偶然の人もあるが、途切れ途切れの服用の人達からの補充注文が次々に入ってくる。(治癒した後の予防で途切れ途切れでも継続されている人は殊勝なことである。)
効き目が弱くなっているのはご本人の不真面目に尽きることを自覚して欲しいものだが、途切れ途切れの服用の場合、現実には微調整がほとんど不可能になる。
せっかくピントが合いそうになったところで、服用回数が激減したり、服用を休まれたり・・・ご自身の問題だから、どうぞご勝手にと言うほかはない。
服用回数の問題もさることながら、方剤一つが欠けるとどうなるか?
土曜日に補充に来られるはずだった人が、都合で来られず二日間一種類の方剤が欠けていたところ、効果が激減したことに驚愕されて先ほど慌てて補充に来られた。
このことが、却って組み合わせているそれぞれの方剤の重要性を認識される結果となっている。
スクラムを組んで効果を発揮しているので、どの方剤の一つが欠けても効果が激減する場合がある。とりわけアトピー性皮膚炎などのようにデリケートな疾患では尚更である。
【関連する記事】
- 梅雨時期に、得体の知れない湿疹が
- 2年前から続く上瞼の湿疹
- 数年前に永久削除したはずの『アトピー漢方専門ブログ』が、まるで幽霊ブログよろしく..
- アトピー性皮膚炎の状況変化による漢方薬微調整のご質問
- 火神派(扶陽派、温陽派)という一派を妄信することの弊害
- 他の疾患とは異なり、アトピーはデリケートで季節変化を生じやすいので、頻繁に通える..
- 頑固なアトピー性皮膚炎の漢方治療は頻繁に通えるところへ
- 舌証はまったくアテにならない時もあるとはいえ
- アトピー性皮膚炎、春の再発
- 隠れ花粉症とも言われる花粉症皮膚炎には
- アトピー性皮膚炎で、関西から10日毎に通えそうにない人なので、研究熱心な漢方薬局..
- 残念ながらお断りせざるを得ない典型的なお問合せの事例
- 重症のアトピーが一定の効果を得て、1年以上経ったところで、やや足踏み状態を励ます..
- アトピー性皮膚炎は非常に敏感なので、通っている漢方薬局をどこまで信頼できるか?
- 薏苡仁(ヨクイニン)の保湿効果はどこから来るのか
- アトピー専門のHPとブログを合計2つ、全面削除した理由
- アトピー性皮膚炎に薏苡仁(よくいにん)が有効に作用しやすいタイプは
- アトピー性皮膚炎に対する猪苓湯の利用価値
- アトピーの頑固な滲出液が高濃度の知柏地黄丸製剤でなければ止まらなかった特殊例
- アトピーはとても敏感なので、いつも書いているように、頻繁に通える専門家を見付ける..