アトピー性皮膚炎のデリケートさ、微妙さ、季節的変化や環境変化にもめげずに不屈の精神でヒゲジジイの毒舌にもめげずに通い詰めた人だけが明日の明るい未来が見えてくる。
以下は昨日の朝、2ヶ月以上通い詰めて、ようやく明るい兆しが見えて来たアトピー患者さんから届いた途中経過のご報告メール。
おはようございます。メール中の毎日塗っているのは紫雲膏のことである。
最近は結構調子がいいです。やっと自分にあう調合だったのかと思います。
手の方も、毎日塗って寝ています。たまに痒みはあってかいているけど、徐々によくなってる気がします。
今でも、お風呂に入ってるときや、布団に入ってるときには背中が痒くなります。
でも前みたいにひどくはないです。そのときは体内は熱い気がします。
今のところ順調にいってるように思います。また経過を報告します。
ステロイド軟膏は効かなくなっており、プロトピックが有効なので、たまに一部に塗布することがあるくらいで、中心はヒゲジジイの漢方薬。
黄連解毒湯が合わなかったが、地竜(みみず!)による標治が有効に働いて他薬とバランスが取れた。
また同じアトピーでも中部地方から2ヵ月半にして予告なく突然下関に来られた人もある。3度目の来訪である。この突然、というのが実にイイ!
月曜日にも関東から予告なしに初めて来られた人もあったが、突然遠方から泊りがけでやって来られる熱意と意欲に、こちらもますます集中力が出るのである。
但し、夜行バスで来られる人はジンクスとしてあまり好ましくない。出来るだけ避けて欲しい。
夜行バスで来られて長く漢方を続けられて治癒して行った人は少ない。ほんの短期間で漢方薬の服用を中止されたケースが多い。
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