2007年08月21日

お互いに苦労したアトピー性皮膚炎の最終的方剤

 地黄・牡丹皮・黄耆・防風・白朮・沢瀉・猪苓・茯苓・滑石・阿膠・山茱萸・山薬

 上記十二味の方剤に体質改善三点セットならぬ二点セットの併用でここ3ヶ月以上、まったく方剤の微調整の必要がないまま安定・改善をみて8割の緩解を維持し、今年中にはほぼ完全緩解の見通しがったった。

 本年1月以来の5ヶ月間はお互いに苦労の連続だった。変転めまぐるしい病状の変化に対応する為、毎週欠かさず一週間ごとに通い詰めてくれた甲斐あってここまで漕ぎ着けたのだった。
 とりわけ最初の4ヶ月間というもの、近年まれに見る苦労の連続だった。ここまで来るために途中で必要だった茵蔯蒿湯も白花蛇舌草も現在はまったく不要で、むしろ邪魔になり始めた時点で廃止している。
 初期には顔面の紅潮と痒みを取るのに必要だった茵蔯蒿湯も現在は不要になり、むしろ邪魔なのである。

 実は上記の十二種類の薬味から構成された方剤、な〜〜〜んのことはない! 衛益顆粒(玉屏風散製剤)・六味丸製剤・猪苓湯製剤を併用してもらってるだけのことだ。
 超重症だった割には、あまりにもチャチに思えるこれらの方剤の組み合わせが、仕事も家事も全く不能になり、病状も体力も気力も破壊的な最悪の状態から脱出させるのに素晴らしい威力を発揮したのである。

 完全に安定すること3ヶ月以上、こんなに互いに苦労が必要だったのは、あまりにもデリケートで繊細なアトピー性皮膚炎であったからに他ならない。


 蛇足ながら、まったく苦労せずに最初っから知柏腎気丸製剤と体質改善三点セットのみで初回からドンピシャリ、完全に安定して即効的な改善をみている人も昨日、報告と追加補充をされている。
 上記の例と比較すれば、同じアトピー性皮膚炎でも互いの苦労の度合が雲泥の差である。
 当方の能力的な限界に左右されているのだろうか。
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posted by ヒゲジジイ at 00:06| 山口 ☀| アトピー性皮膚炎や慢性湿疹など痒みを伴う皮膚病 | 更新情報をチェックする