2005年11月08日

見習うべきA薬剤師の中医学の学習方法(中医学問答5)

A薬剤師のメール:先生からのメールに、私の選んでおりました書籍が、今の私にとって適している・・・とのお言葉、また、その書籍自体を先生ご自身もご覧になられたことがあると言う事実!、何かしらとても安心且つ、自信(?)につながりました!

手探りで進み始めた私にとって、先生の様な大大大ベテラン、権威のある方に私の選んだ物を支持して頂いたと言う事は、私にとっては何よりの励みになります!!!

このモチベーションの高いうちに、次のステップに移りたいと思っております!

今考えておりますのは、この読み終えた書籍より自分なりのノートを作成(とても荒いものを最初は作り上げます)し、次々と深い内容の書物を読み進めて行くに従って(次は届いた書籍に挑戦予定です!)、さらにそこに内容を書き足して参り、最終的には、私独自の(自分だけに理解出来る?!)生涯の中医学ノートを完成させようかと考えております。

何分、昭和の受験戦争時代に育った世代ですので、「何かしら学習手段は?・・・」と考えた時には、このような形が一番入り易いと申しましょうか・・・(>_<)。

多分、一生完成することは無いと思われますが(完成したと自分で思うときは、学習を諦めたときか、必要なくなった時くらいものですものネ!)

より、内容の高い、満足出来る物、そして、作成しながら自分自身の知識も高めれるよう張り切っております!!!

本日は立冬ですのに、こちらではまるで秋の初めのような陽気です。
このような気候の逆戻り現象が体調にはとても負担ですネ。

六気の六淫への転化・・・ですよね!(*^_^*)

皆様、どうぞ、ご自愛下さいませ・・・。

ヒゲ薬剤師のメール:頑張っておられるご様子、何よりです。

書籍関連の注釈を少しだけ・・・・

張先生の書籍類を、当時、ウチダ和漢薬発行の「和漢薬」誌などに、いかに素晴らしい本であるか、張先生のお陰で、今までの中医学知識が悟りを開いたように、一気に連動し繋がって、実際の仕事に面白いほど応用がきくようになったことを書きまくった時期があるのですが、それに対して、世の中には(小生のような)皮肉屋がやっぱりいるもので、「あれは、中医学ではない!」などと、貶める伝言を小生に伝えてきた匿名の人が、ウチダ和漢薬の社員を通じて
耳に入って来たものです。

しかしながら、あの張先生は、日本人向けに、禅宗用語でいう「老婆親切」から書かれた書籍で、あれほど優れた実践的な書籍はないと信じています。

一部はそのまま、真似て素晴らしい効能を発揮する方法論も、しっかり書かれています。

中には、あまりに病名治療的で、首を傾げることもあるかもしれませんが、張先生の臨床実践から出た親切心から書かれたものですから、噛み砕いて、敢えてそういう表現を取られているのだ、と受け止めるべきだと存じます。

実践的な参考書として、きっとお役に立つはずです。

特長をひとことで言えば、「補腎法」を最も重視していることです。

以上のことは、必ずお伝えしておかねば、と思ったことです。


蛇足ながら、その当時、中医師で、25年のキャリアの先生に、「25年間、一度も全く同じ処方を出したことは無い」と断言されたのに驚くよりも、さもありなん、と感激したものでしたが、今では、そこまで綿密繊細に方剤を組み立てる必要は、無いのではないか?

逆に、この点だけは、日本漢方の、ほとんど唯一に近い特長である、基本方剤を徹底的に大事にする精神こそ、見習うべき、と思います。

ともあれ、おっしゃる通り、四時の運行に大過や不及が生じると、人体が適応できずに発病しやすくなりますので、六淫の邪気に犯されぬよう、十分に気をつけましょう!

大大大ベテランといわれれば、ますます気持ちがオジンになってしまいます!
これでもまだ、55歳です(涙)たらーっ(汗)
posted by ヒゲジジイ at 00:37| 山口 ☀| 中医漢方薬学問答 | 更新情報をチェックする