2008年02月02日

転移癌による腹水等

性別 : 男性
年齢 : 30歳〜39歳
お問い合わせ内容: はじめまして、●●と申します。夜分遅く申し訳ありません。
 7?歳の母についての質問なのですが、食道に浸潤した胃がん(片方の卵巣に転移、肝臓、肺にも転移の疑い)の手術のため入院したのですが、1月28日に内視鏡で腹内を見てみると腹膜にも転移があるため、手術が出来ず、抗がん剤の治療をしても余命1年と宣告されました。

 手術後、医師からは早く起って歩いた方がよいと言われていたのですが、3日たっても、母は息も荒く嫌にしんどそうで、ほとんど歩くことが出来ず、食事も全く食べれない状態でした。その後の検査で、腹水がたまっており、心臓が圧迫され、無気肺の状態であること、CRP値が高いこと、腹水がたまったままほとんど寝たきりなのでイレウスが起こりかけていることが分かりました。

 医師からは、手術(内視鏡)が引き金になってガンが活動的になったのだろう、このまま食事をとれない状態が続くと抗がん剤治療も出来ず、余命1、2月と説明を受けました。

 腹水を半分抜いたのですが、症状はほとんど変わりません。現在は腸活動を促すための座薬(下剤)と点滴だけ(腹水がたまるので絶飲食)で様子見の状態です。
 母のガンが分かった時からネットで調べる内に村田漢方堂薬局のことを知りました。西洋医学の限界、漢方治療の可能性、漢方古方派の問題点等、大変興味深い話を読ませていただきました。

 母の腹水の状態の改善に何か良い薬はないものでしょうか。入院するまでは外見は普通の状態だったものが、急に今のような状態になってしまって当惑しています。説明不足の点もあると思いますが、何卒御教授お願いします。


お返事メール:拝復
 大変デリケートな段階ですので、なんともお返事の仕様がありません。
 ご覧になったかと思いますが、漢方専門薬剤師による漢方薬方剤漫遊記 の筆頭に書いておりますように、
記載内容はすべて専門家向けですので、一般の方がヒントにされる場合は、必ずお近くの医師・薬剤師など専門家と御相談下さい。
ということに尽きます。

 また、同ブログ中の補気建中湯 にも書いている事情からも、お察し下さいませ。(注:補気建中湯は腹水に起死回生の効果を発揮することがある漢方処方の一つ。)                
                     頓首


折り返し頂いたメール: 昨晩、質問致しました●●です。
 全く見ず知らずの不躾な者に、こんなにも早くの御返信有難うございます。

 私のような質問が村田漢方堂薬局様宛てにたくさん届いている状況がよく分かりました。本当に申し訳ありません。

 まずは担当医の先生に相談してみます。
 本当に有難うございました。