月曜日には驚いたことに合いもしない八味丸の煎じ薬を有名な漢方専門科のある病院から8年間も服用し続け、却って体調を崩している人が、ようやく気がついて、見切りをつけてやって来られた。
八年間、やや遠方のその病院に数時間かけて通い続ける熱心さも見上げたものだが、見切りをつけるまで8年もかかったこと事体がおめでたい。
投与する医者も医者である。患者さん側では、口が渇き過ぎるという訴えに、口渇を治す薬だからそんなはずはないと断言し続けている。ようやく注意が必要な漢方薬(肺陰を損傷しやすい漢方処方)を読んで、やっぱりと思い、再度、主治医に申告すると、また同じことの繰り返して、あなたには八味丸以外に合う薬はない、煎じ方が間違っているのだろうと強引である。
仕舞いには、あなたは漢方に向かないと見切りをつけられたとか。
これが日本古方派のエライ先生方の所業であろうかっ。弁証論治のない世界では、患者さんの深刻な訴えでも馬耳東風なのだろうかっ。
結局、方証相対や随証治療とはこの程度のものなのだろうかっ。
8年間もの長きに渡って、通うほうも通う方である。病院だから許されるのだろう。コチトラのような薬局では効果が弱いと3〜4ヶ月も辛抱出来ずに止めていかれる人も出て来るくらいだっ。
実に信じられない8年間である。
春なのだろう、お問い合わせ電話も頻繁である。
しかも電話相談だけで漢方を出してほしいという実に安易な人が、地元の下関市内でもシバシバあるのだから話にならない。
また、迷いながらの問い合わせも多いが、迷いの電話は一切サヨナラ。互いに時間の無駄である。
定年退職後の暇つぶしに困っているような男性が、持病の相談に遊び半分で来られるのも実に迷惑である。
先週から立て込んでいるときに限ってやって来られ、女性薬剤師が地元なら日を変えて出直してほしいという御願いに素直に従ってくれたのはよいが、また今週も立て込んでいるときである。
先客が終わって、こちらもかなりグッタリ疲れているときに暇つぶしの病気相談に何で付き合わねばならないのかっ。
10日分2,000円の漢方薬すら「年金生活だから」買えないのだそうだ。だったら来るなと言いたい。
八味丸ばかり投与するような高名な漢方科の病院に行くがよいっ。
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