2005年11月12日

眩暈と耳鳴りの御相談の続き

眩暈と耳鳴りの御相談折り返しのメール:前回の早々のお返事有難うございました。▲▲の××××です。 

お電話での問い合わせ、本当にごめんなさい。
確かにお電話での問い合わせは避けたほうがいい。という事はサイトをみておりまして承知していたのですが、実家にしか私のPC(アドレス)が無く、今日から2日間しか帰ることが出来なかったので思わずお電話してしまいました。ごめんなさい。
こんなに早く返信して頂けるとは思わなかったものですから。

ご丁寧に◎◎クリニック・◎◎◎の案内も頂け、お気遣い有難うございます。

早速 【・・・・・・・・・・・・・・・・・】 を検索しました。
間違いないですよね?(^.^)

何より、村田先生の励まし&お叱りはとても嬉しかったです。

お叱りの部分で少しだけ弁解させてください。。。
●●では初診の後の再診の予約が1ケ月後との事。出来ればせめて3週間毎に診て欲しいと伝えると次は1ケ月半後まで予約は取れないといわれました。

処方されたのは半夏厚朴湯。

(そのとき初めて日本漢方と中医学の違いを知りその先生にはお詫びし通院を辞めることにしました)

中医学!!!  必死にさがしました。
パンダグループも新幹線に乗って、という距離でしたが直接お会いして処方して頂きあえて2週間分を出して貰ったのです。何度か通うつもりでおりました。

私はこの処方でOK!となるまでは2-3週間おきに何回かお伺いしたいと伝えたのですが・・・。
私も我儘でせっかちなのだと思います。

すみません。3時間以上もかけてこんな内容のメールです。
実はパンダグループについての部分を色々書いていたのですが迷い迷い削除しました。(批判ではありませんが)
中医師の資格を取って一生懸命の若い先生です。私の精神状態の悪さとせっかちさがいけなかったのです。

9時から書き始めこんな時間になってしまいました。申し訳ありません。
お時間のある時にでも読んで頂ければ幸いです。


ヒゲ薬剤師の折り返しのメール:拝復

クリニックは、そこで間違いありません。

難病患者さんが多いので、思うように見てもらえるといいのですが・・・・

パンダマークの先生にも実力者がおられますが、中医師という肩書きだけでは判断できません。

実力の判断は難しいです。

中国の本物の中医師でも、日本に来て半年くらいは、効果を出すことが出来ないといわれます。
日本人と日本の環境に馴染めないらしいのです。
でも、半年もたてば、流石に名医たちは、本当の実力を発揮しだすそうです。

ご紹介のクリニックの先生は、実力派です。

治るまで、食い下がるか、といっても、貴女のような症状は、実際には、それほど難しいとは思えません。

ところで、半夏厚朴湯では、少し非力過ぎるように思います。

日本漢方は理詰めの点で、あまりにも脆すぎます。

理論というものが、あまりに乏しすぎて、効かす薬を考える段では、完全なパターン認識のみですから、応用が全くと言っていいほど、利かないのです。

その点、中医学理論は、大変複雑ではありますが、完全に科学理論となっています。構造主義科学理論です。

漢方の先生は、少しだけ変人で、少しだけ堅物くらいの方が信頼が置けるかもしれませんが、
どの先生にかかるにしても、医療関係というものは、どうしても賭け、という面があります。その先生にしばらくは賭けてみるつもりで頑張ることです。

漢方の効き目というものは、多くの場合、10日もあれば、ピントがかなり合っておれば、何となく、ほんの少しでも楽になるのが感じられるものです。

小生の薬局では、最初は必ず10日か、せいぜい15日、多くは10日単位で合わせていきます。
配合が決まれば、当分はしっかりサボらずに、何ヶ月も続ける必要があります。

ただ、そこそこのやり方がありますので、郷に入れば郷に従え、です。

この病気で命を落とすことは決してないのですから、諦めずに頑張って下さい。

前回のメールでも、お伝えしましたように、漢方の得意分野です。

運がよければ、早めに効果が出ても不思議はないのですが、ピントがしっかり合うまでの辛抱です。

御自愛下さいませ。

頓首


折り返しのご挨拶メール:××です。しつこく返信ですみません。 
きっともうおやすみになっていらっしゃると思いながらも土曜日の午後、《しょうがないな〜又メール来てるぞ》と苦笑しながらでも読んで頂ければ・・と。

村田先生の仰るとおり 食い下がりますよお という意気込みと根気で。

私は3年前 44歳で閉経し、更年期障害であろう動悸・息苦しさがひどくそれも今だに続き、そして毎日の眩暈と耳鳴り。 どこまでいってしまうの?不定愁訴って。

お決まりのようにコレステロールが高くなり、医者から薬を飲まないと大変な事になるからと薦められ。

村田先生のサイトで助けられました。 「薬は飲みたくないな〜」と黒木 瞳のCMの文句ではありませんが、少なからず危険性があることが解りました。

そして、漢方には眩暈反応というものはない! という事も実は助けられていたのです。

確かにガンや難病で苦しんでいらっしゃる方からみれば、そして眩暈も10年苦しまれた
方からみれば・・・。 と思うと恥ずかしいです。

本日、夕方には実家を出ますのでどうしても もう一度村田先生にメールを差し上げお礼を言いたかったのです。何度もお返事いただけたこと。適切なアドバイスと励まし。
とちょっぴりのお叱り。 有難うございました。感謝いたします。

先生もお忙しい毎日、どうぞご自愛くださいませ。


ヒゲ薬剤師の返信:拝復

お礼のメールありがとうございます。

ところで、

メール中の「眩暈反応」というのは、「好転反応(めんけん瞑眩)」のことでしょうか?
意味不明ですが、「めんけん」のことなら、ほとんどないし、もしあっても、好転反応だと断定する根拠がないので、ケース・バイ・ケースで判断しないといけません。

でも、33年間、それらしきことをほとんど遭遇したことも、???です。

ともあれ、漢方薬を体質にしっかり合わせてもらえば、いわゆる血の道症状も、眩暈も殆ど、少なくとも現在の8割は治ってしまうものですので、焦らず、こつこつです。

頓首


折り返しのお返事:村田先生。
 
先生の患者でもない私にこれほど真剣に対応いただき改めて先生の熱意を感じています。
今日は土曜日なのでそろそろお仕事は終わりですね。
昨日は夜中までお付き合いくださったので、さぞお疲れでしょう・・・。
先生に出会えたことに感謝! です。

ほんとうにありがとうございました。
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posted by ヒゲジジイ at 01:55| 山口 ☔| 漢方と漢方薬関連の御質問 | 更新情報をチェックする