ところが微妙な症状の場合、たとえば気管支炎や気管支ぜんそくなどで、あきらかな柴朴湯証と思える場合でも、明らかな効果を発揮してくれない場合があるが、その多くは反佐的なや役割を果たす少量の麦門冬を加えるだけで劇的な効果を発揮することが断然多い。
湿邪の除去がメインの柴朴湯に保湿系の麦門冬を加える意義は、すでに過去、このブログでも書いている。
エキス製剤の場合は少量の麦門冬湯を併用することでその役割を果たす。
関節リウマチや坐骨神経痛、脊柱管狭窄症などでは、独活寄生湯〈独歩顆粒)や疎経活血湯など、間違いなくフィットしていると思っても、意外にも期待するほどの鎮痛効果を得られない場合には「活楽宝」を加えるのが常套手段ではあるが・・・少量の地竜を加えてみると、劇的な効果を発揮することも珍しくない。
このような温め系の方剤に、冷やし系の地竜を少量加える意義は、かなり高度なテクニックかもしれない。
地竜そのものの個性が大きくものを言っていると思うのであるが、この場合、寒証が強い人達には、地竜を過剰に加えすぎてはならない。
応援したくないアンチの人が多いですね⇒


2012年04月20日の茶トラのボクチン(もう直ぐ8歳)とクロちゃん(1歳未満) posted by (C)ヒゲジジイ
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