確かに、ご本人には申し訳ないがブログの材料を提供してもらう残念な結果となった。
タイトルの「先生のブログのネタを増やす結果となってしまいました・・・」というのは本日送られてきたアトピー患者さんのメール内容の象徴的な部分である。
月末と年末が二重に重なって、店頭や電話による常連さんの補充注文のみならず遠方の人達のメールによる御相談および補充注文が重なる毎日だから、ブログは途切れがちになるだろうと思っていたが、
2007年11月23日 茶髪とアトピー性皮膚炎 の顛末を書かざるを得なくなったのである
アトピーの悪化原因の一つが、明らかに茶髪用の染料であったケースはざらに目撃している。だから、こちらが注意するまでもなく、重症化して漢方治療を求めて来られる人の多くは、茶髪を止めてホウホウノテイでやって来られたはずだ。ということを書いていたのだが、やはりこの方は上半身のみ、その後次第に出没して明らかに再発しているといわれる。
それが寛解するとともに、のどもと過ぎれば熱さを忘れるの喩えどおり、六ヶ月目にして茶髪を再開した人がいる。よくぞあの重症だった状態からここまで改善したものだと思うものの、まだ8割がたである。完治したわけでも、完全寛解状態に安定したわけでもない。わずかに一部に残っている部分があるのに、とても勇敢な方である。
だから、もしも再発したら、決してヒゲジジイの腕の悪さのせいにしないで欲しい、茶髪の再開が原因であるのだから・・・と宣言して無理に止めさせようとはしなかった。
人それぞれの価値観があり、たとえ万が一病気が再発しても、やむにやまざる執念のように、どうしてもやりたくなる人間の業というものがあるようだ。
幸い、いまのところ茶髪に染めた上部の再発に限られているようで、最も重症だった両手は一定の寛解を維持している模様である。
今回は直接来られにくかったのか、メールでのご報告である。急ぎ他の補充注文と一緒に地竜(ミミズ!)を追加してお送りすることになったが、予測された事態だっただけに
やっぱり一度やって懲りなければならない宿命だったのだと思います。早速ブログに採用させて頂きます(苦笑)。というお返事を書く以外の慰めの言葉が見つからなかった。
(書いてはいけないことだけど、本音を言って美しい本物のフランス人女性みたいに茶髪がとても似合っていたので惜しくもあります・・・涙)
いずれにせよ、漢方薬によるアトピー性皮膚炎寛解例は非常に豊富な村田漢方堂薬局であるから、今後もしばらくは忍耐の微調整を繰り返せば、恐らく数ヶ月以内に寛解することだろう。
また、別の女性でアトピーの重症化から全身の体力まで失って職を辞していたが、半年で8割の寛解を得て体力も回復した十ヶ月目にして社会復帰した。
それはよいとしても、お化粧も再開したのでハラハラしていたが、一ヶ月以上経過しても、今のところ再発傾向がみられないので固唾を呑んで推移を見守っている。
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