2014年10月02日

もしかして、読解力がない?!

2010年10月2日のボクチン(6歳)
2010年10月2日のボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

 2007年07月20日 体質によっては桂枝茯苓丸の単独使用は思わぬ弊害をもたらすという現実

 このブログに対する質問をしばしば受ける。

 昨日も電話での問い合わせがあったが、ようやく休憩時間を取れた折に、茶トラのトラちゃん(1歳)が、乱暴狼藉を働いた後始末をしている最中である。

 同様の質問が、しばしば電話でかかって来るが、とっても煩わしいので、購入したところで質問するように答えて、早々に電話を切るようにしている。

 このブログの全文を読んでも理解出来ない人が、何を言っても理解困難であること間違いない。

 あれほど詳細に説明しているのに、イヤハヤ、おそらく読解力のない人達なのだろう。

 実際のところ呆れるほど、安易に電話によって、上記のブログに対する質問が多いが、あまりに度重なると、あのブログを削除しようか、と考えてしまうほどである。

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2011年10月2日のボクチン(7歳)
2011年10月2日のボクチン(7歳) posted by (C)ボクチンの母

2011年10月2日のボクチン(7歳)
2011年10月2日のボクチン(7歳) posted by (C)ボクチンの母

2012年10月2日のボクチン(8歳)
2012年10月2日のボクチン(8歳) posted by (C)ボクチンの母



タグ:桂枝茯苓丸
posted by ヒゲジジイ at 00:05| 山口 ☁| 桂枝茯苓丸の有用性と副作用 | 更新情報をチェックする

2011年02月09日

桂枝茯苓丸は正しく使用する限り有用性は計り知れないが適用を誤ると問題もある

おとうさんの膝の上
おとうさんの膝の上 posted by (C)ボクチンの母

 桂枝茯苓丸の名誉のために敢えて書いておきたい。

 昨今、漢方薬の知識がほとんどないまま、保険漢方で人気を取りたい医師たちの桂枝茯苓丸の誤投与は目に余るものがあるとはいえ、正しく使用する限りにおいては、その有用性は計り知れない。

 体質が適応すれば高血圧にも多少の効果が出る場合もあり、適応を誤れば癖のある方剤だけに多少とも不快反応が生じることも希ではない。

 昨年も漢方にシロウトの医師から桂枝茯苓丸を誤投与され、主訴の眼精疲労と体力低下をますます悪化させていた女性に、補中益気湯に杞菊地黄丸を併用して服用してもらったところ、超速効が得られたが、中気下陥に肝腎陰虧が併存していたのである。
 
 ところが、このような弁証論治が可能な市井の医師は、まだまだ極少数であろう。
 実際のところ、保険漢方を投与しながら、瘀血や水毒は知っていても、中気下陥や肝腎陰虧という専門用語すら知らない医師の数は想像を絶するほどであろう。

 それにしても、いまだに体力が中程度だの、中程度以下、あるいは体力が中くらい以上などの基準で方剤の選択がなされるという、実にあやふやな基準がまかり通っている堕落した日本漢方の現状には目を覆いたくなる。

 ともあれ、桂枝茯苓丸の有用性と諸注意は既に他のブログで書いているので以下を参照されたい。

桂枝茯苓丸(基本方剤の研究)
桂枝茯苓丸料 (桂枝茯苓湯)
桂枝茯苓丸の問題点
体質によっては桂枝茯苓丸の単独使用は思わぬ弊害をもたらすという現実
牛膝散製剤と補中益気丸(党参入り)で正解だった桂枝茯苓丸の誤投与
桂枝茯苓丸の単独使用は思わぬ副作用をもたらすことがあるのは本当か?

DSC07228
DSC07228 posted by (C)ボクチンの母

タグ:桂枝茯苓丸
posted by ヒゲジジイ at 00:49| 山口 ☔| 桂枝茯苓丸の有用性と副作用 | 更新情報をチェックする

2011年02月08日

主治医は漢方薬について正しい知識を持ってるのかな?

シロハラが睨み付けて飛んでいくっ!
シロハラが睨み付けて飛んでいくっ! posted by (C)ヒゲジジイ

ブログへの転載の可否 : ブログへ転載を許可します
年齢 : 40歳〜49歳の男性
ご職業 : 会社員
簡単なご住所 : 関東地方
お問い合わせ内容 : こんにちは。

 現在病院から処方されている漢方薬・桂枝茯苓丸 他について伺います。

 私について簡単に説明します。4●歳、男性。20代後半から現在に至るまで、中性脂肪が300台と高い数値であり、また肝機能も非常に高い数値となっています。

 身長1●●cm、70kgのガッチリ型の体格です。10年ほど前から顔の鼻を中心とした両頬が真っ赤になり、顔の皮膚もボロボロに荒れた状態です。
 皮膚科でアトピーと診断され、評判の良い皮膚科と聞けば遠方でも通いましたが、殆ど効果の無いまま10余年が過ぎ、最近では諦めの境地でした。

 更に4年ほど前からストレスによるものか血圧が上がり始め、150/90台後半で落ち着いて?おり現在推移しています。

 前置きがスッカリ長くなってしまいいましたが、ここからが本題です。
 そんな状況の中で、ある病院がアレルギー疾患について非常に評判が良いと聞き訪問してみました。先生は私の顔を見た瞬間に「血圧高いね」と言いました。

 私は顔の赤みとボロボロの皮膚を診て貰いたいと話したところ、その赤みは「瘀血」によるものでアレルギーではないとの診断でした。早速「桂枝茯苓丸」と血圧降下剤を処方され帰宅して早速飲んでみたところ、僅かな時間で胸に違和感を覚えました。

 最初は違和感だったのですが、飲む度に胸が苦しくなっていき、血圧も急上昇していきます。
 病院に問い合わせても当番医が「桂枝茯苓丸で血流を良くする効果はあるけど、血圧は上がらない」と断言するし、血圧がネットで桂枝茯苓丸を調べてみても、血圧が上がるなどの情報は皆無です。

 唯一貴店だけが「桂枝茯苓丸の問題点」として取り上げておられました。
 このことから、多数の知識と経験をお持ちのことと考え質問している次第です。

 桂枝茯苓丸は確かに血流を良くする効果があるようですね。であれば、医学のことは何も知らない私でも、詰まりかかったホースに勢い良く水を流したらどうなるのか程度は想像は付きます。

 早速担当医が出勤した日に訪問すると、次に「ツムラ当帰湯」と「ツムラ人参養栄湯」を血液がサラサラになると処方されました。
 すると人参養栄湯は1.5gで胸が苦しくなりましたが、当帰湯は胸の苦しさはありませんでしたので、引き続き当帰湯と血圧降下剤を飲んでみませんか?と言われています。

 ところが効能を調べてみると当帰湯は、私の症状に効果があるのか?疑問です。

 降下剤も出来るだけ少なく抑えてくれたりと、医師の一生懸命な気持ちは伝わってくるのですが、私にすれば「漢方薬について正しい知識を持ってるのかな?」と不安が先に立っています。

 最初から合う処方は難しいとは思いますが、何か医師の方向が片手落ちになっているような気がしてなりません。

 先生は如何お考えになりますでしょうか?ご意見を賜りたく。

IMG_1174
IMG_1174 posted by (C)ヒゲジジイ

お返事メール:桂枝茯苓丸は適応を誤ると不快反応が出るケースがありますが、多くは病院の医師から出された漢方薬で遭遇する機会がとても多いものです。

 その理由は、多くの医師が漢方知識が浅いためと、もう一つは桂枝茯苓丸のエキス製剤には、本来は桂枝を使用すべきところを辛甘で大熱で腎陽を強く温補する桂皮=肉桂が使用されているからです。

 桂皮は腎陽を強く温補するだけに過剰に投与すると、時に血圧を上昇せしめることがあるのは常識といえます。

 のみならず、瘀血(オケツ)がほとんど存在しない場合に桂枝茯苓丸を投与すれば、何らかの不快反応が生じても不思議はありません。

ところで、高血圧のレベルはそれほどひどいとは思われませんが、それにしても顔面が真っ赤で血圧もやや高い人に、いずれも温補剤の人参養栄湯や当帰湯が投与されるとは、漢方を本当に勉強している医師であれば、ほとんどあり得ないと思います。

 但し、冷え症、寒がりでいつも厚着をしているような体質であれば、これらの温補剤が適応する場合もあり得ますが、この場合には顔面に対する別の方剤の併用がほとんど必須となるように思いますが、何せ深いところの体質が分からないので断定はできません。

 なお、桂皮はいずれの方剤にも含まれていますが、桂枝茯苓丸にもっとも多量に含まれています。

 以上、取り急ぎお返事まで。

【編集後記】もしもこの患者さんが実熱証の体質者であれば、人参養栄湯や当帰湯は明らかな逆効果であり誤投与となる。
 ともあれ、日本漢方の知識が浅い人にもっとも多い困った問題は、寒熱に対する認識不足が顕著である傾向が強い。
 常々唱える「臓腑経絡ごとに寒熱虚実の弁証分析は必須である」と言ったところで、基礎知識の部分であまりにもレベルがかけ離れすぎているので、馬の耳に念仏である。


ジョウビタキ(メス)
ジョウビタキ(メス) posted by (C)ヒゲジジイ

posted by ヒゲジジイ at 12:53| 山口 | 桂枝茯苓丸の有用性と副作用 | 更新情報をチェックする

2007年07月20日

桂枝茯苓丸の単独使用は思わぬ副作用をもたらすことがあるのは本当か?

性別 : 女性
年齢 : 40歳〜49歳
ご職業 : パート・アルバイト
簡単なご住所 : 中部地方
お問い合わせ内容 : 初めてメールさせていただきます。私は4?歳で二人の子供を持つ母です。

 10代のころから生理痛が重く、又出血の量も多くありました。その為、鎮痛剤で紛わしていました。当時は子宮内膜症という病名は聞いたことがなく、単に生理が重のだという認識しかありませんでした。
 35歳を過ぎたあたりから、出血の量が非常に多くなり、血の固まりが出るようになると同時に貧血になりました。ところが地元の産婦人科で事情を説明しても異常が無いとの事でした。鎮痛剤で痛みを抑え、貧血になると貧血の薬を飲むという状態が続きました。

 ところが40歳を過ぎたあたりから痛みが激しくなり、出血の量も増えてきたため、産婦人科へ行ったところ、突然、子宮筋腫が二つあるという診断でした。(毎年ドックのたびに問診に記入していたのに異常なしでした)医師からは「注射で6ヶ月間、生理を止めるか、手術で筋腫を摘出するか」との話がありました。

 悩んでいたところ、夫が他県に有る産婦人科のホームページに子宮内膜症について詳しく書いてある記述を見つけました。内容が私が10代から悩んでいた症状と同じであったため、わらをもつかむ思いでその医院を尋ねてみました。先生の診断は子宮内膜症と子宮筋腫でした。内膜症は広範囲に広がっているため子宮を摘出しても痛みはなくならないだろうということでしたし、私自身も更年期の事も考え子宮を摘出することには抵抗がありました。
 先生は、1日の服用としてダイナゾール100mg1カプセルとオースギの桂枝茯苓丸料1.5g2袋の処方をしてくれました。
 薬を飲みだして痛みも取れ、出血の量も極端に少なくなり又、貧血がおさまつたことによって頭痛も無くなりとても改善されました。ただ、生理は1ヶ月に2回くることは多々ありました。

 こうして現在にいたるまで2年近く服用を続けていますが、今年に入ってから一回の生理期間が長くなり回を重ねるごとに出血の量が増えてきました。(痛みは薬のおかげだと思われますが改善されたままです。)また、貧血になるのかもしれないと悩んでいたところ村田先生の「桂枝茯苓丸の単独使用は思わぬ弊害をもたらす」の記述を夫がネットで見つけ二人で「これだ!」と声を出してしまいました。

 ただ、産婦人科の先生はエコーで見ると「筋腫がはっきり写らなくなった」といっていることから桂枝茯苓丸の使用は必ずしも間違いではないように思います。ただ、体質に合っていないのかもしれません。
 私は身長158cm、体重42kとやせすぎています。又、胃腸が弱いためか食が細く、くどい物(肉類)などが苦手で太ることができません。(夫には又やせたんじゃないのと最近言われます)
 胃の事について言えば寝ているとよく「ゴロゴロ」と鳴り、気持ち悪くて目が覚める時があります。

 このような体質である私にとって攻撃性の有る桂枝茯苓丸の単独使用は良くないのでしょうか?
 又、胃腸が弱く、太れない体質は漢方によって改善されるのでしょうか?

 村田先生の記述を読んで産婦人科への通院等(生理や胃弱)今、真剣に考えるときではないだろうかと思い、長々と書いてしまいました。
 差し支えありませんでしたら、先生のお考えをお聞かせいただけると幸いに思います。 


ヒゲジジイのお返事メール:体質虚弱な人でも、桂枝茯苓丸が適応する場合があります。文面を拝見していますと、貴女の場合は、検査では明らかに有効性が示唆されるようです。
ですから、桂枝茯苓丸は引き続き連用されるべきだろうと思われます。

 しかしながら、これからがとても重要なのですが、虚弱体質の人に、桂枝茯苓丸を単独で用いるのは、中医学的には誤りです。中医学には「扶正去邪」という法則があり、不足するものは補い、存在する邪気(病邪)は除去するべきで、多くの慢性疾患は両者が同時に併存するのが通常ですから、それを同時に行うべきであるというものです。

 桂枝茯苓丸は去邪専門の方剤ですから、桂枝茯苓丸が適応する病邪が存在するからといって、不足する体力のことは配慮せずに、こればかりを連用すると、次第に体力・気力や胃気などを次第に損傷・損耗して、たとえ病邪(貴女の場合は子宮筋腫など)が縮小しても、肝腎な生命力をどんどん損なってしまう副作用を生じてしまい兼ねないのです。
 それゆえ、必ず補中益気湯など、貴女の体質に応じた補剤(体力を支え養う漢方処方)を併用しなければなりません。
 もしもそのまま桂枝茯苓丸だけを続けていくと、ますます体力を損ない、免疫力を低下させ兼ねないのです。早急に主治医に相談して、補中益気湯などの適切な漢方処方を出してもらうべきです。

 もしもそれが叶わないようでしたら、そちらに多少はお近くになるのではないかと思われます●●●の//////////クリニックで御相談なされば、補中益気湯など、あるいはもっと適切な方剤を処方してもらえると思います。
 それらもすべて出来なければ、直ぐにでもお近くの漢方専門薬局でご相談され、適切な補益方剤を相談してご購入して必ず桂枝茯苓丸を服用するときに併用されるべきです。

 文面を拝見しましても、貴女の場合は桂枝茯苓丸単独で使用すべき体質ではありません。必ず早急に貴女に合った補剤を手に入れて併用して下さい。
 文面だけではどの処方が良いかまでは断定できませんが、適当な専門家が見つからない場合は、次善の策としては補中益気湯や補中益気丸を入手されるのが無難かもしれません。


折り返し頂いたメール:早々の返答ありがとうございます。
 この世の中にあって、このように丁寧にご回答をいただき とてもうれしい限りです。

> ですから、桂枝茯苓丸は引き続き連用されるべきだろうと思われます。

 とのことですが、今年に入ってからの生理の長期化とそれに伴う出血量の増加は体力の低下が要因にあるのでしょうか?
 又、前回のメールには書き込まなかったのですが、私は低血圧で93/63ぐらいが標準です。

> ●●●の//////////クリニックで御相談なされば、補中益気湯など、あるいはもっと適切な方剤を処方してもらえると思います。

 夫に相談して//////////クリニックへ行ってみようと考えています。
 先生の質問コーナーで「巨大な子宮筋腫」ということで東海地方内科医師が相談されていますが、もしかして「//////////クリニック」の事でしょうか?そうであったらとても心強いと思いまして。

 私は筋腫や内膜症はもちろんですが、胃弱ということもあり、そちらに関して相談に乗ってもらいたい気持ちも強くあります。仕事の都合がついたら必ず行きたいと思います。
 ところで、村田先生の名前をお出しして問題ないのでしょうか?

 先生、本当に丁寧に教えていただきありがとうございました。


これに対するヒゲジジイのお返事メール:御質問の

> とのことですが、今年に入ってからの生理の長期化とそれに伴
> う出血量の増加は体力の低下が要因にあるのでしょうか?
> 又、前回のメールには書き込まなかったのですが、私は低血圧
> で93/63ぐらいが標準です。

こそ、補中益気湯が適応する一連の症候のように思えます!

> 夫に相談して//////////クリニックへ行ってみようと考えていま
> す。先生の質問コーナーで「巨大な子宮筋腫」ということで東
> 海地方内科医師が相談されていますがもしかして「//////////
>クリニック」の事でしょうか?そうであったらとても心強いと思
> いまして。

 これについては、ブログ上の固有名詞は、たとえ個人的にでも公開することは出来ませんのでノーコメントです。

> ところで、村田先生の名前をお出しして問題ないのでしょうか
> ?

 これについては問題ないと思います。
 それ以上に大切なことは、昨今、基本的なマナーが守れない日本人が増えていますので、その点だけは充分にご注意下さいませ。


折り返し頂いたメール:回答、ありがとうございます。
 時間が取れ次第、//////////クリニックに行ってみます。
 色々ありがとうございました。


ヒゲジジイのメール:頂いたメールを再度しっかり目を通してみましたが、もしも筋腫が殆んど消退しているのでしたら、そろそろ廃薬すべき時期が来ているのかもしれませんね。
 とはいえ、補中益気湯などバランスの取れた補剤と組み合わせると、

>生理の長期化とそれにともなう出血量の増加(←桂枝茯苓丸による軽度の副作用です!

 を改善して、この桂枝茯苓丸の副作用を完璧に消してしまうことも可能です。
 そうなれば、引き続き桂枝茯苓丸を継続することも可能です。(但し、体重と体調に合わせて桂枝茯苓丸の用量をもっと少なめにすべきです!

 念を入れて別の産婦人科で筋腫などの状況を検査してもらって、ほぼ消滅しているのでしたら、桂枝茯苓丸は中止しても良い時期かもしれません。

 もしも現在も体調がすぐれないのでしたら、補中益気湯など適切な補剤を処方してもらうまでは、一時的に桂枝茯苓丸を中止して、なるべく早急に御紹介したクリニックなどで御相談された方がよいかもしれません。

参考文献:
桂枝茯苓丸料 (桂枝茯苓湯)
桂枝茯苓丸料
補中益気湯
posted by ヒゲジジイ at 00:00| 山口 🌁| 桂枝茯苓丸の有用性と副作用 | 更新情報をチェックする

2006年01月17日

医師の出された桂枝茯苓丸料に対する御質問

病み上がりのボクチン
病み上がりのボクチン posted by (C)ヒゲジジイ

お問い合わせ内容 : はじめまして。××と申します。

漢方について調べていましたら、偶然、このサイトをみつけました。

とても興味深く見させていただきました。

先日、病院で初めて漢方薬を出してもらったのですが、色々調べていると、気になる事がありましたので、質問させていただきました。

症状は、パニック障害(これは、別に心療内科で西洋薬を飲んでいます。)で、胃の調子が悪く、食欲不振、吐き気、下腹部痛があり、生理不順だと、病院では言いました。その結果、「コタロー柴胡桂枝湯」と「オースギ桂枝茯苓丸料」が出されました。

病院では、聞かれなかったので、言わなかったのですが、貧血があります。

パニック障害で、体はそれほどでもありませんが、精神的には、かなり、弱っています。

桂枝茯苓丸料は、飲み続けると血が減るので、貧血の人は飲まないほうが良い。と、どこかのサイトに書いてあったのですが、飲み続けても大丈夫なものでしょうか?

薬は1ヶ月分もらっています。

本来なら、病院で聞けば良いのですが、先生は、そのような事を聞くと素人に何がわかるんだ。みたいに怒り出すので、聞けません。

でも、生理の量もかなり少ない方なので、飲み続けて良いものか不安です。

お忙しい中、このような質問で申し訳ないのですが、返事をいただければ、幸いです。

どうぞ、よろしくお願いいたします。

病み上がりのボクチン
病み上がりのボクチン posted by (C)ヒゲジジイ

ヒゲ薬剤師のお返事メール:拝復

どうもお問合せは関東方面の方が断然多いようですが、関東のお医者さんたちはそれほど恐い先生方ばかりなのでしょうか?

昨年末もお医者様に嫌われて、とうとうこちらまで泊りがけでやってこられた方がおられました。

問題の桂枝茯苓丸料ですが、たとえ貧血があろうとも、血於(血の滞り)があれば使用する必要がある場合もあり得ます。

生理が少なく、しかも生理に血の塊が見られる場合は、かなり適応している可能性も高いです。

ただ、貧血検査もしな病院というのも困ったものですね。

現在服用していて、大した問題がなければ服用しながら様子を見ればよいですが、実際には舌の状態なども観察せず、このようなメールだけで正確なことを言うのは不可能です。

漢方薬を処方された先生が、どの程度の漢方知識と経験がおありか未定ですが、個人的な見解から言えば、そのような活血化於作用の強い方剤を、まとめて一ヵ月分を出すこと自体が随分乱暴だと思います。

最初は一週間から二週間くらいで様子を見るのが、漢方薬の常識と思うのですが、関東方面では、名の通った日本漢方専門の大きな病院でも一ヵ月分以上を当たり前のように初診から出されるというので、驚いています。

慎重に漢方薬をその方の体質になるべくピッタリと合ったものを配合しようとするなら、まとめて一ヵ月分を出すこと自体が、私には信じられない感覚だということです。

個人的な見解から言えば、方剤によっては5日から10日で様子を見て、体質が良く把握され徐々に投薬日数を増やしていくのでなければ、慎重さを欠くものだということです。

また、質問すると怒り出すような先生は最低ですので、そんな先生の所に通院することはやめて、病院をかわるべきではないでしょうか?

質問には真剣な質問と、お気楽な馬鹿げた質問と二種類がありますが、貴女の質問は決して愚問ではありませんし、一般の患者さんが不安なるがゆえに真剣に気を使いながら質問することに対して、真摯に受け止められないようなお医者様はちょっと考えものだと思います。

(小生とて、遊び半分の愚問を忙しい最中に繰り返されれば、烈火のごとく怒り出すことがありますが・・・・・)

以上、お返事まで。

頓首

ムギワラトンボのお顔
ムギワラトンボのお顔 posted by (C)ヒゲジジイ

タグ:桂枝茯苓丸
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