ところが、いつまでも恐怖のマナコで後悔の色が続くことが多いのが、20代前半の女性達。よほど先入観が災いしているのか、あるいは探偵のような眼光鋭く観察されるようで、蛇に睨まれた蛙の心境に陥るのか? 却ってこちらの方がハラハラして萎縮してしまう。
遠方から来られる人では、時に初対面早々、明らかに落胆の印象と気落ちする様子が伺えて、その様子の反映でこちらの方が萎縮して急性鬱症に陥りそうになることがある。
遠路はるばる来るには来たが、なあ〜〜〜んだ、こんなみすぼらしい単なる田舎の薬局で、これまで通ってた都会の豪勢なクリニックや漢方薬局に比べて、いかにもウラビレタ〜〜〜という眼差しには、内心泣きたくなる(苦涙)。
被害妄想も甚だしいと言えばそれまでだが、初日に服用してもらった漢方薬が効を奏して、翌日には昨日と打って変わってやや信頼が芽生え始めたらしい明るい表情で、食欲も増したことに安堵の胸を撫で下ろしたことも数多い。
初日にピントがずれていて、二日目に慌てて修正して帰宅する三日目に改善効果が目に見えて、面目をほどこしたこともある。
というように意外に下関におられる三日以内に漢方薬の効果を発揮させたことは再三再四で珍しいことではない。
この二行の腕自慢をする為の長い前置きを書いたみたいだが、前置き文の内容は、被害妄想でなければほとんど事実に違いないから情けないのである(痴苦笑)。
二泊三日の間に、多少とも漢方薬の良好な反応を出すというのは、もの凄い神経を消耗するので、とても辛いな〜〜〜と思うときも多いが、翌日に効果が多少でも現れたときは快感なのである。
但し、それですべての配合が決まった訳ではないので、帰られた後にも頻繁なメール交換による微調整がしばらくは続くことになる。
また、これが出来ないような人は、わざわざ遠路はるばる来られても意味がない。
結局、兼好法師のような自画自賛と毒舌に終わったのかもしれないネっ?!
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