多くは基本的な何種類かは固定できても、配合比率や季節に応じた地竜や黄連解毒湯、あるいは天津感冒片などの消炎剤を折々に加減して加える必要が生じることは、現在、村田漢方堂薬局に通っている人達が実感されているところである。
かといって、一部のひとでは重症度に関わり無く、途中から完全に固定できる運のよい人も無いわけではない。
他の疾患でも同様で、虚弱体質で様々な症状が折々に出没するタイプでは、陰陽がしばしば逆転する敏感性のために、季節に応じて配合変化が目まぐるしい人も多い。
常連さんにはこのような人が大変多く、長いお付き合いの間に漢方処方の運用に習熟されて、ご自身で調節が出来るようになる。
この常連さんたちこそ、流動的な体調のコントロールの難しさにメゲルことなく、それに対処出来る漢方処方の数々の運用を体得される頃には、驚くほど元気な身体に変化していることに気がつくようになる。
弛まぬ忍耐力の持続の賜物である。
このような常連さんを別にしても、アトピー性皮膚炎の多くの人たちは、既に西洋医学治療や保険漢方のみならず、各種の漢方治療や特殊な治療方法を様々試みて治らず、苦労の果てにこの唐変木な村田漢方堂薬局サイトやブログに遭遇して、一大決心で来られた人が多い。
それだけに不屈の精神を持して初期の苦労の多い微調整に耐えることで、多くの場合、半年から一年以内に大きな好転が見られるのである。
途中で諦められる人も少数出てくるが、実に惜しい事である。
アトピーに限らず、初期に即効を得た人の中には、運悪く同じ配合で続けていたのに効力が激減してしまうことがあり、その落胆から、もっとも肝心なこれからの微調整に絶えられずに音信不通になるケースが出て来るのである。
縁がなかったものと諦めざるを得ないわけである。結局は経費の問題かもしれないけれど・・・(涙)。
そういえば、保険漢方で様々服用しても効果が無く、当方で運よく一発で処方が決まった人が、処方が見つかったんだから病院の漢方に移ってはいけませんか?
という愚問を発する人もいたが・・・自費の漢方だからこそ、保険漢方にはない個性のある製剤が豊富だからこそ可能であったことを理解されない人もいるのが現実である。(こちらの勘のよさも言いたいところだが・・・)
いずれにせよ、このような不義理な考えの人には、二度と相談には乗りたくないものですよっ。
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