2007年12月02日

漢方薬は煎じ薬や無表示の調剤分包品が良いとは限らない



 漢方薬は煎じ薬や無表示の調剤分包品が良いとは限らないどころか、時には危険ですらある。
 村田漢方堂薬局に来られる人の多くが、既に漢方薬の服用経験者が多く、その半数以上が成分表示がなされてなかったり、配合された方剤名が不明である。そのかわりに見かけだけはオリジナル調合めかして実に立派である。

 それに比べれば、村田漢方堂薬局で奨める漢方薬はメーカーが分包したエキス顆粒や錠剤類で分包器にかけてかっこよく分包して差し上げる訳でもない。(分包器械は4台あるが15年以上眠り続けている。
 だからバラバラに出される数種類の漢方製剤をご覧になって、わざわざ遠方から泊りがけで来て、こんなチャな製品を買わされに来たのか、とでも言わんばかりに明らかな落胆の色が顔に出る人も珍しくない。

 しかしながら、綿密繊細な微調整の今後の方針を知れば、多くの人が納得し、実際のその疾(はや)きこと風の如く、縦横無尽に配合変化を行って微調整の効が一気に感じられた人では、心から納得されるのである。

 ところが人サマザマで、その道理がどうしても理解できない人は、ムードに弱い、ムードで治りたいらしく、一見、カッコイイ無表示の調剤分包や煎じ薬に戻りたがるのだから、実に縁なき衆生と言わざるを得ない。
 ムードに弱く物の本質と道理が理解できない人は、最初っからご免である。

 村田漢方堂薬局はみずから打ち立てた中医漢方薬学派(苦笑)であり、既に漢方経験35年近く、他には決して影響されない頑固者である。
 みずから打ち立てた流派を守り発展させる意欲は旺盛であるが、常に臨機応変の「孫子の兵法の如し」である。


漢方処方運用の極意は孫子の兵法の如し

 実際にそれを実行するとき、一袋にすべてを配合してしまえば、臨機応変の配合変化は不可能。

 貴方たちがこれまで経験されたように、たとえ合わない漢方薬でも二週間分や一か月分を延々と飲まされるハメに陥った苦い経験による学習効果が何も得られて無い証拠である。
 この道理がどうしても理解できない人も少数おられるのだから話にならない。

 さらに物事の道理に暗いもう一つの例を追記すると、たとえば難治性疾患による微熱のために就職することも出来ず、病院治療もステロイドを使用するには早いとて、当方の漢方薬だけで無事寛解し、就職することができたのは良いが、その後は折々に体調を壊すが、病院ではいずれもやっぱり治らない。

 初期には熱心に通われていた人だが、仕事が忙しく当方に直接訪問する時間がないので、薬を送って欲しいという話が代理の人を通じて入って来る。
 とんでもない話で、胃腸疾患など折々に病院に行くのはよいとしても、それでやっぱり治らないからと当方の漢方薬を利用されるのも尤もなことで良い。
 だがしかし、病院には何度も足を運べる者が、仕事が多忙だから村田漢方堂薬局には行けないとは何事だろう!
 その仕事が出来るようになったのは、初期にあれほど熱心に当方に通い続けた努力の成果が実ったからではないのか。

 それならそれでメールを利用して詳細な現状報告を送って来るなら可能かもしれないので、そのことを何度伝えてもその努力すら怠る。

 人間もノドもと過ぎれば熱さを忘れるのか、薬局だからと侮るのか、治らない病院には通い続けて、本命の疾患を寛解させた薬局には仕事が忙しくて行けないとノタモウのだから救いようが無い。
posted by ヒゲジジイ at 12:38| 山口 ☀| 繊細でデリケートなヒゲジジイ | 更新情報をチェックする