2008年01月13日

ご本人に一度も会わずに漢方薬を販売するなんて!

 以前は電話相談や手紙相談だけでも漢方薬を販売していた時代もあった。漢方薬販売だけで生計をたてるには止むを得ない措置でもあったが、合わない漢方薬を販売して信用を失うことが出て来ると、これはまずいと思った。

 既に服用していてピントに間違いない人だけは例外的に、あるいはオルスビー錠のように体質を選ばずに消化剤として使用出来るもののような一部の例外は除いて、一度も直接来られない人には販売しないという方針を貫いて既に二十年以上が経つのではないか?

 強く懇願されて例外的に電話相談や手紙相談で販売してしまうと後が大変。一度ピントが合わないと、五里霧中である。だから昨今ではどのように懇願されてもご本人が直接やって来られない限りは漢方薬を販売しない。
 どんなに詳細にメールに書かれて相談されても百聞は一見にしかずで、手紙や電話の内容と実際にお会いするとではまったく弁証論治が異なることも珍しくないからである。

 最近は隣県くらいの距離であれば、7〜10日毎に真面目に通われる人が増えている。そのほうが断然有利なことは間違いない。ピントが合ってもへこたれずに通われる人も多い。
 そのうち面倒になれば通信販売に切り替えることはいつでも出来る。厭きるまで来られるに越したことは無い。

 通信販売に切り替える頃には、気心も体質もよくよく分かってくるから、メールや電話相談でも簡単に微調整が可能となる。
 困ったときには直ぐに直接来られれば間に合う。

 遠方の場合は、やはり最低二泊三日は必要である。その後はメールでの表現能力、交信能力次第である。臨機応変の漢方薬の意味が理解できるかどうかの学習能力にも関係する。
 一度も来られずにメール相談や電話相談だけで済まそうとする怠け者は不要である。

 こんな高飛車な書き方ばかりするから、昨年暮れに来られた交通事故後遺症の女性に、怖そうな薬局だから随分迷ったという話を聞かされた。それでヨイノダ。
 恐いところへ一大決心で来られる気合が大事なのである。そのお陰で、この女性は10日間で著効あり、さらに10日間で驚くほど元気になった。

 病院でも嫌われるほど苦情が多かった人だが、交通事故後遺症は村田漢方堂薬局では比較的得意分野である。
 昨年も、脳脊髄液減少症で来られたはずの男性、意外にあっさりと速効を得ていつの間にか音沙汰がなくなったが、再発は大丈夫なのだろうか?

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posted by ヒゲジジイ at 21:24| 山口 ☁| 中医漢方薬学 | 更新情報をチェックする