アトピー性皮膚炎や慢性蕁麻疹あるいは得体の知れない慢性湿疹の多くの人が、いわゆる「痩せの大食い」、痩せてないにしても明らかに「相対的」に痩せの大食い連中が8割以上を占めていた。
腹七分ではなく、人の一人前の食事に制限するように吼え続けていたが、どうせ馬耳東風かも知れないが、書くだけのことは書いておこうと書きなぐっていた成果がここ数日、メールや直接の来訪で、食事制限の成果が出たという報告が続いている。
正当な悪態でもあるから遠慮せずに書きまくった効用はあるもので、だから現在、こうして仕事中の合間に(書いてる途中にお馴染みさんが飽食時代の象徴「扁鵲(へんせき)」を買いに来た)、無理してでもこのことを書く気になった。
中には辛夷清肺湯が足らなかった人や、猪苓湯の濃度不足の人や、天津感冒片の併用が必要だった人など、皮膚病で来られている人は沢山いるので、微調整の必要もあったにせよ、総じて食事制限の成果は明らかであった。
ただ、逆に正月以来、無制限にキムチ鍋や過食が続いた人は、せっかく寛解していたのに明らかに再発した人も少数いる。
食い意地というのは・・・食料事情が過剰に豊富な日本では、テレビをつければ常にどこかの局で、過食を奨励するが如き飽食番組だらけ。
足るを知らない飽食人種に明日は無いかもしれない。
なお、昨日のWEB RANKINGのクリック不足問題に対する反響がメールで複数届いているが、一部は憮然とする内容ながら、ブログの延命にもなるので、気が向いたところで順次転載させていただくつもりである。
【関連する記事】
- 免疫力を保つ中医漢方薬学のテクニック
- 最近の漢方薬の応用事例
- 漢方や中医学が一部の西洋医や薬剤師に貶められる理由
- しっかり学ぶべき生薬単味の利用方法
- 寒熱が錯雑しやすい季節
- 過信は禁物
- 柴朴湯加麦門冬のみならず、半夏厚朴湯加麦門冬という優れた加味方剤
- 活血化瘀の方剤が胃の不快症状の改善に役立つこともある
- 数回以上、直接通うことで見えてくる、隠れたもう一つの疾病の本質
- 四逆散は、本来あらゆる領域の慢性疾患に対する繁用方剤であるべき理由
- ADHD(注意欠陥・多動性障害)に漢方薬の数年連用によって徹底的に根治した事例
- 中医漢方薬学の優れた点は
- 中医学派が日本古方派に学ぶべきこと:同病異治と異病同治
- 日本漢方と中医学、それぞれの特徴を一言で云えば・・・
- 村田漢方堂薬局で最も流通量の多い第2類医薬品としての漢方薬三羽烏は
- 用法・用量の記載よりも少ない量で充分に奏効しやすい中成薬や漢方製剤
- やっぱり有効だった咽中炙臠に天津感冒片のトローチ使用
- こんなに長くやっている仕事だが・・・
- ネットの情報は便利だが・・・
- 車の運転時に前後左右を走行する車にイライラする女性達は