2008年03月02日

大人にも感染する水いぼ(伝染性軟属種)

 最近は子供さんの漢方相談をお受けすることが少ないので、ミズイボに遭遇するのは久しぶりのことだった。
 それも大人ばかりが連続二人も続いた!

 大人が「みずいぼ」に感染するなんて、よくよく免疫を落としたに違いないが、アトピー性皮膚炎の寛解途上に、とびひ(伝染性膿痂疹)と同様、時折遭遇する機会がある。

 それにしてもよりによって立て続けに大人の水イボである。いずれも超高濃度のヨクイニンエキスと粉末が配合されたヨクイニン製剤とともに、良質の五苓散料エキス製剤の併用である。
弱いウイルスだからというのか、結果的に板藍茶の使用はそれほどの意義はなかったようだが、ないよりはあったほうがマシなのかもしれない。

 せっかくアトピーが寛解途上にあるのに、やはり最も掻き毟ることの多かった部分から感染している。
 3回の服用で明らかな効果が出たが、五苓散中の桂皮が他の部分のアトピーに多少とも悪影響する場合があるので、速効を得やすい五苓散ではあるが短期間にとどめざるを得ないかもしれない。
 あとは高濃度のヨクイニンで治癒を促進することになる。

 水いぼは一般的には高濃度のヨクイニンに、なるべく質の良い五苓散エキス製剤を併用すれば、多くは速効が得られる。
posted by ヒゲジジイ at 00:25| 山口 | ウイルス感染や細菌感染(痔瘻や各種歯科疾患など) | 更新情報をチェックする