2008年01月20日

臨機応変が特長の中医漢方薬学

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 昨今シバシバ、遠方から来られた人達に言われることは、一つ一つの漢方薬は本当に安いんですね〜〜〜という述懐である。

 確かに漢方薬の安さでは自信があるが、かなり拗れた慢性疾患のご相談が主体であるから、単一方剤だけで治癒できることは滅多にない。
 それゆえ、複数の方剤が必要になるから、少しでも経費的な負担を軽減して差し上げると言う殊勝な考えが含まれている。

 のみならず、実情は既に村田漢方堂薬局の漢方を使用されている人こそ御存知のように、比較的単純な疾患の人達を除いて、状況に応じた臨機応変の配合変化を行ううちに、いつの間にか次第に増えて服用中の方剤を含めて常備する漢方製剤が十種類前後になっている人も多い。おそらく半数近くの人が該当していることと思われる。
 (常連さんともなると、僅か十種類どころではない。

 最初は少な目の方剤で始めるにしても、状況による微調整を行ううちに、いつの間にが常備する処方数が増えるのである。

 こういうきめ細かな配合変化を即座に行えるように、いつの間にか10種類前後の常備薬が蓄えられるくらいに継続服用される人こそ、真の中医漢方薬学の実力を発揮させることが出来るのであり、どこへ行っても解決してもらえなかった頑固な疾患を寛解させることが出来るのである。

 但し、半年くらいで諦める人は問題外です。
posted by ヒゲジジイ at 01:54| 山口 ☁| 中医漢方薬学 | 更新情報をチェックする