(汗
 これも修行なのでしょうか??? 今、もっとも重症の患者さんはアトピーで実際、手ごわいです。胸の重圧感が出てから、頭部に湿疹が出現するタイプです。

 これって大血管内の血熱でインチンコウが入っているんですね。まさしく「みみずモデル」だぁ…(笑

 臓器の血熱は時間が経つと大血管内に入るんですね。早い時期に治した人にはインチンコウまでは必要なかったこともあるんですが…。

 話は変わり、春先に一度、下関側の関門人道トンネル入り口まで行きましたが、土曜日の午後だったので念願だった「先生の薬局の外から先生を拝見しに行くこと」が出来ませんでした。

 とりあえず…来週も先生のご自宅上空を飛んで福岡へ参ります。飛行機から手を振りますねヾ(^_^)

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DSC_3437 posted by (C)ヒゲジジイ

お返事メール:ほんとうにお久しぶりです。

 いよいよ開業間近でしょうかっ!?

 まさか先生が村田漢方堂薬局の上空を何度も往復されていようとは、思いもよりませんでした。

 上空から見下ろされて、村田漢方堂薬局付近でキラリと鏡のように光るものを御覧になっていたら、あれが小生愛用の500mmの望遠レンズです(笑。
 これは、空飛ぶ鳥を夢中になって連写しているところです。

 ときには上空に見える飛行機めがけて連写することもありますが、一度も先生のお姿は映っていませんでした。きっと2000mm以上の望遠レンズが必要ですが、天体望遠鏡にデジ一をドッキングしない限りは不可能です。

 アトピーの重症化した人たちは、かなり複雑な病状を呈しておられるので、通り一遍の漢方治療では寛解できないものですね。互いに苦労に苦労を重ねた上にようやく寛解したような人達こそ、漢方の本質をいつのまにか体得されています。

 四季折々や天候変化や食事内容や精神的なストレスによっても病状変化を繰り返す難治性の人が多いのですが、臨機応変の配合変化の法則を互いに努力して体得してもらうのがヒゲジジイのやり方です。

 仕事も出来ないほど重症化した人を目が覚めるような美人に戻して差し上げ、社会復帰された人が多いのですが、患者さんが謙虚で素直な人にしか通用しない方法です。

 効果が少し出たところで、直ぐに音信不通になる人も多いのですが、アトピーを甘く見ている証拠で、きっと、のちのちになって後悔されている人も多いと思います。
 あるいは漢方薬は一時効いたけど、次第に効かなくなったと誤解されている人も多いのかもしれません。

 すなわち、状況に応じた配合変化が必須であるということが、どうしても理解できないバカな人も多い世の中です。

 インチンコウですか、当方では以前にも書きましたように、茵陳蒿湯と猪苓湯や六味丸が基本となることが多いのですが、これらで一時は著効を示しても、これらだけで治りきる人はほんの少数です。
 一定レベル以上のアトピーでは、単純な方剤の配合で治るほど甘くはないと思っています。

 インチンコウといえば、昨今、肝胆系統に湿熱を蓄えた人達がやけに増えましたが、そのくせ、一年中、冷たいものを好んで摂るだけでなく、下着類はローライズ?とやらで、女性のみならず男性たちも、ヘソよりもかなり下をちょこっと寸足らずの下着をひっかけるだけ。

 昔からお腹を冷すとロクなことはないという古人の知恵も今は昔、腹部を冷す生活ばかり送るから、寒熱錯雑証なんぞは当たり前の時代のようです。
 もしかすると、肝胆の熱邪を冷ましたい為に、無駄な抵抗として腹部を冷す飲食や、お腹を冷す下着を好むのかも?と思ったりもしています。

 肝胆系統に湿熱を蓄えながら、脾胃や衝任の虚寒証を呈する女性達に多く遭遇する昨今ですので、おのずから配合も複雑化せざるを得ません。

 臍上を覆うデカパンを履く運動を起こそうかと企んでいるくらいです(苦笑。

ミサゴ
ミサゴ posted by (C)ヒゲジジイ

折り返し頂いたメール:ご丁寧な返信を頂き感謝いたします。

 漢方を極めるには自分で苦しむ以外無いですね。羽田を飛び立ち、ちょうど村田先生のご自宅の関門海峡が見える頃になると…にわかにプレッシャーを感じたりします。
 それは患者さんが空港に出迎えて下さっているからです。表面上は平静を装って到着ゲートへ向かうのですが、心は戦場へ向かう侍の様な感じです。

 「相手を切るか、自分が切られるか」です。
 一人一人の患者さんの治療が真剣勝負です。

 でも来週の土曜日の福岡行きでは関門海峡が見えたら、先生の500ミリの望遠レンズを探そうかな…きっと「心に余裕が出来るのではないか?」と思います。有り難うございます。

>患者さんが謙虚で素直な人にしか通用しない方法…

 本当に、そんな感覚を覚えます。

 勤めている病院のの看護師が喉の違和感を訴えて、色々な検査をしたのですが全く問題なし。「胃が悪い」と最初から話しているのにもかかわらず自分勝手放題です。

 本当は半夏瀉心湯なんですけど…彼女がかかった心療内科医で出された薬が、予想された半夏厚朴湯ですよね。これが「漢方専門医」の実態ですよね、溜息しか出なかったりします。

 自分が手渡した「半夏瀉心湯」で症状が取れてきたのに…飲みにくいからと、今度は「ガスターを下さい」と。(×_×)

 医療関係者は一般の患者さんと比べても始末に負えません。

 例のアトピーの患者さんは1剤から始まったのが現在は4剤です。。。
 顔のむくみと色黒さは取れてきたのですが…まだ、蕁麻疹の様に湿疹が出るところがアトピーですよね。
 結局は全身を考えないと治らないのかもしれません。

 先生が仰るように、お腹が冷えれば相対的に季肋部にある実質臓器が熱を帯びます。また…冷えは熱の裏側で、冷えた後の臓器は熱くなることから腸にも熱を持つ結果にもなるでしょう。

 さて、今回は、どこまで見抜けるか? 

 博多ラーメンの一杯を食べることと先生の望遠レンズが見えることを楽しみに、福岡に向かいたいと思います。先生に感謝致します。

モズの餌食となったカマキリの補遺
モズの餌食となったカマキリの補遺 posted by (C)ヒゲジジイ
posted by ヒゲジジイ at 05:57| 山口 | アトピー性皮膚炎や慢性湿疹など痒みを伴う皮膚病 | 更新情報をチェックする

2009年09月30日

口紅を塗るだけで十分美しい女性たちなのにっ!

ミサゴ
ミサゴ posted by (C)ヒゲジジイ

 治ってみれば素肌がきめ細かく、お化粧など必要ないほど美しい肌となった女性達が、ほんの数人の例外を除いて、皆がみな一様に堰を切ったようにお化粧をはじめる。

 再発しても自己責任だからねっ!と注意しても、彼女らは馬耳東風で聞く耳を持たない(涙。

 はじめて村田漢方堂薬局を訪れた当初は、ヒゲジジイが怖いという先入観からか、恐怖に震えて涙を流すほど可憐だった彼女達が・・・っ

 女性は強いっ というより強情というべきかっ?

 髪をウンコ色?に染めるのを再開した女性は数知れずっ

 咽喉もと過ぎれば熱さを忘れるアトピー性皮膚炎のその後の女性達の現実のお話でした(苦笑。

アオサギの庭
アオサギの庭 posted by (C)ヒゲジジイ
posted by ヒゲジジイ at 13:35| 山口 ☁| アトピー性皮膚炎や慢性湿疹など痒みを伴う皮膚病 | 更新情報をチェックする

2009年09月16日

漢方によるアトピー性皮膚炎治療に 失敗する人達

タカ?
タカ? posted by (C)ヒゲジジイ

 昨日、アトピー専門サイト漢方薬でアトピー性皮膚炎が治る漢方相談に新たなページを新設した。

 漢方と漢方薬によるアトピー性皮膚炎治療に失敗する人達はなぜ?

 上記のページは、漢方薬局経営薬剤師の一喜一憂に先日掲載した内容⇒「アトピー性皮膚炎の漢方薬は一時的にしか効かないと思い込んでいる人達」をそのまま転載したもの。

 要するに四季折々に変化しやすいアトピー性皮膚炎は、治療方剤を固定できない部分があり、臨機応変の配合変化のコツを御本人自身にも習得してもらう必要があるために、お互いに切磋琢磨が必要であり、どんなに初期から速効が出た人でも油断がならず、そのままの配合では早晩効果が落ちるので、一年間を通して四季折々の変化を観察して分析し、適切に対処する微調整の方法を会得することが必須であるということ。

アオサギが邪魔して迷惑なタカ?
アオサギが邪魔して迷惑なタカ? posted by (C)ヒゲジジイ
posted by ヒゲジジイ at 08:26| 山口 ☀| アトピー性皮膚炎や慢性湿疹など痒みを伴う皮膚病 | 更新情報をチェックする

2009年09月01日

漢方薬によるアトピー性皮膚炎治療に失敗する人達

DSC03161
DSC03161 posted by (C)ヒゲジジイ

 昨夜、上記のタイトルで記事を書くつもりだったが、ブログシステムが作働しなかったので、急遽、他のブログに変更した。
 今朝になってこのブログも正常に作働しているが、いまさら同様の記事は書けないので、興味がおありだったら以下を参照されたい。

アトピー性皮膚炎の漢方薬は一時的にしか効かないと思い込んでいる人達

DSC03198
DSC03198 posted by (C)ヒゲジジイ



posted by ヒゲジジイ at 08:55| 山口 ☀| アトピー性皮膚炎や慢性湿疹など痒みを伴う皮膚病 | 更新情報をチェックする

2009年08月19日

アトピー性皮膚炎におけるステロイド外用剤の減量について

ウミネコの肖像
ウミネコの肖像 posted by (C)ヒゲジジイ

 いまさら書くまでもないことだが、ステロイド外用剤に嵌って泥沼になった人でも、季節に応じた正しい漢方薬の使用方法を試行錯誤を伴いながらも根気よくマスターすれば、自然に減量することができ、最終的にはリバウンドを生じることなく離脱できる。

 漢方薬を開始したからといって、直ぐにステロイド外用剤を中止されると恐ろしいリバウンドが生じる可能性が高いので、無理は禁物である。
 漢方薬を継続するうちに自然に塗布回数や塗布面積が減ってくるのである。

 これからが本題であるっ!
 漢方薬によってかなり寛解したからといって、これまでのステロイドを弱めのランクに下げるのも問題である。やや強いステロイドを使用していても、漢方薬が効果を発揮すれば、自然に塗布する量や回数が減ってくるのに、漢方薬の効果に応じてステロイドのランクを急に下げると元の木阿弥近くに戻ったケースさえある。

 現時点で使用しているステロイド外用剤のままでも順調に減量し、リバウンドすることもなく、遅かれ早かれほとんど塗布する必要がなくなる時がやって来るのだから焦る必要はない。

 漢方薬が効いて来たからといって、急に使用していたステロイドを中止するとリバウンドが生じやすいのは常識である。
 だからといって、弱めのステロイドに切り替えるのがよいとは限らないので注意が必要である。これでさえリバウンドが生じかねないからである。

 ステロイドの減量方法については、実際にアトピー性皮膚炎で直接通って来られている人達には、このへんの機微を繰り返し細かく指導している。

兄弟げんかの後に仲直り
兄弟げんかの後に仲直り posted by (C)ヒゲジジイ


posted by ヒゲジジイ at 00:49| 山口 | アトピー性皮膚炎や慢性湿疹など痒みを伴う皮膚病 | 更新情報をチェックする

2009年08月01日

アトピー性皮膚炎梅雨時の異変の対処法

美しい?カラス
美しい?カラス posted by (C)ヒゲジジイ

 数年も当方の漢方薬を継続されてる人で、休日になるとマニキュアを行っていたとんでもない女性がいた。
 だから折々に軽度の再発を繰り返していたのである。

 まさかっ!?と思うことをやっていることがあるので、いくらお馴染みさんになっても油断もスキもあったもんじゃないっ(苦笑。


 ところで、高温多湿が続いた梅雨時に、一定の効果が持続していたアトピー性皮膚炎の人達でも、季節の異変に反応してやや逆戻りして微調整が必要となった人達があった。

 新人さんたちのなかでは、それまで順調に経過していたのに、発疹が再発したり熱感と痒みがぶり返したりで、黄連解毒湯や地竜の追加が必要となった人達がいたが、世間でしばしば投与される消風散ではますます逆効果だったが、村田漢方堂薬局ではアトピーに消風散が有効だった例は僅少である。

 二年も続けてほとんど治癒に近づいていた人達でも、やけに浮腫みっぽくなり乾燥感が強まった人達がいたが、これは六味丸系列の地黄のねっとりとした滋潤作用が一時的に邪魔になって来た証拠で、いずれも六味丸系列の方剤を休薬するのと同時に、猪苓湯製剤に重点を置くことで解決している。(もちろん、これらの異変は一部の人達に限られる現象である。)

 このように一年間を通じた四季折々の変化に対処する必要が最も生じやすいのがアトピー性皮膚炎であるから、しばしば見られるように、一定の効果があったからといって自己治療に走って無音となるのがいかに安易なことか分かろうというものである。

 といってもどうせ彼や彼女らには馬の耳に念仏だから、どうぞ御勝手に・・・自己責任の問題ですからねっ。

 アトピー性皮膚炎を舐めてかかるとロクなことはない。

早朝曇天のツバメたち
早朝曇天のツバメたち posted by (C)ヒゲジジイ
posted by ヒゲジジイ at 00:38| 山口 ☁| アトピー性皮膚炎や慢性湿疹など痒みを伴う皮膚病 | 更新情報をチェックする