タイトルの「力」は、カタカナのカによく似ているので誤読されないように願います。ひらがなでいえば「めーるりょく」と言いたいのです。
これまで地元近辺で様々な治療法を試みても治らず、ワザワザ遠方から泊りがけで下関にやって来られても、その後のメールリョク(メール力)次第で、完全寛解が得られるか、中途半端で終わるか。
順調に経過する限りは必要がなくとも、効果が途中で途絶えたり、中途半端な効果が持続する場合は、微調整の為にメールを使った詳細な情報交換が必須となる。
車で数時間以内で通える人で熱心な人は、7〜10日ごとに半年、一年と通い続けられるから、相当な難治性のものであっても、最終的にはより完全寛解に近づけるのである。
その点では遠方の場合は、しばしば通うことが出来ない分、メールでの定期的な報告が必要なのである。
中医漢方薬学における弁証論治は、とりわけヒゲジジイの弁証論治は極めて神経質で綿密繊細、その人の体質と病状を徹底的に知り尽くして適切な方剤を見つけようという完璧主義者なのである(苦笑)。
その割には比較的シンプルな方剤を好んで組み合わせるので、この点でも明らかに中医学と日本漢方を合体させた中医漢方薬学となっている。
ところでここ数日、直接のご来訪者のみならず、常連さんの電話による補充注文やメールによる相談や注文であんまり忙しくてブログの更新を怠っていたら、ご訪問者数の割にはウェブランキングバナーのクリック数が激減しているので、上記のようなあらずもがなのブログを書いてお茶を濁した。
【関連する記事】
- 免疫力を保つ中医漢方薬学のテクニック
- 最近の漢方薬の応用事例
- 漢方や中医学が一部の西洋医や薬剤師に貶められる理由
- しっかり学ぶべき生薬単味の利用方法
- 寒熱が錯雑しやすい季節
- 過信は禁物
- 柴朴湯加麦門冬のみならず、半夏厚朴湯加麦門冬という優れた加味方剤
- 活血化瘀の方剤が胃の不快症状の改善に役立つこともある
- 数回以上、直接通うことで見えてくる、隠れたもう一つの疾病の本質
- 四逆散は、本来あらゆる領域の慢性疾患に対する繁用方剤であるべき理由
- ADHD(注意欠陥・多動性障害)に漢方薬の数年連用によって徹底的に根治した事例
- 中医漢方薬学の優れた点は
- 中医学派が日本古方派に学ぶべきこと:同病異治と異病同治
- 日本漢方と中医学、それぞれの特徴を一言で云えば・・・
- 村田漢方堂薬局で最も流通量の多い第2類医薬品としての漢方薬三羽烏は
- 用法・用量の記載よりも少ない量で充分に奏効しやすい中成薬や漢方製剤
- やっぱり有効だった咽中炙臠に天津感冒片のトローチ使用
- こんなに長くやっている仕事だが・・・
- ネットの情報は便利だが・・・
- 車の運転時に前後左右を走行する車にイライラする女性達は