ところが、あまり整理するのが得意ではなく、どうしても書きなぐりの性格から、正直言って面倒になってきた部分もある。
過去に書いた膨大な拙論を眺めていると、改訂したくなる部分ばかりが目に付いて、少し自分自身に嫌気がさしてしまった、というところである。
しばらく、このことは忘れて、気分転換が終わったら、やはりいつかは、あの膨大な拙論を少しは整理してあの世に行きたいと思っている。
その気持ちだけでも忘れないために、ネット上に既に公開した拙論集の代表的なものだけでも、その目次をここに転載しておきたい。
◆No.001 中医学は構造主義科学
◆No.002 漢方医学発展への道「中医学と日本漢方」(「同病異治」と「異病同治」の世界)
◆No.003 肝気鬱結の原因について
◆No.004 これからの「中医漢方薬学」
◆No.005 病名漢方の功罪(柴胡剤と「病名漢方」雑感)
◆No.006 「瘀血阻滞」とその形成原因
◆No.007 「生薬製剤二号方」の中医学的効能
◆No.008 書評集No.010 『中医理論弁』を読む
◆No.009 翻訳集No.001 「邪の湊るところ、その気は必ず虚す」新解(改訳版)瞿岳雲著
◆No.010 翻訳集No.002 「邪気が盛んであれば必ず実」とは限らない(改訳版)瞿岳雲著
◆No.011 中医学と西洋医学 ―中西医結合への道―
◆No.012 脾湿についての考察
◆No.013 猪苓湯と少陽三焦(猪苓湯が滑石茯苓湯に変わるとき)
◆No.014 漢方専門用語「証」の考察
◆No.015 注意が必要な漢方薬(肺陰を損傷しやすい漢方薬方剤の使用上の注意)
◆No.016 村田漢方中西医結合論
◆No.017 弁証論治と方証相対 (原題:「弁証論治」「方証相対」雑感)1982年執筆論文)
◆No.018 日本漢方の将来「中医漢方薬学」の提唱
(東亜医学協会創立50周年記念特集号「漢方の臨床」第35巻12号掲載分)
◆No.019 翻訳集No.003 肝は下焦には属さず、中焦に属する(改訳版)瞿岳雲著
◆No.020 翻訳集No.004 「病が表にあればすべて表証」とは限らない(改訳版)瞿岳雲著
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