2008年05月24日

病歴の短い湿疹の場合

性別 : 女性
年齢 : 30歳〜39歳
ご職業 : 医療・福祉関係
簡単なご住所 : 西日本
お問い合わせ内容 : 皮膚の痒みに困っています。皮膚科には行ったのですが、すっきりとは治りません。

 2月ころくらいは、背中全体や脚が痒くて、眠れなくて大変でした。皮膚科から抗ヒスタミン剤とステロイドもらいだいぶよくはなりました。
 でも、最近は生理前から外陰部あたりの皮膚が痒く、ナプキンを当てるともっとかぶれてしまいます。生理後も痒みが取れず、仕事終わった夕方あたりからの強い痒みに本当に困ってます。

 皮膚科では、湿疹といわれました。でも、貰ったステロイドきかないです。漢方薬で改善できるでしょうか?


お返事メール: 湿疹の始まりはいつ頃からなのでしょうか?
湿疹が生じるには必ず原因があるはずですが、その原因を見つけながら体質に合った漢方薬を服用されれば、当然治ります。

 最近多いタイプは、舌の奥に黄色い苔が生えている人では、湿熱が原因で、主として過食などが原因です。
 このタイプであれば、たとえ重症でも漢方薬で治りやすいものです。
 といっても、様々な体質の人がおられますので、その人の体質と症状に応じた適切な漢方処方を選ばなければなりません。

 通常、10日ごとに通える根気さえあれば、遅かれ早かれ漢方薬で治ります。


折り返し頂いたメール:お返事ありがとうございます。湿疹は子供の頃から出来やすかったです。
 特にストレスあるときとかに良くでるように思います。

 今ある痒みは、酷くなったのは二週間前くらいからかと思います。貰ったステロイドはきかないのでつけてないです。
 仕事終わってからだと営業時間内に間に合わないです。最初の問診は時間どれくらいかかりますか?


お返事メール:
 平日は朝9時から夕方6時まで、土曜日は朝9時から昼12時までです。ぎりぎりの時間でも駆け込めば、延長戦はしばしば行っておりますので、たとえ土曜日でも12時までに来られればよいのですが・・・。

 土曜日は運が悪いと待ち時間が長い場合がありますが、来られる皆さんは熱心な人達ばかりですので最後まで延長してやっています。

相談時間は最初はとても長いです。早くて30分、原因が複雑であれば1時間はたっぷりかかる場合もあります。(一般論で言えば、重症者が多いので、それ以上かかる場合もあります。)

 ひどくなったのがまだ二週間くらいなら、漢方薬をする前に、病院を変えてみるのも一つの方法かもしれませんし、同じ病院でも、ステロイドが効かなくなったと言えば、他の方法を考えてくれるかもしれません。

 村田漢方堂薬局の場合は、治療の行き場を失った重症者が集まるところです。
もしもどこへ行っても治らないようであれば、その時には無理してでも時間を取って通う決心がつくかもしれません。

 一度だけ無理してやって来られても、後が続かなければお互いに時間の無駄となります。貴重な時間ですので、お互いに無駄なことは避けたいものです。
ラベル:湿疹 陰部掻痒症
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posted by ヒゲジジイ at 00:01| 山口 ☁| 漢方と漢方薬関連の御質問 | 更新情報をチェックする