2016年07月24日

本来、過度な神経過敏な人は不得手とするところだが

2010年7月24日のボクチン(6歳)
2010年7月24日のボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

 胃弱で吐き気恐怖症で、様々な不快症状を伴っている人の相談は、あまりにも神経過敏で腫れ物に触るような人達は、本来なら不得手とするところであるが、結局は、六君子湯+四逆散+オルスビー錠で、半年以上継続することによって、ほとんど悩みは解消するに至った。

 本来なら、コタローさんだけで製造されている柴芍六君子湯であるべきところ、六君子湯と四逆散の錠剤を利用することによって、配合比率を変化させる方法を取ったのが大正解でもあった。

 それにしても、過度に精神的にデリケートは人は不得手だが、相談者が熱心で素直な性格の良い人は、人間嫌いで性格の捻くれたヒゲジジイのやや厳しい言葉にも真剣に受け止め、意外にも順調に経過して、一年近く経つころには、ほとんど根治に近いレベルに達したのは驚きである。

 ところで、うっかり人間嫌いと書いてしまったヒゲジジイだが、よくぞ人間嫌いと言いながら、四十年以上も人間様たちのお相手をして来れたものだと、我ながら不思議である。

 おそらく、西洋医学治療でまったく治らなかった人達が、中医学や漢方薬という東洋の知恵によって治っていく姿を見るのに、何よりも爽快を覚えるから違いない。

 アトピー性皮膚炎などは最たるもので、昨今も女性たちが知恵を絞った漢方薬類の配合によって、見るみる美しくなっていく姿は、まるで芸術作品を制作しているかのようである。

 昨今の女性たちの熱心さといったら、並大抵のものではないから、おのずと結果も伴うのである。

 その点、昨今のアトピーの男たちは腰が据わらず、いい加減な連中が多く、せっかく効果が出てきたと思ったら、好い加減な服用方法で、しかも通って来る根気がないくせに、文句ばかりは一人前。

 そんな根性で治せるわけがないので、地元で通えるところを見つけろ、と言って引導を渡さざるを得ない。

 相手の根性が根性なら、こちらだって頭がフリーズして、相談に乗る気にもなれない。

 他の疾患と異なってデリケートな皮膚疾患、とりわけアトピー性皮膚炎は、まず主方剤を確定するまでの苦労だけでなく、ほどほどピントがあったにしても、四季折々の季節変化に応じた配合変化が必要になることも多い。

 それゆえ、他の疾患のように、しっかり配合がフィットすると、早めに通信販売に切り替えることがなかなかできるものではないし、切り替えることができたとしても、季節変化に応じて折々に通うことが必須となる。

 それができない人は、あっさり諦めて、通える範囲の地元近辺の漢方薬局を探すべきである。

 いずれにせよ、相手の根性が根性なら、こちらだって頭がフリーズして、相談に乗る気にもなれない。

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2010年7月24日の茶トラのボクチン(6歳)
2010年7月24日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

 
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2016年07月11日

衛益顆粒(玉屏風散エキス製剤)の多様性

2009年7月11日のボクチン(5歳)
2009年7月11日のボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母

 衛益顆粒は多方面に有用性がある。

 単独では、表衛不固の体質者のアレルギー性鼻炎に即効があるが、表衛不固の体質者は、アレルギー性鼻炎患者に限らない。

 ある種のアレルギー体質の人や、いわゆる虚弱体質の人達だけでなく、アトピー性皮膚炎や酒皶(しゅさ)や赤ら顔、脂漏性湿疹、酒皶様皮膚炎のみならず、慢性腎炎や腎不全の人達など、様々な疾患の人達に合併していることは珍しくない。

 その見分け方は、他でもない、暑がりであれ、寒がりであれ、重要な鑑別方法は、エアコンによる冷房が嫌い。風にさらされるのを好まない、などが重要な手掛かりとなる。

 冷え性・寒がりを自認する人達ばかりとは限らず、広い範囲で実熱証が蔓延しているような人でも、アトピー性皮膚炎や酒皶、酒皶様皮膚炎などの人達には、往々にしてこれが合併しているので、油断がならない。

 冷え性・寒がりを自認する人達に合併することは、誰でも理解しやすいことだが、往々にして熱証の人達に合併しているので、人間様の体質や病状というのは、本当に複雑多変なのである。

 黄耆・白朮・防風という僅か3味の配合方剤ゆえ、単独ではいかにも非力に見える方剤ではあるが、現実には他方剤との併用によって、様々な広い領域に応用可能、というよりも、この方剤の合方なくしては、永遠に治癒機転が得られないことも珍しくない。

 それほど重要な方剤である。

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2010年7月11日のボクチン(6歳)
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2016年06月20日

マスクをしている女性は皆がみな・・・

2016年6月20日のシロちゃん(メス3歳)
2016年6月20日のシロちゃん(メス3歳) posted by (C)ボクチンの母

 マスクをしている女性は皆がみな、超美人に見えるので実に不思議なことである。

 マスクをしていると超美人、「はずすとタダの美人だったね」と思ったことをそのまま言うと、ムッとした顔をされたが、何とか漢方薬が効果を発揮して、一ヶ月も経たぬ間に、マスクを外しても超美人に戻っていた。

 数ヶ月前も、炎症が治まってみると、「意外に美人だったんですね」と、中年女性に思わず本音を吐いたら、憮然とされた。

 「意外」というのが余計だったらしい。

 日本国中がデリケートでセンシティブな世の中だから、冗談のつもりが、パワハラやセクハラになりかねない恐ろしい時代だが、片や子連れの親は、悪ガキが店のガラス戸を叩き回っても、止めようとも注意しようともしない。

 村田漢方堂薬局に訪れる子連れの人達は、いずれもお行儀がよい親子ばかりの中に、超マレには例外もいた。

 そんなバカ親を叱ると、どうなるのだろう。

 今度やったら、実際に親子を叱り飛ばしてやろう。

 人間様は、やっぱり猫よりも・・・寄せては返す波の音。

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2016年6月20日のシロちゃん(メス3歳)
2016年6月20日のシロちゃん(メス3歳) posted by (C)ボクチンの母

2016年6月20日の茶トラのトラちゃん(メス2歳半)
2016年6月20日の茶トラのトラちゃん(メス2歳半) posted by (C)ボクチンの母

2016年6月20日の茶トラのトラちゃん(メス2歳半)
2016年6月20日の茶トラのトラちゃん(メス2歳半) posted by (C)ボクチンの母

2010年6月20日の茶トラのボクチン(6歳)
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2016年05月21日

数十年ぶりに卵を食べたら

2012年05月21日の茶トラのボクチン(8歳)
2012年05月21日の茶トラのボクチン(8歳) posted by (C)ボクチンの母

 昨日、電話相談だけで済まそうとする安易な人達は、一昨日もお断りしたという記事を書いたばかりだというのに、昨日はもっと図々しい電話。

 ●●症の漢方薬を教えてくれと、教えたって当然だろうという高圧的な、上から目線の電話がかかって来た。

 これだから、人間様は猫にも劣る最低の動物だと言うのである。

 それはともかく、このようなお邪魔虫電話とは異なって、90歳をかなり超える常連さんから、数十年ぶりに卵を食べたら、湿疹が勃発したので、常備薬の●●●湯を服用したら2日間でほとんど消滅したので、常用中の牛黄含有製剤とともに、●●●湯も一緒に送って欲しいという補充注文の電話。

 この常連さんは、病院で投与される医薬品には必ず副作用が生じるので、あらゆる疾患を村田漢方堂薬局の漢方薬で対処すること35年以上。
 その間には、かなり重大な疾患まで、すべて漢方薬で根治している。

 卵アレルギーだけはそうもいかないので、今生では二度と卵は食べないようにと厳重に注意を与え、あの世に行った暁には、好きなだけ卵は食べれるのだから、と念押し。

 あの世では、卵を好きなだけ食べても、決してアレルギー症状は出ないから、あちらに帰ってから思う存分食べればよい。どうせ、そのうち飽きて来るのだからと。

 あの世でも多くの人がこの世の習慣が持続して、しばらくは3度の食事を続けていても、実際にはあの世では何も食べなくても生きていけるのだから・・・と、おとぎ話のような本当の話を真面目にやっている。

 縁なき衆生には無縁な話しだが、常連さん達とは当然のように話すあの世での楽しい生活。

 どこの国だったか?某国の調査でも、あの世を信じている人は、元気で長生きしやすいし、またお迎えが来たときにも、やすらかにあの世に無理なく移行できることが、統計的に証明されている。

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2012年05月21日の茶トラのボクチン(8歳)
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2016年05月09日

即効があったからといって、服用を怠ると効果がなくなっても当然のこと

2016年5月9日のスコちゃん(雄3歳)
2016年5月9日のスコちゃん(雄3歳) posted by (C)ボクチンの母

 初回から即効があって順調な1ヶ月間、村田漢方堂薬局では滅多に扱うことのない軽症のアトピー。

 ところが、ここ一週間は肌が乾燥して痒いと言う。
 
 しかも、今頃になって「最初から合ってなかった」のだと、突然、青天の霹靂の苦情。

 これまで10日分の漢方薬がなくなる都度11日毎に補充に来て、その3回の報告のたびに順調であると報告していたのは、あれは一体何だったというのか。

 これだから人間は・・・猫よりも・・・と言いたくなるのである。

 相談カードを見ると、原因は明らか。

 今回は10日分の漢方薬がなくなるのに18日もかかっている。
 この事実に気が付くのに、相談カードをみるまでに30分以上もかかった。
 
 慢性疾患に、たとえ漢方薬で即効が出たからと言って、短期間で根治するものではない、とは常々公言していることである。

 それでなくとも僅か2種類の方剤で、どう考えてもピッタリとフィットしているはずの配合である。

 むしろ、このような軽症のアトピーを扱うのは滅多にないが、即効があったからといっても、病歴が長いだけに短期間で根治するはずのものではない。

 呆れて物が言えないどころか、しばしば巷で見かけるクレーマーと同類ではないかと、これ以上の要求は、村田漢方堂薬局では無理だから、止めてもらっても構わないと告げる。

 ところで、何年来の付き合いのアトピーの女性は、調子がよくなると必ず朝だけの1日1回の服用となるが、調子が悪くなると、これはまずいと1日3回、真面目に続けると寛解し、また1日1回の服用となり、また調子を崩すと1日3回という具合に、本人が自覚があって、同じことを繰り返して恬然としている様子は見上げたもの。
 むしろ、ほほえましくもあるが、そのような人とはまったく似て非なるもの。

 この女性のように、正直に、「服用を怠っていたら、また痒くなってしまった」と言えば何でもないことを、いまになって「最初から合ってなかった」などと、そんな見え透いたウソを申告されれば、クレーマーだと思われて当然だろう。

 久しぶりに、トサカに血が昇った後味の悪い月曜日の閉店間際の出来事。

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2016年5月9日のスコちゃん(雄3歳)
2016年5月9日のスコちゃん(雄3歳) posted by (C)ボクチンの母

2016年5月9日のスコちゃん(雄3歳)
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2016年5月9日のスコちゃん(雄3歳)
2016年5月9日のスコちゃん(雄3歳) posted by (C)ボクチンの母

2012年05月09日の茶トラのボクチン(8歳)
2012年05月09日の茶トラのボクチン(8歳) posted by (C)ボクチンの母

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2016年04月25日

極端な過労はせっかく治りかけていたものでも

2009年04月25日の茶トラのボクチン(もう直ぐ5歳)
2009年04月25日の茶トラのボクチン(もう直ぐ5歳) posted by (C)ボクチンの母

 重度のアトピー性皮膚炎がほとんど寛解して社会復帰が可能となり、とてもやりがいのある仕事に就いて、夢中で残業続きの毎日。
 本当に好きな仕事だけに夢中で続けて、ぶっ倒れそうな時には牛黄製剤で生き返り、そんな過酷な日々を送っていたら、アトピーの再発はないものの、もう一つの持病の、膵臓疾患が再発した。

 フィットしていた大柴胡湯の服用を怠っていたのもいけなかったかと反省しきりで、直ぐに再開すれば十分に間に合うに違いない。当然、仕事量を減らすことを決意されている。

 昨年にはようやく落ち着きかけていた時期もあったのに、重病の入院患者さんの生死に関わる過酷な日々を1ヶ月近く休日をまったく取れない連続勤務が続いているうち、ますます悪化して心身ともに疲労困憊となった医師。
 転職するのは容易な身分なのだから、そんな過酷な仕事は辞めるべきだとアドバイスするのだが・・・。、

 余りにも過酷な調剤薬局に勤務した薬剤師。
 学生時代は風呂に3年間入れないほど重度のアトピーだったが、数年がかりで何とか寛解して勤務したのはよいが、過労のためにしばしば悪化しかかるので、転職するように強く勧めていたくらいだが、薬剤師らしく当方の細々したアドバイスとヒントを元に、自主的に微調整を繰り返しながら、仕事を止めずになんとか数年、完全寛解とは行かないまでも、過酷な勤務を続けている。

 昨年、どこに行っても治らないというので、遠路はるばるやって来て、食餌療法は徹底的に守っているのに、病院の漢方のみならず漢方薬局の漢方薬も、どこへ行っても、まったく無反応だと嘆いていた医学生。
 国家試験前にはなんとかやや好転していたが、試験終了後には、さらに方剤を2種類追加することで、改善傾向は明らかであるといっていた。

 めでたく医師国家試験に合格してしばらくして受けた報告には、自分は食事の影響が大きく、よくない食事でアトピーが悪化するが、正しい食事をしていたら治まっているので、自分のアトピーは食事内容が問題だったんだと宣言して、漢方薬には何のお陰も蒙ってないというが如き、驚くべき報告。

 最初にやって来た当初は、食餌療法も徹底しているのに、アトピーが改善せずにとても辛い毎日を送っていると嘆いた同じ人間が、この矛盾した発言には絶句するのみ。
 少なくともハードな試験勉強から開放されたお陰で、さらに病状が改善したであろうことはあるにしても、人間ここまで現金になれるものかと、感心するやら呆れるやら。

 蛇足ながら、稀に見るほど容易に適切な方剤が2種類早期に見つかって、とても順調に経過したアトピーの医学生。
 数ヶ月続けた後、アトピーの調子がよいときにこそ、医師のところでプラセンタ療法を受けたいといって、その後は音信不通。
 僅か2種類の方剤で極めて順調に改善されているのに、まったく常識では理解困難な考え方には唖然とするばかり。

 言いたくはないが、医学生や若い医師たちの発想は西洋医学的な思考に染まりすぎているのか、どうしても中医学的な思考を伝授しようとしても、極めて柔軟性に欠ける。
 臨機応変の微調整のコツを伝授しようとしても、甚だ心もとない。

 明らかな効果があろうものなら、一つの方剤に何種類もの生薬が配合されているので、方剤中のどの成分が効いたのかわからなじゃないかと、この仕事はじまって以来、初の珍問・愚問を投げかけてくる。

 さらに蛇足を加えれば、医師のご家族の漢方相談では、総じて謙虚な人達が多いので、比較的スムーズに煩わしいほどの微調整にも素直に応じて頑張ってくれるので、漢方薬本来の本領を発揮しやすい傾向が強い。

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2009年04月25日の茶トラのボクチン(もう直ぐ5歳)
2009年04月25日の茶トラのボクチン(もう直ぐ5歳) posted by (C)ボクチンの母

2011年04月25日の茶トラのボクチン(もう直ぐ7歳)
2011年04月25日の茶トラのボクチン(もう直ぐ7歳) posted by (C)ボクチンの母

2011年04月25日の茶トラのボクチン(もう直ぐ7歳)
2011年04月25日の茶トラのボクチン(もう直ぐ7歳) posted by (C)ボクチンの母

2011年04月25日の茶トラのボクチン(もう直ぐ7歳)
2011年04月25日の茶トラのボクチン(もう直ぐ7歳) posted by (C)ボクチンの母

 
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2016年04月13日

目に余るステロイド剤を乱用する人達

2008年04月13日の茶トラのボクチン(3歳半)
2008年04月13日の茶トラのボクチン(3歳半) posted by (C)ボクチンの母

 タイトルは、本来なら「目に余るステロイド剤を乱用させる医師達」とするべきかもしれない。
 患者さんの責任というよりも、実際には投与しっぱなしで乱用を放置する医師のほうが問題が大きいかもしれない。

 ステロイドも正しく使用すれば、決して恐いものでも危ないものでもないはずだが、最近、立て続けに目に余る乱用を繰り返しているアトピーの人達の相談事例が続いた。

 それほど痒みもないのに、肌が荒れるからと3日間続けて、アトピーがまったくない場所にまで、ほとんど全身に塗りつけて、4日間は休むという悪習慣を何年も続けていた人。

 漢方薬で根本治療を望んで来られたが、幸いに六味丸+茵蔯蒿湯の配合で明らかな効果が出ているので、ステロイド塗布を1週間2回程度に、ほんとに痒いと感じるところだけに塗布して、痒くもないところには決して塗布しないように強くアドバイスしていたところ、10日間、まったく塗らずに済んだというので、急に中止するとリバウンドが恐いので、ほんの僅かでも1週間2回ほどは、点くらいでもよいから塗布して、リバウンドを防ぐべきだと叱るように命令したばかり。

 一度も皮膚科に行かずに、代理の家族に行かせて、毎回たくさんのステロイド軟膏をもらって来る習慣が続いていたというので、呆れるばかりである。

 もうお一人は、皮膚科がステロイドの乱用を奨めている現実に唖然とされられたアトピーの患者さん。
 アトピーでステロイド軟膏の塗布を奨められるのは理解できるものの、ステロイドの内服までも続けること2年以上。
 昨年には風邪を引いた後、肺炎を起こして入院したほど、免疫力を低下させている。

 このようなステロイドの乱用を続けさせられていても、決して見かけ上の改善は見られず、滲出液も出ているので、しばらくは衛益顆粒と猪苓湯でよい方向に向かっている気配だが、今後は数年がかりで、ステロイドの乱用を減らしていく努力が必要となる。

 村田漢方堂薬局ではアトピーに限らず、各種皮膚疾患でステロイドを乱用している人達の漢方相談においては、正しいステロイドの使用方法と離脱方法もしっかり伝授している。

 ところが、困ったことに少数の人達だが、ステロイドを使っていたことを秘匿して、漢方薬を始めた途端に、独自の判断でステロイドを断ち切ってしまう間違った行動を取る人がいる。
 そのようなケースでは、いくら漢方薬が効果が出たように見えても、遅かれ早かれリバウンドが生じる。

 それまで順調に効いていたはずが、最近は調子が悪くなったと申告する人に限って、案の定、来られるまでにはステロイドを乱用していて、こちらの漢方薬を服用するようになって以後は、完全にステロイドを断ち切っていたという。

 ステロイド塗布を続けていた人は、漢方薬をはじめたからといって、突然、ステロイドを断ち切ると、どんなに漢方薬の効果が出ているように見えても、ほとんどの例で、突然、リバウンドが生じるので、勝手にステロイド塗布を中止してはならない。

 塗布する回数と量を徐々に減らしていけば、遅かれ早かれ、リバウンドを生じる恐れなく、次第に完全離脱が可能なのだから、勝手な行動を取らないでほしいものだが、本人がこの重要な問題を申告されずに隠したまま、リバウンドを生じても自己責任の問題である。

 いずれにせよ、重症化したアトピー性皮膚炎は、お互いに相当な苦労がほとんど必須である。
 その苦労に耐えられない人は、漢方相談にやって来る資格はない。

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2008年04月13日の茶トラのボクチン(3歳半)
2008年04月13日の茶トラのボクチン(3歳半) posted by (C)ボクチンの母

2010年04月13日の茶トラのボクチン(5歳半)
2010年04月13日の茶トラのボクチン(5歳半) posted by (C)ボクチンの母

2010年04月13日の茶トラのボクチン(5歳半)
2010年04月13日の茶トラのボクチン(5歳半) posted by (C)ボクチンの母

2010年04月13日の茶トラのボクチン(5歳半)
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2016年03月25日

3月に入ってアトピー性皮膚炎の新規相談者が続いているが

2009年03月25日の茶トラのボクチン(4歳半)
2009年03月25日の茶トラのボクチン(4歳半) posted by (C)ボクチンの母

 春になると毎年、各種慢性の皮膚疾患の新規相談者がやって来られる。

 今年は例年以上に酒皶(しゅさ)の人たちが続いていたが、3月に入って目立つのはアトピー性皮膚炎である。

 アトピー性皮膚炎を含めて各種皮膚疾患は、少なくとも半数以上の人達は手間と時間をやたらに必要とするので、誰彼なしに引き受けていたら、多少とも生命に関わる重大な疾患の人達に時間が取れなくなる。

 だから常々、女性薬剤師には、アトピーのHPやブログは消滅させるべきだと進言されているのだが、せっかく手作りで楽しみながら作ったものを破壊するのは、どうしても躊躇せざるを得ない(苦笑。

 更新を控えて久しいのだが・・・。

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2009年03月25日の茶トラのボクチン(4歳半)
2009年03月25日の茶トラのボクチン(4歳半) posted by (C)ボクチンの母

2009年03月25日の茶トラのボクチン(4歳半)
2009年03月25日の茶トラのボクチン(4歳半) posted by (C)ボクチンの母

2011年03月25日の茶トラのボクチン(6歳半)
2011年03月25日の茶トラのボクチン(6歳半) posted by (C)ボクチンの母

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2016年03月14日

男性とは異なって、女性の各種皮膚疾患で注意が必要なこと

2009年03月14日の茶トラのボクチン(4歳)
2009年03月14日の茶トラのボクチン(4歳) posted by (C)ヒゲジジイ

 男女共に共通して、各種皮膚疾患においては、季節変化の影響には注意が必要なことは当然である。

 ところが女性の皮膚疾患では季節変化による問題だけでない。
 しっかり効果が出て来たからといっても、油断できない女性特有の問題がある。

 それはアトピー性皮膚炎だけでなく、酒皶(しゅさ)や脂漏性皮膚炎などでも同様である。

 体質によっては、生理後から排卵日までの低温期と、排卵日以降から生理前までの高温期までの問題である。

 過去にも、アトピー性皮膚炎で、高温期には強力な清熱剤と活血化瘀薬や滋陰利水薬などが必要であっても、低温期には絶対に清熱剤はご法度という時期が続いた女性があった。
 かといって、高温期に強力な清熱剤がなければ、酒皶様の皮膚炎が強烈に悪化するのだが、低温期にはむしろ逆効果となる現象が一年以上続いたが、一年を経過するうちに、症状が次第に安定して、清熱剤はまったく必要なくなって、その半年後には社会復帰が可能なまでに改善できた例。

 もっと極端な例では、村田漢方堂薬局で受けた相談の中でも、最も重症のアトピーの女性は、生理期間中には極端に冷えるので、その生理期間中と低温期と高温期の三通りの配合変化が必要であり、それが数年続くことで、ようやく安定的な状態に推移していったものの、見かけ上は9割以上の安定状態が続くものの、二度と再発は御免だと予防的に各種漢方薬類を臨機応変に使い分けている。

 このことは、重症のアトピー性皮膚炎よりも、はるかに幸せな筈の女性に多い「酒皶(しゅさ)」のケースも、多かれ少なかれ同様で、生理中と低温期、高温期の配合変化を必要とする人は、女性の半数近くにのぼるので、その点は注意が必要である。

 上記のことは、こちらが男性だからという訳でもないだろうが、この仕事を何十年やっていても、ついうっかり忘れていることがあるので、現在、村田漢方堂薬局に通って来られている女性達は、高温期と低温期によって、漢方薬の反応が異なるように思われる場合は、必ずそのことを申告して欲しい。

 厳密に言えば、これは各種皮膚疾患のみならず、女性の疾患のほとんどすべてで、多かれ少なかれ、注意が必要なことであろう。

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2009年03月14日の茶トラのボクチン(4歳)
2009年03月14日の茶トラのボクチン(4歳) posted by (C)ヒゲジジイ

2009年03月14日の茶トラのボクチン(4歳)
2009年03月14日の茶トラのボクチン(4歳) posted by (C)ヒゲジジイ

2011年03月14日の茶トラのボクチン(6歳)
2011年03月14日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ヒゲジジイ

2011年03月14日の茶トラのボクチン(6歳)
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2016年03月04日

持続的な過労によるアトピーの怪しい動きに牛黄の反応は

2009年03月04日の茶トラのボクチン(4歳)
2009年03月04日の茶トラのボクチン(4歳) posted by (C)ボクチンの母

 牛黄をアトピー性皮膚炎に積極的に使用してもらう機会はほとんどなかった。

 過去、超重症のアトピーで、ステロイドがまったく無効だったにも関わらず数ヶ月も塗布する皮膚科医の指導を守ったために、全身から滲出液が溢れ出し、一時は呼吸困難も生じるほど。
 
 そのような状況下で、両親に車で運ばれて通う日々の繰り返しで、紆余曲折を経て、数年後にはすっかり9割以上の安定した状態が持続するようになった。

 ようやく社会復帰を果たして数年以上、昨今では人員不足の会社で、遣り甲斐のある仕事とはいえ、日々過労状態が続くも、熱中しやすい性格ゆえ、ますます仕事に夢中の日々が続いていたら、本人にしか感じられない首の真裏の皮膚に、アトピーチックなぼこぼこ感を感じるという。

 といっても、予防兼治療的に適量の方剤類を常用しているのでアトピーが大きく再燃することはない。

 だからその問題よりも、働き過ぎによる過労を軽減できる漢方薬を望まれるので、高濃度の牛黄単味も併用してもらうことになった。

 結果は劇的に奏功して、服用後、全身に詰まっていたものがスムーズに流れ始めて一気に疲労感が雲散霧消するのを感じるのと同時に、アトピーチックなぼこぼこ感も雲散霧消した。

 補充購入に来られた折に、疲労回復効果だけでなく、アトピーにも即効があるみたいだと述懐されていた。

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2009年03月04日の茶トラのボクチン(4歳)
2009年03月04日の茶トラのボクチン(4歳) posted by (C)ボクチンの母

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2009年03月04日の茶トラのボクチン(4歳)
2009年03月04日の茶トラのボクチン(4歳) posted by (C)ボクチンの母

ラベル:牛黄
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2016年01月17日

消風散を必要としている人がいつの間にか現在9名

2011年01年16日のボクチン(6歳)
2011年01年16日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

 あらゆるタイプの皮膚疾患に配慮されたような成分で構成された消風散。

 だから、このような八方美人的な方剤はあまり好きではなかったのだが、いつの間にか現時点で9名の人が必要している。

 8名はアトピー性皮膚炎で、他の1名は外気に含まれる化学薬品に反応しているらしい湿疹である。

 いずれも一定の効果を発揮して、9名の人達にとっては現時点で必須の配合方剤の一つとなっている。

 現実的な適応証は、しっかり認識できている方剤ではあるが、学問的に成分構成上の中医学的な詳細な分析においては、あらゆる書籍を読んだところで、スッキリと納得できる書籍は皆無である。

 理詰めでどのように追究し分析されたものでも、納得できる説明にお目にかかったことがない。

 というより、もともとあまり好きな方剤ではなので、頑固頭の拒絶感が先に立っているのかもしれない(苦笑。

 といっても、消風散なくして治療困難な皮膚疾患も多いので、そろそろ好きな方剤になっても不思議はないのだが・・・。

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2011年01年16日のボクチン(6歳)
2011年01年16日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

2011年01年16日のボクチン(6歳)
2011年01年16日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

2011年01年16日のボクチン(6歳)
2011年01年16日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

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2011年01年16日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

ラベル:消風散
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2016年01月08日

毎年恒例の行事:正月前後の食事内容の異変により

2009年01月08日の茶トラのボクチン(4歳)
2009年01月08日の茶トラのボクチン(4歳) posted by (C)ボクチンの母

 正月前後の食事内容の異変により、アトピー性皮膚炎や酒皶、あるいは乾癬の人達が、せっかく一定レベル落ち着いていても、毎年必ず何人かの人達が再燃したと相談がある。

 今年は、まだ乾癬の人からの相談があったばかりだが、これから、きっとアトピーの人達から、反省の弁を伴って、相談があることだろう。

 例年、この時期、毎年恒例の行事となっているので、こちらも変に慣れっこになっている。

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2009年01月08日の茶トラのボクチン(4歳)
2009年01月08日の茶トラのボクチン(4歳) posted by (C)ボクチンの母

2009年01月08日の茶トラのボクチン(4歳)
2009年01月08日の茶トラのボクチン(4歳) posted by (C)ボクチンの母

2009年01月08日の茶トラのボクチン(4歳)
2009年01月08日の茶トラのボクチン(4歳) posted by (C)ボクチンの母

2011年01月08日の茶トラのボクチン(6歳)
2011年01月08日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

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2015年10月14日

一定レベルまで安定していたアトピーが、突然に臭気のある濃い滲出液が漏れてカサブタになる消風散証を発した人が各地で7名続出した椿事

2009年10月15日の茶トラのボクちん(5歳)
2009年10月15日の茶トラのボクちん(5歳) posted by (C)ヒゲジジイ

 いずれも数年以上、村田漢方堂薬局の漢方薬で、症状がしっかり8〜9割以上しっかり安定していた人達も、ときどき不安定であった人達も。
 数年以上、漢方薬を継続服用している人達ばかりの話だから、強調して書くのである。

 合計7名も、夏季に前後から、突然、消風散証を発した人が続出したので、驚いた。

 共通した症状は、身体の一部分から、やや臭気を発する濃厚な滲出液が出るようになり、それが固まって汚い瘡蓋状になるというもの。

 いずれの人も、消風散を加えることで比較的短期間で治まった人が多いものの、中には従来の配合をすべて中止して、消風散だけで様子をみる必要があった人もおられた。

 顔面に生じた人3名、腕が2名、足の関節が1名、場所不明(忘れた)1名。

 関東1名、関西1名、中国地方4名、九州地方1名。

 このように生活圏が大きく異なるのに、どうしてこのような異変生じたのか、不思議でならない。

 アトピーに急な変化が生じた場合は、すかさず臨機応変に漢方薬の配合変化を行って対処することが必要であることをしっかり理解している人達ばかりだから、重症化する前に直ぐに対処できたが、7名もの人達が同時期に、本当に不思議な椿事だった。

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2009年10月15日の茶トラのボクちん(5歳)
2009年10月15日の茶トラのボクちん(5歳) posted by (C)ヒゲジジイ

2011年10月15日の茶トラのボクちん(8歳)
2011年10月15日の茶トラのボクちん(8歳) posted by (C)ヒゲジジイ
 
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2015年08月30日

六味丸系列の方剤は本来中医学の教科書的には「熟地黄」が使用されるべきはずだが

2015年08月29日のしシロちゃん(雌2歳半)と茶トラのトラちゃん(雌2歳前)
2015年08月29日のしシロちゃん(雌2歳半)と茶トラのトラちゃん(雌2歳前) posted by (C)ヒゲジジイ

 中医学の教科書的には、六味丸や杞菊地黄丸や知柏地黄丸に配合されるべき地黄は、熟地黄となっているが、アトピー性皮膚炎に使用する場合には、乾燥地黄が配合されたものを、敢えて使用することが多い。

 だから、必ず製造メーカーさんには、配合されている地黄を熟地黄か乾燥地黄であるかを確認して使い分けている。

 とても敏感なアトピー性皮膚炎では、体質と病状によっては、地黄ひとつとっても、温性の熟地黄か寒性の乾燥地黄か、配合された地黄の性質によって、大きく効果が異なって来ることが多いからである。

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2015年08月29日の茶トラのトラちゃん(2歳前)
2015年08月29日の茶トラのトラちゃん(2歳前) posted by (C)ヒゲジジイ

2010年8月30日の茶トラのボクチン(6歳)
2010年8月30日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ヒゲジジイ

 
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2015年07月24日

不安感が強過ぎると、相談をする方も受ける方も、客観的冷静な判断を失いやすいので、お互いの損失は計り知れない

2015年07月23日のシロちゃん(2歳)
2015年07月23日のシロちゃん(2歳) posted by (C)ヒゲジジイ

【 ブログへ掲載の可否 】:転載応諾(ブログへ転載させて頂く場合があります。)
【 年 代 】:50〜59歳の女性
【 地 域 】:東海地方
【 お問い合せ内容 】:

 以前アトピーで近くの中医学の薬局で相談しなさいとアドバイスを頂きました。⇒ 2015年06月19日 アトピーの漢方相談は中医師がよいでしょうか?というご質問

 その後アトピーに加え酒さを発症してしまい、どうしていいのかと落胆しています。

 今現在は茯苓,当帰、山梔子,地黄、防風,黄芩,荊芥を処方していただいています。

 アトピー酒さ共、難しいようですが、治る見込みはあるのでしょうか?
 先がみえず不安でたまりません。

2015年07月23日のシロちゃん(2歳)
2015年07月23日のシロちゃん(2歳) posted by (C)ヒゲジジイ

お返事メール:

 先月、少しアドバイスが欲しいという依頼のメールを頂いてから、まだわずか1ヶ月です。

>先がみえず不安でたまりません。

 という不安感が強い人は、どこへ行かれても、相談を受ける方も苦手だろうと思います。

 当方では、もともと不安感が強すぎる人は最も苦手なので、とりわけ精神面が大きく絡む場合は、すべてお断りしているくらいです。
 (今月だけでも、直接来られても、すでに4人くらいお断りしています。)

 また、今回のメールのご相談内容にしても、こちに質問されるよりも、現在通われているところで相談すべき問題です。

 現在、アトピーに悩まれるのも、人生における大きな試練と思って、前向きに立ち向かうべきです。

 地球上で生きなければならない人類は、多かれ少なかれ万人が試練を与えられる宿命にあるそうですから、アトピーが貴女に与えられた試練と思って、前向きに愚痴を言わずに頑張るべきです。

 何の慰めにもならない、やや厳しいアドバイスかもしれませんが、安易な慰めを書いてもプラスにはならないと思います。

取り急ぎ、お返事まで。

 追伸:症状がひどい場合は、西洋医学治療(皮膚科)の治療も受けながら、漢方薬を利用するほうが、症状が早く治まって治しやすいこともありますので、皮膚科にも相談してみられるのが能率的かもしれません。皮膚科でもしっかり相談してみられるとよいと思います。

2010年7月24日の茶トラのボクチン(6歳)
2010年7月24日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

折り返し頂いたメール:

 酒さを診断されて、2重の苦しみに不安でたまりませんでした。

 もちろん皮膚科の先生にも相談しましたが、酒さに関しては抗生剤を飲めなくて(お腹が弱い)手だてがないといわれました。

 今の漢方の先生を信用したいのですが、村田先生のアドバイスがあれば、心強いかと思いメールさせていただきました。

2010年7月24日の茶トラのボクチン(6歳)
2010年7月24日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

お返事メール:

 アトピーに酒皶を合併している人はぜんぜん珍しくありません。

 こちらではそんな重症の人を何人も相談に乗ってきましたが、皆さん、何年にも渡って苦労の連続で、その頑張り続けたお陰で、2〜3年経つ頃には8割前後の改善を得て以後、また波を打ちながら9割以上の改善を得てそれを安定させるためと再発予防のために既に5〜10年以上も予防的に配合を減らしてずっと続けている女性は多いものです。

 但し、いずれもよほどの決心と性根を入れて、相当の努力をされた人達ばかりです。
 アトピーに酒皶を合併していても、努力すればしっかり改善するものですが、自費の漢方ゆえ、経費と期間は、相当な覚悟が必要なものです。

 貴女の場合は、不安が過ぎるのが大変なネックになると思います。

 いずれにせよ、こちらとは遠方過ぎるので、といっても同じ東海地方の女性は、新幹線を使って初回は連泊されて、その後は20日毎に通い詰めること1年半、ようやく症状も安定して、通信販売に切り替えて既に2年、元気に勤務されていますが、通っていた頃は、長期職場を休職していてのことでした。

 もちろん、こんな冒険は絶対に奨める気は毛頭ありません。諸経費は膨大だったはずです。

 現在の先生を信用するか、あるいは他に地元で、あきらめずによいところを見つけるべきです。でも、自費の漢方薬は本格的にすれば、何種類もの漢方薬を必要とするので相当な経費の覚悟が必要になります。

 それで絶対に治るという保障まではないのですから、冒険になることは間違いありません。

 いずれにせよ、アトピーに酒皶が合併している人は決して珍しくありません。というよりも、たくさんおられるはずです。

2010年7月24日の茶トラのボクチン(6歳)
2010年7月24日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

折り返し頂いたメール:

 皆さん頑張っていらっしゃるのですね。

 私も今の先生を信じる努力をして、自分の肌を信じて頑張ってみます。

 村田先生がお近くであれば、毎日でもうかがうと思います。

 そうですね、心配症ですかなり。お返事いただいてうれしっかたです。

 また不安になったらメールするかもしれません。ご迷惑とおもいますが・・有難うございました。


【編集後記】 もしもこの方がお近くであっても、このように不安感が強い人は、精神的な面で、ヒゲジジイの最も不得意とするところなので、実際の漢方相談は、残念ながら絶対にお断りせざるを得ないケースである。
 弁証論治の苦労も並大抵ではない上に加えて、不安が強すぎる人を説得するほど、徒労に終わりやすいことは長年痛いほど経験して、こちらの方が疲労困憊で、昨今では老齢の身にとっては冗談でなく、こちらの命の危険を感じるからである。決して冗談ではない。

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2010年7月24日の茶トラのボクチン(6歳)
2010年7月24日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母


posted by ヒゲジジイ at 00:01| 山口 ☀| アトピー性皮膚炎や慢性湿疹など痒みを伴う皮膚病 | 更新情報をチェックする

2015年07月11日

玉屏風散エキス製剤(衛益顆粒)の両面性

2009年7月11日の茶トラのボクチン(5歳)
2009年7月11日の茶トラのボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母

 もともとアトピー性皮膚炎が補中丸・清心蓮子飲・茵蔯蒿湯・葛根黄連黄芩湯・莪朮製剤・当帰四逆加呉茱萸生姜湯などを必要とするものの、ここ1年以上はしっかり安定していたのに、春頃から肌が乾燥し、やや熱感を感じて、見かけ上は他人からは分かりにくいものの、本人は異変を感じていた。

 久しぶりの異変に、六味丸や地竜も一時的に即効を感じても、次第に効果が落ちてくる。

 そこで、思案の結果、補中丸が必須の体質であることから、皮膚表面のバリアー不足を配慮して、黄蓍が大量に含まれた玉屏風散エキス製剤(衛益顆粒)を追加してみたところ、即効を得て、肌は潤い、六味丸はそのまま必要としても、地竜はまったく不要になったという。

 黄蓍は滲出液を調節するだけでなく、状況によっては熱感を伴う皮膚の乾燥にも効果が得られるのだが、熱感も取れたことから考えると、甘温除熱の作用を発揮したものと思われるが、上記の配合を見ての通り、実熱と虚熱が入り混じった虚実挟雑は当然としても、さらに寒熱錯雑しており、この人こそ、五臓六腑それぞれの寒熱虚実がバラバラで統一性に欠け、とんでもなく複雑化した体質であったことを伺わせる。

 もともと高名な中医学の名医(日本の医師)の2名に、それぞれ比較的長期間、中医学治療を受けても治らなかったアトピー性皮膚炎の患者さんだっただけに、結果としてこのような複雑な配合とならざるを得なかったのかもしれない。

 それゆえ、見かけ上はしっかり治っているように見えても、今後も漢方薬による長期間の体質改善を必要とすることだろう。

 このようにアトピー性皮膚炎は、一筋縄ではゆかない場合も多いので、よっぽど気合の入った根性のある人でなければ、相談を受け付けないようにしている所以である。

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2010年7月11日の茶トラのボクチン(6歳)
2010年7月11日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

2012年7月11日の茶トラのボクチン(8歳)
2012年7月11日の茶トラのボクチン(8歳) posted by (C)ボクチンの母

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2015年06月29日

今月は珍しく地元近辺からの新規相談者が集中したが・・・

2009年6月30日の茶トラのボクチン(5歳)
2009年6月30日の茶トラのボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母

 昨今では珍しいことで、下関市内からの新規相談者が集中した。
 頑固な慢性疾患のみならず末期癌の人達などだが、地元の気楽さが、却って真面目に通えないケースも出て来るのが恒例のこと。

 地元の気安さが却ってマイナスとなることもある。

 ところで、県外からは、アトピー性皮膚炎の女性で、地元で一度も試さないで、ストレートに当方に新規相談に来られた人があった。
 ところが、10日前後でしばらく通えるかどうかを訊ねると、とても歯切れの悪い返事。
 だったらなおさら、地元で通えるところを探すべきだと、キッパリとお断りした。

 他の疾患と異なって、アトピー性皮膚炎の場合は、10日毎に通って、次第にペースがつかめだしても、少なくとも2〜3週間毎くらいでも、一年間は通ってもらわないと、変化の激しい皮膚病だけに、季節に応じた対処方法が掴めない。

 他の疾患であれば、ほぼピントが合った時点で、いくらでも通信販売に切り替えることが可能だが、アトピーだけは、そうは問屋が卸さない。

 たとえば、先日、県外の義母が下半身が浮腫んで歩行が難儀というので、試しに防已黄耆湯エキスを送付したところ、10日分でほとんど浮腫が軽減して、一気に楽になった。

 また、昨今は数年以上来られないままとはいえ、当方の漢方薬を各種常備薬として利用されている北陸地方の体格の良い男性が、湿気が多くなった頃から下半身が浮腫んで難儀だが、常備薬の五苓散も猪苓湯などでもほとんど効果がないと言われるので、同じく防已黄耆湯の10日分を送って試してもらったところ、10日分で7〜8割は軽減したと言われる。

 ともあれ、上記の県外のアトピーの女性の話に戻ると、
「地元では評判のよい漢方薬局のウワサを聞いたことがない」
 というので、こちらだって、地元近辺からやって来る人たちでも、お気軽な人達はすべてお断りしているので、その人達からは、きっと悪い評判がたっているはず。

 それと同じで、人の評判なんてアテにならないので、地元で探すように、キッパリとお断りしたのだった。

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2009年6月30日の茶トラのボクチン(5歳)
2009年6月30日の茶トラのボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母

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2015年06月19日

アトピーの漢方相談は中医師がよいでしょうか?というご質問

2011年6月19日の茶トラのボクチン(7歳)
2011年6月19日の茶トラのボクチン(7歳) posted by (C)ボクチンの母

【 ブログへ掲載の可否 】:転載応諾(ブログへ転載させて頂く場合があります。)
【 年 代 】:50〜59歳の女性
【 地 域 】:東海地方
【 お問い合せ内容 】:はじめまして。

 アトピーで20年ぐらい苦しんでいます。
 特に顔が赤くて人にあうのがいやで精神的にも病んでいます。先生がお近くでおられたらよかったのにと思います。
  アトピーの他にも過敏性大腸炎筋肉痛などあります。

 今病院で白虎加人参湯、消風散、をのんでいますが、あまりよくはなっていません。
 過去にも煎じに3回ほど(1年のサイクルで3回)違う先生でためしましたが、よくはなりませんでした。東京などで。

 近くで漢方の先生を探そうと思いますが、中医師とかのほうがよいのでしょうか?

 ステロイド10年プロトピック10年塗っていたのでかなり悪いと思います。
 今日も顔が真っ赤です。外にでるのもつらいです。(冷えのぼせもあります。)

 すこしアドバイスいただけたらと思います。

2009年6月20日の茶トラのボクチン(5歳)
2009年6月20日の茶トラのボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母

お返事メール:

 アトピー性皮膚炎の漢方薬の配合は、相当にデリケートですので、症状が激しい段階では、極端な場合は日毎に微調整を繰り返す場合もあり得ます。
1〜3回の服用でも、良し悪しの反応が直ぐに出やすいからです。

 それゆえ、理論のしっかりした中医学に習熟した医師か薬剤師を見付ける必要があります。
 時間を十分にかけて、5〜10日毎に通えるきめ細かい対応をしてもらえるところが無難です。

 また、日々の食事内容の影響は想像以上に大きいので、徹底した食事制限も必要です。
 加工食品や甘いものや肉食類を避けて、薄味で火の通った野菜類(キャベツなど黄緑野菜をたくさん使ったもの)を十分に摂るように心がける必要があります。

 白虎加人参湯と消風散の併用という配合(あるいはさらに黄連解毒湯)は、しばしば日本全国の病院で投与されることが多いようですが、中医学的な発想では、あまり考えにくい配合かもしれません。

 現実的には、漢方の世界は、世間で想像される以上に、とても専門性が高いので、理論の乏しい日本漢方や一般の病院漢方では、一定レベル以上の疾患ともなれば、よっぽど経験豊富な専門家でなければ難しいと思います。

 とりわけ重症化したアトピーの場合は、とてもデリケートですので、きめ細かい対応が可能な、中医学理論を駆使される専門家のほうが無難なように思います。

 ネットで調べれば、きっと中医学の専門家がお近くで見つかると思います。

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2009年6月20日の茶トラのボクチン(5歳)
2009年6月20日の茶トラのボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母


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2015年06月11日

足先が火照って三物黄芩湯が必要になる人が急に増えてきた

2010年6月11日のボクチン(6歳)
2010年6月11日のボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

 アトピー性皮膚炎などでは、もともと三物黄芩湯が一年中フィットしている人も多いのだが、この季節になって急に必要とする人が増えだした。

 その意味では季節的な方剤と言えるかもしれないが、そういう人達でも、折々に寒さを感じる人も多く、葛根湯を折々に頓服的に使用している。

 次第に暑くなる季節になると、清熱系の方剤の需要が増えだすのは当然としても、それだけに涼を取りたくなる季節だけに、相対的に風寒や風寒湿に侵犯される機会も多いので、葛根湯や香蘇散、あるいは藿香正気散の出番も多くなる。

 それゆえ、清熱系の方剤とともに、折々に頓服的に葛根湯や藿香正気散が必要になるのもこの季節の特徴でもある。
 
 これらの臨機応変の配合変化の方法は、常連さんたちのみならず、1年以上通っている人の多くが、自然にマスターしているので、ヒゲジジイの指導がよろしい証拠であろうっ(呵呵。

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2010年6月11日のボクチン(6歳)
2010年6月11日のボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

 
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2015年03月10日

皆に絶賛される 『ウチダの紫雲膏』 だが、アトピーに対しては個人差が大きい


2009年03月10日の茶トラのボクチン(4歳)
2009年03月10日の茶トラのボクチン(4歳) posted by (C)ヒゲジジイ

 先日、ウチダの紫雲膏の実際的な素晴らしい効能を書きたてていたら、利用したいと希望された人達もあり、短期間で期待通りの即効が得られている。

 この季節、ヒビやアカギレに最適で、乾燥肌には持って来いである。

 ところで、問題のアトピー性皮膚炎の乾燥肌に対してはどうか?となると、あまりに個人差が大きいとしか言いようが無い。

 安い買い物だから、一か八か使ってみて、合わないようだったら直ぐに諦めて、乾燥肌の御家族にでも譲渡するくらいの覚悟があれば、試してみる価値はあるかもしれない。

 フィットする人には、軽く薄く優しくのばして塗布すれば、乾燥肌は劇的に改善するが、フィットしない人には、却って痒みが増すようである。

 もともと村田漢方堂薬局では、アトピーの人達に対して、外用剤は積極的に奨めることがなく、あくまで内服の漢方薬類のみで勝負する習慣が長いので、試して見たい人はどうぞ、くらいだが、フィットする人にはとても有益だが、合わない人も多いので、積極的に奨めることはない。

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2011年03月10日の茶トラのボクチン(6歳)
2011年03月10日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ヒゲジジイ

2011年03月10日の茶トラのボクチン(6歳)
2011年03月10日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ヒゲジジイ

2012年03月10日の茶トラのボクチン(7歳)
2012年03月10日の茶トラのボクチン(7歳) posted by (C)ヒゲジジイ

2012年03月10日の茶トラのボクチン(7歳)
2012年03月10日の茶トラのボクチン(7歳) posted by (C)ヒゲジジイ


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