ちょうど慢性湿疹で、村田漢方堂薬局では珍しく消風散と黄連解毒湯、天津感冒片と猪苓湯製剤でピントが合うかもしれない人の目の前でボリボリとやって、いかに甘いものが痒みに悪いかを実証してみせて教訓を与える情況に遭遇したのだった(苦笑。
昨今、ヒゲジジイは杞菊地黄丸と茵蔯蒿湯(インチンコウトウ)、小陥胸湯加味製剤、柴胡加竜骨牡蠣湯、超高級な牛黄製剤で体調が頗る良いところへ、甘いものの過食によって僅か二日間とは言え、痒みを掻き毟る苦痛と快感を同時に味わったのである。
高濃度の茵蔯蒿湯を服用していてさえもこの通りである。
アトピーで苦しんでおられる人の中には、甘いものを止めてもあまり変化がないと強弁する人もあるが、甘いものを止めたくないための反論に過ぎないと信じている。
今日からしばらく休みが続くので、またまた美味しいケーキ類やアイスクリームをタラフク堪能して再実験でもしてみますかっ
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