2007年08月09日

昨日は兼好法師の真似して自画自賛をやってみたけれど・・・

 昨日のブログでは卜部兼好(うらべのかねよし)さんのまねして自画自賛をしてみたものの、外見の豪華・豪勢なクリニックや壮麗な漢方薬局に対するコンプレックスの反動による漱石枕流・自画自賛に過ぎないのだろう。
 二泊三日以内に多少とも漢方薬の効果を感じてもらえることは、何度自慢しても自慢し過ぎではないほど(笑)実際に数多いのだが、もちろんヒゲジジイにも弱点がないわけではない。

 心(こころ)の病の御相談で来られた場合にはそうも行かない場合もあり、また一部の後鼻漏の悩み、蓄膿症が原因ではなく(蓄膿症が原因ならそれほどの苦労はないが)、鼻閉塞などをまったく伴わない透明で粘稠な後鼻漏の場合は、西洋医学は勿論、各地の漢方薬を歴訪して治らなかった人が多いだけに、流石にヒゲジジイも頭を抱えているケースばかり。

 その点、アトピー性皮膚炎の多くは三日以内に速効を得た場合も多いし、それほどでなくとも僅かな効果は三日以内に出していることがほとんどなのである(喜笑)。
 といっても、帰宅されて以後も、しばらくは複雑な微調整に頻繁なメール交換を必要とすることはほとんどだから、アトピー性皮膚炎は決して侮れないものの、互いの根気さえあれば過去の経験例は膨大であるから、完全緩解の確立はとても高い。

 実は現時点でのヒゲジジイの弱点は、一部の後鼻漏と心(こころ)の問題の御相談ということが言えそうだ。
 ただ、前者の場合、どこへ行っても治らないので、ヒゲジジイのところで治るまで頑張るとおっしゃる奇特な人達が複数おられるので、この方たちが治ってくれるまでは、この世にもあの世にも逃亡できない苦汁の日々が続くのだった(苦苦苦涙)。

 心の病については、漢方薬で一定レベル改善されても、一部の人は病院から出される向精神薬の減量や廃薬に困難な人がおられる。
 この点では、ステロイド依存の強いアトピー性皮膚炎の人が、比較的スムーズに離脱できるのと好対照である。
 アトピーでは順調にステロイド離脱が比較的短期間で可能になる人がとても多いのに比べ、心の病の向精神薬ときたら、一部の人では離脱がなかなか困難なのである。

 ちょうどヒゲジジイの哲学の煙のように!
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