いつか、その真意と内実を記しておく必要があると思っていたので、概略を述べておきたい。
「漢方薬専門・漢方相談/村田漢方堂薬局」サイトのトップページに、赤い活字で次のように記しています。
サイト上では、当局も自粛を促しているネット通販(具体的な漢方薬類を陳列・掲載したお誘い販売)を、一切、行なっておりません。
つまり、ネット上に具体的な漢方薬類の画像などを展示して、価格を記して陳列展示することによってのお誘い販売はしないし、さらには、ネットでサイトをご覧になった方からのメールでの御相談や電話でのご相談だけで、漢方薬類を直ぐに通信販売することは、一切ないということです。
ただし、最低一度は直接ご来局いただいた上で、遠方などの理由で何度も足を運べない場合には、二度目、あるいは三度目くらいからは、お電話やメールなどのご相談により、最初にお出しした漢方薬類の「ピントの調整」を行うことはしばしば、実際にも行っていることです。
つまり、電話相談やメールでの通信販売に切り替えることもある、ということです。
ただ、直接来られても、お断りせざるを得ない場合も多いので気をつけて頂きたい。
これについては、漢方薬専門・漢方相談/村田漢方堂薬局 のトップページにも、
但し、病院での諸検査及び標準治療などを、すでに充分受けている方に限ります。
とあるように、また 漢方薬局と現代社会 でも記している通りです。
また、お断りせざるを得ない事例集ブログとして、
漢方と漢方薬の将来のために
も参考にされると宜しいかと思います。
と、このように「サイト上では、当局も自粛を促しているネット通販(具体的な漢方薬類を陳列・掲載したお誘い販売)を、一切、行なって」いないのはもとより、たとえ直接ご来局頂いても、お断りせざるを得ないケースも多々あるわけです。
打ち明け話をここでちょっとだけ述べると、チョットだけトウヘンボクなヒゲ薬剤師は、ご相談者の漢方薬に賭ける情熱、熱意というもの次第で判断している部分もある、ということは確かのようです。
いくら回りが熱心でも、ご本人にやる気が無かったら、とうてい続かないことも長年の経験で分かっているし、物見遊山で来られるのを最も嫌っている。
要するに、お互いの情熱を重視しているし、それだけ中医漢方薬学の弁証論治は神経をすり減らす仕事だからかもしれませんね。
話が少しそれてしまいましたが、ネット通販はまったくしないものの、直接ご来局頂いたあとは、とくに遠方で何度も足を運ぶことが出来ない、などの理由の場合には、電話相談やメール相談に切り替えて通信販売に切り替えることは、大いにあり得るというのが結論です。
また、このこともサイト上の
漢方と漢方薬御案内
の最終部分でもしっかりと書いていることです
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