年齢 : 20歳〜29歳
簡単な御住所 : 中部地方
ご意見やご質問をどうぞ : 爪水虫で悩んでいます。
以前皮膚科のほうで内服を処方され一年ほど服用していましたが効果を感じられず今は飲んでいません。何か効果の期待できるお薬は無いでしょうか・・・?
お返事メール:漢方専門の薬局で、漢方系の水虫薬「華陀膏」や「土槿皮チンキ」を購入されて根気ヨク患部に塗布すれば、多くは治ります。前者は軟膏、後者は液体ですが、いずれもそれほど高価なものではないので、両方を購入されて、複数の爪だったら、どちらがより効果的かを比較実験するとよいかもしれません。
詳しくは地元の購入先でも指導してもらうとよいと思います。
【編集後記】 漢方と漢方薬の真実 のお問合せフォームからの御質問である。
このHPの平成17年6月1日の日録には、爪水虫に関する次のような記載がある。
大変よく効く水虫の薬は、全国どの地方でも売っています! 肝障害を生じる危険性のある内服薬を、医師に処方してもらう必要などありません!(使用するのは爪水虫でも重症者に限るべきでしょう)
この日録で、再三再四書いているのが、水虫薬の「華陀膏」と「土槿皮チンキ」。
テレビや新聞で派手に宣伝されている、例の医師が販売、じゃなくて、診断して処方してくれる内服薬を服用する必要が、どこにあるのだろうか?
あそこまで執拗に宣伝するのは、どういうことだろう?
本当に水虫患者?さんのことを親身に思ってやっている宣伝なのだろうか?
村田漢方堂薬局では、医師の処方された水虫薬の副作用相談で、いい迷惑をしている。儲かっていいじゃないか、と卑俗なことをいうなかれ!
そもそも、水虫くらいの疾患で、肝障害などのかなり深刻な副作用の危険をおかしてまで、どうして服用しなければならないのか?
重症者に止むを得ず投与されるのとは訳が違う。ごく軽症の水虫患者にさえ投与するから、問題が大きいように思われるのだ!
上記の中国から輸入された外用医薬品は、日本全国の漢方を専門とする多くの薬局で売られている。漢方専門でなくとも、薬局なら売られているところも多いときく。わずか、千円台の外用薬だけで、充分に軽快するものを、実に理解に苦しむ日本社会である。
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