2026年02月07日

特定の証候が揃えば「眩暈の特効薬」となるやや特殊な方剤

 つらいメマイに条件が揃えば、かなりな即効を得られるこの方剤。

 過去にもどこの病院に行ってもまったく効果がなく、ようやく本州の端の我が薬局にたどり着いて、あっけなくこの方剤で快癒された人が何人かおられた。

 今回は久しぶりに経理が仕事の常連さんが、手元の常備薬では治らず、いつもなら1〜2日で回復していたのに1週間も続いて仕事にならないといわれる。

 条件がぴったり合うので、直ぐに送ってあげたが、そういえば何年も前に同じ方剤で治った過去があると思い出したと言われる。

 これで超即効を得て、先日もお礼のメールがあったばかり。

 この方剤は、皮膚病相談もよく扱っていた頃には、顔面の湿疹や酒さのみならず、広くアトピー性皮膚炎にも繁用していたものだった。

 この方剤のエキス製剤は2社だけで製造されていたが、我が薬局で使用中は満量含有のKYU社の製品だが、既に新たな製造を止めてしまったので、在庫がなくなり次第、KO社の8割濃度の製品に移行することになる。

 敢えてこの製品の方剤名を明かさなくとも、以下の表現で、漢方の専門家であれば容易に分かるはずであり、また過去にも、このブログで何度も取り上げている。
 
 すなわち、首の真裏を揉むと気持ちがよく、そこを冷やすとなお気持ちがよい。おまけに胃熱があって、この寒い時期でも、胃の中だけはやや冷やしたい気分を伴う人が多々見られるが、絶対というわけではない。

 なお、眩暈や酒さなどとは無関係に、身体は人並みに寒かったり冷え性であるというのに、首から上だけが火照るという人でも、上記の条件があればよく奏効する。

 但し、加味逍遙散証とやや紛らわしいことがあるとはいえ、この方剤の特徴を熟知していれば鑑別は、比較的容易である。
応援したくないアンチの人が多いですね
ラベル:眩暈